タイヤの着脱の必要性と工賃のことを知っておこう!

自動車を運転する上で、最も大事なパーツはタイヤです。

エンジンオイルやクーラント(冷却水)が減るとメーター部に警告ランプが点灯してくれますが、タイヤが減って点灯する警告ランプはありません。

その為、案外見落としがちなパーツでもあります。安全に運転する為、タイヤを長持ちさせる為にもタイヤ脱着の必要性や工賃など分かり易くご説明致します。

1. 【タイヤの着脱】とは、いったい何?

一般的にあまり理解されていないのが、「タイヤ交換」と「タイヤ脱着」です。他に、「タイヤ組み換え」などと呼ばれることもあり違いが分からないと思われている方も多いのではないでしょうか。

基本的に車体からタイヤ・ホイールを取り外して、取り付ける事を「タイヤ交換」と言い、「タイヤ脱着」「タイヤ組み換え」などの総称が「タイヤ交換」となります。

「タイヤ交換」の種類で何が違うのか説明しますね。

*通常の「タイヤ交換」

車体からホイールにタイヤが組み合わさっている状態で取り外す。ホイールにタイヤが組み合わさっている状態で新たに車体に装着する。

良くある例が、夏用と冬用のタイヤがあり、それぞれホイール付である場合。現車に夏用タイヤ/ホイール付が装着されていて、冬用タイヤ/ホイール付と交換する。

*「タイヤ脱着」(組み換え)

車体からホイール付のタイヤを取り外し、タイヤチェンジャーなどを使いホイールからタイヤを取り外す。そして、新しいタイヤをホイールに組み込み車体に装着する。

例えば、今装着しているタイヤが磨耗し使えなくなり、新しいタイヤに交換する場合にホイールはそのまま使いたいのでホイールから磨耗したタイヤを取り外して、新しいタイヤをそのホイールに組み込み装着する。

これが、「タイヤ交換」と「タイヤ脱着」の違いです。ではなぜタイヤ交換が必要なのか。勿論、タイヤは消耗品ですので磨耗し安全に運転できない状態になれば交換しますよね。

降雪地域などは、夏・冬タイヤを季節によって交換したりします。もう一つ大切な交換理由があり、タイヤローテーションです。

タイヤローテーションとは、車に装着されている4本のタイヤはそれぞれ磨耗度が違います。前後左右全く同じ磨耗をするわけではないのです。

発進・加速時は後輪に車重がかかり、制動時は前輪に車重がかかります。右折・右コーナーでは左側のタイヤに、左折、左コーナーでは右側のタイヤにとそれぞれ負荷がかかります。

タイヤローテーションをしないで履き続けると、段減りと言ってタイヤのパターンが段々になって削れていったり、片方の側面だけ異常に減ったりする場合があります。

タイヤを長持ちさせる為、安全にに運転するためにもタイヤローテーションは必要です。タイヤローテーションの方法は、タイヤ4本ともタイヤ・ホイールサイズが同じの場合、左前に装着しているタイヤを右後と交換。右前に装着しているタイヤを左後と交換する。

前後でクロスさせる要領です。タイヤ交換時にホイールの内側に「右前」などと記載されておくと分かりやすいと思います。

2. 【タイヤの着脱】工賃の相場とは

タイヤの脱着は、交換と違い専用のタイヤチェンジャーと言う機械がないと行えません。当然、工賃が発生しますが、車の場合とバイク、タイヤ・ホイールの大きさ(15インチや20インチと表記)が違えば工賃も違ってきます。

また、タイヤ脱着と同時にホイールバランスの調整をすることをお勧めします。

ホイールバランスが狂っているとハンドルがブレるなど安全走行に支障をきたす事があるので、ホーイールバランスのみで作業するよりタイヤ脱着と同時に調整した方が工賃も安くなる場合が多いので同時にお願いすると良いと思います。

