ペトロナス(PETRONAS)のエンジンオイル性能と評判

ペトロナス(PETRONAS)の持つ高い技術力は、F1マシーンに集約されているといえるかもしれません。ザウバーF1チームから始まりメルセデスAMG F1といえば、モータースポーツファンなら誰もが知る有名チームです。

このチームからフィードバックされたオイルとはどんな高性能なものなのか、他社とはどんな違いがあるのか気になるのではないでしょうか。ペトロナス(PETRONAS)の技術の結晶を見ていきましょう。

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ペトロナス(PETRONAS)のエンジンオイルとは?

1974年に設立されたマレーシア国営企業のペトロナス(PETRONAS)は、本来「ペトロリアム・ナショナル」といいます。世界規模で事業を展開し、原油や天然ガスにとどまりません。

液化天然ガスの輸出では世界第2位を獲得し、石油化学製品は年間1千万トン以上を生産しています。そのうちメタノールは世界第4位に位置する、石油生産国といえるでしょう。

石油化学製品の開発、販売、ガスパイプラインの運営資産運用、海運事業など幅広く行ってきました。アメリカのビジネス雑誌フォーチューンが毎年行う全世界の会社を対象に総収益ランキング「フォーチューン・グローバル500」に選出されたこともあります。

石油化学製品のスペシャリストといえるゆえんは、ペトロナス(PETRONAS)の幅広い分野での研究開発にあるでしょう。液化天然ガスをはじめ自動車用ガソリン、ジェット燃料などの精製と開発を行っています。

潤滑油の分野でも世界のさまざまな自動車メーカーの厳しい技術要求をクリアし、採用されてきました。また自働車のみならず二輪、トラック、バス、船舶、農業機械などへも生産、供給を行っています。

1996年にザウバーF1チームから始まり、現在はメルセデスAMG F1のスポンサーであることはご存じのことでしょう。日本国内でもスーパー GTやスーパーフォーミュラを支援しています。

現在ではモータースポーツといえば、誰もが知るブリジストンやモービルに迫るほどの勢いを持つメーカーへと成長を遂げているといえるでしょう。

ペトロナス(PETRONAS)のエンジンオイルの特徴と性能

ペトロナス(PETRONAS)独自の技術のひとつにクールテックがあります。例えば日々の運転の中で、ドライバーはエンジン内部でエンジンの温度が上昇していることを考えることはほぼありません。

しかし、交通渋滞や傾斜が急な坂道の走行、急加速などエンジンにとってのシビアコンディションは日常の中で起こっています。この状況は、オイルの劣化を早めるだけでなくエンジン内部のパーツの寿命を縮めることに繋がるでしょう。

ペトロナス(PETRONAS)のクールテックは温度の上昇からエンジンを守り、最高のパフォーマンスを維持するために開発されました。ここでクールテックの重要な3つのポイントをご紹介しておきます。

優れた摩耗軽減性

ILSAC規格は大まかにいえばAPI規格に省燃費性能を加えたもので、最新のILSAC/GF-5 の内容と比較した場合72%の摩耗軽減を実現しました。これはエンジン内部の発熱を抑制し、さまざまなパーツを摩耗から保護することを意味しています。

高い酸化安定性

100時間の間オイルの温度を150℃に維持した状態で酸化度を調べる実験を行ったところ、クールテックは酸化低下率が62%優れているという結果を得ました。これは粘度変化を抑制してオイルの流動性が長時間維持されていることを示しています。

また、熱吸収性と放熱性のバランスが非常によく、エンジン内の温度を常に安定させることに役立っているのです。

堆積物の抑制

オイルを150℃の高温にし、100時間維持する酸化度を調べる実験で、ペトロナス(PETRONAS)はSN規格を大幅にクリアすることに成功しています。スラッジの堆積を抑制されることで、エンジン内部が長時間クリーンな状態に維持することが可能になりました。

ペトロナス(PETRONAS)のエンジンオイルの評判

ペトロナス(PETRONAS)ユーザーたちはどのような感想を持っているのでしょうか。いろいろな声を集めてみましたので、参考にしてみてください。

  • 凡人でもわかるほどエンジンの吹け上りが軽くなりました。
  • アイドリングが静かになりました。そして極低速域がスムーズに感じます。また2,000回転~3,000回転がトルクフルになりました。
  • ディーラーで整備士をしている友人のすすめで変えることにしました。100㎞走行してみましたが、低速からのトルクが太くなっています。瞬間燃料計を見ても、明らかに良くなりました。

