トヨタのディーラー車検費用が高い!安い民間車検を賢く利用する方法まとめ

車を所有している人なら、2年ごと、3年ごとに必ずやってくるのが車検です。車検費用の捻出については、毎回頭を悩ませているという人も多いのではないでしょうか。
トヨタ車に乗っている人は、トヨタのディーラー車検の高さに辟易してしまいますよね。

出来れば車検を安く済ませたい、そんな人のために、民間車検の車検費用についてなどをまとめて、ディーラー車検との費用の差を比較してみましょう。

1. トヨタディーラーの車検費用の相場はいくら?

トヨタの車に乗っている人は、まず購入した後トヨタからお知らせがくると思います。

○月点検や、車検前には、きちんとお知らせのハガキや電話がきます。

でもディーラーって車検費用が高いです。そして車検費用は、回数をおうごとに値上げしていくのです。

1-1. 初回車検の費用相場

車検では、ディーラー車検でも民間車検でも、法定費用(自陪責保険料、重量税、印紙代)にかかる費用は変わりません。法定費用は国で定められていますので、車検時に必ず絶対に必要になります。

それでは、トヨタ車で人気のパッソを例に、全国平均で比べてみた車検費用の相場を見ていきましょう。

パッソの車検見積もり(新車購入時から3年目)

項目 費用
法定費用 43,430円
代行手数料 8,390円
整備・部品交換料 9,550円
合計金額 61,370円

新車購入時にサービスパックなどに加入しており、何もトラブルや不具合がない時は、だいたい上記のような価格になります。

店舗や地域によってはプラス印紙代がかかるなど価格差が若干あります。

1-2. 2回目(5年目)以降の費用相場

パッソの車検見積もり(新車購入時から3年目)

項目 費用
法定費用 51,630円
代行手数料 8,390円
整備・部品交換料 38,550円
合計金額 98,570円

5年目以降は、車検費用も大幅に上がってしまいます。しかし、トヨタでディーラー車検を受けると、車検費用はさらに上がってしまうのです。

2. トヨタのディーラー車検は高い?!オートバックス(民間車検)と費用を比較

「トヨタのディーラー車検は高い!」と良く言われますが、民間車検との差はどれくらいになるのか、各車で比較してみました。

車種 トヨタディーラー オートバックス(民間車検)
パッソ 128,000円 98,570円
アクア 86,400円 53,400円
アルファード 127,490円 79,750円
プリウス 85,000円 69,570円

上記の価格は一例で、全ての車に当てはまるものではありません。販売店や民間車検工場、それぞれの車の走行距離、車の状態によって車検費用も上下します。

しかしこの表だけを見ても、車検費用は大きな価格差があります。

車の状態で、オイル類やパーツ代の交換をすることになった場合は、その分費用も加算されます。

また、初回車検に比べると、2回目、3回目車検となるにつれて、車検費用はどんどん高くなっていくのです。

3. トヨタの車検費用が2回目(5年目)以降に高くなる理由

車検代は、新車購入時から5年経過した2回目の車検からは、車検費用も高くなります。

実際に新車から5年経過したとき、走行距離が5万キロほど走っていた場合は、ファンベルトなどのベルト類の消耗品を交換しなければならない状態になっていることがほとんどです。

ファンベルトなどの交換はかなり費用も高くなりますので、その分修繕費が加算されます。

車検費用に加えてパーツ代や修繕整備費が加わると、車検時に支払う費用がかなり高くなってしまうのです。

例えばプリウスなどの電気系統がやられてしまった場合は、修理箇所によっては整備代が思った以上にかさんでしまうこともあります。

車検前は、修繕費がやや多めになることも覚悟しておきましょう。

3-1. 交換対象の部品が出てくる

車も5年を過ぎると、バッテリーなどが交換対象になってきます。バッテリーも検査をして、ある程度のパーセンテージに達していなければ、交換をすすめられます。

その他、ワイパーブレード、ブレーキフルード(ブレーキオイル)、ベルト類、エンジンオイル、オイルフィルター、オイルエレメント、ブレーキパット、バッテリー、エアクリーナー、冷却水なども、車検時の交換対象になります。

