おとなの自動車保険は、セゾン自動車火災保険が運営している自動車保険です。三井ダイレクトは、元三井住友海上グループの、MS&ADインシュアランスグループホールディングスのグループ会社となっています。
両社共にメジャーな会社に属しており、安心感があるところが共通点と言えますが、補償や保険料などは全く異なります。両社の特徴を良く把握して自分のカーライフと照らし合わせ、どちらの保険が合っているのかを見極めることが重要です。
それでは、実際に両社の自動車保険について紹介をしていきます。
1. 自動車保険はおとなの自動車保険か三井ダイレクトどっちがおすすめ?
テレビcmなどでも露出の高い両社ですが、どういった方におすすめなのかは分からい方も多いのではないでしょうか。ここでは、どういった方におすすめなのかを紹介していきます。
1-1. おとなの自動車保険はこんな人におすすめ!
おとなの自動車保険は、年齢が上の方であればよりメリットを享受できます。では、どういったことなのか詳細を解説していきます。
1-1-1. 40代や50代の方
おとなの自動車保険は、その名の通り特に40・50代の方におすすめの自動車保険です。事故率は、40・50代が一番少ないというデータがあります。おとなの自動車保険はそのことに着目し、40・50代の保険料を割安に設定しています。
1-1-2. 常に安心感が欲しい方
常に安心感が欲しいという方にはおすすめです。「つながるボタン」というボタンを車に取り付けることで、事故の際にそのボタンを押すだけで保険会社へと繋がります。
そして、ALSOKの隊員が事故現場へと駆けつけてくれて、相手方からのヒアリングや現場の写真撮影などを行ってくれますよ。事故後は気が動転していることもあるので、非常に安心で心強いサービスと言えそうです。
1-1-3. 子どもも保険にいれたい方
自分だけでなく、同じ車で子どもも運転するため、子どもにも対応した保険に加入したいという方にはおすすめです。
通常であると、40・50代の方が保険に入っていても、子どもが運転できる若い年齢まで対応させようとすると、子どもの年齢に合わせた保険料となり非常に高くなってしまいます。
しかし、おとなの自動車保険の場合、加入している40・50代の方の保険料をベースとして、追加で子どもの保険料を支払う形になります。
そのため、子どもが同じ車で運転するとしても、保険料を安く抑えることが可能です。
1-2. 三井ダイレクトはこんな人におすすめ!
メディアの露出は多いですが、どういった特徴があるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。ここでは、どのような方におすすめなのかを詳しく解説していきます。
1-2-1. 事故対応力で選ぶ方
事故対応力で保険会社を選ぶ方には、三井ダイレクトはおすすめです。保険で一番重要とも言える事故対応力ですが、三井ダイレクトは「楽天自動車保険満足度ランキング2018」において、「事故対応満足度1位」を獲得しています。
そのため、事故対応力の高さを裏付けていると言えます。
1-2-2. スピーディな対応を求める方
三井ダイレクトでは、スピーディな事故対応を掲げていることが特徴です。保険金の平均支払所要日数は34.9日となっており、とてもスピーディな対応と言えるでしょう。
また、契約者専用の「Myホームページ」があり、そこでタイムリーな経過報告を受けることができます。そのホームページ上で相談や質問などもできるので、安心して経過を見守ることができます。
1-2-3. よくお出かけする方
ドライブやレジャーなどで、よくお出かけする方におすすめです。三井ダイレクトには、「お得なクルマ生活応援サービス」というサービスがあります。
これは、レジャー施設や宿泊施設などを特別割引価格で利用できるといったサービスです。しかも、優待対象施設は、国内外で20万か所以上という数です。三井ダイレクトに加入したら、もっといろいろな所へおでかけしたくなりますね。
2. おとなの自動車保険か三井ダイレクトか?【評判・口コミ】の違いは?
