業界トップクラスの”東京海上グループ”に属するイーデザイン損保。
テレビCMも多く行なっている為、その知名度はかなりのものでしょう。
しかし、 “保険料の安さ”がクローズアップされがちな保険商品ですので、その内容についてはあまり知らないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、イーデザイン損保のロードサービスの内容、ロードサービスや事故対応についての評判などについて解説していきますので、イーデザイン損保の自動車保険を検討されている方の参考になればと思います。
1. イーデザイン損保のロードサービスの評判は?万が一の事故でも対応力は安心できる?
1-1. 良い評判
- 迅速な対応で助かりました
イーデザイン損保の良い評判を見ていると、”対応が早い”という内容が多く見受けられました。
一例を挙げますと、バッテリーあがりでロードサービスを依頼したところ、「50分ほどお待ち下さい」と言われたそうですが、実際は電話後30分で現場に到着し、対応をしてくれたとの事です。
鍵の閉じ込みで依頼した方からも、電話後30分掛からずに現場に来てくれたという声があり、対応の迅速さには定評があるようです。
- 保険料が安いのに無料のロードサービスが充実
イーデザイン損保のメリットの1つが保険料の安さですが、決して”安かろう悪かろう”になるわけではなく、無料のロードサービスの充実、対応の質に対する高評価も多かったです。
実際にガス欠でロードサービスを利用した方の評判を見てみますと、電話後数十分後には現場に到着して給油作業を終え、ガソリン代を払おうとしたところ「サービス内ですので発生しません」と言われ、対応も丁寧さについても書き添えられていました。
給油の”作業”のみ無料という自動車保険もありますので、ガソリン自体も無料というのは、他社と比べた時に大きなメリットになり得るでしょう。
- 土日でもスムーズに対応してもらえました
イーデザイン損保の良い評判を見ていると、やはり迅速さやスムーズさについては特筆すべき点があるようです。
ほぼ土日しか車を使わないという方からの評判ですが、「走行距離で保険料が決定するため保険料が安く、土日でもスムーズに対応してくれました」という声があり、同様の内容の評判が多く見受けられました。
24時間365日の電話受付は他社でも行われていますが、スムーズな対応が伴っているのはイーデザイン損保の良さという事なのでしょう。
1-2. 悪い評判
- 追突事故の際に他の家族の保険を薦められた
イーデザイン損保の悪い評判を見ていると、事故対応に関する評判が多く見受けられます。
中でもこの例は、加入者の方が追突事故(追突された側)を起こし、事故対応の問い合わせをしたところ、「家族の他の保険は使用出来ませんか?」と担当の方から言われたとの事でした。
事故現場の確認なども行われず、加入者側から送った現場写真のみで判断され、最終的には「注意していれば起こらなかった事故ですよね?」というように加入者が悪者扱いされてしまい、解決には3ヶ月を要したという始末だったそうです。
”保険に入っている意味”を考えさせられる評判と言えますね。
- 対応が非常に遅い
良い評判には”対応の迅速さ”を伺えるものが多かったですが、逆に対応が遅かったという評判もありました。
実例を挙げますと、「事故を起こしたのが午前9時で、すぐに連絡したのに折り返しが午後17時だった」という評判があります。
事故を起こした時に保険会社に連絡するのは、補償の金額だけではなく、根本的な対処法を仰ぐ意味合いもあると思うので、朝に電話したのに夕方に折り返しでは意味がありませんよね。
補償の支払いに関しても、「調査会社の兼ね合いで2ヶ月以上遅れた」という評判もあり、イーデザイン損保を選ぶ際は、事故対応における対応の遅さも考慮しておく必要がありそうです。
- マニュアル対応される場合が多い
これは事故対応とロードサービスの両方で見受けられた評判ですが、連絡した際に「マニュアル通りの回答しかしてもらえず、こちらの意図を全く汲み取ってもらえない」という内容です。
その他にも、相手側の保険会社と交渉をしてくれない事について書かれているものが多く、柔軟な対応が出来ない担当者が方が多い事についての評判は多く見受けられます。
2. イーデザイン損保のロードサービスの特徴やメリットは?他社やJAFとの違いはどこにある?