ペトロナス(PETRONAS)を使用するショップの声もありました。

エンジンオイルの役割はさまざまで、どのようなオイルであってもそれは同じです。良いオイルは交換直後のフィーリングが長く持続するという特徴がありますが、オイルの役割を終えると徐々に希釈し、効果が薄れるものです。

そのためどれほど良いオイルであっても、長持ちするとは限りません。当店でよいオイルだと感じたものはペトロナス(PETRONAS)でした。交換直後のフィーリングの良さを1速にギアチェンジしたときのスムーズさで感じることができます。

たくさんの種類のエンジンオイルを使用してみましたが、ペトロナス(PETRONAS)のようにエンジン内部をいたわりながら、コンディションを維持することができるオイルはなかなか巡り合えないと思います。

ペトロナス(PETRONAS)と他社のエンジンオイルの違い

F1のエンジンは、運動エネルギーを電気に変える運動エネルギー再生のMGU-Kや、排出ガスを電気エネルギーに変える回生装置を備えたハイブリッドのMNU-Hを合わせたERSがレギュレーションとなっています。

そこでペトロナス(PETRONAS)とメルセデスAMGチームが共同開発したものが、クールテックです。この独自のテクノロジーを市販車にも応用されているのです。もちろんF1で使用する状況下の方が油温は高くなります。

しかし、一般道を走行するハイブリッド車のエンジンの方が過酷な条件下ということができるのです。ストップ&ゴーを繰り返し油温が安定せず、一方で長距離走行となるとエンジンの稼働率が高まり、高温状態が持続してしまいます。

そこで重要になるのが、ペトロナス(PETRONAS)が開発した熱最適化技術です。F1からフィードバックされた最新のオイルが市販車に使用することができることになりました。

そのほかのレース活動としは、スーパーGTやGT3を管轄するSRO(ステファン・ラテル・オーガニゼーション)が主催するGTワールドチャレンジなどのレースで、活躍を続けています。

ペトロナス(PETRONAS)のロゴマークはオイルの雫をイメージしてデザインされました。「世界が選ぶガスト石油のレーディングカンパニーを目指す」というビジョンを持ち、世界的にグローバルな活動を行っています。

その根幹となるのは「信頼される品質」です。ロゴマークに込められているのは、優れた品質と性能を誇るペトロナス(PETRONAS)を象徴しているといえるでしょう。

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ペトロナス(PETRONAS)のエンジンオイルの種類と性能

ここからは、ペトロナス(PETRONAS)がラインアップしているオイルをご紹介していきます。自分の車にはどのオイルが合うのか考えてみるのも良いのではないでしょうか。以下にご紹介するオイルすべてに『クールテック』が採用されており、エンジン温度を最適化することが可能です。

SYNTIUM RACER 10W-60

PETRONAS ペトロナス SYNTIUM シンティアム RACER X1 10W-60 1L缶

価格

性能

広範囲に渡って実践を行い、開発に時間、費用をかけて研究されたレーシングオイルです。過酷な条件下にあるスポーツ走行やサーキットでその性能を発揮します。オイルの消費を抑え、油圧の安定性と維持を実現しました。

耐久レースであっても安定した油膜を保持し、エンジンの細部まで保護できるようになっています。

SYNTIUM 7000 0W-40

価格

3,250円(税込)/1L

性能

F1をはじめ世界のレースに参戦した経験を活かして開発されたオイルです。どのような厳しい状況下でも、優れたエンジン性能を発揮することができます。もちろん極低温化であっても滑らかな始動性を維持することができ、オールシーズン対応することが可能です。

SYNTIUM 7000 0W-20

価格

性能

低摩擦特性に優れており、卓越した潤滑性能でエンジンの稼働効率を高めます。ハイブリッド車、アイドリングストップ車はもちろんのこと、0W-20推奨の小排気量NA車にも対応することが可能です。クイックなエンジンレスポンスを体感することができるでしょう。

