ダイレクト型自動車保険の会社として有名なソニー損保ですが、「保険料が安くなる」という謳い文句を一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
しかし、「実際のところ本当に安くなるのか」や「どうして安くなるのか」など疑問を感じている方も多いことでしょう。
そんな疑問を解決できるように、ソニー損保の詳細を説明していきます。
1. ソニー損保に他社から乗り換える場合の4つのチェックポイント
今まで契約していた保険会社から他社に乗り換えるのは、少し不安ですよね。ソニー損保に他社から乗り換える場合、下記のチェックポイントを確認してから乗り換えの手続きを行うようにすると安心です。
1-1. インターネットが使用できるかチェック
ソニー損保に他社から乗り換える際には、インターネット環境が必要となります。
ソニー損保は「ダイレクト型自動車保険」と呼ばれ、代理店や代理店担当者などを通さずに、基本的にインターネットで顧客と保険会社が直接契約を行います。そのため、インターネット環境が必要となります。
また、ソニー損保の場合はインターネットによる新規契約で1万円割引となっています。保険料金を安くしたいという理由で他社からソニー損保に乗り換える方は、インターネット環境が必須と言えるでしょう。
1-2. 自動車保険の知識があるかチェック
ソニー損保で契約する際には、ある程度の自動車保険の知識を持っていることが必要です。
ソニー損保はダイレクト型自動車保険であるため、インターネットを使用して自分で契約を行わなければなりません。
代理店や代理店担当者から、顔を合わせて直接説明やアドバイスを受けながら保険を契約することができません。
保険の知識をある程度持ち、現在の自動車の使い方に合致した保険の契約を、自分自身で判断して契約する必要があります。
いつも保険の種類は代理店に任せきりで知識がないという方だと、保険の契約に苦労してしまう可能性があります。
ソニー損保は、電話でサポートをしてくれる体制が整っていますが、都度電話をしているととても手間になってしまいますので、ある程度は保険の知識があることが好ましいでしょう。
1-3. 1年間の走行距離は少ない方かチェック
詳細は後述しますが、1年間の走行距離が少ない人ほどソニー損保に乗り換えると保険料が安くなるため、1年間の走行距離が少ない方であるかチェックをしましょう。
通常の保険であれば、走行距離が多かろうが少なかろうが保険料に変動はありません。しかし、ソニー損保は1年間の走行距離によって保険料が変動します。
保険料をなるべく安くしたいという理由でソニー損保に他社から乗り換える場合は、1年間の走行距離が少ない方が、保険料をより安くすることができます。
1-4. ロードサービスの内容をチェック
ソニー損保に他社から乗り換えると、ロードサービスが変更となるのでチェックが必要です。ロードサービスはどの保険会社も一様ではなく、各保険会社によって様々です。
ロードサービスで特に一番重要なのは、トラブルにより自走ができなくなった際のレッカー移動のサービス内容です。
ソニー損保の場合、契約者が指定する整備工場までのレッカー移動は、150kmまで無料となっています。
しかし、代理店型保険会社のレッカーサービスには、約400km相当まで無料なサービスがあります。
ソニー損保に他社から乗り換えることによって、ロードサービスで特に重要なレッカーサービスの内容が変更される場合がありますので、チェックをしましょう。
2. ソニー損保に他社から乗り換えるメリット
ソニー損保に他社から乗り換えることによって、メリットを享受することができます。
現在は代理店型の自動車保険を契約している方にとっても、とても魅力的なメリットとなります。では、乗り換えることによるメリットを紹介していきます。
2-1. 保険料が安くなる可能性がある
ソニー損保に他社から乗り換えることによって、保険料が安くなる可能性があります。
ソニー損保は代理店や代理店担当者を通さず、契約者がインターネットで直接保険会社と契約を結びます。
そのため、人件費や代理店の手数料などを抑えられることによって、割安な価格での提供を実現しています。
また、ソニー損保は「保険料は走る分だけ」という料金体系の先駆けでもあります。ソニー損保の場合、年間走行距離が3,000km以下・5,000km以下・7,000km以下などの様に、距離区分が7個に分けられています。
