エンジンオイルの警告灯がついたらどうなる? 何が原因? チェックすべきことは?

いつも通りに運転をしている途中で突然オイルランプがつくと「えっ?何か故障したの?」と急に不安になってしまいますよね。

でも警告灯が知らせる故障は、1つだけが原因だとは限りません。もちろん警告が何を意味しているのかが分からなければ、どのように対処すればよいのかもわからないはずです。

そこで今回は「警告灯が知らせる故障の原因」と「点いたときにどうすればよいのか」ということをわかりやすくポイント解説します。

1. エンジンオイル警告灯の点灯は故障が原因?!

車には様々な警告を行うランプがついています。オイル警告灯もその1つで、正式には「油圧警告灯(ゆあつけいこくとう)」といいます。

これはエンジンオイルに関する何らかのトラブルを知らせる時に点灯します。しかしトラブルの原因は1つとは限りません。代表的な原因を挙げてみましょう。

・オイルの残量が少ない

警告灯がつく原因として最初に思い出すのが、オイル残量不足です。エンジンオイルは、人間の体に言い換えれば「血液」のような存在です。

車を動かすためにはどうしても必要になる物ですから、不足すれば様々なトラブルが起こります。ただし車のオイルランプは、オイルの残量を警告するためだけのものではありません。

確かにランプのマークはオイルポットのマークなのでそのような勘違いをおこしやすいのですが、正しくはエンジンまたはエンジンオイルの圧力異常を示すのが警告灯です。

ですから単純に「オイルを足せば直る」と思っていると、後で思わぬ事故を起こす危険があります。

・オイルポンプの故障

オイルポンプは、エンジンの各部分にエンジンオイルを圧送する働きをします。そのためこの部分が故障してしまうと、エンジンの回転数にも関係します。

ポンプが故障した時には、走っている最中に白い煙が上がることがあります。またその状態で無理に走行を続けていると、エンジンの焼き付きを起こしてしまうことがあります。

危険な状態なので、安全な場所に車を停めるようにしましょう。

・オイルが異常消費を起こしている

走っている時に突然白い煙が上がり原因には、「オイル上がり」または「オイル下がり」などのようなオイルの異常消費が考えられます。

オイル上がりは、エンジンオイルがエンジンの燃焼室に入り込んでしまうことによっておこる現象です。

特にピストンリングと呼ばれる部分が酷く摩耗してしまうと、間違ってエンジンオイルが燃焼室に入り込んでしまうことがあります。

こうなるとエンジンオイルは、混合気と一緒に燃焼されてしまうため異常消費をおこします。これが「オイル上がり」です。

これに対してオイル下がりが起こる原因には2つのことが考えられます。1つは、バルブやシール材などの経年劣化による破損です。もう1つは、エンジンオイルの劣化によって起こる故障です。

オイル下がりを起こしてしまった場合も、オイルの異常消費が起こります。これも危険な状態ですから、警告サインが出ます。

2. エンジンオイル警告灯が点灯した場合のチェックポイント

実際にランプが点灯した場合は、慌てずにまずは車を安全な場所に停車させましょう。その上で、以下のことをチェックしてみてください。

・警告灯の色をチェックする

警告灯の色には、危険度を表すために色の違いがあります。ランプの色が黄色の場合は「走行注意」という意味になります。

もちろん安全だということではありませんから、放置すればいずれ重大な故障を起こすことになります。早めにディーラーに持ち込むか修理工場に見てもらうようにしましょう。

もしもランプの色が赤色の場合は「危険」を意味します。安全な場所にすぐに車を移動し、速やかに車を停めてください。

ちなみにここで表す「危険」とは「走行不可」を意味します。そのまま走っていれば、命に係わるような重大な事故を引き起こす恐れがあります。

・オイルの異常消費の場合の対処法

消耗品の摩耗や部品の経年劣化が原因と考えられます。早めに修理をするようにしてください。

またオイル下がりによる異常消費の場合は、定期的なエンジンオイルの交換を怠ってしまったことが原因と考えられます。

ランプの異常の原因を直した後も定期的にオイルの確認や交換をしなければ、また同じような症状が出ることが考えられます。

・白煙が大量に出た場合

エンジン内部の圧力に何らかの故障が起きています。そのままではエンジンが焼き付き、走行中に火事を起こす危険もあります。車を安全な場所に速やかに移動し、エンジンを止めましょう。

またあなた自身の安全も確保しながら、速やかに車を修理工場へ移動する手配をしましょう。

3. エンジンオイル警告灯が点滅したままの走行には要注意!

「オイル不足=警告灯がつく」ということではありません。もちろんオイルの異常消費によってオイルが不足してしまうことでランプがつくことはあります。

でも異常消費の原因が解決しなければ、症状はさらに悪化しその他の部品まで故障してしまうこともあります。

ですからオイルランプがついた時には、慌てずにまずはディーラーまたは修理工場に見てもらうのが一番です。

早めに対処しておけば、修理や部品の交換にかかる費用も出来るだけ安く抑えることが出来ます。

4. エンジンオイル警告灯に関するQ&A

Q. エンジンオイルランプ(油圧警告灯)が点灯してエンジンがかかりません。どこに連絡すればいいですか?

A. ディーラーまたは整備工場に連絡してください。

エンジンオイル量が不足している以外のことが原因である可能性があります。速やかに修理が必要な状態です。

近くに対応してくれるディーラーや整備工場がない場合は、ロードサービスに連絡をする方法もあります。

Q. エンジンオイルランプ(油圧警告灯)がついたり消えたりします。故障でしょうか?

A. 故障ではなくオイル不足です。

警告灯がついたり消えたりするということは、エンジンオイルの量が下限のギリギリのラインにあることが考えられます。

オイルの量を正しく図るためには、水平な道路で車が停まった状態でなければわかりません。

十分な量のオイルが入っている場合は問題がないのですが、下限ラインぎりぎりの場合は車を走行させるとオイルセンサーからオイルが離れてしまうためランプが点灯します。

Q. エンジンオイルランプ(油圧警告灯)がたまに点灯します。点検が必要ですか?

A. 早めに点検してください。

まずはオイルの残量を点検しましょう。併せてオイルの状態も点検します。オイルが汚れている場合は、オイル交換が必要です。

オイル交換をしてもランプがついたり消えたりを繰り返す場合は、消耗品の劣化や部品の故障によるオイル漏れの可能性も考えられます。

この場合は早めにディーラーまたは整備工場に見てもらいましょう。

Q. エンジンオイルランプ(油圧警告灯)がたまに点灯します。点検が必要ですか?

A. ランプの色を確認して点検してください。

エンジンオイル系のトラブルを知らせる警告ランプには、「緑」「黄色」「赤」の3色あります。

緑の場合は「安全」ですが、黄色と赤の場合は点検が必要です。黄色の段階で点滅の原因が解消すれば、費用も安くすみます。

ただし赤色の場合は「走行不能」を意味する危険なサインです。すぐに修理をしなければ、重大な事故を引き起こす恐れがあります。

5. エンジンオイル警告灯点灯時の対処法まとめ

オイルランプが点滅した時は、慌てず色を確認しましょう。黄色の場合は、まずはエンジンオイルのセルフチェックをします。オイル不足が原因であれば、すぐに問題は解決します。

ただしランプが赤色の場合は「走行不可」です。すぐに車を安全な場所に止め、ロードサービスなどを利用して安全に修理工場へと移動させましょう。