ディーラー車検に出しておけば、安心して任せる事ができるという声をよく耳にします。確かにディーラーは販売元である前にメーカーであり、自社の車の事は知り尽くしているので、車検に出すユーザーとしても安心して車検に出す事ができますよね。
ただ、車検の費用が高くなってしまうという問題があります。
そこで気になるのが、ディーラー以外に車検の受付をしている企業です。この記事では安くて速いと定評のある車検の速太郎について、その評判やメリット・デメリットなど徹底的に掘り下げてみたいと思います。
また、ディーラーを比較対象として、実際に双方の特徴を見比べる事でどちらにすべきなのか、分かりやすく解説していますので、是非ご覧ください!
車検に出すならディーラーと車検の速太郎はどっちがおすすめ?
車検に出すならディーラーの方が良いのか、車検の速太郎の方が良いのかという選択をする為には、双方の特徴や評判、メリット・デメリットなど詳しく知る必要があります。
なぜなら、どちらの車検にも一長一短があるので、それらを知った上で判断しないと満足のいく結果とならない可能性があるからです。
では、双方の車検の特徴を解説する前にディーラー車検と車検の速太郎、それぞれの車検がどういった方におすすめできるのかを解説します。
ディーラー車検がおすすめな方
多少車検費用が高くなっても、安心を優先したいという方にはディーラー車検をおすすめします。
ディーラーは自社ブランドの車を知り尽くしているという安心感や、車検の際に必要な交換部品もメーカーが指定した純正部品を使用します。
また、車検の内容も次の車検を見越して次の車検までに交換時期がきそうな部品があれば、前もって交換しておく予防整備も徹底して行います。
このように、ディーラー車検はユーザーで車の状態を管理しなくても、安心して車を任せる事ができる安心の車検を施してくれます。
車検の速太郎がおすすめな方
車検の速太郎がおすすめな方を説明する前に、そもそも車検の速太郎を知らない方の為に、どういった企業なのかという事を簡単に解説します。
車検の速太郎とは全国規模にフランチャイズ展開している企業であり、加盟しているお店は国から認可を受けた認証工場または指定工場であり、整備士資格保持者が在籍している工場が対象となっています。
加盟店舗は接客マニュアルや車検作業の実習など、年間30回以上の研修を実施する事で加盟店のサービス品質を高めています。
つまり、車検を実施する工場単位で見た場合は、車検の速太郎はディーラーに遜色の無い設備と人材を確保している工場が対象となっているという事です。
工場として一定の基準を満たしているにもかかわらずディーラーよりも車検費用が安くなるので、ディーラー車検の費用が少し高いと思った時に、有力な候補の一つとなるのが車検の速太郎です。
車検の速太郎の評判・口コミは?
双方の大まかな特徴は分かったので、続いては車検の速太郎を実際に利用したユーザーの評判・口コミを紹介します。
実際に利用してみないと分からないユーザーの生の声を見て、もう少し車検の速太郎の事を知ってみましょう。
良い評判
- 車検費用が安くなった
- その日のうちに乗って帰れる!早い!
- 接客態度がとても良い
車検の速太郎という名前からも分かるように、早さを売りにしているだけあってスピードに関しての声が多くありました。同じ様に安いという声も見られたので、早い、安いと来て続いて接客態度も良いと、気になる評価が三拍子揃っているので期待はできそうですよね。
ただ、車検の内容についての評価がそれ程多く見られなかったのが、少し気になってしまう所ではあります。
早い、安いという評価が多かったという点は、点検整備程度で早く済ます事ができたユーザーが多く含まれている事が推察できます。
それに対して、説明が良かった、良心的な整備をしてくれたなど、サービス内容に関する声がやや少なかったように感じました。
もし、車検に出そうと思っている車が、交換部品の数が多い経年車や走行距離が多い車である場合、見積時にこちらの意思はしっかりと先方に通しておいた方が良さそうです。
悪い評判
- 押し売りと感じる整備をおすすめしてくる
- サービス内容が不明瞭
- 色々な料金を追加されて結局高くなった
悪い評判の中には、押し売りであるとユーザーが感じた事による不満の声が多く見受けられました。これはユーザーが納得のいく分かりやすい説明が無かったのか、あるいは納得のいく説明ができない不要な整備箇所であったのか、評判だけではどちらなのかは分かりません。
しかし、お客さんが納得していない以上、店側に何かしらの改善点は必要かもしれません。
サービス内容が不明瞭であり、且つ色々な料金を追加されるというのも、押し売りの件と同じく、ユーザーが誤解を招いたりネガティブなイメージを抱かせてしまうシステムに問題点がありそうです。
悪い評判の内容は店舗側に改善点がありそうなものの他に、とくに問題が無く妥当である整備箇所においても不満の対象となっている評判がいくつか含まれていました。
もし、整備箇所が多いと想定される車の場合(経年車や多走行車など)、ユーザー側としても不要だと思う整備箇所を指摘して省いてもらう程度の知識があった方が安く済ませる事ができそうです。
ディーラー車検と車検の速太郎の違い
ディーラー車検と車検の速太郎を比較する場合、双方のメリット・デメリットについても把握して、はっきりと明確に違いを把握しておかなければ、正しい選択はできません。
