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「車検証を失くしてしまった」または「水にぬれて字が読めなくなってしまった」などの場合、車検証の再発行をしてもらう必要があります。とはいえ、普通乗用車と軽自動車では、再発行する時に必要な書類や申請場所などが違います。

また仕事や学校などの事情があって、車の所有者が再発行手続きを出来ないこともありますよね? そんな時には誰かに代行を頼むことは出来るのでしょうか?

そこで今回は、軽自動車の車検証を再発行する際に気になる手順や申請場所、申請に必要な物のチェックリストのほか、「車検証の再発行手続きの代行をお願いすることが出来るか」についてもわかりやすく解説していきます。

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1. 車検証再発行の手順と申請場所【軽自動車編】

車検証の登録手続きの窓口は、普通自動車と軽自動車は違います。そのため申請場所も申請に必要となる書類なども、普通自動車と軽自動車では違いがあります。

さて今回問題なのは軽自動車の場合ということでしたね。軽自動車の場合は陸運支局ではなく「軽自動車検査協会」が車検の登録などにかかる手続きの運営を行っています。

そのため車検証の再発行手続きを行う場合も、軽自動車検査協会の事務所または支所などが窓口となります。

ちなみに手続きは車のナンバーにかかれている管轄エリアによって、窓口が異なります。そのためあらかじめあなたの車の管轄窓口(事務所または支所)を調べておくことも大切です。

  • 軽自動車検査協会の事務所および支所の検索 

https://www.keikenkyo.or.jp/about/about_000074.html

2. 軽自動車の車検証再発行に必要な書類

実際に軽自動車の車検証を再発行する場合には、必要となる書類をあらかじめ準備しておく必要があります。申請当日に書類の不備がないように、まずはチェックリストを参考にしながら準備していきましょう。

自動車検査再交付申請書

あなたの車の車検を再発行してもらうために必要になる申請書です。軽自動車検査協会のホームページで申請書の見本がありますが、ダウンロードして印刷したものを使うことは出来ません。

申請書は申請窓口などで準備されていますので、当日その場で必要事項を記入して提出する方法もあります。

車の所有者の印鑑

申請書を提出する際に必要になります。個人の場合は認印で問題はありません。ただし法人で登録している場合は、法人代表者の印鑑が必要になります。

申請者の身分を証明する書類

車の所有者自ら再発行の申請をする場合は、あなたの身分を証明するための書類が必要になります。この時の書類は免許証の提示でOKです。

申請手数料納付書

車検証の再発行申請手続きには、「申請手数料納付書」が必要になります。申請手数料納付書は、申請手続きにかかる手数料を支払うとその場で発行してくれます。

破損してしまっている車検証

何らかの理由で車検証が破損してしまっている場合は、再発行申請書にある「申請理由」にその理由を書き込んだ上で破損した車検証を提出する必要があります。自分で勝手に処分したりせず、必ず申請書と合わせて申請窓口に提出しましょう。

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3. 軽自動車の車検証再発行にかかる費用と時間

軽自動車の場合、車検証の登録または発行業務は「軽自動車検査協会」が行っています。そのため再発行の申請する場合も必ず「軽自動車検査協会」へ申し込みます。

申請に必要な書類が準備出来たら、申請窓口で書類を提出します。すべての必要事項がきちんと記入されていることが確認出来たら、申請手数料を支払います。車検証の再発行手続きの場合、申請手数料は一律「1件あたり300円」となっています。

再発行されるまでにかかる時間

申請書の記入から再発行されるまでにかかる時間は、概ね1時間程度となっています。ただし当日の窓口の混み具合なども関係していますので、時間には若干余裕を持っておく方が良いでしょう。

4. 軽自動車の車検証再発行を代行依頼する方法

何らかの事情があって、車の所有者が再発行手続きをすることが出来ないこともあります。この場合は、車検証再発行の代行を依頼することが出来ます。

家族や友人に依頼する場合

あなたの代わりに家族や友人が再発行手続きをしてくれるのならば、車の使用者であるあなたの委任状が必要になります。委任状にはあなたの印鑑が押されていなければ有効とはなりませんが、これさえあればあなたが申請する場合に必要な書類や手順などに違いはありません。

【申請に必要な物】

  • 車の所有者の印鑑(認印でOK)
  • 申請者の身分を証明する書類(運転免許証または保険証などでOK)
  • 再交付申請書(申請窓口で準備されています)
  • 再交付手数料
  • 手数料納付書(手数料を支払うと受け取れます)

車検と合わせて業者に代行をお願いする

車検の際に車検業者に再交付手続きをお願いする場合は、必要になる書類などはほとんど業者で準備しています。そのため車検業者に車検をお願いする際に必要になる書類に記入・押印すればあとは問題がありません。

ただしその際にはあなた(車の使用者)の印鑑が必要になりますので、必ず持参するようにしましょう。

ちなみに車検業者に依頼する場合は、車検費用に「再発行代行費用」が追加されます。業者によっても代行費用は異なりますが、「¥3000~¥5000」が相場になります。

行政書士に代行依頼する場合

家族・友人や車検業者にもお願いしないという場合は、行政書士に代行を依頼することもできます。行政書士は国家資格を持っており、車検証の再発行のほかにも官公署が取り扱っている様々な許認可書類の作成や代行手続きを行っています。

ですから安心して任せられるという点では、最も信頼が高いといえます。

行政書士に代行依頼をする場合の基本的な流れは、次のようになります。

  1. 依頼をする行政書士事務所に連絡をする

    あなたが依頼をする行政書士事務所に、電話(場合によってはメール)で「車検証の再発行手続きを依頼したい」と申し出ます。引き受けてくれた場合は次に進みます。

  2. 必要書類が自宅に郵送されてくる

    必要書類があなたの自宅に郵送されます。書類にひと通り目を通し、記入が必要な項目は全てあなたの自筆で記入します。また同封されている委任状には必ず押印が必要です。この時に使う印鑑は「認印」でOKです。

  3. 車体番号・登録番号がわかる書類を準備する

    行政書士が申請書類を作成する際に、車体番号と登録番号を記入する欄があります。そのためこれらが分かる資料をあらかじめ準備しておきます。

  4. 必要書類をまとめて行政書士事務所へ郵送

    必要書類の記入と準備が整ったら、すべてまとめて行政書士事務所へ郵送します。

  5. 行政書士が必要な手付きをすべて代行

    申請手続き及び車検証の受け取りは、すべて行政書士が行います。

  6. 再発行された車検証が自宅に届く

    再発行された車検証が、あなたの自宅に郵送されます。この時に代行費用に関する請求書が同封されていますので、確認をしてください。

  7. 代行手数料を支払う

    指定された口座へ代行費用を振り込めば支払いは完了です

5. まとめ

車検証を失くした・または破損してしまったという状態で車を走らせると、違反となります。車検切れの車を乗っているのと同じように罰則・違反金などの処分がありますので、早めに再発行手続きをするようにしてください。

自分で再発行手続きをする方が最もスピーディーで安く出来ますが、「事情があってどうしても自分ではできない」という場合は出来るだけ早く代行依頼をするようにしてください。

ただし代行を業者にお願いする場合は、必ず代行手数料が別途発生しますのでその点だけは注意してくださいね。

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