愛車のクリアーなヘッドライトに不満を感じていませんか?色々なカスタムをして格好良くしているのに、ヘッドライトだけが浮いて見えることがあると思います。

そんな時にはヘッドライトをスモーク化すると、全体が引き締まり、愛車がよりいっそう格好良くなります。

ただ、このスモーク化はドレスアップ以外にはメリットがありません。例えば車検に通らなかったり、夜間の視認性を悪くしてしまうなどの実用性や機能性に欠けるのです。

また、ドレスアップ性能も昼間のみの効果で、夜間のファッション性はむしろ低下します。なぜなら、ヘッドライトのバルブを交換して明るさや色をカスタムしている方も多いと思いますが、スモーク化することでその効果は失われてしまうからです。

でも、実際にスモーク化されている車を見かけますし、パーツが販売されていたりショップもありますよね。なにか合法で機能的にも優れた裏技があるんじゃないかと思われているかもしれません。

ここでは、そんなあなたにぴったりなスモーク化についての情報をお伝えします。

例えば、スモーク化にあたり知っておくべき注意点や、車検に通る具体的なカスタム方法についてご紹介していきます。

最後までご覧いただければ、ヘッドライトの不満を解消して、一段と格好いい愛車にカスタムすることができるでしょう。

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1. ヘッドライトをスモーク化するために知っておくべき6つの注意点とは?

ヘッドライトのスモーク化をする時には、車検に通るのか、ライト点灯時の明るさはどうなのか、具体的にはどんな方法がおすすめなのかといったことが気になると思います。

そこで、スモーク化する前に知っておくべき6つの注意点についてわかりやすくお伝えします。

1-1. 車検に通らないことがある

まず一番気になることは、スモーク化は車検に通るのかと言うことだと思います。

スモーク化する方法はこの後で詳しくご紹介していきますが、フィルム、塗装、カバーの3つの方法があります。しかし、車検に通らなければ、せっかくのカスタムも元に戻さなくてはなりません。

また、車検に通らないような車両では、普段から警察にも止められるんじゃないかとハラハラしなくてはならないでしょう。

結論としては、ヘッドライトのスモーク化は車検に通る場合もあれば、通らない場合もあります。曖昧な表現になってしまいますが、これが事実です。

では、どうすれば車検に通る合法なスモーク化ができるのでしょうか。ポイントは、ライト点灯時の明るさですが、その詳細についてもこの後お伝えしていきますので安心して読み進めてください。

1-2. 夜間の視認性の悪化

ヘッドライトのスモーク化の目的は、愛車のドレスアップだと思います。機能や性能の改善よりも、外観を格好良くするためのカスタムです。

ただ、そうはいっても安全性能を完全に無視することはできないでしょう。

特に、ヘッドライトのスモーク化の場合には、ライト点灯時の明るさ、つまり夜間の視認性への影響が心配されます。スモーク化するので当然かもしれませんが、カスタム前と比べれば明るさが減少するからです。

スモーク化といっても、どの程度の「濃さ」にしたいと考えていらっしゃるのかは一人ずつ違うと思いますし、車種ごとに合う合わないもあるでしょう。

ただ、ここで言えることは、濃いスモークにするほどライト点灯時の透過性が大きく低下しますので、明るさが足りなくなり夜間の視認性を悪化させてしまうと言うことです。

ドレスアップも大切ですが、事故を起こしてしまえば本末転倒です。ライトの明るさや視認性を悪化させないようなスモーク化が必要になります。

1-3. ヘッドライト点灯時のファッション性の低下

スモーク化を考えるような車好きの方は、すでにヘッドライトのバルブも交換して、好みの明るさや色にカスタムしている方も多いでしょう。例えばより明るいものにしたり、青色にしているのではないでしょうか。

しかし、スモーク化によってせっかくの明るさや色が変化してしまうので、ライト点灯時のファッション性が低下してしまうことがあります。

もちろん、夜間はスモーク化されたヘッドライト自体もほとんどわからなくなります。真っ黒になるほどのスモーク化ならわかるかもしれませんが、これは車検には通りませんし、視認性も極端に悪化してしまいます。

つまり、ヘッドライトのスモーク化は昼間のドレスアップには有効ですが、夜間やライト点灯時にはファション性を下げてしまう可能性があると言うことです。

1-4. スモーク化の方法の違いによるメリット、デメリット

先ほども少し触れたように、ヘッドライトのスモーク化には「フィルム」「塗装」「カバー」の3種類があります。

どの方法を選べばいいのか迷うところですが、それぞれメリット、デメリットがあったり価格も異なりますので順番にご紹介します。

① スモークフィルムの場合

PandaTree ヘッドライト フィルム テールランプフィルム アイラインフィルム 車 クリア ライトブラック/レンズ/スモーク/テール/ウインカー

スモークフィルムは、ヘッドライトにフィルムを貼り付けるタイプです。

一番のメリットとしては安価なことでしょう。フィルムだけなら千円以下でも手に入ります。また、フィルムの濃さや色も数多くあります。

デメリットとしては、施工が難しいことです。特に湾曲したヘッドライトの場合にはシワができたり、気泡が入ったりしてしまいます。そこで、業者に頼む方もいらっしゃると思いますが、1万5千円から3万円ほどの費用がかかってきます。

