自衛隊には、96式装輪装甲車、89式装甲戦闘車、73式装甲車など、それぞれ装備品や任務の異なる装甲車が配備されています。
今回は、これらの装甲車が担う任務や車両データ、武装機能などを詳しくご紹介していきます。
また、新たに開発が進められてきた装輪装甲車(改)の情報や、本物の装甲車に触れて乗ることまでできる搭乗体験イベント情報もお伝えしていますので、ぜひ最後までご覧ください。
1. 自衛隊の装甲車一覧
装甲車 | M39式装甲車、M59式装甲車、60式装甲車、73式装甲車 |
装甲戦闘車 | 89式装甲戦闘車 |
装輪装甲車 | M8装甲車、M20装甲車、82式指揮通信車、96式装輪装甲車、軽装甲機動車、輸送防護車、16式機動戦闘車 |
その他 | 装輪装甲車(改)(開発中、メーカーへ差し戻し) |
※今回の記事では、表中の太字で表記した主な装甲車について詳細をお伝えしていきます。
1-1. 自衛隊の装甲車名称の付け方
自衛隊の車両には「○○式」という名称がつけられているものがあります。これは、制式化された年を表しています。
例えば、96式装輪装甲車は1996年に制式化されたものになります。ちなみに、制式化とは公に採用を認めることを言います。主に自衛隊や警察などで使用されている規則です。
2. 96式装輪装甲車(96WAPC、クーガー)
出典:陸上自衛隊
2-1. 自衛隊における96式装輪装甲車の任務
主に機甲化部隊、普通科部隊などに配備。戦略・戦術機動に引き続き、敵の脅威下への甲兵員輸送車が主な任務となります。
コンバットタイヤを装着した装輪駆動により機動力が高いのが特徴です。また、73式装甲車の後継車両であり、陸上自衛隊初の装輪式装甲車となります。
2-2. 車両基本データ・装備品
制式化 | 1996年 |
略称 | 96WAPC |
愛称 | クーガー |
任務 | 装輪装甲兵員輸送車 |
配備 | 北部方面隊(第2師団、第5旅団、第11旅団) 中部方面隊(第14旅団) 西部方面隊(第8師団) |
価格 | 約1億2,000万円 |
全長 | 6.84m |
全幅 | 2.48m |
全高 | 1.85m |
全備重量 | 約14.5t |
駆動 | 装輪式(8輪コンバットタイヤ) 8×8(全輪駆動)と4×8(後輪2軸駆動)を切り替え可能 |
最高速度 | 100km/h |
航続距離 | 500km以上 |
乗員 | 10名
操縦手1名 |
装甲 | 圧延鋼板の溶接構造 |
搭載機関 | 三菱6D40水冷直列6気筒ターボチャージドディーゼル |
出力 | 360PS/2200rpm |
武装 | 96式40mm自動擲弾銃(A型)…1基 12.7mm重機関銃M2(B型)…1基 |
開発 | 小松製作所 |
製造 | 小松製作所 |
2-3. 自衛隊の96式装輪装甲車の特徴
・陸上自衛隊の調達数
平成28年度までに陸上自衛隊に389両が調達されています。
・73式装甲車の後継車両
73式装甲車の後継車両であり、陸上自衛隊初の装輪式装甲車です。舗装路が整備されたことやコスト削減のために装輪式が選ばれたとされています。
・8輪コンバットタイヤ
8輪コンバットタイヤを採用することにより、被弾直後にパンクすることがありません。また、CTISと言われる遠隔操作による空気圧の調節が可能となっているため、走破性が高くなっています。
・圧延鋼板の溶接構造による装甲厚
圧延鋼板の溶接構造により、小銃弾や砲弾破片を防ぐことができると推測されています。
・旋回式展望塔(キューポラ)
銃手席に旋回式展望塔が装備されたことで、12.7mm重機関銃M2もしくは96式40mm自動擲弾銃のどちらかを搭載することが可能となっています。また、直接操作以外に車内からの遠隔操作も可能です。
・NBC兵器防護の空気清浄機
隊員の装着するガスマスクへ清浄された空気を送ることができます。
3. 73式装甲車(73APC)
出典:陸上自衛隊
3-1. 自衛隊における73式装甲車の任務
73式装甲車は60式装甲車の後継車両となります。APC(装甲兵員輸送車)として隊員の輸送が主な任務となります。また、浮上航行能力が装備されていることが特徴ですが、その役割は他の車両に譲られ、現在は96式装輪装甲車の配備へ移行しています。
3-2. 車両基本データ・装備品
制式化 | 1973年 |
略称 | 73APC |
任務 | 装甲兵員輸送車 |
配備 | 第7師団第11普通科連隊(北海道) 第8師団(熊本県) |
価格 | 約1億円 |
全長 | 5.80m |
全幅 | 2.90m |
全高 | 2.21m |
