タイヤ交換は車を運転する以上、どうしても必要な作業です。例えば、タイヤが磨り減ったままでは車検に通りませんし、スタッドレスタイヤを装着すれば年1回のペースで交換になります。

最近ではカー用品店やディーラー、ガソリンスタンドなどでもタイヤ交換を行なっているので、比較的どこでもタイヤ交換可能ですが、

「タイヤ交換のタイミングがよくわからない。」

「出来るだけ安くタイヤ交換したい!」

といった疑問があると思います。

そこで、今回は車のタイヤ交換のやり方と料金について詳しくご紹介します。

車好きならタイヤ交換を自分で行い、知識をつけながらも工賃を節約できるのでおすすめです。なお、車に特に興味がなくてもタイヤ交換が1人で出来るようになるとトラブル時などに落ち着いて対処することができますよ。

また、タイヤ交換の工賃はお店によって異なるので、知らぬうちに損をしていた。なんてことも十分にあり得ます。正しい知識で安くタイヤ交換できると良いですね。

それでは早速確認していきましょう!

タイヤ交換のやり方

タイヤ交換のやり方としては、主に以下の3通りがあります。

  1. 自分でタイヤ交換する
  2. カー用品店やディーラーでタイヤ交換する
  3. タイヤ持ち込みで交換してもらう

そして、タイヤ交換には、タイヤのゴム部分のみをホイールから外してはめ替える方法と、タイヤとホイールが組まれた状態のものを取り替える方法があります。

例えば、タイヤがパンクしたり、寿命を迎えた場合はタイヤのみ(ゴムの部分)をはめ替えて交換します。一方で、サマータイヤからスタッドレスタイヤへ交換する場合は、タイヤが組まれたホイールごと交換するパターンが多いです。

では、それぞれのタイヤ交換のやり方について詳しくご紹介していきますので、あなたに最適な方法を選んでいきましょう。

①タイヤ交換を自分でする

作業スペースと車載工具があれば、自分でタイヤ交換することができます。メリットは、自宅でもタイヤ交換ができることや工賃がかからないことです。また、車好きにとっては知識や経験が増えて良いとこばかりです。

一方デメリットとしては、作業スペースや工具が必要になることです。車載工具でもタイヤ交換は出来ますが、作業性が悪くなったりトルク管理が不十分になるので、頻繁に行うようであれば、少なくともトルクレンチは用意したいですね。

また、タイヤ交換は車体を持ち上げるため、適当に作業してしまうと思わぬ事故につながる危険があります。詳しいタイヤ交換の方法を確認したり、作業スペースの確保など安全面への配慮を忘れないようにしましょう。

詳しくは、「タイヤ交換を自分でやるための安全な方法」でチェックしましょう。

②カー用品店やディーラーでタイヤ交換する

カー用品店やディーラーでタイヤ交換してもらえば手間もかかりませんし、自分で交換する自信のない方にとっては安心できる方法です。

また、店員さんやディーラーに相談すれば最適なタイヤを選んでもらうことができるので、知識がなくても心配ありません。

デメリットとしては工賃がかかることです。特にディーラーでは時間当たりの工賃が高くカー用品店より割高になってしまいますので注意しましょう。

③インターネット通販でタイヤを購入して持ち込み交換する

タイヤ交換するには当然ながらタイヤが必要です。カー用品店などでタイヤを購入し、そのまま一緒に交換してもらうことが多いですが、インターネットで安く購入したタイヤを持ち込んで交換してもらう方法もあります。

デメリットとしては工賃が高くなるケースがあることです。また、お店から嫌な顔をされたり、空気圧調整サービスやパンク保証などのアフターサービスが受けられない場合もあるので、お店選びが重要になってきます。

最近は持ち込み交換を積極的に受け入れていたり、インターネット通販でも取り付け店と提携しているところがありますので、こうしたサービスを賢く利用すればタイヤ交換費用を安く抑えることができます。

タイヤ交換の時期・寿命

車はタイヤと地面が摩擦することによって走行する事ができます。そのため、タイヤは徐々に摩耗して寿命を迎えます。

寿命を迎えたタイヤは交換が必要です。交換時期が過ぎたまま走行するのは大変危険ですし、車検にも通らなくなってしまいます。また、車検期限直前になってしまうと、タイヤの値段を見て選ぶ時間もない可能性があります。

車検の直前で焦ったり無駄な出費をしないためにも、日頃からタイヤ点検を行うようにしましょう。

では、具体的なチェックポイントをご紹介していきます。

タイヤ交換の目安

一般的なタイヤ交換の目安としては、「30000km走行または約4〜5年経過」になります。

まず、タイヤにはスリップサインという目印があって、そこまでタイヤが摩耗したら寿命という見方をします。走行距離が約30000kmになるとスリップサインが見えるころ(タイヤ交換が必要な頃)になります。ただし、車のサイズや走行路面でも大きく変わってくるので、もっと走れる場合もあれば逆もしかりです。

