AIU損害保険と富士火災海上が合併し、2018年に誕生した”AIG損保(AIG損害保険株式会社)”。

今回は、AIG損保の自動車保険にクローズアップし、事故対応の評判に対する真意や、ロードサービスの内容、おすすめポイントなどを解説していきます。

自動車保険選びで悩んでいる方、AIG損保の自動車保険が気になっているという方に読んでいただきたい内容になっていますので、ぜひご一読下さい。

1. AIG損保の事故対応は評判が悪い!?

自動車保険の口コミや評判を検索する際に、事故対応などに対する悪い評判が目に付いてしまうという経験はありませんか?

AIG損保に関しても例外ではなく、例えば「AIG損保 評判」のような検索を行うと、「対応が最悪だった」とか「絶対におすすめしません」という内容が上がってきます。

特にAIG損保については、AIU損害保険と富士火災海上が合併した企業ですので、両者の過去の評判も表示されるわけですね。

しかし、評判や口コミのページの内容をよく見てみると、必ずしも全てが悪評というわけではなく、良い評判や口コミも多数記載されている事が多いです。

なぜこういった現象が起こるかといいますと、”インターネットに書き込みをする”という事に対する動機に原因があります。

例えば、「事故の時に保険会社がきちんと対応してくれた」という場合と、「保険会社の対応に不満があった」という場合では、後者の方が書き込む動機に繋がりやすいわけですね。

「事故の時にきちんと対応をしてくれた」というのは、保険会社としては当たり前の事でもありますので、それをインターネットにわざわざ書き込む人は少なく、不満がある人の方がストレスの捌け口として書き込みやすくなります。

それに加えてインターネットには匿名性がありますので、実際に起こっていない事を誇張した表現で記載するケースも多くなり、その結果として悪い評判や口コミが目立つ形になるというわけです。

だからといってインターネット上の「悪い評判は全く気にするな」というわけではありません。

自動車保険において最も大切なのは”補償内容や保険料などが自分に合っているかどうか”という点になりますので、そこを踏まえた上で判断材料の1つにするのは良いと思います。

保険の内容をあまり見ずに、「評判が良かったからこの自動車保険にした」とか「評判が悪いから加入するのをやめた」というように、評判や口コミを先行させてしまうのは危険ですので注意しましょう。

次項では口コミや評判について解説していきますので、1つの参考にしていただけたらと思います。

2. AIG損保の事故対応の口コミ・評判

2-1. 良い口コミ・評判

・初めての事故でも安心の対応

人生で初めて事故を起こしたという方からの評判ですが、バックでの駐車時にアクセル操作を誤り、ブロック塀を破損し、車の後部も破損してしまったそうです。

初めての事故なので「どうしたらいいのか」と焦りながらも保険会社に電話をすると、スタッフの女性から状況の確認や対策などについて落ち着いた口調で説明があり、警察やレッカーなどを手配する事の指示もあったそうです。

その後レッカーが到着し、無事に事故に関する手続きは完了。

ケガなどは無かったそうですが、後日痛みが出る事も多いので、当日の入浴を気を付けるなどの適切なアドバイスを受けられたとの事でした。

淡々と業務を進めるだけではなく、被害者を気遣う対応は非常にありがたいものだったという内容の評判でした。

・事故の相手でも手厚い補償

事故を起こした際の相手がAIG損保の自動車保険に加入していたという方からの評判です。

事故の状況確認や対応も素早く、担当者の物腰も丁寧で、自分が加入している保険会社と比べて完璧な対応だったそうです。

特に求めてもいなかったのに示談金についての相談もされ、予想を上回る金額の示談金を受け取る事が出来たため、「こんなに貰ってもいいんですか?」と問い合わせたほどだったとの事。

自分が加入している保険会社の対応が良くなかったそうで、AIG損保の優秀さが際立つ結果になったという評判でした。

・保険料は高いが事故処理の早さが凄い

車の購入時に同時加入したという方からの評判ですが、車両価格が割り引かれるという条件で加入し、保険料に関しては「ちょっと高いかも」と思っていたそうです。

しかし、実際に事故を起こした際の対応は素早く、事故対応のスタッフは警察とほぼ同時に到着する程。

加入者が警察から聴取を受けている間に、スタッフが相手側との話を進め、車の修理や代車の手配なども全てスタッフが進めてくれたため、あっさり事故処理が完了したとの事です。