全備重量 | 約13.3t |
駆動 | 装軌式(キャタピラ式) |
最高速度 | 約60km/h |
航続距離 | 約300km |
浮航速度 | 約6km/h |
乗員 | 12名(4名+乗員室8名) |
装甲 | アルミニウム合金 |
搭載機関 | 三菱4ZF空冷V型2サイクル4気筒ディーゼル |
出力 | 300PS/2,200rpm |
武装 | 12.7mm重機関銃M2…1基 74式車載7.62mm機関銃…1基 |
開発 | 三菱重工業 小松製作所 |
製造 | 三菱重工業 小松製作所 |
3-3. 自衛隊の73式装甲車の特徴
・60式装甲車の後継車両
73式装甲車は60式装甲車の後継車両になります。開発段階において60式と同様の12.7mm重機関銃M2と74式車載7.62mm機関銃が採用されました。
・APC(Armoured Personnel Carrier;装甲兵員輸送車)
73装甲車は歩兵の輸送が主な任務となっています。これを装甲兵員輸送車(APC)と言います。
・浮上航行能力
出典:陸上自衛隊
73式装甲車には浮上航行能力が装備されています。ただし、81式自走架柱橋の配置や浮航準備が煩雑であるため、現在においては実用性がなくなっていることもあり、96式装輪装甲車の配備が進められています。
・NBC防護力
NBC兵器と言われる核兵器(Nuclear)、生物兵器(Biological)、化学兵器(Chemical)に対する防護力を備えています。
4. 89式装甲戦闘車(89FV、ライトタイガー)
出典:陸上自衛隊
4-1. 自衛隊における89式装甲戦闘車の任務
89式装甲戦闘車は日本初のIVF(Infantry Fighting Vehicle;歩兵戦闘車)です。それまでのAPC(装甲兵員輸送車)とは異なり、装甲兵員輸送車に火炎支援能力を武装した装甲車になります。
4-2. 車両基本データ・装備品
制式化 | 1989年 |
略称 | 89FV |
愛称 | ライトタイガー |
任務 | 隊員の輸送 テロ対応(冷戦終結、市街地戦闘) |
配備 | 第7師団第11普通科連隊(北海道) 富士教導団普通科教導連隊 |
価格 | 約6億5000万円 |
全長 | 6.80m |
全幅 | 3.20m |
全高 | 2.50m |
全備重量 | 約26.5t |
駆動 | 装軌式(キャタピラ式) |
最高速度 | 約70km/h |
航続距離 | 約400km |
乗員 | 10名
乗員3名:車長、操縦手、砲手 |
装甲 | 圧延防弾鋼板 |
搭載機関 | 三菱6SY31WA水冷4サイクル直列6気筒ターボチャージディーゼルエンジン |
出力 | 600PS |
武装 | エリコンKDE 90口径35mm機関砲…1基 79式対舟艇対戦車誘導弾発装置…2基 74式車載7.62mm機関銃…1基 |
開発 | 防衛省技術研究本部(現:防衛装備庁) |
製造 | 砲塔・車体|三菱重工 35mm機関砲|日本製鉄所 誘導弾発射装置|川崎重工 |
4-3. 自衛隊の89式装甲戦闘車の特徴
・陸上自衛隊の調達数
平成16年度までに68両が調達されました。
・圧延防弾鋼板による防御力の向上
1世代前の73式装甲車はアルミ合金製でしたが、圧延防弾鋼板を使用することで防御性能が向上しています。
・7基のガンポートと装甲厚の弱点
後部乗員室の側面にある7基のガンポートが89式装甲戦闘車の特徴です。ただし、ガンポートの武装により、他の部位と比べて圧延防弾鋼板が弱いことが弱点にもなっています。
・79式対舟艇対戦車誘導弾発装置
主砲には90口径35mm機関砲、同軸に74式車載7.62mm機関銃を武装します。さらに、砲塔の両サイドには79式対舟艇対戦車誘導弾発装置があるため、遠距離への攻撃も可能です。
5. 軽装甲機動車(LAV・ライトアーマー)
出典:陸上自衛隊
5-1. 自衛隊における軽装甲機動車の任務
主に普通科部隊や偵察部隊に配備され、戦略機動、戦場機動(接敵機動と戦場機動)などが任務となります。固有武装はありませんが、5.56mm機関銃MINIMIなどを搭載し上部ハッチからの射撃が可能です。
5-2. 車両基本データ・装備品
制式化 | 2002年 |
略称 | LAV(ラブ)(Light Armoured Vehicle) |
愛称 | ライトアーマー |
配備 | 中央即応連隊 国際活動養育隊 |
価格 | 約3,000万円 |
全長 | 4.40m |
全幅 | 2.04m |
全高 | 1.85m |
全備重量 | 約4.5t |
駆動 | 4×4(コンバットタイヤ) |
最高速度 | 100km/h |