これまでの説明で、ディーラーには安心感があるという事をお伝えしてきました。この記事を読んでいる方の中には、共感したという方もいるのではないでしょうか。
では、このような内容も含めて、ディーラーの特徴、メリット・デメリットについても解説したいと思います。
ディーラー車検の特徴
ディーラーの車検の特徴と言えば、信頼して車検を頼む事ができる安心感があるという事です。自動車メーカーを背負って整備するディーラーですから、ミスも無く良心的な車検をしてくれそうですよね。
ディーラーでは同じメーカー同士の別支店との競争はありますが、顧客に対しての応対や車検に関してのマニュアルには一貫性があり、支店によってサービスの質が極端に偏るという事はありません。
作業に関しても単純なミスをしてメーカーのブランドに傷がつく事を避ける為、失敗が起こらないよう丁寧に作業をしてくれます。交換部品においても、メーカーが指定した信頼度の高い純正部品を使用しています。
このように、車検に出す上で不安となる要素は殆ど無いという事から、ユーザーとしては安心して車検に出す事ができます。
ただ、一つだけ欠点があり、それは車検の費用が高くなってしまうという事です。
メリット
- 安心して車検を頼む事ができる
- 説明や応対など接客態度が良い
- コンピューター診断が受けられる
先の項でも解説したように、ユーザーにとって安心して車検に出す事ができるという点は最大のメリットですよね。それに、車検に出す際の接客対応も丁寧で、気持ち良く頼む事ができます。
車検は車に詳しい人であれば、過度な部品交換や整備などがあった場合に気付く事ができますが、そうでない人にとっては本当に必要性があったのか分からない場合が多いですよね。その場合に、車検に出す業者に対して信頼度が無ければ、余計な不安を抱いてしまう事にもなってしまいます。
コンピューター診断について、電子制御で管理している部品が多くなってきた昨今、コンピューター診断でなければ調整ができない部品も存在します。
ですから、コンピューター診断が必要な症状(コンピューター制御部品の不調、警告灯の点灯等)がある場合、ディーラーで車検を受けた方がスムーズに対応してくれます。
デメリット
- 車検費用が高くなってしまう
- 交換部品は基本的に純正部品のみ
- 改造車は受付拒否されるケースがある
ディーラーの車検は安心して気持ち良くサービスを利用できるというメリットがある反面、車検費用が高くなってしまうというデメリットがあります。費用が高くなる主な理由には、時間・作業単位で発生する工賃、高品質の純正部品などが挙げられます。
他にも、車をドレスアップしたりチューニングする人にとってデメリットとなってしまうのが、改造車は受付拒否されるケースがあるという事です。
改造車とは単に違法改造の事だけではなく、たとえ車検に通る範囲の改造パーツであっても社外品という理由だけで、整備を断られるケースもあるので注意が必要です。
車検の速太郎の特徴
メリット
- 最短45分のスピード車検
- 安心・丁寧56項目点検
- 全車種一律14,300円(輸入車はプラス1,1000円)
車検の速太郎のメリットとして、まず最初に挙げられるのが社名からも分かるようにスピード車検です。ただし、この最短45分で14,300円というのは、整備箇所や交換部品が増える事で時間を要する事になり、費用も整備費用として加算される事となれます。
ただし、車検の速太郎では申請代行料や事務手数料が不要で、整備費用以外に追加される料金はありません。
早さの秘訣はレースのピットのように、複数人で1台の車を整備する事で実現しているので、しっかりと安心・丁寧に56項目の点検を実施してくれます。
デメリット
- 押し売りやセールスと感じる追加整備がある
- 対応や説明が不十分と感じるケースがある
- 広告や宣伝に分かりにくさがある
車検の速太郎のデメリットとして、少数ではありますがユーザーが押し売りやセールスと感じてしまう追加整備があるという事です。その整備箇所が本当に必要性があったかどうかに拘わらず、そのように感じてしまう人が一定数いるという事は危惧しておいた方が良いかもしれません。
それは車検の速太郎側だけの問題でなく、利用するユーザー自身も広告を見た時や、車検の受付をする際に分からない点や不明な点があれば、事前に確認しておく事でトラブルを未然に防ぐ事ができます。
ディーラー車検に不満なら車検の速太郎で見積もりを取ろう!
ディーラー車検は不安になる事もなく、安心して車を任せる事ができますが、費用が高くなってしまうという点で悩んでしまう人が多いかと思います。
ただ、ディーラー以外で車検をする場合、今まで通り車をお任せすると店舗側とユーザー間で、整備の度合いに食い違いが起こる可能性には注意しておきたいですよね。
車検の速太郎の車検は、整備に時間がかからないケースであれば最短45分で車検が完了するというのがセールスポイントです。
もし、車検を頼む場合に、自身の車が交換部品が多くなりそうであれば、車検に通らない部分だけを交換して欲しいといったように、どのような部品であれば交換して欲しいのか、こちらの意思を伝えておく事で互いの食い違いを少なくできます。
ディーラー以外ではじめて車検を受けるという方は、これまでとは少し勝手が違う部分もありますが、きちんとこちらの意思を伝えれば必ずきちんとした対応はしてくれるはずです。
色々と不安な気持ちがあっても、まずは見積もりをとってみましょう。見積もりをして、不満であればそれから中断しても遅くはありません。