タイヤワックスの使い方次第で効果が変わる!ワックスの種類や塗り方のコツとは?

休日にのんびりと大好きな車の手入れをするのって、気分転換にもなるし楽しいですよね?でも愛車がピカピカに見えるためには、ボディーだけにワックスを塗っていてもダメなんです。

実は本当の車好きなら、タイヤのワックスも手を抜かないのが基本!タイヤにワックスを塗ると、タイヤだけでなく車全体がピカピカに見えるようになります。

でもその前に知っておきたいのが、タイヤのワックスの種類と使い方です。これを知っていないとせっかくピカピカにするつもりでワックスを塗ったのに、そのことが原因で思わぬ車のトラブルを引き起こしてしまうことも…。

そこで今回は、タイヤのワックス使い方や種類、選び方や上手な塗り方のポイントを解説してみましょう。

1. 目的別のタイヤワックスの使い方

タイヤのワックスには「水性ワックス」と「油性ワックス」があります。この2種類にはそれぞれメリットとデメリットがあるため、あなたの目的によって使い分けることが大切です。

1-1. 水性ワックスの特徴と効果

タイヤの水性ワックスとは、「シリコンを水に溶かして作ったタイヤ専用のワックス」のことを言います。水性ワックスにもいくつか種類がありますが、どの水性ワックスにも共通しているのが「とにかくタイヤに優しいワックス」という点です。

スプレータイプで吹き付けるだけで簡単にワックスが塗れるタイプのものもあれば、専用のスポンジタイヤを使ってワックスを塗るタイプのものもあります。でもどのタイプの水性ワックスも「石油溶剤の量が少ない」という特徴があります。

タイヤはそもそも路面と直接接しているわけですから、ボディーと比べて劣化するスピードも速くなります。また「まっすぐに走る」「カーブを曲がる」「ピタッと止まる」などの基本的な車の動作も、タイヤが正しく性能を発揮しているからこそ出来ることです。

つまりタイヤが劣化すれば、どんなに性能の良いタイヤを履いていてもその性能を最大限に発揮することが出来なくなるわけです。とはいえタイヤの交換はかなりの出費になります。タイヤ本体だけでも4本セットで購入すれば数万円になりますし、業者に取り付け作業を依頼するならばさらに費用は掛かります。

でもタイヤの劣化スピードが緩やかであれば、交換の頻度もグッと抑えられます。そのためにはタイヤに直接塗るワックスであっても、タイヤにストレスを与えにくいものを選ぶことがタイヤの長持ちにつながります。その点に特化したタイヤワックスが、水性ワックスの特徴であり最大の効果といえます。

・水性ワックスのメリット

  • タイヤが長持ちする
  • 汚れにくくなる
  • ワックスを塗ってもタイヤにストレスがかからない

・水性ワックスのデメリット

  • 値段が高い
  • 使い方や塗り方にコツがいる
  • ツヤ感が出にくいため、思ったほどワックスの効果が実感できない
  • 水に弱い

1-2. 油性ワックスの特徴と効果

タイヤの油性ワックスは、「シリコンを石油系溶剤に溶かして作ったタイヤ専用のワックス」のことを言います。油性ワックスの最大の特徴は、「雨に強い」という点です。

そもそも石油系溶剤にシリコンを溶かしたワックスなのですから、水に強いのは当たり前です。タイヤと路面との接地面の間に油膜を作ってくれます。そのため梅雨のシーズンのように毎日雨が続くようなときでも、タイヤのワックスが落ちにくいです。

さらに油性ワックスを使うと「1度塗っただけで新品タイヤのようにピカピカになる」という嬉しい効果もあります。せっかくタイヤ専用のワックスを塗ったとしても、塗った後にキレイになったことをあなたが実感できなければ意味がありません。

でも油性ワックスなら、必ずキレイを実感できます。たとえ汚れがひどいタイヤであっても、あらかじめ汚れを落としてから油性ワックスを塗れば新品タイヤと見間違えるほど艶が出てきます。

・油性ワックスのメリット

  • 水に強い
  • 値段が安い
  • 汚れにくくなる
  • ワックスの効果をその場で実感できる

・油性ワックスのデメリット

  • 油性ワックスの石油系溶剤のせいでタイヤにストレスがかかる
  • タイヤの寿命が短くなる
  • タイヤのひび割れの原因になりやすい
  • 油性ワックスはこんな方におすすめ!

