輸入タイヤ(アジアンタイヤ)とはアジアの国々で作られているタイヤです。主な生産国としては韓国、台湾、インドネシア、中国などが知られています。

以前は輸入タイヤ(アジアンタイヤ)の特徴といえば「価格の安さ」だけが注目されました。

しかし、レースへの参戦や他のタイヤメーカーとの技術提携などを通じて、価格だけではなく性能面でも注目を集めるようになっています。

今回の記事では輸入タイヤ(アジアンタイヤ)にはどのようなメーカーとブランドがあるのかを確認しながら、その性能や評判を確認してみます。

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輸入タイヤ(アジアンタイヤ)の性能ランキングTOP3

はじめに、輸入タイヤ(アジアンタイヤ)の性能ランキングをチェックして、どんなタイヤがあるのかイメージしていきましょう。

1位:ハンコック

輸入タイヤ(アジアンタイヤ)の中で最も性能が高いのがハンコックです。ハンコックはヨーロッパで人気のレース、DTMのワンメイクタイヤとしても採用されており、レースからフィードバックされたグリップ力やコンパウンド性能には高い定評があります。

スポーツカーやスポーツグレードの車両に装着しても満足できるグリップ力やハンドリング性能を有しています。国産タイヤよりも価格が安めな点を考えれば、頻回にサーキット走行を楽しまれているユーザーには特にマッチしたブランドでしょう。

2位:ナンカン

静粛性や耐久性などのバランスが良く人気の高いブランドがナンカンです。大きなホイール径(リム径)も用意されていますので、高級セダンをベースにした19インチや20インチへのインチアップの際に選択するユーザーも多いのが特徴です。

実際に装着したユーザーの声を聞いても国産タイヤと比較してもコンフォート性能に不満はない、価格を考えればこの性能は素晴らしいというコメントが多く聞かれます。

3位:クムホ

クムホも積極的なレース参戦によってタイヤ性能の向上を目指しているブランドです。クムホのタイヤの特徴はバランスに優れた点です。グリップ力という点では絶対的な性能は他社製品の方が優れている製品もありますが、走行距離を重ねても安定したグリップ力を維持するという点でアドバンテージを感じている方が多いようです。

グリップ力に特化したタイヤではタイヤライフや静粛性が悪化することもありますが、そうした懸念を廃してバランスを重視したのがクムホの特徴です。多くの車種にマッチするタイヤと言えるでしょう。

輸入タイヤ(アジアンタイヤ)と国産タイヤの性能の違い

一昔前は輸入タイヤ(アジアンタイヤ)と国産タイヤには大きな性能の違いがありました。それにより国内で販売されている製品を見ることもありませんでした。しかし現在では世界的に販売量を伸ばしています。

国産タイヤは日本の道路事情を良く知っている国産タイヤメーカーが作っています。ロードノイズが少ない=静粛性の高さなど日本の道路との相性という点では今でも輸入タイヤ(アジアンタイヤ)よりも国産タイヤの方の評価が高い部分があります。

「ミニバン専用タイヤ」などの車種別設計タイヤをラインナップするなど、日本のユーザーの要望を取り入れた製品を用意しているのも国産タイヤの強みです。

しかし、普通に走る場合には大きな違いを感じることはないほどに輸入タイヤ(アジアンタイヤ)の技術力も向上しているというユーザーの声も多くなっています。

輸入タイヤのメリット・デメリット

メリット

輸入タイヤ(アジアンタイヤ)のメリットは何といっても価格の安さです。タイヤサイズにもよりますが、1本あたりの価格は国産タイヤの半額以下というのも珍しくありません。

デメリット

対してデメリットとしてはまだまだ取り扱い店舗が少ない点です。特に都市部以外ではその傾向が顕著になります。また、在庫切れの場合、入荷までには時間がかかることにも注意が必要です。

国産タイヤのメリット・デメリット

メリット

国産タイヤのメリットは長年、日本の道路事情を理解して開発された製品という安心感です。取り扱い店舗も多く、パンクしたりタイヤ交換を行う際に不便を感じることもありません。また、日本車における新車装着時のタイヤとしては今でも多くが国産タイヤですので車種別のマッチングデータも豊富に有しています。

デメリット

ただし、人件費の高い日本国内で製造していることから販売価格が高いのが最大のデメリットです。

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輸入タイヤ(アジアンタイヤ)の上手な選び方と購入方法

輸入タイヤ(アジアンタイヤ)は大型パーツショップやカーショップでの取り扱いが増えていますので、実際に実物を確認してからスタッフと相談してどのブランドが良いか選べるようになってきています。

多くの輸入タイヤ(アジアンタイヤ)を扱っている店舗では、ユーザーの要望に最も適した製品はどれかを検討してアドバイスしてくれるでしょう。

また、最寄りに取り扱い店舗がなくてもインターネット通販なら簡単に輸入タイヤ(アジアンタイヤ)を入手することが可能です。購入後の脱着交換についても持ち込み作業に対応してくれるショップが増えていますので、そうした店舗を利用することができます。

インターネットでタイヤを買ったことが無いという方は、ぜひ「タイヤ交換はネット通販で購入すれば安くなる!」こちらもチェックしておきましょう。

輸入タイヤ(アジアンタイヤ)の性能比較一覧

タイヤメーカー

性能・特徴

中国

ハイフライ

欧米を中心に販売数を伸ばしています。

トライアングル

中国最王手のタイヤメーカーです。

ワンリ

ファイアストンと技術提携を行い、欧米で急速に販売を伸ばしています。

韓国

ハンコック

韓国最大手のタイヤメーカーです。国内カー用品店のOEM生産を担うほどの技術力です。

クムホ

積極的にレース参戦を行っている、設立から約60年の歴史を持つメーカーです。

ネクセン

韓国だけではなく、アメリカなど海外にも生産拠点を持ったメーカーです。

台湾

ナンカン

台湾で最古参のメーカーです。長年の経験を活かした製品開発とアフターサービスを提供しています。

マキシス

ヨコハマタイヤに次ぐ、世界シェア9位の大手メーカーです。

KENDA

価格面で特に評価が高い=安いと定評のメーカーです。

インドネシア

ピンソ

国産スポーツタイヤの半額以下ながらも満足できるグリップ性能で評価が高まっています。

ATRスポーツ

ヨコハマタイヤに次ぐ、世界シェア9位の大手メーカーです。

CORSA

ATRスポーツと同じ、大手タイヤメーカーであるMASA傘下のブランドです。

中国タイヤの性能

ハイフライ

十分なグリップ力を持ちながらも、静粛性の高さなどコンフォート性能にも優れているとの評価が聞かれました。プレミアムセダンとのマッチングが良さそうです。

トライアングル

このブランドの特徴は信頼と実績です。海外自動車メーカーを中心に新車装着タイヤにも多く選ばれています。グリップ性能やコンフォート性能に突出した特徴は見られませんが、バランスに優れているという評価が多いようです。街乗り中心のユーザーにマッチしたタイヤです。

ワンリ

ファイアストンとの提携による確かな品質と価格の安さにより、サーキットにてドリフトを楽しむユーザーに愛用者の多いブランドです。激しいドリフトにも耐えうる内部構造やしっかりとしたブロックパターンを有しているのも評判の高いポイントです。

韓国タイヤの性能

ハンコック

DTMへの参戦や、国産タイヤメーカーと技術提携した歴史などを通じてタイヤに求められる数々の性能に定評のあるメーカーです。国産タイヤから乗り換えても違和感を持つこともなく、それでいて価格は安めなことから購入したユーザーからは肯定的なコメントが多く聞かれました。アジアンタイヤを初めて選ぶ際には最初に検討されてみても良いかもしれません。

クムホ

日本のラベリングに対応したタイヤもラインナップしており、アジアンタイヤには珍しい低燃費タイヤも用意しています。

多くのブランドを用意しており、価格と性能のバランスで多くのユーザーが満足しているようです。ただし、スポーツタイヤの場合にリムガードがないのでホイールに傷が付きやすいかもしれないとの意見もありました。

ネクセン

ネクセンの評価は、国産自動車メーカーの新車装着タイヤにも選ばれる安定した品質と信頼性です。同社のスポーツタイヤはグリップ性能だけではなくコンフォート性能にも留意して開発されており、他社のスポーツタイヤと比較してギャップを乗り越えた場合の当たりが柔らかいと評判です。

台湾タイヤの性能

ナンカン

代表的なタイヤであるNS-2RはSタイヤのような大胆なトレッドパターンと、そこからの期待を裏切らないグリップ性能で評価の高いタイヤです。また、コンフォートタイヤは21インチ径までラインナップするなど、大型プレミアムセダンのユーザーにも愛用者が増えています。

国産コンフォートタイヤより静粛性は劣るようですが、価格とのバランスを考えれば満足されているコメントが多く聞かれました。

マキシス

日本では低燃費タイヤを中心に人気が高まっています。低燃費タイヤのi-ECOをブランディングの中心に添えて販売量を伸ばしていますが、他のブランドも燃費性能とコンフォート性能のバランスに優れています。国産自動車メーカーの新車装着タイヤにも選ばれています。

KENDA

品質に若干のバラツキがあり、ホイールバランスが取りにくいという声もありましたが、アジアンタイヤの中でも安価な事と、日常仕様には問題ないことから商用車や営業車に装着したユーザーからの評価の高いタイヤです。日常仕様にて不具合を感じたというコメントも見当たりませんでした。

インドネシアタイヤの性能

ピンソ

同社の代表的なブランドがPinso PS-91です。一昔前の国産スポーツタイヤを彷彿とさせる方向性指定のトレッドパターンは見るからにグリップが良さそうです。実際に国産スポーツタイヤと比較したユーザーの声としては、絶対的なグリップ性能は落ちるが、耐摩耗性に優れるとのコメントでした。

ATRスポーツ

会社設立は1990年代前半と、歴史は浅めながらもピレリやコンチネンタルとの技術提携を手始めに急速に性能を向上させ、販売量を増やしています。同社のタイヤの特徴も方向性指定のトレッドパターンと太いストレートグルーブによるスポーツタイヤの評価が高いことです。

その性能を活かす、幅広いサイズラインナップが多くの車への適合を実現しました。

CORSA

MASA傘下のブランドとしてコンフォートタイヤを中心にラインナップしています。静粛性に関しても評判で、摩耗の進んだ国産タイヤを履いているよりも、価格が半額以下のCORSAのタイヤに変更したほうがより静かだったとの評価が見られました。

半額以下であれば国産タイヤ1セットと総額は同じままで、CORSAのタイヤの美味しいところだけを使いながら同じ期間に2セットを交換する使い方もできそうです。

性能がよくなった輸入タイヤ(アジアンタイヤ)も検討しよう!

以前は「安く買えた」、「値段を考えればまぁ満足」というような、価格でユーザー自身を納得させているようなコメントが多かった輸入タイヤ(アジアンタイヤ)ですが、今回、色々なコメントやユーザーの声を集めた限りでは、性能面での満足度が急速に高まっている印象を持ちました。

タイヤ交換費用を抑えたいという方は、輸入タイヤ(アジアンタイヤ)も検討してみることをおすすめします。

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