車の窓枠ゴム汚れ|正しい洗車方法と劣化防止&艶復活テクニック
KURE(呉工業) LOOX(ルックス) 330ml 表面仕上げ剤 [ KURE ] [ 品番 ] 1176 [HTRC2.1] & ラバープロテクタント (300ml) ゴム製パーツ保護剤 [ 品番 ] 1036 [HTRC2.1]【セット買い】

車の窓枠のゴム部分は色褪せたように白くなったり、シミのような斑点で汚れてしまいます。しかし、普段の洗車方法では意外と綺麗にならない場所でもあります。

そんな時に、強力なカーシャンプーやケミカル用品などを利用するのは厳禁です。それがゴムの劣化を早めてしまい、雨漏りやパワーウインドウの故障の原因にもなるからです。

そこで今回は、車の窓枠ゴムの汚れを安全に落とす方法をご紹介します。さらに、簡単に劣化を防いだり艶を取り戻す方法もお伝えしますので、ぜひ日頃の洗車やメンテナンス作業に加えてみてください。

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車の窓枠ゴムの汚れを落とす3ステップ

掃除をするときには、できるだけ強力な洗剤などを使って一気に取り除きたいですよね。ガンコな汚れも落ちますし、手間も短縮できるからです。

ただ、窓枠のゴムパーツの場合には、強力なカー用品を使うとかえってダメージを与えてしまい、綺麗にならないどころか劣化させてしまう原因にもなります。例えばシミになったり色褪せやヒビ割れが起きてしまいます。また、カーワックスやコーティング剤が付着したり、雨に流されて溜まったものが原因となっていることもあります。そのため、次のような身近な家庭用品を使った方法がおすすめです。

  • 歯ブラシもしくはブラシ
  • 家庭用中性洗剤
  • ウエス
  • メラミンスポンジ

道具の準備ができたら、次の3ステップで綺麗にしていきましょう。

ステップ1:歯ブラシなどでホコリや砂を取り除く

キャップなし タフト24 歯ブラシ × 10本 (MS)

まずは窓枠ゴムの隙間に溜まっているホコリや砂を取り除きます。目に見える部分はもちろんですが、ゴムをめくってみると驚くほど汚れが溜まっています。

歯ブラシなどを使ってこの汚れをかき出しましょう。これを放置していると、ゴムの劣化やひび割れの原因にもなりますので忘れずに取り除いてください。

ステップ2:水洗い、もしくは中性洗剤

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まずは水に濡らしたクロスで拭き取りましょう。これで落ちない汚れの場合には、家庭用の中性洗剤を薄めたものを使いましょう。クロスに濡らして拭き取れば、油性の汚れも綺麗に落とせます。

中性洗剤は少量で構いません。バケツに少量入れ、ホースや蛇口から勢いよく水を入れて泡立つ程度です。

ステップ3:メラミンスポンジで磨く(コケ落とし)

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中性洗剤で綺麗にならない場合には、メラミンスポンジを使って磨いてみましょう。スーパーやドラッグストア、100円ショップでも手に入ります。

また、窓枠のゴムにコケが発生してしまうことがありますが、そんな汚れも取り除くことができます。

メラミンスポンジは水に濡らして絞ってから使います。ただし、研磨効果がありますので、軽くなでる程度にしてください。強く磨きすぎるとかえってダメージを与えてしまうからです。

車の窓枠ゴムの汚れ掃除の注意点

ここまでお伝えした方法を試していただいても綺麗にならない場合には、汚れではなく劣化してしまっているかもしれません。例えば、色褪せて白化していたり、傷やシミのような斑点になっていることがあります。

その場合には、いくら磨いても綺麗にはなりませんし、無理に擦ったりすれば逆にダメージを与えてしまいます。見た目の汚さはもちろんですが、窓枠のゴムパーツには雨漏りを防ぐ目的もありますので、その機能を果たせず車内に雨が侵入してしまう可能性もあるので注意しましょう。また、劣化が進むとパワーウインドウの動きが悪くなったり、動かなくなってしまうこともあります。