分けられた区分によって、保険料が変わる仕組みです。そのため、年間走行距離が少ない方は、通常の自動車保険よりも大幅に割安になる可能性があります。
そして、契約した距離区分の上限よりも、実際の走行距離が1,000km以上少なかった場合は、差額保険料相当を翌年に継続契約した保険料から割り引く「くりこし割引」があります。
年間走行距離が極端に少ない方にもおすすめです。
2-2. 心強い充実のロードサービス
ソニー損保は、心強い充実のロードサービスを受けることができます。契約者の指定する整備工場までのレッカー移動は、150kmまで無料であると説明をしました。
この150kmという距離は、ダイレクト型保険会社ではトップクラスのサービスとなります。
また、真夜中に車が自走できなくなった際に困ることといえば、宿泊ですよね。真夜中であれば公共交通機関が動かず、移動することができないので必然的に宿泊をする必要があります。
ソニー損保の場合、その一泊分の宿泊費用が全額支払われます。そして、保険の契約車両に乗車していた全員分の宿泊費用も全額支払われますので、とても心強いロードサービスと言えそうです。
3. ソニー損保に他社から乗り換える場合の注意点
ソニー損保に他社から乗り換える際には、いくつかの注意点があります。注意点を知っていないと、ソニー損保に他社から乗り換えても高くなってしまうこともあるので注意が必要です。
3-1. 途中解約で乗り換える場合は等級に注意
保険料金を安くしたいという理由でソニー損保に他社から乗り換えようとしている方は、現在の保険会社の契約を途中解約するのではなく、満期になったタイミングでの乗り換えがおすすめです。
自動車保険の等級は、保険適用期間の1年間を無事故で満期を迎えれば、更新の際に等級が1等級上がる仕組みになっています。
この等級が高いほど、保険料も割安になっていきます。しかし、途中解約の場合は、この等級が上がる時期が遅くなってしまいます。
通常は、無事故であれば、保険が開始された日から起算して1年後の満期日に等級が上がります。
しかし、どこか途中で解約をして新しい自動車保険に入った場合、等級はそのままでその日が新たな起算日となります。
等級が上がるのは起算日から1年後なので、等級が上がるまでまた余分な期間が必要となってしまいます。
そのため、途中解約をすると等級が上がるタイミングが遅れてしまうことから、結果的に割高になってしまう可能性があるので注意が必要です。
3-2. 途中解約の場合は解約返戻金に注意
途中解約で他社からソニー損保に乗り換えようとしている人は、解約返戻金にも注意が必要です。
満期になる前に自動車保険を解約すると、解約返戻金が発生します。しかし、残りの期間分全額は戻らない可能性があります。
保険を途中解約した場合の返金額を、「短期率」と呼ばれる係数で計算して決定する場合があります。
この場合は、支払った保険額の残りの期間分が満額戻ってこない可能性があるので注意が必要です。
等級と同様に、途中解約をすると損をしてしまう場合もありますので、満期になったタイミングでの乗り換えがおすすめです。
3-3. 現在の保険会社の継続割引に注意
継続割引とは、自動車保険が満期になった際に、同じ保険会社に継続して契約することで割引を受けられるシステムです。
ただし、全ての保険会社で適用しているシステムではありません。継続割引の割引率は、0.5%から3%程の割引率となっています。
保険を継続すれば、最初から2%や3%の割引率となる会社もありますが、継続するごとに0.5%ずつ上がり、最終的に3パーセントが上限となる会社もあります。
継続割引での割引額は小さなものです。しかし、継続割引によって現在の保険を継続した方が安くなる場合も考えられますので、ソニー損保に他社から乗り換える際には注意が必要です。
4. まとめ
「ソニー損保に他社から乗り換える際のチェックポイントやメリット、注意点などについて」紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
ソニー損保はロードサービスがとても充実しています。そして、1年間の走行距離に応じて保険料が決まるため、他社から乗り換えれば保険料がとても安くなる可能性があります。
是非、ソニー損保に他社から乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。