車検に出すならディーラーとENEOS(エネオス)車検どっちがおすすめ?
ディーラー車検とENEOS(エネオス)車検、双方にメリット・デメリットがあり、一概にどちらがおすすめとは言えません。
単に車検費用だけで見た場合、ENEOS(エネオス)車検の方が費用は安く済みますが、費用の違いだけでは比較にならないので、それぞれの車検の特徴を良く知ってから選ぶ必要があります。
ディーラー車検がおすすめな方
ENEOS(エネオス)車検を深く知る前に、まずディーラー車検がおすすめな方がどういった方なのかを解説します。
ディーラー車検がおすすめな方は、車検費用が高くなっても安心・安全の整備を求める方です。
ただし、この費用は数万円程度の差が生じてしまうので、車検費用を見直すきっかけにもなり、ディーラー以外での車検を検討する方も少なくありません。
ENEOS(エネオス)車検がおすすめな方
ENEOS(エネオス)車検の特徴は、走行距離に応じて点検整備内容が異なる3つのコースを選択できるという点です。
新車購入から一度目の車検で、且つ走行距離2万km以内の車を対象としたエコノミーコース、走行距離2万km以上で日頃のメンテナンスに自信が無いという方を対象としたセーフティコース、走行距離3万km以上で車検時にまとめてしっかり整備しておきたい方向けのパーフェクトコースがあり、車の状態や使用環境によって車検のコースを選択する事ができます。
このようにコース分けされている事で、簡潔に車検費用を抑える事ができ、安く済ませながらも点検項目をコースで選べるので、ENEOS(エネオス)車検は多くの方におすすめできます。
ENEOS(エネオス)車検の評判・口コミは?
費用面で見た場合、ENEOS(エネオス)車検の方がコストパフォーマンスに優れている事は分かりましたが、それだけではまだまだ不明な点が多いですよね。
では、実際にENEOS(エネオス)車検を利用したユーザーによる口コミを見て見ましょう。
良い評判
- 親切・丁寧で分かりやすい説明
- 時期によりますが特典がつくので嬉しい
- ピカピカに洗車してくれる
ENEOS(エネオス)を利用した良い評判の中には、親切・丁寧などの接客姿勢に対する高い評価が数多く見受けられました。
タイヤの空気圧点検や日常点検など、日頃からENEOS(エネオス)スタッフは給油しているドライバーへの声掛けが多いので、接客に慣れているENEOS(エネオス)ならではの評価と言えます。
ENEOS(エネオス)では給油客に対して、ティッシュのプレゼントやポイント還元など期間限定で特典がつく事がありますが、車検に対してもそういった特典が得られる事があります。ささやかではありますが、こういったプレゼントは嬉しいですよね。
そして、車検が終わった後の洗車ですが、ENEOS(エネオス)では店舗サービスとしても洗車を実施しているので、プロの手によってピカピカに洗車をしてくれるという点も嬉しいポイントです。
悪い評判
- 整備内容の説明に頼りなさを感じた
- 安く済ますつもりが、結局高くついてしまった
- 車検内容によっては日にちがかかる場合がある
整備内容の説明が頼りなかったり、予想以上に整備費用や日にちがかかったという意見が多く見られました。
これらは、整備の知識が不足していたか、外注に出して整備に携わっていなかったなど、受け入れ態勢がディーラーと比較した場合に整っていたなかった事が原因であると推察できます。
軽整備で済む車検であれば、多くのメリットを生むENEOS(エネオス)ですが、作業量が多くなってしまう場合は、ディーラーとの差が少なくなってしまうので、結局費用としてはあまり変わらないという結果になってしまう事もあるようです。
ディーラー車検とENEOS(エネオス)車検の違い
ディーラー車検とENEOS(エネオス)車検の違いとして、ディーラー車検は信頼があり安心して任せる事ができる反面、費用は高くなってしまうという事が分かりました。
ディーラーに車検や修理で入ってくる車の種類は、他社メーカーの車は少数であり自社メーカーの車が大半を占めます。
つまり、車種を確認しただけで、ボンネットを開けなくてもエンジンの形式や構造をイメージできる程、そのメーカーの車に精通している熟練の整備士によって施工される事も安心感が得られる理由となっています。
一方ENEOS(エネオス)では、メーカー問わずあらゆる車の車検を受け付けていて、ディーラーのように車検以外の故障修理の経験が少ないという点から、整備に関する熟練度ではディーラーに劣ってしまいます。
ただ、消耗品の交換程度の軽整備だけで車検が完了するのであれば、ディーラーのような熟練度が必要では無いので、そこまで神経質になる必要は無いでしょう。
ディーラー車検の特徴
では、ENEOS(エネオス)車検とディーラー車検の違いをもっと明確にする為に、改めてディーラー車検の特徴にはどのようなものがあるのか見てみましょう。
メリット
- 安心感がある
- スピーディ
- コンピューター診断が受けられる
