【エンジンオイルの確認方法】基本のやり方や確認・交換の目安、注意点は?

エンジンオイルは、いってみれば車の血液です。人間だってドロドロの血液だと体の調子も悪くなってしまいますよね?

それと同じように、車だってエンジンオイルが汚れてしまうと、思わぬトラブルの原因になります。

エンジンオイルの確認方法は、必ず教習所で最初に習います。でも乗り続けているうちに、いつの間にかやり方そのものをすっかり忘れてしまうことがあります。

そこで今回はもう一度基本に戻って、エンジンオイルをセルフチェックする時の基本などをまとめて紹介します。

1. エンジンオイルの確認方法

セルフチェックが出来るということは、確認方法は「難しい作業が必要」というわけではないです。

ただ毎回オイルチェックをするということも無くなってしまうため、いつの間にかにやり方を忘れてしまい「どうやってチェックするんだったっけ?」と思うんですよね。

そこで今回は教習所で習った「確認方法の基本」を、もう一度おさらいしてみましょう。

準備するもの

・雑巾(汚れをチェックしやすいもの)

※手元にない場合は、車内にあるティッシュペーパーで代用しても大丈夫です。

手順その①ボンネットを開ける

まずはエンジンを切ります。運転席の右下部分にある「ボンネットオープンレバー」を引っ張ります。するとロックが外れてボンネットが半開きの状態になります。

この時に「ボンッ!」という音がしますので、音がしたら車の前方に回ります。

ボンネットの正面に回ったら、レバーを探します。レバーが見つかったらレバーを引きながら、ボンネットを持ち上げます。

レバーが動く方向は、「上下」の場合と「左右」の場合があります。

ボンネットが開いたら、その状態をキープするために必要な棒(ボンネットステーといいます)を引き出し、固定の穴に差し込みます。

これでボンネットは完全に開いた状態で固定することが出来ました。

手順その②オイルレベルゲージを探す

次はオイルの状態を調べるための専用の棒(オイルレベルゲージ)を探します。オイルレベルゲージの先端部分は、引き抜きやすいようにリング状になっています。

探す時はエンジン周辺を見てください。オイルレベルゲージはエンジンオイルに直接刺さっているので、周辺をよく見てみればわかります。

一度拭き取る

きちんとチェックするために、オイルレベルゲージにすでに付着しているオイルを雑巾などでキレイに拭き取ります。このひと手間をかけないと、正しくチェックすることが出来ません。

棒を差し込む

キレイに掃除が出来たオイルレベルゲージ(エンジンに差し込む棒)を、もともと差し込まれていた場所に差し込みます。

棒を引き抜いて量をチェックする

差し込んだオイルレベルゲージを引き抜きます。引き抜いたら棒に2つの印がついているのを確認します。印は上下にあり、この印を見てオイルの量を確認します。

印の上の部分「上限」で、下の部分は「下限」を表します。引き抜いたときに上限を超えている場合は「オイルの入れ過ぎ」になります。逆に下限を超えない場合は「オイル不足」となります。

色をチェックする

オイルレベルゲージは半透明の棒です。ですから引き抜いたときに棒の中をよく見てみれば、オイルの色を確認することが出来ます。

正常な状態のオイルはキレイな茶色をしていますが、オイルが古くなると真っ黒になります。

オイルレベルゲージを奥まで差し込む

セルフチェックが終わったら、オイルレベルゲージをもとの通りに戻します。

ボンネットを閉める

ボンネットを固定していた棒(ボンネットステー)を外し、元の場所にきちんと収納します。そのあとにボンネットを閉めます。最後に「カチャッ」という音がしたら「ロックがかかった(完全にしまった状態)」となります。