油性ワックスの場合は「タイヤのひび割れがおきやすい」というデメリットがあるため、カー用品店などではあまりおすすめされません。しかもタイヤワックス初心者には扱いにくいため、あまり強く勧められないというデメリットもあります。つまりカー用品店にとってみれば、油性タイヤワックスは「安い上にお金にならない商品」とも言えます。

でもこまめに手入れが出来る人であれば、油性ワックスを使ったとしてもタイヤのひび割れを起こすリスクを大幅に減らすことが出来ます。

つまり油性ワックスは、「こまめに手入れが出来る人」「安くタイヤワックスを購入したい人」「雨が多い地域に住んでいる人」におすすめのワックスだといえます。

2. 効果的なタイヤワックスの使い方

タイヤワックスの効果を最大限に発揮させたいのであれば、正しいタイヤワックスの使い方を知っておく必要があります。

2-1. タイヤも綺麗に洗車する

タイヤワックスを正しく塗るためには、ワックスを塗る前にタイヤ本体をきれいにしておく必要があります。汚れが残っている状態のタイヤにワックスを塗っても、何の効果も期待できません。それどころかタイヤワックスを塗ったせいで、タイヤにストレスをかけてしまうこともあります。

ですからタイヤのワックスを行う前には、必ずタイヤもきれいに洗いましょう。洗った後はタオルでタイヤについた水分を拭き取り、しっかりと乾かしてからワックスを使います。

2-2. タイヤワックスを塗る

タイヤワックスを塗る方法は、商品によっても異なります。しかも水性タイプのワックスの中には、タイヤの汚れを落としながらタイヤのワックスも濡れるスプレータイプのものもあります。ですから自分でタイヤワックスを塗る場合は、商品にかかれている使用説明書を確認することが大切です。

ただしどの種類・タイプのワックスでも、共通する注意点があります。それが「ホイールの扱い」です。

ホイールにタイヤ専用のワックスを塗ってしまうと、ピカピカになるどころかホイールの劣化にもつながる恐れがあります。ホイールの美しさも車の見た目に大きく影響しますから、十分に気を付けるようにしてください。

2-3. 塗りすぎたタイヤワックスを拭き取る

タイヤのワックスは、ボディーのワックスの塗り方と基本的には同じ考えです。塗りムラが出来てしまうと、せっかくのワックスの効果が台無しになってしまいます。

でも初めてタイヤのワックスを塗るとなれば、どうしても塗り過ぎてしまった部分が出来てしまいます。その場合は、「まあいっか!」と済ませてはダメです。必ず拭き取りましょう。

面倒な手間に思うかもしれませんが、塗り過ぎたワックスをそのままにしておくと見た目もワックスの効果も悪くなります。もっと大胆に指摘するならば、「塗り過ぎたからといってワックスの効果が上がることはない!」ということです。

きめられた量のワックスをムラなく塗ること!これこそが、タイヤのワックスを塗る時に最も注意すべきポイントです。

3. タイヤワックスの種類と使い方

簡単にタイヤに濡れるワックスには、「スプレータイプ」と「泡タイプ」があります。どちらも「簡単に塗ることが出来る」というメリットがありますが、使い方には違いがあります。

3-1. スプレータイプの使い方

スプレータイプは、水性ワックスです。車の臭いが気になる時によく使う消臭スプレーと同じように、片手でスプレー部分を一押しするだけで簡単にワックスが塗れます。

ただしスプレータイプのワックスは塗りムラができやすいため、均等にワックスを塗りたいのであればスプレーした後にスポンジなどで塗り伸ばす必要があります。またスプレータイプのワックスは飛び散りが一番のネックになりますので、タイヤ以外の部分(特にホイール)にワックスが飛び散らないように注意する必要があります。

3-2. 泡タイプの使い方

泡タイプのワックスは、「タイヤの汚れ落とし」と「タイヤのワックス」が同時にできるという点が魅力です。そのため「時間はないけれどワックスはかけておきたい」という人にはおすすめです。

基本的にはタイヤ全体に泡タイプのワックスを吹き付けるだけでOKです。ただしスプレータイプと同じく「ホイール部分にワックス液がつかないように気を付ける」という注意点は必要あります。