ディーラー車検が安心であるという理由は、先程触れたメーカーの車に熟知しているという事以外にも、記録簿を見てユーザーの年間走行距離を確認して、次回の車検までに交換時期がきそうな部品を事前に交換しておくといった予防整備も徹底して行う事もユーザーにとっての安心に繋がっています。
スピーディというメリットに、意外という印象を持つ方がいるかもしれませんが、ディーラーの多くは地方陸運局に指定された指定工場です。
指定工場は陸運局と同等の検査が行える設備が備わっており、陸運局に直接車を持って行く必要はなく、自社工場で車検作業の殆どを完結させる事ができる工場の事です(書類の届出は必要)。
ただし、車検に必要な整備内容が多ければそれだけ時間を要しますが、ディーラーは車検を通す為の点検自体はスピーディに完結できる設備が整っています。
そして、コンピューター診断については、ディーラー以外で診断ができる工場は少ないので、これもメリットとして挙げられます。
必ずしも車検に診断が必要という訳ではありませんが、不調を感じた場合や長期間コンピューター診断をしていない場合は、ディーラーでの検査をおすすめします。
デメリット
- 車検費用が高くなってしまう
- 交換部品は基本的に純正部品のみ
- 社外部品を装着している場合、受付を断られるケースがある
一番のデメリットは、やはり車検費用が高くなってしまうという事ですよね。
単純に工賃が高いという理由もありますが、他にもディーラーが指定した純正部品を使用しているという理由や、予備整備を実施する事で交換部品の点数が多くなる事も原因となっています。
純正部品はメーカー側が認めた高品質な部品ではありますが、価格としては高くなってしまう傾向があるので、車検費用が高くなるという意味ではデメリットと言えます。
そして、社外部品の装着で受付を断られるケースですが、これは整備不良かどうかに関わらず社外部品を装着しているという理由だけで断れるケースもあります(ここで言う社外部品とは、主にハンドルやサスペンションなどの改造パーツです)。
ENEOS(エネオス)車検の特徴
ディーラー車検との明確な違いは、車検費用が安くなるという事でしたが、他にはどのような特徴があるのか確認して、ディーラーと比較してみましょう。
メリット
- 車検費用が安くなる
- 車検内容がコース分けされていて明確
- 身近な存在で接客にも定評がある
ENEOS(エネオス)車検の特徴としては、ディーラー車検と比較した場合に、その費用が安くなるというメリットは外せません。
そして、単に安いだけという訳ではなく、コース分けによって点検項目をお好みで選択できるので、ニーズに合わせた車検ができるのは嬉しいですよね。
そういった見積の際にも、接客態度に定評があるENEOS(エネオス)であれば、気兼ねなくお好みのコースを選択する事によって少しでも費用を抑える事ができるという安心感があります。
ENEOS(エネオス)であれば、普段ドライバーが立ち寄る身近な存在でもあり、はじめてディーラー以外で車検を受けるという方も、立ち寄り易い存在である事は大きなメリットと言えます。
デメリット
- 整備技術ではディーラーと比較して不安な場面もある
- 車検内容によっては時間を要する
- 純正部品以外を使用する可能性がある
ENEOS(エネオス)車検のデメリットとして、整備が必要な車検に関してはディーラーと比較すると専門性に欠けている為、不安な場面もあるという事です。また、車検の内容や混雑具合によって外注に依頼する可能性もあり、どこで整備されたか分からないという点も不安な要素となってしまいます。
ただ、当然ながらENEOS(エネオス)と提携している工場も認証工場なので、そこまで神経質になる必要はなく、コストパフォーマンスを重視するのであればENEOS(エネオス)車検を選択しても問題はありません。
車検で交換が必要となる部品は純正部品以外を使用する可能性があり、とくに潤滑油などはENEOS(エネオス)の製品になるので、気になる方にとってはこれもはデメリットとなります。
ディーラー車検に不満ならENEOS(エネオス)車検で見積もりを取ろう!
ここまでENEOS(エネオス)車検とディーラー車検について解説してきましたが、どちらにも一長一短があって悩んでしまう方もいるかもしれません。
本稿で解説した双方のメリット・デメリットなどは、あくまでも一般的な評価であり、最終的には人間が整備する訳なので、必ずしもどこのショップでも該当するという訳ではありません。
ですから、ディーラーであっても技術力に不安を持つような事があったり、ENEOS(エネオス)で車検を安く済ませれるつもりが、高くついてしまうというケースが無いという訳ではありません。
これらは一般論として覚えておく程度にして、少しでも車検費用を見直したいという場合は、気軽に一度ENEOS(エネオス)に足を運んでみて、見積だけでもしてみる事をおすすめします。
また、その時のポイントとして、見積してもらったENEOS(エネオス)で即決するのではなく、複数の店舗をまわってみましょう。
なぜなら、同じENEOS(エネオス)であっても、店舗によって見積の内容や金額に変動があるので、より良心的なお店を見つける為に複数の店舗をまわった方が、より安く車検を受ける事ができるからです。