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カー用品店やホームセンターなどで販売されている自動車ケミカル用品の中には、エンジンオイルや添加剤など、エンジン廻りのケミカル用品もあります。ただ、メカニカルな部位だけに、実際に購入した事が無い方や興味はあっても中々手を出しにくいという方も多いかと思います。

そういった方に向けて、こちらの記事ではエンジンオイル添加剤とはどのような効果があるのか、どういう選び方をすれば良いのかなど、エンジンオイル添加剤の購入・使用前に知っておきたい情報をご紹介します!

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エンジンオイル添加剤とは?

そもそも、エンジンオイル添加剤とはエンジンオイルの性能を向上させて、エンジンの調子を良くしたい時にエンジンオイルに混入させる液状の添加剤です。

人間で例えるとサプリメントのようなもので、足りない栄養素を補助的に摂取したい時や、健康面や長寿の為に摂取しておきたいという感覚に近いと言えます。

メリット

エンジンオイル添加剤を使用した場合のメリットとしては次のようなことが挙げられます。

  • エンジンの調子が良くなる
  • エンジンパワーがアップ
  • エンジン音が静かになる
  • エンジンの保護性能が向上する
  • エンジンの寿命が伸びる。
  • 経年車、多走行車のエンジン機能の回復

デメリット

次にデメリットとしては次のようなことが挙げられます。

  • コストがかかる
  • 選び方を間違えるとエンジントラブルの原因になる

まずエンジンオイル添加剤の価格ですが、一言で添加剤と言っても、その品質はメーカーによって大きく異なります。そして、高品質なものをつくる為には手間やコストがかかってしまうので、安くて高品質なものをつくる事が難しい分野と言えます。

次に添加剤の選び方ですが、エンジンオイルには車種ごとにメーカーが指定した粘度や規格が設定されています。エコカー、ハイブリッドカー、スポーツカー、クリーンディーゼルなど、各々の目的に応じたエンジンオイルが指定されていますが、その目的とはかけ離れた添加剤を使用してしまう事で、効果を得る事はおろか、エンジントラブルを起こしてしまうケースもあります。

エンジンオイル添加剤の5つの効果

では、エンジンオイル添加剤の効果を詳しく見てみましょう。

エンジンオイルの性能を向上

エンジンオイルには、潤滑冷却密封洗浄防錆などの効果があります。これらの要求を満たす為に、エンジンオイルにはあらかじめ添加剤が配合されています。エンジンオイルの構成はベースオイルといわれる基油に添加剤を混入させて、はじめてエンジンオイルが完成しているということです。

つまり、市販されているエンジンオイル添加剤は、元々ある程度エンジンオイルに含まれている添加剤とは別で、品質の高い添加剤を配合させてエンジンオイルの性能を向上させるものです。

エンジンがパワーアップ

添加剤によって潤滑性能や密封性能が向上する事で、ピストンが圧縮漏れを起こす事なく燃焼する事ができて、円滑にエンジンを回転させる事ができます。無駄なく円滑に燃焼行程が可能となる事で、エンジンのパワーアップに繋がります。

燃費が向上

先の項のパワーアップと同じ理由で、無駄なく円滑にエンジンを回転させる事は燃費の向上にも繋がります。

騒音や振動を低減

先程と同様の理由で、エンジンの燃焼行程がスムーズになる事で騒音や振動が改善します。とくに多走行車の場合は、ピストンとシリンダーとのクリアランスが大きくなり、指定粘度が適切ではなくなってしまうケースがあります。こういった症状も、添加剤によって改善する事があります。

保護性能を向上

エンジンオイルの保護性能とは、低温・高温における適切な粘度の保持と、一定期間エンジンを始動しなかった際に、ピストンの粘膜がとれてドライスタート(粘膜がとれた状態でのエンジン始動)を招いてしまわないという事です。

他にも、エンジン保護という意味では、洗浄作用や冷却作用も該当しますが、これらすべてを含むエンジンを保護する為に必要な作用を向上させます。

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エンジンオイル添加剤は本当に必要?

最適なエンジンオイル添加剤を使用した場合、コスト以外のデメリットは殆どなく多くのメリットが生まれる事が分かりました。エンジンの性能や寿命の事を考えると、添加剤を使用した方が良いと言えます。

ただし、添加剤を入れなければただちに故障するという事ではないので、メリット・デメリットを考慮して決めましょう。

また、どれを選べばいいのか迷ってしまう場合には、「エンジン オイル添加剤おすすめランキングTOP5」こちらをチェックしてみましょう。

エンジンオイル添加剤の選び方

エンジンオイル添加剤は間違った選び方をしてしまうと効果を得られなかったりトラブルの原因にもなってしまうので、車種や目的に適したものを正しく選ぶ必要があります。

では、エンジンオイル添加剤の代表的な製品には、どのような種類があるのか見てみましょう。

エンジンオイルの性能を向上させるタイプ

一般的なタイプのオイル添加剤は、エンジンオイルの性能を向上させることが目的になります。製品の種類が豊富にあり、品質や価格においても様々なものがあります。比較的走行距離が少ない場合におすすめの種類です。

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低下したエンジン性能を回復させるタイプ

エンジン性能が低下するとエンジンのパワーが低下した、静粛性が悪化した、振動が大きくなったなどの症状が現れます。このような低下したエンジン性能を回復させるタイプのオイル添加剤があります。多走行車におすすめの種類です。

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エンジンの不具合を修繕するタイプ

オイル漏れやオイル上がりなどの不具合を悠然するタイプのオイル添加剤もあります。やはり多走行車におすすめの種類です。

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エンジンオイル添加剤を入れるタイミング

一般的にはエンジンオイルの交換時に添加剤を入れます。そのため、オイル交換を整備工場などに依頼する場合は、事前に添加剤を入れたい旨を説明しておく必要があります。

エンジンオイル添加剤の入れ方

エンジンオイル添加剤の入れ方は、エンジンオイルの注入と同じくオイルフィラーキャップから入れます。エンジンオイル交換時に注入する場合は規定量を調節できますが、エンジンオイルが規定量入っている場合は、添加剤の分量だけエンジンオイルを抜き取る必要があります。

まとめ

エンジンオイル添加剤には色々な用途があり、その車に適したものであれば、驚くほど効果を発揮する事も珍しくありません。しかし、誤った製品の選び方をしてしまうと、エンジントラブルの原因にもなってしまいます。不安な場合はプロのスタッフに確認して、ぜひ愛車にぴったりのエンジンオイル添加剤を探してみて下さい!

また、エンジンオイルのトラブルについては、「エンジンオイル添加剤によるトラブルと対処法」でもご紹介していますので、こちらも是非チェックしてください。

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