「マイナス40度の世界では、バナナで釘が打てます」のTV-CMで一躍有名になったエンジンオイルがMobil 1です。バナナが凍るような極低温下でも流動性を全く失わないMobil 1の性能にカーマニアは驚きました。

それまで主に鉱物油から作られていたエンジンオイルの世界に、化学合成油という高性能オイルを持ち込んだのもMobil 1です。そういった先進性が評価され、今でも信頼性の高さに惚れ込んで愛用しているユーザーが多いのも特徴です。

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モービルのエンジンオイルの代名詞「化学合成油」とは?

現在販売されているエンジンオイルには製法や成分の違いにより主に3種類にわけられます。それは「化学合成油」、「部分合成油」、「鉱物油」などと呼ばれるものです。この中で、「部分合成油」は「化学合成油」と「鉱物油」をブレンドして作られます。

「化学合成油」も「鉱物油」も原材料が原油であることは同じですが、原油を蒸留して作られただけの「鉱物油」と比較して、「化学合成油は蒸留したあとに更に精製するなどして原材料を作り上げます。こうして不純物を取り除くなど多くの工程を経て作られるため価格も高くなりがちです。

しかしながら、モービルのエンジンオイルである「Mobil 1」は、世界中にネットワークを持つ販路や長年の製造経験により日常的に愛用できる価格帯に収めています。エクソンモービルという石油メジャーがバックグラウンドなだけに、他社と比べてもこの企業規模は大きな武器になっています。

レースでの勝利に裏付けられたモービルのエンジンオイル

Mobile 1」のロゴはレースの世界でも昔からよく見るブランドの一つです。日本車、日本製エンジンとの関わりも深く、2019年には新たにパートナーを組んで待望の勝利を飾ったアストンマーティン・レッドブル・レーシングのF1マシーンに搭載されるホンダエンジンもMobil 1を使用しています。

国内においてもSUPER GTではTEAM IMPULを含めた複数のトップチームが使用しています。

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昔から愛用していたユーザーには、Mobil 1といえばそれぞれのオイルに対して特徴的な名前がつけられていたことを覚えている方も多いのではないでしょうか。その中でも15W-50 のTURBO(ターボ)や、5W-50の RF(ラリーフォーミュラ)などは高性能車ユーザーには昔から人気の商品です。

現在はこうした粘度ごとのネーミングは廃止され、ブランド名としての「Mobil 1™」と粘度表示、及び「Mobil 1™ FS X2」や「Mobil 1™ ESP」と粘度表示に改められています。

ポルシェ・ジャパンでも、現在のポルシェ・クラシックオイルが発売される前は、空冷エンジンを搭載する993型以前の911ユーザーにはこれらの商品を推奨していました。ポルシェ カレラカップジャパンをスポンサードするなど企業間の関係性もあるでしょうが、推奨するに値する性能があることの証明のひとつともいえるのではないでしょうか。

現在は更にラインナップを増やし、殆どのユーザーが愛車に求める性能を満足させられるラインナップを揃えています。早速、主なラインナップと使用したユーザーの評判を確認してみます。

高性能ハイパワーカーにおすすめ!Mobil 1™ FS X2 5W-50

ターボ車などの過給エンジンやマルチシリンダーの高性能NAエンジンを搭載した車において、高回転・高負荷領域で使用する機会の多いユーザーに最適な商品がMobil 1™ FS X2 5W-50です。

この商品はポルシェやメルセデス・ベンツの認証を取得しています。更に、国産車においては素晴らしいエキゾーストノートでカーマニアを魅了したLEXUS LFAの推奨オイルにもなっています。

5W-50という粘度からオイルの硬さをイメージしてしまいますが、使用ユーザーの評判では「他社の5W-50よりも吹け上がりが良い」、「回転上昇が滑らか」、「燃費が良くなった」などの声があります。燃費の改善にはアクセルの踏み込み量が減ったなど、吹け上がりの良さが関連しているのかもしれません。

低粘度でも幅広い車をカバーする高性能オイル Mobil 1™ 0W-40

Mobile 1の0W-40といえばR35GT-Rの特別指定エンジンオイルになったことでも話題になりましたね。この低粘度でVR38DETTのようなハイパフォーマンスエンジンが求める高負荷・高温時の油膜性能を維持できるのか!?という点で驚きでした。

R35GT-Rの開発主査を務めた水野さんは「欧州車は純正品に最高の性能の物を採用している。R35GT-Rでもコスト削減より、まずは性能を重視して製品を採用した」とコメントされていました。

そうした厳しい選択眼にかなったMobil 1™ 0W-40の高い性能はメルセデス・ベンツ、ポルシェ、フォルクスワーゲンが承認していることからも明らかです。

こちらの製品も、使用ユーザーの評判として「吹け上がりが良い」、「交換直後ではなく、ある程度走行した後でも他社のエンジンオイルよりエンジン音が静か」などのレビューが聞かれました。低粘度であることから吹け上がりの良さの評判は良くわかりますが、走行距離を重ねた後の比較でも他社製品との違いを感じるというのは興味深い意見で、是非、試してみたくなります。

オイル交換による清浄効果が期待できる Mobil 1™ ESP 5W-30

Mobil 1™ ESP 5W-30の特徴は、清浄性能を強くアピールしている点です。もともと燃焼室へのカーボンスラッジの付着などが少ないといわれる化学合成油ですが、それを踏まえた上で清浄性能をアピールしているのは自信の現れでしょう。

また、欧州車に多いディーゼル車における排ガス浄化に重要な機能を持つ微粒子除去装置(DPF)や、ガソリン車においても3元触媒(コンバータ)との適合性を高める成分が配合されていますので、デイリーユース中心のユーザーに最適です。

愛用しているユーザーからは、「最初は硬めに感じたが、走行距離を重ねるとグッとエンジンフィールが軽くなった」、「低速トルクが増したように感じる」という評判が聞かれます。使い込んでこそ良さが強く実感できるでしょう。

ハイブリッド車におすすめ!Mobil 1™ 0W-30、0W-20、0W-16

Mobile 1の中でも、ユーザー数が増え続けているハイブリッド車に向けた製品が「0W-30」、「0W-20」、「0W-16」の3製品群です。愛車の指定粘度グレードにあわせて選択できるよう3種類の粘度が用意されています。

どの製品もフリクションロスを低減するなどによるエンジン効率の向上、それによる燃費性能の向上を目的に作られています。

「エンジンフィールが軽くなった」というのはモービルのエンジンオイル全般に対して必ず聞かれるユーザーのポジティブな評価ですが、それだけではなく、「走行距離や交換後の使用期間を重ねても油圧の低下やオイルの劣化が少ないように感じる」、「ハイブリッド車ではなくKカーに使用してみたが、それまで使用していた他社のエンジンオイルよりもフィールが軽い」という評判も聞かれます。

まとめ

モービルのエンジンオイルの代表的なラインナップを確認しながら、使用しているユーザーの評判や声を集めてみました。ハイパフォーマンスカー向けのエンジンオイルからハイブリッド車向けのエンジンオイルまで全ての製品に共通して聞かれた「エンジンフィールが軽くなった(良くなった)」という評価が印象的です。化学合成油のパイオニアとして長い開発の歴史とユーザーからのフィードバックによる結果ではないでしょうか。

馴染み深いブランドであり取り扱い店舗も豊富にありますので愛車の指定粘度とMobile 1のラインナップとを比較して、次回のエンジンオイル交換の際には是非試してみてはいかがでしょうか。交換直後、そして複数から聞かれた走行距離を重ねた後のフィーリングの改善効果も確認して頂ければと思います。

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