優れた熱安定性と酸化安定性を持ち、長い時間エンジン内を保護することができます。それによって本来のエンジンパフォーマンスを引き出すことに成功しました。

SYNTIUM 7000 0W-16

価格

1,500円(税込)/1L

性能

高性能省燃費車やハイブリッド車専用のオイルとなり、SYNTIUMシリーズの中で最低粘度を誇ります。ハイブリッド車、アイドリングストップ車のシビアコンディションによるエンジンの高温化に対応することができました。

超低粘度化されたことにより素早く確実に細部までオイルを供給することが可能になり、安定性が強化されました。また長い期間に渡ってエンジンのベストコンディションを維持することができます。

SYNTIUM 5000 AV 5W-30

価格

2,500円(税込)/1L

性能

欧州自動車工業会ASEAのC3規格を要求するメルセデス ベンツ、フォルクスワーゲン、アウディのクリーンディーゼルに対応します。清浄分散性が高いため、エンジン内に堆積するデポジットの生成を抑えることができるだけでなく、内部をクリーンに保つことが可能です。

もう一つのポイントは排気ガスをクリーンに保ち触媒装置にダメージを与えることのない先進技術を駆使した添加剤技術を採用しました。

SYNTIUM 5000 XS 5W-30

価格

2,500円(税込)/1L

性能

最新の欧州車、ディーゼルエンジンの要求性能を満たしたオイルです。メルセデスベンツ、BMW の承認規格を取得しています。高品質添加剤に独自のベースオイルを配合することで、常に安定した性能を長い時間に渡り得ることが可能になりました。

SYNTIUM 3000 E 5W-40

価格

2,500円(税込)/1L

性能

省燃費性能と酸化安定性に優れ、長い時間の経過にも粘度変化を抑制する効果があります。摩耗軽減性が高く過度な発熱を防ぐことも可能です。これは欧州車の性能要求を満たす基準となっています。

SYNTIUM 3000 5W-30

価格

1,500円(税込)/1L

性能

公式開発パートナーであるメルセデスF1チームと開発した高性能化学合成エンジンオイルです。低摩擦特性に優れ、効率よくエンジンを稼働させるために省燃費性能と耐久性を両立することができます。

酸化安定性とせん断安定性に優れているため、高負荷な条件下であっても粘度が安定し、潤滑性能を発揮することが可能になりました。

自然吸気のNAエンジンや、5W-30推奨のターボチャージャー、スーパーチャージャーなどの過給機エンジンにも対応可能です。

SYNTIUM 1000 15W-50

性能

厳しいコンディションの中でも高い保護性能を発揮する合成エンジンオイルです。チューニングエンジンや、ハイパワーターボエンジンなどでのスポーツ走行時には安定したパフォーマンスを発揮します。

SYNTIUM 800 10W-40

価格

1,250円(税込)/1L

性能

国産車、欧州車を問わず、高い保護性能を発揮することができるでしょう。エンジンが高温になりがちな高出力車をはじめ欧州車にも最適です。クールテック技術によりエンジンをコントロールすることができるため、いつでも良好なコンディションへと導きます。

SYNTIUM 800 5W-30

価格

1,250円(税込)/1L

性能

公式開発パートナーであるメルセデスF1チームと開発された半合成エンジンオイルです。品質の高い合成油と非従来型基油をブレンドすることで、卓越したパフォーマンスを発揮します。

最新規格のAPI SN規格を上回る環境性能と耐久性を実現しました。オイル交換のスパンを伸ばしたロングドレインでもエンジン内部の保護を確実に行うことを可能にしました。

ペトロナス(PETRONAS)独自の添加剤システムによってスラッジ、カーボンの生成を抑制し、エンジン内部をクリーンに保つことができます。

まとめ

マレーシア国営の石油企業として、世界にその名を知られているペトロナス(PETRONAS)は、F1をはじめとするモータースポーツで大活躍する存在へと変わりつつあるのではないでしょうか。

独自のテクノロジーであるクールテックは、熱最適化技術によってエンジン内の温度を一定に保ち、パワーを最大限に引き出します。これはペトロナス(PETRONAS)が高度な技術を提供することができるプレミアムブランドであることを印象付けた技術力です。

モータースポーツからフィードバックされた高い技術力が詰まったペトロナス(PETRONAS)のオイルを体感してみるのも楽しいのではないでしょうか。

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