それぞれの会社に、契約者にとっていろいろなメリットがありますが、実際の評判や口コミも気になりますよね。ここでは、インターネット上の実際の口コミや評判を紹介していきます。
2-1. おとなの自動車保険の口コミ
やはり、40・50代の方の保険料が安いという口コミが多く見られます。「50歳を超えているが、十分すぎるほどの補償をつけても他社の半額で加入できた」というものや、「息子も運転できるように保険を拡張したが、他社よりも安い保険料であった」という口コミが目立ちます。
実際に利用しても、40・50代以上の方にはとても評判が良いことがうかがえます。
2-2. 三井ダイレクトの口コミ
こちらの口コミは、事故対応の安心感を伝える口コミが多く目立ちました。「事故で気が動転していた際、落ち着いた柔らかな対応をしてもらい、非常に助かった」というものや、「体を気遣ってくれて、気が動転していたが安心することができた」などがありました。
大手保険グループの安心・安定感を垣間見ることができます。また、「初期対応が非常にスピーディだった」という口コミもあり、スピーディさを売りにしている部分も裏付けが取れると言えそうです。
3. おとなの自動車保険か三井ダイレクトか?【保険料】の違いは?
両社ともにさまざまなメリットがありますが、保険料も気になるところですよね。両社の保険料の特徴について紹介します。
3-1. おとなの自動車保険の保険料
30代までの保険料は、他のダイレクト型保険会社と肩を並べる程度ですが、40代からは他社よりも安くなる可能性が非常に高くなります。そのため、40代以上の方は安くすませることが可能となるでしょう。
3-2. 三井ダイレクトの保険料
三井ダイレクトの場合、必要な補償のみをユーザーが選択することができます。そのため、保険料を安くしたいという方は、補償を除外することで安くすることが可能です。
4. おとなの自動車保険か三井ダイレクト?【補償内容】の違いは?
自動車保険の中でも重要項目である補償内容ですが、両社それぞれに特徴があるので紹介をしていきます。
4-1. おとなの自動車保険の補償内容
他社と同じように個人賠償責任特約がありますが、おとなの自動車保険の場合は補償額が無制限という長所があります。これにより、日常生活において他人に怪我をさせてしまったり物を壊してしまった場合でも、非常に安心することができます。
家族が起こした場合や自転車事故なども含まれますので、車に乗っていても降りていても非常に安心ですね。
4-2. 三井ダイレクトの補償内容
他社と比較しても遜色ない補償内容であり、これと言って際立った特徴がないとも言えます。しかし、補償内容をユーザーのニーズに合った合わせて細かく設定できるので、本当に自分が必要なものだけを取捨選択することが可能です。
5. おとなの自動車保険か三井ダイレクト?【事故対応・ロードサービス】の違いは?
補償内容と同様に、非常に重要な項目である事故対応・ロードサービスですが、両社で明確に違いがあります。では、両社の特徴を紹介していきます。
5-1. おとなの自動車保険の事故対応・ロードサービス
事故の際、つながるボタンですぐに連絡が取れ、ALSOKが駆けつけてくれるので非常に安心感を感じることができます。
そして、おとなの自動車保険の場合は、ロードサービスが有料オプションになるので注意が必要です。しかし、全国におよそ1万3千ものロードサービス拠点があるので非常に安心です。
そして、レッカー移動は最大で300km程度の無料補償が付いており、かなりの距離をレッカーしてくれるので安心することができます。
更に、事故で帰宅できない際の宿泊費用は1万円まで補償があり、移動費用については一人2万円の補償があります。ロードサービスはオプションで有料ですが、非常に心強いものであると言えそうです。
5-2. 三井ダイレクトの事故対応・ロードサービス
三井ダイレクトの場合は、ロードサービスは無料で付帯します。しかし、ロードサービス拠点は約3800か所となっており、おとなの自動車保険よりも圧倒的に少なくなってしまいます。
レッカー移動は、50kmまでは無料補償が付いています。また、事故で帰宅できない際の宿泊費用や移動費用などの補償はありません。
6. 自動車保険の選び方まとめ
ここまで、おとなの自動車保険と三井ダイレクトの比較や、選び方のポイントなどを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
40代以上の方で、保険料の安さや安心感などを求める方にはおとなの自動車保険がおすすめです。また、スピーディな対応や大手保険会社グループの事故対応能力を求める方は、三井ダイレクトがおすすめと言えるでしょう。
両社共に一長一短があるため、自分のおかれている状況や環境を考慮し、どちらが自分に合った自動車保険なのかを見極めることが重要です。そうすれば、心から安心してカーライフを送ることができるでしょう。