また、タイヤには劣化防止剤が含まれていますが、時間の経過とともに徐々に抜けてしまうため、タイヤ表面に小さなヒビが入り、それが大きくなってパンクやバーストの原因になります。このようなタイヤにヒビが発生した場合も交換時期と言えますね。タイヤは時間の経過と共に劣化するので、走行距離だけで管理するのではなく、使用年数も確認する必要があります。

ちなみにスタッドレスタイヤの寿命は3年と言われています。

スリップサイン・溝の深さ

タイヤの寿命の指標であるスリップサインですが、これはタイヤの側面に見える「△マーク」の延長線上にある溝の山の事です。タイヤの溝に指をいれてなぞるように動かすと、小さな山がある事がわかります。それがスリップサインです。

このスリップサインが露出するまでタイヤが摩耗したら寿命になります。このスリップサインはタイヤの残り溝が1.6mmのラインにあります。新品タイヤの溝の深さは約8mmくらいなので、6.4mmタイヤが摩耗したら交換時期になります。

ちなみにタイヤの残り溝が3.2mmを切ったくらいから、大幅にタイヤ性能が低下してくるので、早めの交換も大切になります。

タイヤローテーション

タイヤは4本均等に摩耗するとは限りません。FF車(前輪駆動)ならば前輪が、FR車(後輪駆動)なら後輪が摩耗しやすいです。また、アライメントの狂いが原因で内減りなど偏摩耗する場合もあります。そんな時に効果的なのがタイヤのローテーションです。

タイヤローテーションとはタイヤの位置を定期的に交換する作業のことで、できるだけ均等に摩耗させるようにします。そうすることで、安全性能を維持することができたり、偏摩耗を防ぎ寿命までタイヤを使い切ることができるようになります。

タイヤ交換の料金

タイヤ交換のやり方と交換時期について解説してきました。次にタイヤ交換の料金を見ていきましょう。

タイヤ交換費用の総額

タイヤ交換費用の総額は、

  • タイヤ(またはホイールセット)の購入費用
  • タイヤ交換費用(=工賃)

この2つが必要になります。

タイヤ交換費用を安く抑えるためには、それぞれの料金を抑えることがポイントなりますが、タイヤを購入する場所(店舗かインターネットか)や交換を依頼するお店(カー用品店かディーラーか)などによっても価格が大きく異なってきます。

タイヤ交換工賃の相場

それでは、タイヤ交換工賃の相場を見てみましょう。

タイヤのサイズは〜17インチまでとして、ホイールの脱着からタイヤ組替えやバランス調整など、一般的なサービス内容で比較してみます。

タイヤ交換場所

タイヤ1本あたりの工賃

総額

ディーラー

2,000〜3,000

8,000〜12,000

カーショップ

2,000〜3,000

8,000〜12,000

タイヤ交換出張サービス

2,000〜2,500

8,000〜10,000

カー用品店

1,500〜2,000

6,000〜8,000

ガソリンスタンド

1,000〜3,000

4,000〜12,000

タイヤ交換専門店

1,000〜3,000

4,000〜12,000

やはりディーラーや個人経営などのカーショップは割高な傾向ですね。また、出張サービスも出張料が必要なので高くなってしまいます。

カー用品店やガソリンスタンドでのタイヤ交換が安いですが、作業者によって腕が良かったり悪かったりもありますし、ガソリンスタンドでは場所や地域によって大きくバラツキがあるので実店舗に確認するのが確実と言えます。値段だけでなく、安全性(技術力)にも注意して選ぶといいでしょう。

タイヤ交換専門店では比較的安価で、確実な作業をしてもらえるでしょう。

タイヤの持ち込み交換料金

タイヤの持ち込み料金については、割高になるケースが多くあります。例えば、工賃が2倍という場所もありますし、1本あたり+1000円という対応のお店もあります。

また、以前は持ち込みすると嫌がられたり、断られるお店もありましたが、最近は持ち込みを積極的に受け入れていたり、費用も安いところがありますので、タイヤを持ち込むお店選びが重要になってきます。

インターネットでタイヤを安く購入したにも関わらず、高額な工賃を払うことになっては意味がないので、賢く利用して費用を抑えるようにしましょう。

タイヤ交換費用を安くする方法

ここまでタイヤ交換費用についてご紹介してきましたが、気になるのはその費用をどうすれば安く抑えられるかだと思いますので確認していきましょう。

まず1つ目は、インターネット通販でタイヤを購入することです。ネット価格より実店舗価格の方が安い商品はあまり見かけないですよね。タイヤも同じくネットで購入して持ち込み交換してもらった方が結果的にお得になります。または、インターネット通販でタイヤとホイールセットを購入して自分で交換する手も良いですね。