航続距離 | 約500km |
乗員 | 4名 |
装甲 | 圧延鋼板 防弾ガラス |
搭載機関 | 4サイクル水冷ディーゼル |
出力 | 160PS |
武装 | 5.56mm機関銃MINIMI搭載可 |
開発 | 防衛省技術研究本部(現:防衛装備庁) 小松製作所 |
製造 | 小松製作所 |
5-3. 自衛隊の軽装甲機動車の特徴
・陸上自衛隊と航空自衛隊の調達数
平成28年度時点で、陸上自衛隊1,818両、航空自衛隊119両の計1,937両となっています。
・固定武装なし
軽装甲機動車には固定武装はありませんが、5.56mm機関銃MINIMIなどを搭載することが可能です。隊員は天井ハッチを空けて射撃できるようになっています。
・ヘリコプターで空輸可能
小型かつ軽量設計であるため、ヘリコプターで空輸することが可能です。これにより、遠隔地や島嶼部(例えば、伊豆諸島や小笠原諸島のような大小の島の集まり)への展開が可能になっています。
・高機動車にはない装甲防護力
高機動車やトラックなど、装甲のない車両は戦闘に適していませんでしたが、軽装甲機動車の配備によって機動力と防護力が備わり、市街地テロ戦闘や邦人警護などで必要とされるようになりました。
ただし、空輸できるような小型、軽量設計となっているため、装甲性能は小銃弾を防ぐ程度になっています。
6. 輸送防護車(ブッシュマスター)
6-1. 自衛隊における輸送防護車の任務
ブッシュマスターはオーストラリアのタレス・オーストラリア社から輸入しています。海外における邦人救出任務のために採用され、2013年に4両を7億園で購入しています。
6-2. 車両基本データ・装備品
任務 | 海外における邦人救出活動 |
配備 | 中央即応連隊 |
価格 | 4両で7億円 |
全長 | 7.18m |
全幅 | 2.48m |
全高 | 2.65m |
全備重量 | 約15t |
駆動 | 4×4装輪式(コンバットタイヤ) |
最高速度 | 約100km/h |
航続距離 | 約800km |
乗員 | 10名 |
装甲 | STANAG 4569レベル1以上 |
武装 | 5.56mmもしくは7.62mm機関銃、またはCROWS…1基(前方ハッチ) 5.56mm機関銃…2基(後方ハッチ) |
製造 | タレス・オーストラリア社 |
6-3. 自衛隊の輸送防護車(ブッシュマスター)の特徴
・MRAP(Mine Resistant Ambush Protected)
MRAとは地雷からの衝撃に耐えられる構造を言います。車体底部をV型にすることで爆風を分散することができます。また、燃料タンクも車体外部に設置されています。
・STANAG 4569レベル1以上
STANAG 4569とはNATO加盟国間の防弾・耐地雷能力に対する装備規格のことです。レベル1とは、
・防弾能力
30m離れた位置から、弾速833m/sで発射された7.62x51mm NATO小銃弾を防ぐ事が出来る事。
・爆発物・地雷による耐爆能力
手榴弾及び地雷の破片に耐える事が出来る事。
このように規定されています。以下に原文を載せていますので、こちらも参考にしてください。
KE PROTECTION LEVELS FOR OCCUPANTS OF ARMOURED VEHICLES
Level KE-Threat Reference – Artillery – Threat 6 Weapon: Automatic Cannon, 30 mm Ammunition: APFSDS and AP Distance: 500 m Angle: frontal arc to centreline: ± 30° sides included; elevation 0° Artillery 155 mm Estimated range of burst: 10 m Azimuth 360° Elevation: 0 - 90° 5 Weapon: Automatic Cannon, 25 mm Ammunition: APDS and APFSDS Distance: 500 m Angle: frontal arc to centreline: ± 30° sides included; elevation 0° Artillery 155 mm Estimated range of burst: 25 m Azimuth 360° Elevation: 0 - 90° 4 Weapon: Heavy Machine Gun, 14.5 mm Ammunition: AP Distance: 