自動車保険でお悩み中のあなたに贈る、イーデザイン損保と楽天損保(旧 朝日火災海上保険株式会社)の徹底比較記事です。
この2社については、イーデザイン損保がダイレクト型(通販型)、楽天損保が代理店型とそれぞれ保険のタイプが異なっています。
この記事では2社を5つのポイントから詳しく比較・解説させて頂きます。今後保険の切り替えを検討されている方は、是非最後までご覧になってみて下さいね。
1. 自動車保険はイーデザイン損保か楽天損保どっちがおすすめ?
それでは早速2社を比較していきましょう。特に楽天損保に関しては、前身の朝日火災海上保険株式会社は60年以上の歴史がありますが、設立自体は2018年7月と非常に新しい保険会社で、まだまだ情報が少ないです。
是非この記事でしっかりと情報収集してみて下さいね。
こちらの項目ではどのような人にそれぞれの保険がおすすめかを紹介していきます。それぞれポイントが異なっているので、自分自身と照らし合わせて検討してみて下さいね。
1-1. イーデザイン損保はこんな人におすすめ!
・保険料の安いダイレクト型(通販型)の自動車保険に加入したい方
楽天損保が代理店型の自動車保険であるのに対して、イーデザイン損保は、ダイレクト型(通販型)の自動車保険です。間に代理店型が入らないことにより、マージンが乗らないため、ダイレクト型の方が、保険料が安くなります。
さらにダイレクト型(通販型)の中でもイーデザイン損保トップクラスの保険料の安さを誇っており、保険料の安い自動車保険に入りたいという方には、イーデザイン損保がおすすめです。
・毎年安くなる自動車保険に加入したい方
イーデザイン損保は業界独自の「無事故割引」というシステムを導入しています。具体的にどのようなサービスかというと、例えば契約1年目に無事故だった場合に2.0%保険料が割引されるという仕組みです。
無事故である限りはその翌年も2.0%保険料が割引されます。さらには継続割引という割引もあり、1年目→2年目に0.5%、2年目→3年目に1.0%、3年目→4年目に1.5%という形でさらに割引されていく仕組みになっています。
この2つの無事故割引と継続割引を合算すると、
- 2年目→2.5%オフ
- 2年目→3.0%オフ
- 4年目→3.5%オフ
- 5年目→4.0%オフ
- 6年目→4.5%オフ
- 7年目以降→5.0%オフ
というように7年目までどんどん割引されていきます。長く加入していて、保険料が安くなる自動車保険に加入したいという方は、イーデザイン損保がオススメです。
・万が一の事故の場合に、現場に急行して欲しい方
イーデザイン損保には万が一の事故の場合、セコム事故現場急行サービスを利用することが可能です。事故に慣れている人などいる訳もなく、事故直後は誰でも不安になってしまったり、慌ててしまうことがほとんどだと思います。
そんな時に心強いのがこのセコム事故現場急行サービスです。現場に駆けつけた、セコムの緊急対処員が、救急車の手配、警察への連絡、事故現場の写真撮影やレッカーの手配など、事故直後に必要な動きをサポートしてくれます。
こう言ったサービスがあると事故直後でも少し安心出来ますよね。
1-2. 楽天損保はこんな人におすすめ!
・ロードサービスの充実している保険に加入したい方
この2社をロードサービスという点で比較すると、大幅に楽天損保の方が、内容が充実しています。
イーデザイン損保には、事故で車が自走不能になった場合の宿泊費用サポートや、交通費サポート、レンタカー費用のサポートなどはありませんが、楽天損保の場合はそれがあります。
車が自走不能になってしまった場合は、足がなくなってしまう訳ですから、こう言ったサービスが充実している点では、楽天損保の方が優勢です。
・事故対応の良い保険に加入したい方
第三者機関による顧客満足度調査と言えば、J.D.パワーの事故対応満足度調査(https://japan.jdpower.com/ja/press-releases/2018_Japan_Auto_Insurance_Satisfaction_Study)が有名ですが、こちらの調査では、楽天損保は代理店系の自動社保険で2018年に第1位を獲得しています。
対して、イーデザイン損保はダイレクト系のランキングでは、4位という結果で、事故対応の良さにおいては、楽天損保の方に分があるようです。
自動車保険は万が一の事故に備えるもの・・・つまり事故対応は非常に重要なポイントの一つと言うことが出来ます。事故対応の良い保険に加入したいということであれば、この2社の場合は楽天損保がオススメとなります。
・事故に遭った場合でも保険料が翌年も高くならない保険に加入したい方
楽天損保には、ASAP6という独自の保険商品がラインナップされています。具体的にどのようなものかというと、自動車保険の6年契約という長期契約を結ぶということです。
通常の保険の場合、事故を起こした翌年は等級も下がり保険料も上がってしまいます。
しかし、このASAP6の場合は、事故を起こした場合でも、契約している6年間の間は事故を起こしても保険料は上がらず、毎年保険料が下がり続けるという仕組みになっています(保険料の下がり幅は他社の保険料ほどではありませんが)。
事故をいつか起こしてしまうのでは・・・と不安な方にとっては非常に心強い保険になっています。
2. イーデザイン損保か楽天損保か?【評判・口コミ】の違いは?