交換対象になるパーツは、個人の使用状況によって異なりますので、事前に見積もりをしっかり取っておきましょう。

3-2. タイヤも交換対象に

車検に通すためには、タイヤ交換が必要な場合もあります。車検時の検査では、タイヤの溝についての厳しい規定があるのです。

タイヤの消耗や交換頻度は、個人の使用環境によって全く違います。車検前に、タイヤの溝をきちんと見てもらっておきましょう。

3-1. 車検費用の内訳

車検費用は、大きく分けると「法定費用」、「車検整備費用」、「その他のメンテナンス費用」に分かれています。

それぞれどのような内容か説明していきます。

・法定費用

車検の際は、法定費用が必ず必要になります。一般的に法定費用とは、自陪責保険料・重量税・印紙代のことです。

法定費用の金額は、車のタイプや車の車両重量によって違います。以下の表を参照して下さい。

車検の法定費用表
  軽自動車 普通車(小タイプ) 普通車(小タイプ) 普通車(中タイプ) 普通車(大型ワゴン車など)
車両重量 ~1,000kg 1,001~1,500kg 1,501~2,000kg 2,001~2,500kg
車種例 タント等 ヴィッツ・パッソなど ルーミー・ポルテなど クラウン・スカイライン・マークXなど アルファード・ヴェルファイア・エスティマ・ノアなど
重量税 6,600円 16,400円 24,600円 32,800円 41,100円
自賠責保険料(24ヶ月) 25,070円 25,830円 25,830円 25,830円 25,830円
印紙代 1,100円 1,100円 1,100円 1,100円 1,100円
法定費用合計 32,770円 43,330円 51,530円 59,730円 68,030円

法定費用は国で定められた必要な費用ですから、ディーラー車検でも民間車検でも、どこで車検を受けても同じ金額の法定費用が発生します。法定費用を値引きしてもらうことは出来ません。

エコカーの場合の重量税は、値段が変わってくるため、同じ総重量でも上記価格よりも少し安くなります。しかし、エコカーも13年経過すると、少し割高になります。

・車検整備費用

車検時の整備費用には、24ヶ月点検整備・検査代・代行手数料などが含まれています。車の状況によっては、別途追加整備が必要になることや、各種オイル・タイヤなどの消耗品の交換をしなくては車検に通らないこともあります。その場合は、追加料金がかかってきます。

各社で車検費用に違いがあるのは、この車検整備費用の差が大きいです。点検整備をどこまでするか、純正品のパーツを使うのか、そうでないのかなど、どんなパーツや消耗品を使うのかによって、料金も全く違ってきます。

・その他のメンテナンス費用

車検を通すためには、車によってはメンテナンスが必要な箇所が出てきます。長く乗ってくると、消耗品の交換や、これまで交換対象でなかったものなども、交換しなければならないこともあります。

まず初回でも2回目でも、車検時はエアエレメントやエンジンオイルなどは交換の対象になります。

エンジンが吸い込む空気の汚れを取るエアエレメントフィルターが目詰まりしていると、エンジンの調子が悪くなるので、交換しておいた方が良いでしょう。

また、エンジンオイルの劣化は、エンジン各部を傷めてしまうことや、異音やエンジン不調、オーバーヒートなど様々なトラブルが発生してしまう可能性があります。エンジンオイルの交換は、通常の点検時や車検時には必ずお勧めされるでしょう。