200 m Angle: azimuth 360°; elevation 0° Artillery 155 mm Estimated range of burst: 25 m Azimuth 360° Elevation: 0 - 90° 3 Weapon: Machine Gun and Sniper rifles, 7.62 mm Ammunition: AP tungsten carbide and AP hard steel core Distance: 30 m Angle: azimuth 360°; elevation 0-30° Artillery 155 mm Estimated range of burst: 60 m Azimuth 360° Elevation: 0° − 30° 2 Weapon: Assault rifles, 7.62 mm Ammunition: AP steel core Distance: 30 m Angle: azimuth 360°; elevation 0-30° Artillery 155 mm Estimated range of burst: 80 m Azimuth 360° Elevation: 0° − 22° 1 Weapon: Assault rifles:7.62 and 5.56 mm Ammunition: Ball Distance: 30 m Angle: azimuth 360°; elevation 0-30° Artillery 155 mm Estimated range of burst: 100 m Azimuth 360° Elevation: 0° − 18° PROTECTION LEVELS FOR OCCUPANTS OF ARMOURED VEHICLES FOR GRENADE AND BLAST MINE THREATS
Level Grenade and Blast Mine threat 4 4b Mine Explosion under belly 10 kg (explosive mass) Blast AT 4a Mine 4a Mine Explosion pressure Mine activated under any wheel or track location 3 3b Mine Explosion under belly 8 kg (explosive mass) Blast AT Mine 3a Mine Explosion pressure Mine activated under any wheel or track location 2 2b Mine Explosion under belly 6 kg (explosive mass) Blast AT Mine 2a Mine Explosion pressure Mine activated under any wheel or track location 1 Hand grenades, unexploded artillery fragmenting submunitions, and other small anti personnel explosive devices detonated anywhere under the vehicle
7. NBC偵察車
出典:防衛装備庁
7-1. 自衛隊におけるNBC偵察車の任務
特殊武器防護隊に配備。NBC兵器、つまり核兵器(Nuclear)、生物兵器(Biological)、化学兵器(Chemical)の検知・識別機能がある装輪装甲車になります。
7-2. 車両基本データ・装備品
任務 | NBC兵器の検知・識別 |
配備 |
|
価格 | 約6億5,000万円 |
全長 | 8.0m |
全幅 | 2.50m |
全高 | 3.20m |
全備重量 | 19.6t |
駆動 | 4軸8輪装輪式(コンバットタイヤ) |
最高速度 | 95km/h |
乗員 | 4名 |
搭載機関 | カミンズ社製水冷4サイクルターボチャージャー付きディーゼル |
武装 | 12.7mm重機関銃M2…1基 |
装備 | 遠隔操縦式銃座 化学剤監視装置 生物兵器検知器等 |
開発 | 防衛省技術研究本部(現:防衛装備庁) |
製造 | 小松製作所 |
7-3. 自衛隊のNBC偵察車の特徴
・陸上自衛隊の調達数
平成28年度時点で陸上自衛隊に19両が調達されています。
・NBC兵器への化学防護装甲車両