2-1. イーデザイン損保の口コミ
(良い口コミ)
・「保険料と補償内容を比較しても、コストパフォーマンスの良い保険だと思います。元々は他社の代理店型の保険に加入していましたが、2万円以上保険料が安くなり、こんなに安くなるのかと驚きました。
ダイレクト型だと契約時の疑問点が解消されないという不安もありましたが、コールセンターに問い合わせたら、しっかりと対応してくれたので心配はないと思います。」
・「無事故割引や継続割引など、保険の長期ユーザーに優しい保険になっていると思います。その他にも早割や新車割など割引が豊富なので、ともかく保険料を安く済ませたいという人にはとてもおすすめです。」
(悪い口コミ)
・「保険料は、かなり安い保険です。しかし、安かろう悪かろうとは良く言ったもので・・・。以前事故に遭ってしまい、こちらの話をほとんど聞いてもらえず、相手の言うことを丸呑みにしてしまい、示談交渉では全く役に立ちませんでした。
担当者の能力に左右される部分もあるとは思いますが、正直心強い保険ではありません。」
・「以前ロードサービスを利用しようとイーデザイン損保に連絡しましたが、担当者が慌ててしまい、対応に四苦八苦していました。
経験不足な担当者だったのかもしれませんが、トラブルに遭って四苦八苦しているのはこちらの方なので、しっかり対応して欲しい」
2-2. 楽天損保の口コミ
(良い口コミ)
・「事故時の対応も迅速で、丁寧な対応をしてもらいました。事故後の対応などかなり不安がありましたが、こちら側があまり関与することなく、事故対応を行ってくれたので、とても安心しました。
ロードサービスも充実しているので、自動車保険で悩んでいる方にはおすすめの保険です。」
・「ASAP6の長期契約は、契約する側からするととても有利な形態だと思います。保険期間中の事故は1回であれば翌年の保険料が上がらないというのは他の自動車保険とは大きく異なっています。
事故を起こした際に翌年の保険料が上がることを嫌がって、保険を使わないという人もいますが、楽天損保のASAP6であれば、そう言った心配は必要がないので、保険本来の補償という役目を果たしてくれる保険だと思います。」
(悪い口コミ)
・「事故に遭遇した際、当初は物損事故で進めていたものの、数日後に首に痛みが出たため、人身事故に切り替えました。人身事故の担当者は丁寧で、対応も良かったのですが、物損事故の担当者は説明や質問が分かりづらく、イマイチでした。」
・「ASAPは事故のリスクに対しては強いけど、良くも悪くも長期契約の期間中保険料が想定上には安くならないことがネックです。期間中に免許証の色が青→ゴールドに変わりましたが、途中での割引はありませんでした(最初からゴールドじゃないとダメなようです)。
保険料は確かに代理店型の保険の中では安いかもしれませんが、ダイレクト型の保険と比べると正直高いというのが本音です。」
イーデザイン損保と楽天損保、2社の口コミを比較してみて
口コミを比較すると、やはりイーデザイン損保は保険料の安さに対する好意的な口コミが多く見られました。逆に楽天損保は事故対応の良さや、ASAP6の事故翌年も保険料が上がらない仕組みを支持する声が多かったです。
イーデザイン損保も事故対応に対する評判は、他のダイレクト型保険と比較すると良い評判も多いのですが、事故対応に関しては好意的な口コミの割合が多かったです。
3. イーデザイン損保か楽天損保か?【保険料】の違いは?
自動車保険はほとんどのドライバーが加入しているもので、毎月もしくは毎年必ずある程度の額を支払わなければならないものです。
そのため、少しでも安く済ませたいと考えることは、自然なことです。この項目ではイーデザイン損保と楽天損保それぞれの保険料の違いを比較していきます。
保険料算出の条件としては、
- 車両:ステーションワゴン
- 等級:13等級
- 免許証の色:ゴールド
- 車両保険:有り
- 対人・対物無制限
で比較してみます。但し、保険料は契約内容や詳細条件によって大きく価格が異なります。あくまでもこちらで紹介する価格は、参考価格としてお考え下さい。
3-1. イーデザイン損保の保険料
- 年間保険料:34,880円
- 月々:約2,906円
ダイレクト型(通販型)の自動車保険の中でも、保険料の安さにおいては評価が高いイーデザイン損保だけあって、非常に保険料が安くなっています。
WEBでの一括見積もりなどを活用した場合でも最安値が出ることも多いため、トップクラスに安い保険料と言えるでしょう。
3-2. 楽天損保の保険料
- 年間保険料:62,460円
- 月々:約5,205円
やはり代理店型ということもあり、保険料は他社と比較しても高めになっています。とは言ってもこの保険料は代理店型の中ではトップクラスの安さを誇っているので、金額だけ見て、高いと言い切ることは出来ません。
イーデザイン損保と楽天損保、2社の保険料を比較してみて
口コミでも保険料に関してはイーデザイン損保を支持する声が多かったのですが、やはり実際に保険料を比較してみると、イーデザイン損保の圧倒的な安さが目立ちます。
ダイレクト型(通販型)と代理店型の違いがあるので仕方がないことではありますが・・・。自動車保険を選ぶ上で、保険料の安さを重視するのであれば、イーデザイン損保がおすすめです。
4. イーデザイン損保か楽天損保か?【補償内容】の違いは?