高い保険料を支払うだけの価値がある対応だったと書き込まれていました。

2-1. 悪い口コミ・評判

・もらい事故なのに全額補償されなかった

相手の一時停止無視によって事故を起こした方からの評判ですが、明らかに10:0で相手側の過失なのに、保険金の支払いは全額補償されなかったそうです。

対応も遅く、事故対応後の連絡も無かったようで、謝罪の連絡なども一切無かったとの事。

「加害者と直接連絡を取らないように」という注意だけで、その後も補償額などは変わらなかったそうです。

同様にもらい事故に遭った方からは、連絡時の電話対応が淡白で、送付した書類が足りなかったり忘れられていたりと、対応のルーズさに関する書き込みもありました。

・手配は自分でして下さいと言われる

事故を起こし、レッカーや修理業者などの手配をしてもらおうと保険会社に連絡したところ、「手配は自分で行ってください」と言われ、渋々自分で手配をして、それらの補償について連絡したところ、「系列の業者を利用した分しか補償できません」という返答をされたという評判がありました。

事前に系列業者の紹介などがあったわけでもなく、最悪の事故対応だったとの事です。

同様に加入者自身で手配を行い、支払いについて相談した方も「金額が高い」という理由で補償の支払いを渋られたそうです。

・連絡が遅い

過失割合10:0で加入者側が有利な事故だったそうですが、対応の悪さによって話が難航し、弁護士費用特約を付帯して示談をする話まで漕ぎつけたそうです。

しかし、保険会社から一向に書類が送られてこず、弁護士側からも催促が行われても送られてこず、示談の話が全く進まなかったとの事です。

連絡の遅さに関しては、事故の初期対応から4か月連絡が無かったという評判もありました。

3. 契約前に要チェック!AIG損保の事故対応(初期対応)やロードサービス内容とは?

3-1. 事故対応(初期対応)の内容

・24時間365日対応の事故対応

AIG損保の特徴として、土日祝日関係なく24時間365日の対応を行っていることが挙げられます。

他社の場合は、事故受付は24時間365日でも、土日祝日に重なると対応は翌営業日という例もありますので、対応も含めて24時間365日というのはAIG損保の強みと言えるでしょう。

連絡の際は証券番号が必要となりますので、証券番号が記載された書類の控えなどは常にダッシュボードなどに入れておくようにしましょう。

・GPS機能による現場割り出し

旅先などでの事故の際、事故受付の連絡を電話で行っても、現場の場所を正確に伝えられれない可能性があります。

また、事故の際は気が動転してしまう事が多いため、見知った場所でも同様の現象が起こり得ます。

そういった時のために、AIG損保はGPSによって現場を特定する事が可能で、携帯電話のGPS情報を提供することにより、迅速な現場到着を実現しています。

・事故ごとに専任担当者をつけられる

事故の際に、加入者から事故状況やレッカーの手配状況、警察への連絡状況などを伝える必要があるのですが、後日になって確認しようとすると、担当者が変わって確認に時間が掛かるというケースが多々あります。

しかし、AIG損保には専任担当者をつけられるシステムがあり、初期対応から事故処理の完了まで、担当者が変わる事によるストレスを感じずに終える事が可能です。

これによって情報の齟齬が起こりづらく、示談交渉などもスムーズに行ってもらえます。

3-2. ロードサービスの内容

・レッカー、搬送業者の手配

事故や故障などのトラブルによって契約車両が自走不可能となった場合や、落輪によって脱出不可能となった場合に、レッカー牽引や搬送、クレーンによる引上げ作業を行ってくれるサービスです。

1回の利用につき30万円を限度に補償され、運転者に重大な過失(酒気帯びなど)がある場合や、地震などの災害によるトラブルの場合は補償対象外となります。

・現場応急対応

事故や故障などのトラブルによって契約車両が自走不可能となった場合に、以下の応急対応を受ける事が出来るサービスです。

  • バッテリー上がり時のジャンピング作業
  • タイヤパンク時のスペアタイヤへの交換作業
  • キー閉じ込み時の開錠作業(シリンダータイプのみ)
  • ガス欠時のガソリン配送サービス(10リットル上限)
  • 各種オイル、冷却水の補充作業(3,000円上限)
  • その他30分程度で完了する応急修理

上記の中で、バッテリー上がり時のジャンピング作業、ガス欠時の配送サービスに関しては、年間1回のみとなっていますので注意が必要です。

・修理後車両運搬業者の手配

レッカー搬送を利用し、修理工場で修理が完了した契約車両を搬送してくれる運搬業者を手配するサービスです。

”レッカー、搬送業者の手配”の利用が条件となりますので、こちらのサービスだけを単独で利用する事は出来ません。

・臨時帰宅手段、宿泊施設のご案内

事故やトラブルなどによって契約車両が自走不可能となり、帰宅手段や宿泊の必要性が発生した場合に、帰宅手段や宿泊施設を案内してもらえるサービスです。

帰宅費用は上限2万円、宿泊費用は上限1万円が補償され、こちらも”レッカー、搬送業者の手配”の利用が条件となっています。

・緊急アシストサービス

事故や故障などのトラブルによって、レンタカーや宿泊施設の紹介が必要となった場合に利用出来るサービスです。

  • レンタカー、タクシーの紹介
  • 福祉タクシー、介護タクシーの紹介
  • 宿泊施設の紹介
  • 修理工場の紹介
  • お車搬送業者の紹介
  • 24時間営業のガソリンスタンドなどの紹介