4, タイヤワックスを綺麗に仕上げるコツ

タイヤワックスをきれいに仕上げるコツは4つあります。

4-1. タイヤは溝部分まできれいに洗う

ワックスを塗る前に必ず済ませておきたいタイヤの洗浄ですが、忘れがちなのがタイヤの溝部分です。タイヤの溝部分は表面よりも汚れが溜まりやすく、しかも普通の洗車では落としにくいです。でもこれがキレイにワックスを仕上げるには大事なポイントですから、ぜひ頑張ってタイヤの溝までキレイに洗ってくださいね。

4-2. 塗りムラを防ぐ

どんなに効果が高いワックスでも、塗りムラが出来てしまうと意味がありません。見た目も悪くなりますし、ワックスを塗ることで期待できる効果も半減します。

塗りムラを防ぐためには、「ワックスを塗った」で終わるのではなく「塗りムラがないかチェックする」まで済ませるようにしてください。これもタイヤワックスをキレイに仕上げるコツです。

4-3. 乾いてから使う

ピカピカになったタイヤを見たら、すぐにでも車に乗りたくなる気持ちはわかります。でもキレイに仕上げるためには、ワックスが完全に乾くまで待つということも大切です。

4-4. 自分の目的に合ったタイヤワックスを選ぶ

タイヤワックスは、商品の使用説明書通りに行えばだれでも簡単に出来ます。でも商品によってワックスの効果に違いはあります。ですから「まずはあなたがどんな目的でタイヤのワックスを使いたいのか」を決めなければいけません。

もしも「新品タイヤのようなピカピカした艶が欲しい」と思っているのにツヤが出にくい水性ワックスを使えば、塗り終わったとしてもあなた自身がキレイだと実感できないはずです。だから「ワックスのおかげでピカピカになった!」という実感が欲しいのなら、水性ワックスではなく油性ワックスを選ぶべきです。

このようにタイヤのワックス選びは、あなたの満足度と深く関係します。せっかく手間をかけてタイヤにワックスを塗るのですから、失敗しないためにも慎重にワックス選びをするようにしましょう。

5. タイヤワックスの使い方の注意点

タイヤワックスを使えば、タイヤ本体の美しさが蘇ります。でもだからこそ、タイヤ以外の部分に使うと大変なことになってしまいます。

5-1. タイヤワックスを塗ってはいけない場所

タイヤワックスは、ホイールに塗ってはいけません。ホイールについている汚れは、汚れを一緒の落としてくれるタイプのワックスでも落ちません。ホイール専用の洗浄剤を使わなければ、ホイールの汚れは落とせないのです。

特に飛び散りが気になるスプレータイプのワックスの場合は、十分に注意が必要です。ホイールを避けて吹き付けているつもりでも、気が付かないうちにホイールにまでワックスが飛び散っている場合があります。

5-2. タイヤワックスを使う頻度

タイヤワックスは、あくまでも「タイヤの性能を維持するために使うもの」と考えるのが正しいです。ですから「ピカピカにしたいから頻繁にワックスを塗る」なんてことをすれば、タイヤへのストレスがその都度かかります。そのためタイヤの寿命が短くなる原因になります。

さらにタイヤワックスの持続効果は、ワックスの種類によっても異なります。基本は「水性ワックスより油性ワックスの方が長持ちする」ですが、持ちが悪いといわれる水性ワックスでも1ヶ月程度は効果が持続するものも多いです。

ですからワックスを塗ってから1ヶ月くらいを目安に一度チェックしてみるのが、一番のおすすめです。もしもこの時点でワックスの効果が落ちていると感じれば、塗り直しのタイミングといえます。

さらに「出来れば2~3か月の頻度でワックスをかけたい」という場合は、油性ワックスを使ってみてください。水性ワックスよりは確実に効果が長くなります。

5-3. タイヤワックスの選び方

タイヤワックスには、種類も値段も様々です。塗り方にも「時間をかけてじっくりと塗るタイプ」もあれば「汚れも一緒に落とすタイプ」もあります。さらに効果が持続する期間も、「水性ワックス」と「油性ワックス」では全然違います。

ですからタイヤワックスの選ぶ時には、「あなたの目的に合わせること」が何よりも大切です。あなたの目的に合ったワックス選びをすることは、あなたのワックスに対する満足度にもつながります。

6. まとめ

車を動かすために重要なパーツでもあるタイヤは、見た目も性能も大切になります。特にタイヤは車全体の印象を変えるだけでなく、車の性能にも深く関係します。

出来るだけ長くタイヤを良い状態にしておきたいのであれば、タイヤのワックスは必須!あなたの目的に合ったタイヤワックスを選んで、ステキなカーライフを続けてくださいね。