2つ目は、ディーラーやカー用品店の決算期を狙う方法です。なんとしても商品を売りたい時期なのでタイヤの見積もりを取ってから他店と比較してみるのも良い方法です。ただし、愛車のタイヤ交換時期が運良く決算期だった場合に有効な方法です。

タイヤも国産品の大きいサイズになると、4本で15万円を超えるなど非常に高くなります。そんな時はローンでタイヤを購入するのも1つの方法になります。手出しの額が減るので負担が減るのと、ボーナス払いや支払い回数を減らすと金利分が結構お得になりますよ。

タイヤ交換にかかる時間

お店でタイヤ交換をした場合、おおよそ30分〜1時間くらいの作業時間が必要です。タイヤが純正タイヤか、扁平タイヤかでも変わってきますし、純正ホイールか否かでも作業スピードは変わります。また、大型セダンやSUV車など大きな車のタイヤ交換にはその分時間もかかります。

タイヤがパンクした場合の交換方法

タイヤのパンクは予期せぬ時に起こります。そんな時どう対処すればいいかについて解説します。

スペアタイヤに交換する方法

まずはスペアタイヤに交換するのが一般的です。スペアタイヤは主にトランクルームの床下に収納されています。このスペアタイヤを外して、車載工具類(ジャッキ、レンチなど)を使用してタイヤを交換すれば大丈夫です。

スペアタイヤや工具類の収納場所がわからない場合には、車の取扱説明書でチェックしておきましょう。

パンク応急処置キットの使い方

最近では、軽量化のためにスペアタイヤを積んでいない車種が増えています。そのため、パンク応急処置キットが装備さるようになりました。

このパンク応急処置では、タイヤの内側からパンク箇所を埋めてしまう応急処置ができます。使い方は以下の手順通りにすれば簡単にできます。

  1. パンク箇所が上にくるように車を移動
  2. エンジン停止、ギヤはP
  3. 補修材ボトルのホース先端をパンクしたタイヤのゴムバルブへセット
  4. コンプレッサーの電源プラグを車のシガーソケットへ接続
  5. エンジンをかけると、空気と一緒に補修材がタイヤ内に入る。指定空気圧になったらコンプレッサー電源を切る。

タイヤのパンクに対する自動車保険の保証

基本的にタイヤ単独でのパンクには自動車保険は使えない場合が多いです。タイヤは消耗品だから車両保険として認められないようですね。

しかし、車の事故によるタイヤのパンクでは保険が適用されます。お店の縁石にぶつかってフロントバンパーが割れてタイヤもパンクしてしまった、などの場合は保険が使えることがあります。パンクの原因がわかっている場合には、一度、加入している保険会社に相談してみるといいでしょう。

タイヤ交換トラブルQ&A

Q.タイヤ交換後にハンドルが重い感じがします。何が原因でしょうか?

主に空気圧不足か、タイヤ特性による感じ方の違いになります。また、スタッドレスタイヤは柔らかいので、ノーマルタイヤに戻した際はハンドルが重く感じることがあります。

Q.タイヤ交換後にガタガタ異音がします。きちんと取り付けができていないのでしょうか?

タイヤ交換直後にガタガタ異音がするならば、取り付け不良かもしれません。その場合、すぐに走行を中止して、再度ホイールの脱着を行う必要があります。

また、低速走行では大丈夫だけど、高速走行だと異音がする場合、ホイールバランスが狂っている場合がありますので調整が必要になります。

Q.タイヤ交換後に車がまっすぐ走りません。どうしたらいいですか?

ハンドルに常に力をかけていないと真っ直ぐ走らない状態であれば、早めに整備工場に見てもらったほうが良いです。

一方、ハンドルは斜めになっているけど、特にハンドルに力をかけずとも車は真っ直ぐ走る時はタイヤの形や摩耗具合による感じ方の違いかと思われます。特に急は要しませんが、お店で確認してもらい、ハンドルセンターなどの修正をしてもうと良いです。

Q.タイヤ交換したいのですがナットが外れません。

車載レンチでは力が入りづらいので、十字レンチ(クロスレンチ)を用意するのがおすすめです。車載レンチとは違い、押すと引くの両方で力を加えられるため、比較的簡単に緩める事ができます。

それでもナットが緩まない場合は、長期間放置の固着と思われるので、潤滑スプレーなどを少量噴霧した状態でしばらく経つとナットが緩みやすくなります。

車のタイヤ交換のやり方と料金情報まとめ

タイヤ交換のやり方と料金などについて解説してきましたがいかがだったでしょうか?

カー用品店やディーラーにタイヤ交換をお願いした場合、4本で4,000円〜8,000円程度の工賃がかかります。また、自分でタイヤ交換をすれば工賃はかかりませんが、安全面に配慮して作業するようにしましょう。

そして、タイヤ交換費用を抑えたい場合には、タイヤをどれだけ安く購入するかが重要になります。インターネット通販や持ち込み交換を利用するのもおすすめです。

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