上記をスタッフから受けられる”紹介サービス”と、ドライブ時の情報や事故やトラブルの際の応急処置方法を教えてもらう事が出来る”情報サービス”があります。

これらは情報提供のみのサービスとなりますので、それぞれの施設などで掛かる費用については補償されません。

4. AIG損保の自動車保険が選ばれる理由

AIG損保の自動車保険が選ばれる理由として最も大きいと思われるのは、代理店型自動車保険ならではの対応力の高さや安心感にあるのではないかと思われます。

実際に評判などを見ていても、対応の早さや丁寧さについて書かれているものが多く、保険の評判にありがちな”担当者による”という要素も少ないように感じられました。

保険料に関しては、決して安い部類に入る自動車保険ではありませんので、「とりあえず安い保険に入っておきたい」という方には不向きと言えるでしょう。

また、補償範囲のバリエーションが広く、自動車に乗っている時だけではありません。

自転車によるトラブルの補償、支払いカードに不正利用があった場合の補償、お出掛け先で荷物の置き引きに遭った際の補償など、日常生活の様々な場面のトラブルを補償してくれる特約の存在も、AIG損保が選ばれる理由と言えるのではないでしょうか。

5. AIG損保の自動車保険はこんな人におすすめ!

5-1. 保険料の安さよりも安心感を重視したい人

AIG損保の自動車保険は、インターネットで契約や補償についてのやり取りをするダイレクト型自動車保険ではなく、代理店にて担当者と相談しながら契約し、補償の際も担当者に相談しながら進める事が出来る代理店型の自動車保険です。

ダイレクト型と違い、人件費などが掛かるため保険料が割高にはなってしまいますが、信頼性の高さや安心感を得られる意味では非常に有用であると言えます。

担当者によって対応のムラが全く無いわけではありませんが、ダイレクト型と比較すると格段に少ないように思えます。

安さよりも、いざという時の安心感を得たいという方にはおすすめと言えるでしょう。

5-2. 日常生活全般の補償もカバーしたいという人

選ばれる理由の項目でも触れましたが、AIG損保の自動車保険は、自動車に乗っていない時のトラブルに関しても補償される点が特徴的であると言えます。

例えば自転車による事故、駅の改札内において階段などで転倒した場合のケガなども補償されますし、クレジットカードの不正利用を補償するものもあります。

海外旅行時にクレジットカードをスキミングされる”ねらい”行為の被害も補償され、荷物の置き引きなどについても補償されるなど、日常生活のあらゆる場面において役立つ保険となっています。

また、事故で3日以上の入院する事になった場合、自宅に残された人に対してのヘルパー費用も補償されます。

例えば、介護が必要な人がいる場合は介護ヘルパー派遣、ペットがいる場合はペットシッター派遣、赤ちゃんがいる場合のベビーシッター派遣などの代行サービスの費用も補償されるため、安心して事故後の治療に専念できます。

こういったバリエーションの広さは非常に魅力的ですので、自動車関係以外の補償の厚さを求める人にはおすすめと言えるでしょう。

5-3. AIG損保の代理店が付近にある人

ダイレクト型よりも身近に感じられることによって安心感を得られる代理店型の自動車保険ですが、近くに代理店が無い場合は書面の郵送や電話によるやり取りばかりになってしまい、まるでダイレクト型自動車保険のような状況となります。

AIG損保の代理店数は、大手保険会社である東京海上と比べると100分の1程度の店舗数しか無く、全国合わせても約500店舗ほどしかありません。

代理店が身近に無い場合は、”代理店型自動車保険”としてのメリットが半減してしまいます。

自動車保険としては非常におすすめ出来る内容のものではありますので、身近にAIG損保の代理店がある人にはおすすめと言えるでしょう。

6. AIG損保の事故対応の評判まとめ

AIG損保の自動車保険について、評判や口コミ、事故対応やロードサービスなど、様々な観点から解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

代理店型自動車保険ならではの対応力や、日常生活までカバーする補償のバリエーションの広さなどはAIG損保の魅力であると言えるでしょう。

昨今では、保険料の安さを売りにしているダイレクト型自動車保険のCMや広告などを見る機会が多く、代理店型自動車保険の注目度が一歩下がっている印象があります。

しかし”保険”としての真価は「トラブル時に役立つかどうか」ですので、安さだけを重視するのではなく、保険そのものの役割もきちんと踏まえたうえで保険選びをしていただけたらと思いますね。

自動車保険選びの参考にしていただけたら幸いです。

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