2-1. 車単位でロードサービスが受けられる
イーデザイン損保のロードサービスの特徴として、加入者ではなく契約した”車”がロードサービスの対象になるという事が挙げられます。
JAFの場合は、JAFに加入した人しかロードサービスを受けられませんが、イーデザイン損保のロードサービスは、加入者の家族が運転している場合にもロードサービスを受けられます。
また、保険料以外の年会費などは不要のため、無料でロードサービスが受けられる事も特徴と言えるでしょう。
2-2. セコムと提携している事で緊急対応が迅速
主に事故対応についてですが、警備やセキュリティで有名な”セコム”と提携している点はイーデザイン損保の強みと言えるでしょう。
“緊急対処のプロフェッショナル”が駆けつけてくれるというのは、事故の際に心強いものです。
拠点が全国に2800箇所もありますので、旅先で事故を起こしても安心して任せられます。
2-3. ロードサービスの拠点はトップクラスの9300箇所
セコムの拠点が2800箇所という解説をしたばかりですが、ロードサービスについては何と9300箇所もの拠点があります。
「拠点の多さ=対応の早さ」とも言えますので、他社と比べてもトップクラスの拠点数はメリットと言って間違いないでしょう。
3. イーデザイン損保の6つのロードサービス内容
3-1. レッカーサービス
故障や事故によるトラブルで車が動かなくなってしまった場合に、修理工場や自宅までレッカー牽引を行なってくれるサービスです。
提携している修理工場の場合は距離無制限でレッカー可能、修理工場を指定する場合や自宅へのレッカーの場合は60kmまで無料となっています。
また、自宅の駐車場や月極駐車場で故障した場合もレッカーサービスの対象になりますので、急に車が動かなくなった時にも安心です。
3-2. 引き上げ・引き降ろしサービス
縁石に乗り上げたり、落輪によって身動きが取れなくなってしまった場合に、引き上げや引き降ろしを行なってくれるサービスです。
ぬかるみや雪道で進めなくなった際に重宝するサービスですね。
3-3. 燃料切れ時ガソリン配達サービス
付近にガソリンスタンドが無い場所でガス欠をしてしまった場合に、ガソリンまたは軽油を10リットルまで無料で配達してくれるサービスです。
給油作業だけではなく、ガソリン自体も無料というのが特徴です。
3-4. 応急対応サービス
バッテリーあがりや鍵の閉じ込み、タイヤのパンクなどの急なトラブルに対応してくれるサービスです。
作業時間が30分以内のものなら、全てその場で作業をしてくれますので、作業後はスムーズに運転を再開出来ます。
3-5. 故障相談サービス
車における様々トラブルに対し、電話で適切なアドバイスを受けられるサービスです。
自分では原因が分からないトラブルに対しても、状況説明からスタッフが原因を割り出し、対処法の説明を受けられます。
3-6. 情報提供サービス
土地勘が無い場所で事故や故障を起こしてしまった場合、周辺の宿泊施設、レンタカー会社や交通手段など、丁寧に電話でサポートしてもらえるサービスです。
旅先などで特に重宝するサービスであると言えます。
4. イーデザイン損保のロードサービスは使いやすい?事故時の連絡手段を確認!
イーデザイン損保のロードサービスは、24時間365日、土日祝祭日でも対応可能となっていますので、ロードサービスの受付電話番号(0120-049-095)まで電話する事で利用出来ます。
また、先述のとおりロードサービス拠点が全国9300箇所もありますので、旅先の見知らぬ土地でも、その地域の土地勘があるスタッフが迅速に対応してくれますので安心です。
5. イーデザイン損保のロードサービスの注意点・デメリット
5-1. ロードサービスが利用できる回数
イーデザイン損保のロードサービスは、全て無制限で何回でも利用出来るというわけではありません。
”応急対応サービス”と”燃料切れ時ガソリン配達サービス”に関しては、保険期間中に1回の利用のみとなりますので、加入する際は頭に入れておきましょう。
5-2. ロードサービスの費用(無料・有料)
ロードサービスは基本的には全て無料となっていますが、トラブルの状況に応じて有料となってしまう場合もあります。
- 引き上げや引き降ろし、レッカー作業時にクレーンや重機などを使用する場合。
- 全ての車輪が落輪もしくは乗り上げてしまっている場合。
- 提携の修理工場に48時間以上保管する場合。
上記の場合は有料となりますので、こちらも加入の際には把握しておきましょう。
5-3. 宿泊費やレンタカー代などは補償されない
他社のロードサービスの中には、トラブル時の宿泊費やレンタカー代を補償するものもありますが、イーデザイン損保のロードサービスでは情報提供のみとなっています。
他社の保険からの乗り換えを検討している方は、特に注意が必要です。
6. 自動車保険の選び方!イーデザイン損保のロードサービスの評判まとめ
イーデザイン損保の評判、ロードサービスの内容などについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
どうしても悪い評判の方が気になってしまいがちですが、東京海上グループという事もあり、良い評判の方も非常に多いため、単純に“保険料が安いだけの自動車保険”ではない事は確かです。
セコムとの提携なども他社には無い強みですし、9300箇所のロードサービス拠点も、この価格帯の自動車保険ではめずらしいため、選ぶメリットは充分にあるように思えました。
自動車保険を契約する際に、他社の保険と比較する判断材料にしていただけたら幸いですね。