加えて、オイルエレメントやオートマオイルなども、車検時のメンテナンスの対象です。

3-2. 5年目、7年目を迎えるトヨタは部品の交換時期

5年目(2回目)や7年目(3回目)の車検を迎えるトヨタ車は、交換が必要になる部品がいくつか出てきます。

まず、最も交換対象となるのは、交換頻度が一番速いエンジンオイルです。

エンジンオイルは大体5,000kmごとの交換が推奨されていますので、5年目(2回目)や7年目(3回目)も交換対象となるでしょう。

エンジンオイルを交換する時、2回に1回はエンジンオイルフィルターも交換した方が良いです。

また、2年に1回交換が推奨されるラジエター液やブレーキフルードも、5年目や7年目の車検では交換対象になるでしょう。

7年目(3回目)の車検時に初めて交換するような部品も出てきます。走行距離が4万kmごとの交換が推奨されているAT/CVTフルードは、7回目の車検では交換の対象となる可能性が高いです。

また、車の使用頻度によっては、ブレーキパッドやドラムブレーキのブレーキシューエンジンなども車検時に交換となることが多いです。

車はブレーキの踏みぐせなども影響しますので、ブレーキパッドの交換は人によっては早い時期に交換しなければならないこともあります。車検整備の時に、交換対象品が多ければ多いほど、車検費用も高くなってしまいます。

3-3. トヨタは部品交換や修理費用、工賃が高い

トヨタで車検を受けると、部品交換や修理が発生する場合は、どうしても工賃が高くなってしまいます。トヨタで部品交換をすると、必ず対象者の純正品を使うので、どうしても費用が高くなってしまいます。

また、「次の車検まで安全に乗れるように」と予防を含めた整備を行うため、整備項目が多くなり、日数もかかってしまいます。

またトヨタの整備工場では、整備1時間当たりいくらと工賃が定められています。この工賃が、トヨタの場合は、民間車検業車より高めに設定されているので、整備時間がかかるほど工賃も高くなるという仕組みです。

3-4. 実はディーラー車検は外注マージンがかかる

実はディーラー車検は、外注マージンがかかることもあるのです。これは知らない人も多いのですが、ディーラーに車検を頼んでも、外部の整備工場に外注をしていることもあります。その証拠に、車検シールや明細書に記載されている店舗名を見ると依頼したディーラーの店舗と異なる工場名が書かれていることがあります。すると、そこに外注マージンが発生指定してしまうので、その分の料金が上乗せされてしまうのです。

したがって、窓口はトヨタなのですが、実際に車検整備をするのは、町の整備工場というケースも多々あり、しかも費用も高いのです。

4. トヨタのディーラー車検と民間車検の違い

それでは、トヨタのディーラー車検と、民間車検の違いを見ていきましょう。

4-1. 車検費用の違い

車検費用は、トヨタのディーラー車検の方だと、かなり高くなってしまいます。車の状態によっては、かなりの差が開いてしまいます。

車検費用は、民間車検に比べたらトヨタのディーラー車検に出すとかなり割高になってしまいますので、車検費用を節約したい人は、民間車検に出すと2万〜10万は節約出来るでしょう。

4-2. 車検内容(点検・整備内容)の違い

車検内容については、点検・整備などで比べてみると「ディーラーは専門性があり整備や点検が充実しているから、予防的な面でもしっかりメンテナンスしてくれそうだ」と思う人も多いでしょう。

基本的には、トヨタの車検はきめ細かなサービスで、丁寧な作業をしてくれているところが多いです。

しかし、民間車検業車の点検・整備内容がトヨタより劣るとは限らず、業者によってはディーラーより丁寧で緻密な整備をしてくれる場合もあります。

担当者によって作業内容も違ってきますので、一概にトヨタディーラー車検が良いとは限らないのです。

また、わざわざトヨタのディーラー車検に出しても、ディーラーの状況によっては民間車検業者に下請けで出されている場合もあります。

そうなると、マージンを取られてしまうので、最初から民間車検業者に車検を出した方が良かったということもあります。

4-3. 信頼性の違い

トヨタのディーラー車検と民間車検の信頼性で言うと、「トヨタ車ならトