バルボリン(Valvoline)のエンジンオイル性能と評判

140年も前に誕生した潤滑油メーカーバルボリン(Valvoline)は、世界で最も古いオイルメーカーといわれています。物理学者の手から生まれ、今日に至るまで培ってきたものは高い技術力にほかなりません。

車と共に進化を続けるバルボリン(Valvoline)のオイルとはどのような性能を持っているのか、オイルを知り尽くしているからこそできる品質をご覧いただきましょう。

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バルボリン(Valvoline)のエンジンオイルとは?

1866年にアメリカで創業された潤滑油メーカーバルボリン(Valvoline)は物理学者ジョン・エリスによって誕生しています。モーターオイルメーカーとしては、世界最古のブランドです。

蒸気機関エンジンが主流のアメリカで当時問題となっていたのは、バルブ周辺でシリンダーが腐食したり、シールが漏れやすくなったりという故障を起こすことでした。そこで石油からシリンダー油の開発に成功したのがバルボリン(Valvoline)です。

シリンダー油とは、蒸気機関のシリダーや弁に使用される高粘度の潤滑油のことをいいます。温度や荷重の高い部分に使用するもので、蒸気機関エンジンのように蒸気が持つ熱エネルギーを力に変える原動機には重要な役割を果たしました。

バルボリン(Valvoline)のシリンダー油を使用すると、今までの不具合を起こす確率が低下していきました。バルブの動きを向上させることに成功し、高い信頼性を得た結果が現在へと受け継がれています。

アメリカの石油業界で140年の歴史を持ち、オイルブランドの地位を確立しました。20世紀に入りガソリンエンジンが主流となり、21世紀を迎えた今も潤滑油メーカーとして大きく成長を続けています。

現在では世界140カ国以上で事業を展開し、自動車用潤滑油だけでなくトランスミッションフィールド、ギアオイル、ケミカル製品グリースなどさまざまです。またアメリカではメジャーなファミリーブランド、「イーグルワン」のカーケア商品を手掛けています。

バルボリン(Valvoline)のエンジンオイルの特徴と性能

1945年の第二次世界大戦中には軍事関連車両に使用されていたのはバルボリン(Valvoline)でした。エンジンオイルメーカーとして高い評価を得ていた証といえるでしょう。

戦後の高度経済成長期にはフォード・モデルAなど既存車両をベースにエンジンを強化しカスタマイズされたホットロッドが大流行しました。自動車メーカーは一斉にオーバー・ヘッドバルブ(OHV)のV8エンジンへとシフトしていきます。

サイドバルブ(SV)からOHVへの進化は、エンジンバルブがシリンダーより上側に配置された画期的な構造を持ち、エンジンの高出力を可能にしています。しかし過渡期となる第二次世界大戦では耐久性の高いSVが採用されていました。

時代の移り変わりにも対応できる技術力を身に着けていたのはバルボリ(Valvoline)です。SVからOHVへと進化するエンジンに対応し、1954年には全天候対応のオイルを開発、オールシーズンオイルが誕生しました。

アメリカのスピードとハイパワーへのこだわりはこの時代に確立されたのかもしれません。また車をカスタマイズするだけでなく、オイルの交換など修理を自分で行うDIYの歴史もこのころから始まったようです。

1965年にバルボリン(Valvoline)はラベルにオイル交換の支持を記載することを取り入れ、さらに好評を得ていきます。80年代から90年代に入ると、最初の合成ブレンドモーターオイルとなるDura Blendを発表しました。

その後も新たな試みは続きます。例えば過走行車両に向けてエンジンのパワーを取り戻せるオイルの開発に成功し、ほかには50%再生製油を使用したNextGenを導入することも決定しました。

2015年には新しくPro-V Racingの潤滑剤シリーズを発表し、プロのレースチームが採用するテクノロジーを取り入れるものとしました。また2017年にはオイル交換をDIYするユーザーがより簡単に使用できるEasy Pour Bottleを提供することを発表しています。

Easy Pour Bottleは2018年に製品革新に関する消費者調査でProduct of the Yearに選ばれました。それと同時期にエンジン内に蓄積するカーボンを解消する目的で開発された最初のモーターオイルとなるModern Engine Full Syntheticを発売しています。

さらにバルボリン(Valvoline)はダウンサイジング過給ガソリンエンジンが低回転、低負荷で運転されることにより、スパークプラグのより早いタイミングで燃料着火を行うLSPI(Low Speed Pre Ignition)を保護する最初の主要ブランドになりました。

年代を追うごとに変わりゆく車にあわせて開発を進めることができる高い技術力を持っているバルボリン(Valvoline)だからこそ、エンジンの進化と一緒に進むことができたといえるでしょう。

バルボリン(Valvoline)のエンジンオイルの評判

実際に使用しているユーザーたちの声を集めてみましたので、参考にしてみてください。

  • アイドリングが、確実に静かになったようです。オイルの消費量も減っていて調子が良いと思います。暖気するとさらに良さが分かるのではないでしょうか。でも、長持ちはしないような気がします。
  • ボアアップしたエンジンの油温上昇があまりにもすごかったので、硬めのオイルを入れたところ、真夏なのに90℃にも達していなかったので、いいかもしれないと思います。
  • 交換して5,000㎞、10,000㎞と走行を重ねましたが、何の変化もありません。つまり交換直後のフィーリングが維持されているということです。これには驚きました。
  • エンジン音が静かになり、レスポンスもいい感じです。カラカラという金属音がしていたのですが、気にならなくなりました。油膜の形成がしっかりとしていてエンジンが保護されている気がします。
  • 冬の低温状態でも、始動はすぐにできます。しかし10度を下回るとエンジンの吹け上りが悪いため、十分な暖気が必要です。水温計が40度を超えるくらいまで暖まれば、普段と同じようにエンジンは回ります。

バルボリン(Valvoline)と他社のエンジンオイルの違い

さまざまなレース活動のサポートを通して、オイルの研究開発に活かされてきました。その快挙をご紹介していきます。

1977年~79年までJPSロータス F1 を支えていたのはバルボリン(Valvoline)でした。F1ドライバーのマリオ・アンドレッティは78年にチャンピオンを獲得しています。

彼からの依頼を受けバルボリン(Valvoline)がスポンサーを行うことになりました。F1という最高峰の舞台で、名門ロータスをサポートした経験は大きくいかされているといえるでしょう。

クロアチアで開催された2010FIMバルボリン・クロアチアグランプリでは世界選手権がかかった初のタイトルスポンサーを手にしています。またWTCC(世界ツーリングカー選手権)でも2位を獲得する大健闘でした。

2006年にはバルボリン(Valvoline)とルノー日産クロアチアが協力関係を結びます。クロアチア、ボスニア、コソボ、マケドニアなどの各国で販売される車においてはバルボリン(Valvoline)のオイルが供給されることが決定しました。

またバルボリン(Valvoline)のオイルがフォードの規格に適合し、正式に認証製品としてリストに追加されることも決定しています。その製品はシンパワーFE 5W-30です。

100%合成モーターオイルで最先端の添加技術が使用されています。世界基準を満たすスペックを持ち、ガソリン車からディーゼル車、LPGエンジンにまで広く対応することが可能です。

フォードの独自の認定規格であるWSS-M2C913-CをクリアしたオイルがシンパワーFE 5W-30でした。フォードのオイル規格はA~Dに分類されており、C以上を推奨しているようです。日本では未発売のオイルなので、残念ながら性能を確かめることはできません。

2012年にはWTCC(世界ツーリングカー選手権)ヨーロッパラウンドのオフィシャルパートナーを務めています。当時のヨーロッパでは、人気の高いモータースポーツであったため、2010年度の観客動員数は約70万人にも上りました。

そのほかBTCC(ブリティッシュ・ツーリング・カー選手権)でホンダ・シビックやARA(米国ラリーアソシエーション)でスバルWRX STIをサポートしているなど数多くの実績が証明されています。

NASCARスプリントカップのクルーはレースのみならず、自分の愛車にもバルボリン(Valvoline)を使用していることからもわかるように、エンジンに最高のパフォーマンスを与えることができるオイルです。

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バルボリン(Valvoline)のエンジンオイルの種類と性能

バルボリン(Valvoline)がラインアップする商品を詳しく見ていきましょう。なお、公式

Max Guard SN 0W-20 SZ

Valvolin/バルボリン エンジンオイル Max Guard SN/マックスガ-ド SN 0W20/0W-20 SZ 20Lペール缶

価格

性能

100%合成油をベースに省燃費技術を結集して開発された超高性能環境対応省燃費型のモーターオイルです。流動性に優れコールドスタートも楽にこなします。熱に強く吸気バルブや燃焼室に付着するエンジンデポジットの発生を抑えることが可能です。

Max Guard SN 5W-30 EC

Valvolin/バルボリン エンジンオイル Max Guard SN/マックスガ-ド 5W30/5W-30 EC 20Lペール缶

価格

性能

斬新な添加剤テクノロジーを採用したオイルです。ピストンリングとライナーの間や軸と軸受け、カムとタペットの間などの潤滑状態は過酷な状況なため、凸部同士の衝突を和らげる添加剤として使用されるフリクションモデファイヤーの働きによってレスポンスの向上が期待できます。

そのためフリクションロスの低減を可能にしました。また高温時の油膜保持と熱安定性に優れています。もちろん省燃費性に優れているので経済的な走行が期待できるでしょう。

Max Guard SN 5W-40 XP

Valvolin/バルボリン エンジンオイル Max Guard SN/マックスガ-ド 5W40/5W-40 XP 20Lペール缶

価格

性能

独自の添加剤の使用により究極の耐久性と安定した油膜保持を実現します。API規格SN、さらにヨーロッパ規格ACEAにも合格し、各輸入車の承認スペックにも対応しました。

エンジンスラッジの抑制でエンジン内を常にクリーンに立ちます。また酸化安定性に優れエンジンの腐食を抑制することも可能です。

Max Guard SN 10W-50 RT

Valvolin/バルボリン エンジンオイル Max Guard SN/マックスガ-ド 10W50/10W-50 RT 20Lペール缶

価格

性能

特に厳選された100%合成油をベースオイルにして、最新の添加剤技術を結集して開発されたレーシングスペックです。耐摩耗性に優れ強靭な油膜保持性が、高性能エンジンの求めるオイル性能を満たしてくれるでしょう。

大排気量のスポーツカー、ターボ、スーパーチャージャーなどにおすすめのオイルです。

SUPER GUARD C3(5W-30)

バルボリン スーパーガードC3 5W-30 SN/CF C3 100%合成油 20L

価格

性能

最先端のオイル技術を使用し,100%合成基油と厳選された添加剤を卓越した技術でブレンドしています。ヨーロッパACEA規格C3に適応し、ガソリン車及びDPF(粒子状物質除去フィルター)付きディーゼル車に対応しました。

優れた清浄性能と摩耗防止性能によって長期間の走行でもオイル性能を維持し、オイル交換の周期を延長することが可能です。

SUPER GUARD (5W-40)

バルボリン スーパーガード 5W-40 SN/CF A3/B3/B4-08,C3-08 100%合成油 200Lドラム

価格

性能

ヨーロッパメーカーの要求する最新エンジンオイル規格にも適応しています。高温高荷重で起こる粘度変化に対して常に一定の油膜を保持することが可能となりました。

過酷な走行条件下でも摩耗を防ぎ、優れた流動性がコールドスタートを容易にするだけでなく、燃料消費も抑えることができるのです。

Formula Guard Racing (5W-50)

性能

100%合成油を使用したフォーミュラガードレーシングはスポーツタイプの車やターボ、高出力、大排気量の車におすすめです。幅広い粘度特性のためあらゆる走行条件下でもエンジンのパフォーマンスを引き出すことが可能です。

Premium Guard (15W-50)

バルボリン プレミアムガード 15W-50 SN/CF 100%合成油 20L

価格

性能

SAE粘度15W-50というワイド粘度で高出力ターボ車特有の高温、高負荷な状況下でも優れた潤滑性能を発揮することができます。高性能エンジンをフルに発揮させながら長時間に渡りエンジンならびにターボチャージャーを確実に保護することを可能にしました。

SYNTHETIC-ZERO (0W-20)

バルボリン シンセティックゼロ 0W-20 SN GF-5 100%合成油 200Lドラム

価格

性能

100%合成油をベースに、最新の省燃費技術を使用して開発した高性能オイルです。流動性に優れているため、コールドスタートも難なくこなすことができます。

低粘度対応の低排出ガス車用エンジンオイルの性能をフルに発揮させ、エンジンレスポンスの向上や熱に対してデポジットの発生を抑えることを可能です。0W-20を指定する省燃費エンジン搭載車、低排出ガスエンジン搭載車、環境対応エンジン搭載車に推奨します。

EURO V-PLUS (5W-30/5W-40)

バルボリン ユーロ V-プラス 5W-40 SN 100%合成油 20L

価格

性能

2種類のSAE粘度グレードを用意し、大排気量からコンパクトスポーツ車まで幅広く対応しました。100%合成基油を採用し、バルボリン(Valvoline)最新の添加剤テクノロジーを駆使した超高性能エンジンオイルに仕上げています。

エンジン内部のスラッジの発生を抑え、洗浄性を発揮することを可能にしました。また高温高負荷による粘度変化を防ぎ、常に正常な油圧特性を保つことができます。

SYN POWER (5W-40/5W-50)

Valvolin/バルボリン エンジンオイル SYN POWER/シンパワー 5W50/5W-50 20Lペール缶

価格

性能

シンパワーは特にエンジン・ストレスとなる熱、デポジット、摩耗の3つに対して卓越した保護性能を発揮します。清浄分散剤によってスラッジ、ワニスなどのデポジットを抑制することができ、摩耗調整剤でフリクションロスに対しても効果を実感することができるでしょう。

Max Life Full Synthetic (5W-40)

Valvoline Full Synthetic with Max LifeテクノロジーSAE 5 W-30 5qtモーターオイル

価格

24,120円~25,168円(税込)/20L

性能

過走行車や経年車に向けて特別に開発されたハイマイレージオイルです。100%合成のベースオイルにマックスライフオリジナルの特殊添加剤を配合し、エンジンライフを引き延ばすことを可能にしました。

メルセデス・ベンツの「229.1」「229.3」やフォルクスワーゲンの「502.00」「505.00」に適合規格となっています。

SYN GUARD (0W-20/5W-20/5W-30)

バルボリンエンジンオイル SYN GUARD 5W-30 SN/GF-5 20L

価格

性能

合成ベースオイルに最新の添加剤を組み合わせた半合成油になります。また、最新のAPI規格SNに合致し、ILSAC GF-5の省燃費規格にも合格しています。低フリクション設計で高回転時にエンジンの伸びとパワーアップを実感することができるでしょう。

Max Life (10W-40/20W-50)

バルボリン マックスライフ 10W-40 SN 部分合成油 5Gal

価格

性能

走行距離50,000㎞を超える過走行車や経年車専用に開発しました。合成油と鉱物油をブレンドした部分合成基油にマルチライフ添加剤システムを配合しています。

エンジントラブルの4大原因にはオイル漏れ、不順堆積物、スラッジ、摩耗があり、これらによってトラブルが生じる確率が高まります。そのためエンジンを保護するだけでなく寿命を最大限引き延ばすことを可能にしました。

VR1 Racing (10W-30/20W-50/30)

Valvolin/バルボリン エンジンオイル VR-1 Racing 20W50/20W-50 946mlx12本セット

価格

性能

あらゆるカテゴリーのレースで、最もポピュラーなオイルとして使用されています。摩擦を減らし出力を向上させることができるため、カートやストックカー、ドラッグレースを含めるすべてのレースで人気を誇っています。

ZDDP添加剤によりエンジンの劣化や損傷から強力に保護し、泡立ちを抑えて安定した効果をもたらしてくれるでしょう。注意すべき点は、湿式クラッチを使用したモーターサイクルには使用できないことです。

PREMIUM CONVENTIONAL(5W-30/10W-30/10W-40)

Valvoline エンジンオイル Premium Conventional Motor Oil 10W40 1USQt 946ml [HTRC3]

価格

性能

油膜保持性、熱安定性に優れており、過酷な条件下でもエンジンを強力に保護することができます。ガソリンエンジンの乗用車、ターボ車、高出力車の要求に応えた規格を満たすことができました。

SUPER SL/CF (10W-30/10W-40)

バルボリン スーパーSL/CF 10W-40 SL/CF/MA 鉱物油 20L

価格

性能

熱安安定性と酸化安定性に優れたプレミアムベースオイルです。SL/CF規格製品と同等の添加剤を組み合わせています。高いロングドレイン性能を持ち、エンジン内のスラッジ、カーボン、錆、腐食の発生を抑えることを可能にしました。

PREMIUM TURBO(10W-40)

性能

最新のAPI SN規格に合格した高性能オイルです。ターボ車両だけでなくスーパーチャージャー、DOHC搭載の高出力ガソリン車なのにもおすすめします。

まとめ

140年も昔に物理学者によって開発された潤滑油は長い時の中でさまざまな経験を繰り返してきました。エンジンの移り変わりにその都度研究を重ね、現在まで変わらない姿でここにあるのは、常に向上心を持つバルボリン(Valvoline)だから成し得たのかもしれません。

多くのレースを経験し高品質のオイルを誕生させるたびに、トップレーシングチームのクルーたちから評価を得ています。しかしこれからも変わり続けるエンジンを最適に守り続けるオイルの開発は続いていくのです。

バルボリン(Valvoline)の長い歴史は、今後も続いていくでしょう。

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