そうなる前に、劣化を防ぐ保護剤を塗ったりコーティングをしておきましょう。白く色褪せたゴムの艶出し効果もあります。

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車の窓枠ゴムの劣化を防ぐ保護&簡単艶出しコーティング

使用する道具は、油脂成分や石油系溶剤が含まれているものを避けるようにして、ゴムを劣化させないシリコンやフッ素タイプのものを使用してください。ゴムの弾力を保ち劣化を防ぐコーティングになりますし、艶出し効果もあります。

窓枠ゴムの劣化を防ぐ保護剤

KURE(呉工業) ラバープロテクタント (300ml) ゴム製パーツ保護剤 [ 品番 ] 1036 [HTRC2.1]
KURE(呉工業) シリコングリースメイト (180ml) スプレーグリス [ 品番 ] 1066 [HTRC2.1]

洗車の後には保護剤を塗布しておきましょう。価格も600円〜800円程度で購入することができます。

スプレータイプのものは吹きかけるだけなので作業が簡単ですが、他の部分にも飛び散ってしまう可能性があります。そうした場合にはシリコングリースメイトのペーストタイプがおすすめです。

また、パワーウインドウの動作がスムーズになったり、走行中の異音(ビビり音)の解消になることもありますので、これらが気になる場合にも試してみるといいでしょう。

窓枠ゴムの簡単コーティング

ワコーズ FSO フッソオイル105 超潤滑・多目的スプレー 110g A105 [HTRC2.1]

劣化を防ぐためのコーティングもおすすめです。ただし、油脂成分や石油系溶剤が含まれているコーティング剤やワックスは、ゴムにダメージを与えてしまうため、フッ素コーティング剤の使用がおすすめです。価格は3,000円から4,000円ほどになります。

KURE:ラバープロテクタント

定番のKUREのラバープロテクタントは、ウェザーストリップやラジエターホース、エンジンルーム内のベルト類など、車のゴム類パーツ保護と劣化防止におすすめです。

KURE:シリコングリースメイト

KUREのシリコングリースメイトにはペーストタイプのものがあります。スプレータイプのように噴霧後に垂れてしまうのが心配な方はこちらを使用するのがおすすめです。

KURE:スーパークレポリメイト

KUREのスーパークレポリメイトは窓枠ゴムの保護と艶出しができます。UV吸収剤が含まれ、紫外線による劣化や色褪せを防ぐことができます。

ワコーズ:シリコーンルブリカント

ワコーズのシリコーンルブリカントの特徴は、石油系溶剤を使用しないシリコン100%の保護・艶出し剤です。ケミカルを称することで窓枠ゴムの劣化が心配な方におすすめです。

アーマオール:プロテクタント

アーマオールのプロテクタントには窓枠部分の保護・艶出し効果があります。また、紫外線による日焼け、ひび割れ防止にも役立ちます。

窓枠部分以外にもダッシュボード、タイヤ、ドア梁、無塗装樹脂パーツ、ホースなど車の洗車グッズとして一つ持っていると汎用性の高いアイテムです。

プロスタッフ:窓ゴム&モールコート

プロスタッフの窓ゴム&モールコートは、白く劣化した窓枠ゴムを黒く艶のある状態に復活させることができるコーティング剤です。ガラス系コーティングのため、効果の持続期間は6ヶ月が目安になります。