以前は化学防護車と生物偵察車の2車両がありましたが、これらを一本化したものがNBC偵察車です。
NBC兵器とは核兵器(Nuclear)、生物兵器(Biological)、化学兵器(Chemical)のことを表しています。また、NBC偵察車は放射線への防護機能も備えています。
・遠隔操縦可能な銃座
任務の特性上、車外に出なくても使用可能な12.7mm重機関銃M2を装備しています。
8. 自衛隊の新型装甲車「装輪装甲車(改)」
出典:防衛装備庁
8-1. 96式装輪装甲車の欠点を補う後継車両
96式装輪装甲車は日本で初めての装輪装甲車でしたが、制式化された1996年当時と比べて安全保障情勢も大きく変化しました。
そのため、各種脅威からの防御性能の要求が高まり、96式装輪装甲車では対応できない、島嶼防衛、駆け付け警護、邦人保護など、様々な任務を可能とする拡張性に優れた後継者が必要となりました。
そこで、約47億円を投入して新規開発が進められたのが装輪装甲車(改)です。
陸上自衛隊の現有96式装輪装甲車の後継として、国際平和協力活動、 島しょ部侵攻対処等に伴う各種脅威に対応するため、防護力等の向上を図った装輪装甲車(改)を開発する。
8-2. 不具合でメーカー(コマツ製作所)差し戻し、3年延期
開発に関しては防衛省と小松製作所によって行われ、当初の予定では平成28年から平成30年にかけて実用試験が行われる予定でした。
しかし、平成29年12月26日に試作車に不具合があっとして、防衛省は小松製作所に試作車を差し戻しました。この結果、新型装甲車の完成は3年延期となりました。その原因は、
試作品に不具合(耐弾性能のばらつきの多い防弾板の使用や板 厚不足等)があったため
引用:防衛省
このように言われています。
8-3. 装輪装甲車(改)試作品の車両データ
開発延期の発表前に納入された試作品は、次のようなものでした。
全長 | 約8.40m |
全幅 | 約2.50m |
全高 | 約2.9m |
乗員 | 11名 |
重量 | 約20t |
また、防衛装備庁のホームページで試作車の動画が公開されましたが、現在は確認することができませんので、以下の動画で確認していただくといいでしょう。
9. 装甲車を含む自衛隊車両の搭乗体験
今回ご紹介してきたような自衛隊の装甲車や戦闘機などが展示されていたり、搭乗体験ができるイベントが開催されています。自衛隊の活動に関心のある方、装甲車や戦車、戦闘機などの軍用機に関心のある方はチェックしてみてください。
9-1. 陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」
こちらでは、陸上自衛隊の活動内容に関する写真や資料を見ることができたり、自衛隊の装備品が展示されています。
また、大人だけではなく子供も楽しめる「3Dシアター」「フライトシミュレータ」「射撃シミュレータ」といった疑似体験コーナーもあります。入館料は無料で、各種イベントも開催されています。
・陸上自衛隊広報センターの基本情報
住所 | 埼玉県朝霞市栄町4-6 |
電話番号 | 03-3924-4176 |
開館時間 | 10:00-17:00 |
定休日 | 月曜日、第4火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始 |
入館料 | 無料 |
駐車場 | 40台(無料) |
ホームページ | http://www.mod.go.jp/gsdf/eae/prcenter/ |
9-2. 陸上自衛隊駐屯地でのイベント
各地の陸上自衛隊駐屯地でも装甲車や戦車への搭乗体験イベントなどが開催されています。
こちらは、防衛省・自衛隊のイベントマップから確認することができます。
10. 自衛隊に配備される装甲車の種類と任務まとめ
いかがだったでしょうか。自衛隊にはいくつもの装甲車が配備されており、それぞれ主な任務が異なっています。
自衛隊の装甲車などを確認する際は「○○式」という名称をチェックすることで、いつ制式化されたのかもわかります。近年制式化されたのは、1996年の96式装輪装甲車になります。
その後、保安情勢の変化によって新たな装甲車の開発事業「装輪装甲車(改)」が開始されました。しかし、試作品に不具合が見つかったため、完成予定が平成30年から平成33年へ延期されています。
また、こうした自衛隊の装甲車は自衛隊広報センターに展示されていたり、各地の駐屯地イベントなどで搭乗体験することも可能ですので、こちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。