また、フィルムですので剥がすこともできますが、糊が残ったり、除去剤の利用でヘッドライトがダメージを受けて曇ってしまうこともあります。

② スモーク塗装の場合

DIA-WYTE [ ダイヤワイト ] エレガンスカラー ライトスモーク [品番]DIA-11 [HTRC 2.1] ペイント

スモーク塗装は、ヘッドライトを塗装してスモーク化する方法です。

一番のメリットとしては、好みの色合いになるように微調節できることです。「あんな車のようにしたい」という理想的なスモーク化ができるでしょう。

ただデメリットとしては、塗装技術が必要になることです。DIYでも可能ですが、技術がないと満足な効果は得られません。

特に下地処理が重要です。その中の一つに、ヤスリで磨いて細かな傷をつけるケレンや足付けと言われる作業があります。あえて細かな傷をつけることで、塗料の接着面積を広げて剥がれなくするものです。

塗装にはこうした作業が必要になりますので、やり直しができません。こうしたことを考えると、DIYでは失敗の危険が高いとも言えます。

費用については、DIYなら塗料と下地処理剤などで6千円前後、業者に依頼すると2万円から4万円ほどが目安になります。

③ スモークカバーの場合

トヨタ86 前期 ヘッドライトカバー ブラック スモーク スモークカバー 2P FJ4366

スモークカバーとは、ヘッドライトの上からスモークカバーを貼り付けるタイプのものです。

メリットとしては、ただ貼り付けるだけですので誰でも簡単にカスタムできるところです。価格は1万円前後のものが多くなっています。

しかし、車種専用設計がされているものでないとフィットしませんので、あなたの愛車に対応したものがない場合もあります。また、濃いスモークのものが多いため車検には通らないでしょう。

1-5. カー用品店(オートバックスやイエローハットなど)やカーディーラーでは施工してもらえない

フィルムや塗装でスモーク化する場合には、業者に依頼する方がクオリティが高くなりますし、DIYができない方や面倒な方も安心です。

ただし、カー用品店やカーディーラーでは施工してもらえないため注意しましょう。その理由は、車検に通らない、もしくは通らない可能性があるからです。

例えば、平成28年からナンバープレートに関する規制が厳しくなりました。透明のカバーも不可となったのですが、装着しているとオイル交換でさえもピットインできなっています。

つまり、「違法な改造をした」と評価されては困るので、スモーク化も受け付けてくれないのです。そのため、フィルムや塗装によるスモーク化を扱っている専門業者へ依頼することになります。

1-6. スモーク化をするとディーラー車検が受けられなくなる

また、スモーク化をした後もディーラーやカー用品店にはピットインできなくなるため、日常点検、オイル交換、修理などが受けられなくなります。

特に、ディーラーのメンテナンスパックなどに加入している場合には注意しましょう。ヘッドライトを元に戻さないと車検が受けられなくなってしまいます。

2. ヘッドライトを合法的にスモーク化する方法

いよいよ実際にヘッドライトをスモーク化するための具体的な方法をご紹介します。

ここまでお伝えしてきた注意点を踏まえ、

  • 車検に通るライト点灯時の明るさを確保できる
  • ライト点灯時のファッション性を低下させない
  • 実用的でドレスアップもできる

合法的なスモーク化をお伝えします。

ステップ1:車検に通る色、明るさ、光軸を確保

ヘッドライトのスモーク化によって車検に通らなくなるのは、保安基準を満たさなくなっている場合です。スモーク化そのものが問題ではなく、ライトの明るさや色が基準を満たさなくなってしまうことが問題だということです。

そのため、ヘッドライトのスモーク化は、以下にお伝えする3つの保安基準を満たすようにカスタムしなくてはなりません。

なお、平成27年9月1日からは、ヘッドライトの検査は全てロービーム(すれ違い前照灯)で行うことになっています。

① 色は「白」

ヘッドライトを点灯した時の色は「白」と決まっています。ただし、平成17年12月31日以前の車の場合には「黄色」でも可能です。

ヘッドライトの色はケルビン数で表され、ケルビン数と色の対応は次のようになります。

  • 3200ケルビン・・・黄色(純正ハロゲンの色)
  • 4100ケルビン・・・白(純正HIDの色)
  • 6000ケルビン・・・青白
  • 8000ケルビン・・・青

ただし、実際の発光色は車種によっても変化がありますので、ハロゲン車なら3200ケルビン以上、HIDやLEDの場合には4100~6000ケルビンの範囲が目安になるでしょう。