一般的な作業工賃相場を下記にまとめてみました。

2-1. 車の場合

「タイヤ脱着」

車種/種類 サイズ 料金/1本(税別)
軽自動車 17インチ以下 800~1200円
18インチ以上 1300~1800円
1BOX・RV車 17インチ以下 1000~1600円
18インチ以上 1600~2500円
タイヤ交換 軽・普通車 500~800円
1BOX・RV車 800~1200円
バランス調整 全車 800~1200円

2-2. バイクの場合

前後のタイヤを脱着した場合、2.000円から5.000円。車に対して2本しかないのに高いと感じられるかと思います。

車の場合はジャッキアップしてホイールナットを数本外すと交換できますが、バイクはそう言うわけにはいかず車体を持ち上げてブレーキを外したり、アクスルシャフトを丁寧に傷つかないよう外したりしなければなりません。

また、チューブタイヤもありますし輸入車によくある非チェーンの車両は特別に手間がかかることがありますので、決して高い工賃ではないのです。

3. 【タイヤの着脱】場所別! 工賃の相場とは

降雪地域などは秋、初冬になるとタイヤ交換で長い列を作って順番待ちをしている光景を良く見ます。冬タイヤへの交換はもちろん、磨耗したタイヤの交換やタイヤローテーションを早めに行うためにも身近なタイヤ交換をしてくれるお店の工賃を事前に知っておくことも大事かと思います。

3-1. ディーラー

「タイヤ交換」

  • 乗用車(ホイール付/4本)2.160円(税込)
  • 1BOX/RV車(ホイール付/4本)3.456円(税込)

「タイヤ脱着交換/4本」

  • 5.616円(税込)

「ホイールバランス1本」

  • スチール864円(税込)
  • アルミ1.296円(税込)

*ネット等で購入したタイヤの場合、交換不可有り。

*20インチまでが限界。(店舗によって異なる)

3-2. 専門店

「タイヤ交換」

  • 軽・乗用車 1.620円/4本(税込)
  • 1BOX・RV車 2.700円/4本(税込)

「タイヤ脱着交換」

  • 軽・乗用車 1.080円/1本(税込・バランス調整込)
  • 1BOX・RV車 1.620円/1本(税込・バランス調整込)

「ホイールバランス」

  • スチール/アルミ1.080円(税込)
  • 1BOX・RV車 1.620円(税込)

*タイヤ持込不可が多い。可能でも価格が高くなる(店舗によって異なる)

*タイヤ購入であれば無料、格安の場合有り。

3-3. ガソリンスタンド

「タイヤ交換」

  • 軽・乗用車 1.260円/4本(税込)
  • 1BOX・RV車 2.160円(税込)

「タイヤ脱着交換」

  • 軽・乗用車 1.080円/1本(税込)
  • 1BOX・RV車 1.620円(税込)

「ホイールバランス」

  • スチール 648円/1本(税込)
  • アルミ 864円/1本(税込)

4. まとめ

上記相場は、あくまで平均相場であり時期などでも変動はあります。また、全国的に見ると降雪地域になればなるほどタイヤ交換工賃は下がります。

販売を主にしている店舗の多くは持ち込みによるタイヤ交換は禁止、もしくは通常料金よりも高く設定されているようです。

私は、北国に住んでいるのでタイヤ交換は身近な作業なので経験から言うと、タイヤ交換が一番安いのは、地域の中古タイヤ屋さんや整備工場、設備がある中古車販売店ではないでしょうか。

タイヤ交換価格だけで見ると「タイヤ交換」で一台約1.000~1.500円、「タイヤ脱着交換」で一台1.500~2.500円程で交換してもらえると思います。

ディーラーやスタンド、大手専門店は付加価値がありますので含めた価格と考えれば高い工賃ではないのかもりれません。

一度、お住まいの地域でタイヤ交換ができる店舗の工賃を調べ、知っておくことも良い事だと思います。