BPのブランド力は長い歴史に裏付けられています。F1などさまざまなレースで活躍するレースオイルとして誰もが知る存在です。カストロールとの2大ブランドで製造されている現在、新しいテクノロジーも開発され更なる発展を遂げています。

一体どのような技術力で、BPらしさを表現しているのでしょう?他にはない走りの違いはどこのあるのか気になりますね。では早速見ていくことにしましょう。

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BPのエンジンオイルとは?

BPといえば、誰もが知っている緑に黄色のBPという大きな文字が描かれたコーポレートデザインを思い浮かべる人も多いかもしれません。実は2000年から一新されていたことをご存じでしょうか?カラーは同じですが、少し柔らかなイメージに変化しています。

BPはイギリスを本拠地とするエネルギー関連企業である石油マーケットで「Britishi Petroleum(英国石油)」の略称です。100年に渡り「最高のクオリティ追求」を信念に研究開発を行ってきました。そして期待に応える高性能なオイルの提供を実現しています。

ヨーロッパをはじめ、オーストラリア、北アメリカ、アジアなどの世界78か国で事業を展開してきました。潤滑油のほかに燃料や石油化学製品を製造しています。もともとオイル会社であったカストロールをBPが吸収して、カストロールというオイルブランドだけは残しているというものです。

本拠地はイギリスにありますが、製品工場は各地に分散しています。日本ではBPブランドを「日興産業」、カストロールブランドは中外油化学工業とジャパンエナジーで製造しているようです。この方法で仕様地に応じた供給生産を可能にしています。

BPのエンジンオイルの特徴と性能

BPブランドには新技術となる「クリーンガード」が搭載されています。ストップ&ゴーによる油温の上昇や低下はエンジンに多大な負担を与えかねません。またスラッジの発生もしやすくなるため、さらにエンジンに負荷がかかる状態といえるでしょう。

クリーンガードは高温や低温の中でも高い清浄性を持ち、エンジン内に生じた汚れを微粒子に分解することができる上に、油に取り込むことで金属への付着を防ぐことに成功しました。低排出ガスから高性能、高出力なものまで、すべてのエンジン内を長くきれいな状態に保つことを可能にし、エンジン本来の性能を発揮する役割を担うものです。

BPのエンジンオイルの評判

皆さんが使用後にどんな感想を持っているのか、少し集めてみました。ぜひ参考にしてみてください。

  • レスポンスがよく、静寂性もあります。以前はカストロールを使用していましたが、硬くてフケが悪いような気がします。同じ会社なのに特性が全然違うのが不思議です。
  • どちらかというと安価なイメージのカストロールではなく、BPを入れてみました。アイドリングの音や振動が減り、回転数を上げてもスムーズです。サーキット走行の後で街乗りをした際にはいつもよりフケ上りがいいことに気づきました。でも使用1ヶ月半でサーキットやジムカーナの負担には耐えられなかったようなので、劣化が早いことが残念です。
  • 非力な軽自動車にはピッタリだと思います。
  • 交換時期になっても油圧が下がらず、一番のお気に入りです。

などの声が聞かれました。賛否両論ありますが、あまり否定的な意見は少ないのは実績に見合う評価なのかもしれません。

BPと他社のエンジンオイルの違い

世界の主要な自動車メーカーと技術的なパートナーシップを結んできました。

  • フォルクスワーゲン
  • アウディ
  • ボルボ
  • ジャガー
  • ランドローバー
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BPブランドには「バービス」「バービススポーツ」「ミニ」の3種類がラインアップされています。

バービス 全合成油 5W-30ムーブ

性能

エンジンの保護性能と省燃費性を兼ね備えた高性能省燃費型オイルです。街乗りから高速走行まで対応する耐熱性を実現しました。

バービス ピュア 5W-30

性能

-30℃にも対応する低粘度特性を持ち、始動性の良さを実現しています。

バービス グリフィン 5W-20

性能

部分合成油ながら、低排出ガス車や燃費基準達成車のエンジン本来の性能を、低フリクション設計で見事に実現しています。

バービス キュート 0W-20

性能

一般車両の省燃費性能を目的に開発されました。アクセルレスポンスや低温始動性能に優れています。高性能市販車のエンジンを守る、普段使いにピッタリなオイルです。

バービス プレミアム 0W-20

性能

0W-20推奨車のために開発されました。粘性抵抗を抑えた低フリクションロス設定の高性能超省燃費型オイルです。0W-20推奨車両以外には使用することができません。

バービススポーツ レーシング 10W-50

性能

サーキットなどのスポーツ走行を想定して開発されたスペックオイルです。全合成油を使用し、高い耐熱性でエンジンの焼き付きから保護します。高温高負荷からオイル劣化を最小限に抑え、優れたせん断安定性を発揮することを可能にしました。

ミニ 10W-30ターボ

性能

軽自動車、コンパクトカー用スタンダードオイルです。高温時の油膜保持性能に優れているので、ターボ車にも対応します。-25度までの低温粘度特性が高く、高速道路から、街乗りまで高い油膜保持と省燃費性を可能にすることができました。

ミニ 5W-30

性能

軽自動車・コンパクトカー用スーパーハイグレードオイルです。全合成油の採用で耐熱性能が向上し、エンジンの保護性能を高めることができました。連続高速走行から街乗りまですべて対応可能です。

ミニ グリフィン 5W-20

性能

5W-20推奨軽自動車・コンパクトカー用ハイグレードオイルです。-30度にも対応可能な始動性を実現しました。低フリクション設計で低排出ガス車など、本来のエンジン性能を発揮することができます。

ミニ キュート 0W-20 

性能

0W-20推奨車専用の高性能省燃費型オイルです。短距離走行や街乗りでも快適な走りをサポートするクリーンガードのテクノロジーが生かされています。

まとめ

100年にわたる歴史を持つBPはカストロールブランドとともにBPブランドのエンジンオイルを製造しています。高い技術力で開発されたクリーンガードは、高性能でありながら省燃費性も必要とする現代の車に対応したテクノロジーです。

自動車メーカーとのパートナーシップ締結や、モータースポーツで培われた開発力は今後さらに進化を遂げていくでしょう。あなたも一度は試してみる価値があるかもしれませんね。

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