2. エンジンオイルの確認時期と交換目安

定期的なチェックが必要だといわれていますが、教習所の時のように車に乗るたびにチェックしなくても問題はありません。

ただし確認する時期の目安としては、「一般的に言われている目安」と「メーカー推奨目安」があります。

一般的に言われている目安

一般的には「走行距離が3,000~5,000㎞となった時点」または「前回交換してから6ヶ月後」が目安とされています。

普段の通勤・通学程度に車を使うレベルであれば、半年に1度を目安にチェックし、状態によって交換をするというのが一般論です。

メーカー推奨目安

実は一般論よりもメーカー推奨目安の方が、交換するタイミングはかなり長く設定されています。

例えばガソリン車の場合を例に挙げると、メーカー推奨基準では「走行距離が15,000㎞となった時点」または「前回交換してから1年後」となっています。

ちなみにターボ車の場合、メーカー推奨目安は一般論と同じです。つまり「走行距離が5,000㎞となった時点」または「前回交換してから6ヶ月後」が目安となります。

3. エンジンオイル確認時の注意点

基本的なことが思い出せたなら、今度はセルフチェックを行う上での注意点にも目を通しておきましょう。

3-1. エンジンオイルを確認するタイミング

教習所で習った通りの方法を守るのであれば、「乗るたびごとにチェックする」が基本です。でも慌ただしい日常生活の中で、車に乗るたびにこの作業をするなんてことはほぼ不可能です。

では「どんな時にチェックした方が良いのか?」ということですよね。これはあなたが車を使う頻度によっても変わってきます。

買い物程度にしか使わない場合

普段の買い物や子どもの送り迎え程度にしか車を使わない場合、1か月の走行距離はかなり抑えられます。

その代り忙しい時間帯での利用となるため、「エンジンが温まっていないうちにそのまま発進する(または急加速する)」ということはよくあるはずです。

実はこの運転は、車にかなりの負担がかかるのです。負担がかかれば、その分オイルの劣化や減りは早くなります。

ですからこの場合は「時期」を意識するのがベストです。タイミングとしては「前回交換時から6ヶ月後」とするのが良いでしょう。

日頃から通勤・通学で利用している場合

普段から通勤・通学で車を使っている場合は、毎日渋滞にはまるということもよくあるはずです。この運転も、車には負担がかかります。

ですからこのようなタイプの場合は「距離」を意識するのがベストです。タイミングとしては「5,000㎞を超えた時点」とするのがおすすめです。

3-2. エンジンオイルの汚れ具合と劣化の判断基準

オイルのセルフチェックをした時に、オイルの色が真っ黒になっている状態だと「かなり汚れている」といえます。

オイルの中には不純物が溜まっていますので、変色だけでなく状態もドロドロになっています。これは「交換が必要」といえます。

3-3. オイルレベルゲージが見にくい場合

汚れが確認しやすいキッチンペーパーまたは雑巾で、引き抜いたオイルレベルゲージについた汚れを一度拭き取ってください。その上で再度エンジンオイルに差し込み、引き抜いて確認してみます。

3-4. エンジンオイル量が多い場合

オイル残量が著しく減少したことを知らせてくれるのが、運転席にある「警告灯」です。警告灯がつくということは、オイルに関する何らかのトラブルが考えられます。その代表的なものが、オイル量の不足です。

この時に注意しなければいけないのは、オイルの状態です。汚れがない状態であれば良いのですが、交換前であれば量が少ないだけでなく汚れも相当ひどいと考えられます。

この場合は「オイルを継ぎ足す」ではなく「交換をする」がおすすめです。

ただしあまりにも量が少ない場合は、最悪の場合エンジンが止まってしまうことがあります。この場合は緊急処置としてオイルを継ぎ足すようにします。

4. エンジンオイルの確認方法まとめ

オイルのセルフチェックといっても、やり方を思い出しさえすれば意外と簡単にできることが分かったはずです。

節約したいという気持ちはわかりますが、オイルは消耗品ですから定期的にチェックしなければもっと大変なトラブルを引き起こしかねません。

長く乗り続けるためにも、ぜひキチンとチェックするようにしてくださいね。