タイヤ幅を変更する場合の適合範囲は、その車両によって異なります。最も確実なのは、その車両に設定されている適正タイヤサイズの中で、他のタイヤ幅のものに変更することです。

タイヤ幅を変更することで、今よりも走行性能をアップさせたい、燃費を良くしたいという希望にも応えることが出来ます。

ただし、タイヤ幅を変えることにはメリットだけではなくデメリットもありますので注意が必要です。

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タイヤ幅を変更する場合のポイント

 

メリット

デメリット

タイヤ幅アップ

グリップ力が高くなり、コーナリング性能が上がる。見た目の迫力が増す。

接地面積が増える分、路面との摩擦抵抗も大きくなり、燃費が悪化する。タイヤの価格が高くなる。

タイヤ幅ダウン

接地面積が減少する分、路面との摩擦抵抗が小さくなるので燃費が良くなる。タイヤの価格が安くなる。

グリップ力が低くなり、カーブでスリップしやすくなる。

見た目は少し弱々しい感じになる。

タイヤ幅変更の適合範囲

タイヤ幅変更の適合範囲は、その車両に設定されているタイヤサイズの範囲内が基本です。設定されているタイヤサイズは、ドア内側に貼られている空気圧指定のシールに記載のあるサイズです。

空気圧指定のシールに記載のあるサイズは、外径も変わらずフェンダーと接触しないように設定されています。ただし、タイヤ幅や扁平率は同じでも、ホイールを社外品に変更するとフェンダーからはみ出す場合もあるので注意が必要です。

具体的な目安としては、

  • タイヤ幅をアップする場合:インチアップを行ってタイヤ外径は変えない前提のもとで、現在装着されているタイヤ幅から最大で20mmアップ
  • タイヤ幅をダウンする場合:インチダウンを行う前提で、最大10mmダウンまで。(10mm以上細くするのは、走行性能が大きく低下し危険)

また、インチアップやインチダウンを行えば、現在装着されているタイヤサイズよりも太いものや細いものも装着可能ですが、その場合には以下の点に注意する必要があります。

タイヤの外径を変えない

同じタイヤ径と扁平率のままタイヤ幅だけ太くすると外径が大きくなります。外径が大きく変わるとスピードメーターの誤差が大きくなり、車検に通りません。タイヤ幅だけ細くして外径を小さくした場合も同様です。

フェンダーからタイヤがはみ出さないようにする

フェンダーからタイヤがはみ出した状態では車検に通りません。

フェンダーとタイヤが接触している

フェンダーの外側にタイヤがはみ出している状態だけではなく、フェンダーの内側やサスペンションなどに接触している場合も車検に通りません。

また、駐車している際に接触していなくても、ハンドルを切った際にフェンダーの内側と接触したり、路面の凹凸を乗り越えてサスペンションが縮んだ際に接触してしまう場合も同様に、車検に通りませんので慎重な確認が必要です。

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タイヤ幅とホイールリム幅の計算方法

タイヤ幅に対する適正なホイールリム幅は、タイヤ幅に対して75%から85%が適切なリム幅です。タイヤ幅が215mmの場合は、それに対して75%から85%の範囲である161mmから183mmのリム幅となります。

リム幅はインチ表示で表記されていますので、上記の数値をインチに換算した約6.4インチから7.3インチとなります。ホイールサイズは0.5インチ刻みで設定されていますので、6.5インチから7.5インチのリム幅に適応することになります。

ただし、タイヤ幅は同じでも扁平率やブランドによっても適正リム幅が異なってきますので、各社のタイヤカタログに記載されているリム幅のホイールを選択するのが安全です。

タイヤ幅を変更するメリット

タイヤ幅をアップする場合とダウンする場合のそれぞれのメリットを確認してみましょう。

タイヤ幅をアップする場合

タイヤ幅をアップする場合のメリットは、路面との接地面積が増えることによるメリットに関連しています。

走行性能

タイヤ幅がアップして路面との接地面積が増えることによって、カーブでは踏ん張りが効くようになり、コーナリング性能がアップします。今までよりも高いスピードでカーブを走行してもスリップしにくくなります。

ファッション性

タイヤ幅をアップすると、車を後ろから見た時に見えるタイヤが迫力のあるものになります。今までよりも路面に対して踏ん張っているように見えますので、スポーツカーなどでは特にファッション性が向上します。

タイヤ幅をダウンする場合

タイヤ幅をダウンする場合のメリットは路面との接地面積が減ることに関連しています。

燃費が良くなる

タイヤ幅をダウンすると、路面との接地面積が減りますので、それに伴って摩擦抵抗も少なくなります。

摩擦抵抗が少なくなればより軽い力でタイヤを回転させる事が可能になりますので、エンジンの負担も軽くなり、燃費が良くなります。

価格が安い

タイヤの価格は原材料のゴムの使用量に比例していますので、タイヤ幅をダウンすれば(細いタイヤにすれば)安くタイヤを購入することが可能です。

タイヤ幅を変更するデメリット

次に、タイヤ幅を変更するデメリットについて説明します。

タイヤ幅をアップする場合

タイヤ幅をアップすると主に、接地面積が増えることによるデメリットが発生します。

燃費の悪化

タイヤ幅をアップすると、路面との接地面積が増えた分、路面との摩擦抵抗も増えますので燃費は悪化します。

また、タイヤの重さも今までよりも重くなっていますので、これも燃費が悪化する原因になります。

価格が高い

タイヤ幅をアップすると(太いタイヤにすると)、今までのタイヤよりも価格が高くなります。

運転に気を使う必要がある

タイヤ幅をアップすると今までよりも路面の影響を受けやすくなります。路面の凹凸やうねりの影響を受けてハンドルを取られやすくなったり、乗り心地が悪化する事もあります。

タイヤ幅をダウンする場合

タイヤ幅をダウンすると主に、接地面積が減った分のデメリットが発生します。

走行性能の低下

今までよりもタイヤ幅がダウンすると、路面との接地面積が少なくなった分、コーナリング時などにスリップしやすくなります。タイヤ幅をダウンさせた場合は、より慎重な運転を心がけましょう。

ファッション性の低下

太いタイヤを履いていたときよりも迫力や、路面に踏ん張っている感じは低くなりますので弱々しい感じになってしまうかもしれません。

まとめ

タイヤ幅を変えることによって今感じている不満を解消することも出来ます。ただし、その場合も適正なタイヤ幅や、それにあったホイールサイズを選ぶようにしましょう。

車両に設定のないタイヤ幅に変更する場合は、カーショップやタイヤショップなどのスタッフに相談し、外径の変わらない車検に通るサイズを選ぶ事も重要です。

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