4-1. イーデザイン損保の補償内容
- 対人・対物賠償=対人賠償は無制限のみ
- 人身傷害=車内のみ、もしくは車内+車外または補償なしも可能
- 搭乗者傷害 給付金=5日以上入院で 5万円
- けがの補償オプション=自損事故傷害保険、女性のお顔手術費用特約、育英費用特約、入院時諸費用特約
- 車両保険=一般型 or エコノミー型
- 身の回り品補償特約=30万円限度
- レンタカー費用特約=日額 5,000円以下に固定
4-2. 楽天損保の補償内容
- 対人・対物賠償=対人・対物共に無制限以外も選択可
- 人身傷害=車内のみ(人身傷害社外危険補償特約をつければ、車内+車外)
- 搭乗者傷害 給付金=5日以上で10万円
- けがの補償オプション
- 搭乗者障害特約
- 車両保険=一般型or車対車+A型(限定型)
- 身の回り品補償特約=30万円限度
- レンタカー費用特約=1日あたりの保険金日額限度
イーデザイン損保と楽天損保の2社の補償内容を比較してみて
補償内容を比較してみると、劇的な差はありませんが、けがの補償オプションに関しては、イーデザイン損保が豊富になっています。イーデザイン損保はオプションも多く、その中から自分に適した保険をカスタム出来るのが魅力と言えるでしょう。
5. イーデザイン損保か楽天損保か?【事故対応・ロードサービス】の違いは?
5-1. イーデザイン損保の事故対応・ロードサービス
(事故対応)
- 事故受付=24時間365日受付
- 即日対応=時間帯問わず、その日の内に
- 現場急行等=セコム現場急行サービス
(ロードサービス内容)
- レッカーサービス無料範囲=イーデザイン損保指定の修理工場までの牽引(距離制限は無し)、契約者希望の修理工場もしくは自宅(60km)
- 引き上げ、引き降ろしサービス
- 応急対応サービス
- 燃料切れ時ガソリン配達サービス
- 故障相談サービス
- 情報提供サービス
5-2. 楽天損保の事故対応・ロードサービス
(事故対応)
- 事故受付=24時間365日受付
- 即日対応= 時間帯問わず、その日の内に
- 現場急行等=なし
(ロードサービス内容)
- レッカーサービス無料範囲=20万円分無料(20万円を距離換算すると約250km)
- 落輪引き上げ作業
- 緊急処理サービス
- 燃料切れ時ガソリン配達サービス
- GPS位置情報サービス
- 臨時代替交通費用サービス
- 臨時宿泊費用サービス
- 臨時ペット宿泊費用サービス
イーデザイン損保と楽天損保の2社の事故対応・ロードサービスを比較してみて
事故対応に関しては、現場急行サービスがある分イーデザイン損保がやや優勢という結果です。やはり現場急行サービスは、あるとないとでは安心感が違いますよね。
ただ事故後の担当者の対応に関しては、楽天損保を支持する声も多く、トータルで事故対応という点を考えると楽天損保の方が優れていると考えられます。
ロードサービスに関しては、楽天損保の方が充実しており、ロードサービスを重視したいという方には、楽天損保がおすすめという結果になっています。
自動車保険の選び方まとめ
以上、「イーデザイン損保と楽天損保を比較!自動車保険選びの5つのポイントを詳しく解説!」をお送りさせて頂きましたが、如何でしたか?
保険料の安さ、割引の豊富さという点では、イーデザイン損保が優れており保険には第一に安さを求めたいという方には、イーデザイン損保は非常にマッチしている保険です。
事故対応の満足度という点では楽天損保と比較する少し劣るかもしれませんが、コストパフォーマンスの高い保険と言えるでしょう。
充実したロードサービスや、事故後の優れた対応、事故の翌年でも保険料が変わらないという点を重視したいのであれば、逆に楽天損保がおすすめです。
あなた自身が自動車保険に何を求めるのかをしっかりと整理して、どちらかベストな選択肢を選んでみて下さいね。