また、UVカット効果により車の窓枠ゴムの劣化防止にも役立つため、新車購入時からコーティングするのもおすすめです。

ワコーズ:フッソオイル105

ワコーズのフッソオイル105は、他のアイテムと異なりフッ素油を使用していることで素材にダメージを与えることなく保護・艶出しができるのが特徴です。

車の窓枠ゴムの交換が必要な場合と交換方法

ここまでお伝えした方法を試しても、次のような場合にはパーツを交換する必要が考えられます。

  • 劣化がひどくヒビ割れがある
  • 雨漏りがする
  • パワーウインドウが動かない、動きが悪い

こうした場合には、車の故障や安全な運転に支障が出ますので、以下の方法で交換をしましょう。

ディーラーなどで交換する

ディーラーや車の修理業者に相談すれば交換することができます。その場合の費用は、次のようになります。

  • 窓枠ゴム部品代:1箇所約4,000円~7,000円
  • 交換工賃

これらの合計で、1箇所あたり1万円から1万5千円ほどかかります。交換を依頼する場所によっても工賃が変わってきますので、いくつかの業者に相談して見積もりを比較するといいでしょう。

DIYでガラスランを交換する

車の窓枠のことをガラスランと言い、ゴムパーツのことをガラスランラバーやガラスランチャンネルと言います。インターネットを使ってパーツを探す場合には、「窓枠」だとヒットしないので、これらの単語を使って調べてみましょう。また、ディーラーなどに相談すれば、取り寄せてもらうこともできます。

ただし、自分で交換するにはDIYに慣れていないと難しい作業と言えます。車種によっても異なりますが、大まかな流れは次の通りです。

ステップ1:ドアの内張を剥がす

まずは、作業するドアの内張を剥がしてください。ガラスランラバーはドアの内側まで入り込んでいるからです。

ステップ2:窓ガラスを外す

次に、窓ガラスを外します。車種ごとの方法がありますので、下調べをする必要があります。

ステップ3:ガラスランラバーを外す

基本的には引っ張れば取り外すことができます。ただし、ボンドで止まっていたり、適宜パーツの取り外しが必要になる場合がありますので、注意しながら引っ張るようにしてください。

ステップ4:ガラスランラバーの装着、修復

ここまでくれば、逆の手順でガラスランラバーの装着と、ガラス、内張などを元どおりにしていきます。これで作業は完了です。

内張やガラスを取り外すことができない場合

DIYで作業をしたいけど、内張やガラスを外すことができない場合には、シリコンスプレーを使うとうまくいくことがあります。

ただし、内張などを剥がさなくてもガラスランラバーを引っ張って取り外せる場合のみです。その場合には、次の方法を試してみてください。もちろん、強引な作業は故障の原因にもなりますので注意しましょう。

  1. 新しいガラスランラバーの内側にシリコンスプレーを塗布します。
  2. 窓枠とガラスの隙間からガラスランラバーを差し込むように装着させます。うまく差し込めない場合には、パワーウインドウを上下させながら滑らせてみましょう。
  3. うまく差し込むことができれば、窓枠に合わせて差し込む量を調節してください。全体に装着してからパワーウインドウが正しく動くことを確認すれば作業終了です。

まとめ

車の窓枠ゴムの汚れは、基本的には水拭きや中性洗剤を薄めたものを利用してください。カー用品に含まれる油脂成分や石油系溶剤は、ゴムを劣化させヒビ割れなどの原因になってしまうからです。

ただし、いくら綺麗にしていても経年劣化の心配もあります。これを防ぐためには、ゴムパーツにも対応している保護剤やコーティング剤の利用がおすすめです。日頃の洗車と合わせてメンテナンスをするといいでしょう。

また、劣化が激しく雨漏りやパワーウインドウの動きが悪くなっている場合には、パーツの交換が必要かもしれません。そのためには、ドアの内張やガラスを外す必要がありますので、自分で作業できない場合にはディーラーや車修理業者に相談してみましょう。パーツ代と工賃で、1箇所1万円から1万5千円ほどを目安にしてください。DIYが可能な方は、ガラスランラバーやガラスランチャンネルと調べるとパーツを探すことができます。

ぜひ今回の記事を参考にしていただき、隅々まで綺麗な車に気持ちよく乗りましょう。

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