しかし、この目安を守っていても、スモーク化によってライトの色が変化する場合には注意しなくてはなりません。車検時の検査方法は、検査官の目視によって行われていますので、検査官がダメだと言えば車検に通らなくなってしまいます。

スモーク化によってライト点灯時の色まで変わってしまうようなカスタムはできないと考えていただければいいでしょう。

② 明るさは「6400カンデラ以上」

スモーク化をする際にもっとも重要なポイントがライト点灯時の明るさです。スモーク化で暗くなってしまい基準値を下回れば車検に通らなくなります。

その基準値は6400カンデラ以上となり、専用の測定器(テスター)がなければ測定することはできません。

ちなみに、ヘッドライトバルブを交換されたことがある方は、「ルーメン」という数値も目にしたことがあると思います。これも明るさを表す数値なのですが、バルブそのものの明るさを表しているため、車検時には関係がありません。

一方で「カンデラ」とは、実際に車に装着してヘッドライトを点灯させた時の明るさのことで、車検時にはこちらの数値を測定します。

仮に、非常に明るいバルブ(ルーメン数が高いバルブ)を使用していても、スモーク化によって透過性が低下すれば、実際の明るさ(カンデラ数)は低下してしまうため、車検には通らない場合があるということです。

スモーク化によってライトが暗くなることは避けられませんが、6400カンデラを下回らない濃さにする必要があります。

③ 光軸、配光が整いカットオフラインが出る

また、ヘッドライトの明るさ(カンデラ数)を測定する場所も決まっています。こちらも測定器(テスター)で測定する場合がほとんどですが、配光が崩れていると測定することができません。

一般的には「光軸がずれている」などと表現されているもので、ヘッドライトの照射部位が安定していない状態です。

特に、ロービームでの検査に変更されたため、カットオフラインと言われるライトが照射している部分と、照らしていない部分の境界線がはっきりしていないと測定できないことが多くなりました。

スモーク化によって明るさが足りなくなるとカットオフラインも綺麗に出なくなり、明るさを測定できずに車検に落ちることがありますので注意が必要です。

ステップ2:DIYならフィルム、業者なら塗装もOK

次に具体的なスモーク化についてですが、DIYならフィルムがいいでしょう。その理由は安価であること、そしてすぐに剥がせることです。保安基準を満たさないものだった場合には、すぐに剥がして別のものに交換することができます。

ただし、糊が付着したり除去剤によってヘッドライトがダメージを受けて曇ってしまうことがあります。また、施工技術も必要ですので不安な方は業者の利用をおすすめします。

信頼できる業者なら、車検に通るフィルム選びから一緒に行ってくれますので安心です。費用は1万5千円から3万円を目安にしてください。

また、業者に依頼するならスモーク塗装も選択肢に入るでしょう。より細かい色の指定ができますがフィルムと比べると費用が高くなり、2万円から4万円が目安になりますので、予算に応じて選んでもいいでしょう。

業者に依頼する場合には、「車検に通るスモーク化」を希望していることを必ず伝えてください。中には違法なカスタムを行う業者もいますので注意しましょう。

ステップ3:予備検査場(テスター屋)でチェック

実際にスモーク化をした後には、ヘッドライトの保安基準を満たしているか検査をする必要があります。

先にもお伝えしたように、ディーラーやカー用品店では対応してもらえませんので、予備検査場やテスター屋を利用するといいでしょう。車検の時と同じような検査を受けることができ、費用は1,500円が目安になります。

これで車検にも通る合法的なカスタムができますし、夜間の視認性も確保できますので、必ず受けるようにしてください。

ステップ4:民間車検やユーザー車検を利用する

最後に、スモーク化をした後の車検時にも注意しましょう。繰り返しになりますが、ディーラーやカー用品店などでは受け付けてくれませんので、民間車検もしくはユーザー車検を利用しましょう。

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3. ヘッドライトのスモーク化は車検に通る合法なカスタムを!

ヘッドライトのスモーク化は保安基準を満たすようにカスタムしましょう。

そのためには、ライト点灯時の色、明るさ、光軸が基準をクリアしなくてはなりません。スモーク化をした後には、予備検査場などで検査を受けてください。検査費用はわずか1,500円程度です。

ただし、スモーク化した車は、ディーラーやカー用品店でのピットインを断られてしまうことがあります。その場合には、日常点検、オイル交換、修理だけではなく、車検などが受けられなくなりますので注意してください。

このように、ヘッドライトのスモーク化は保安基準を守っていれば車検にも通すことができますが、ディーラーやカー用品店の利用ができなくなるといったデメリットもあります。

ヘッドライトのスモーク化をお考えの方は、今回お伝えした注意点をよく確認してからカスタムを決めていただくと失敗したり後悔することもないでしょう。

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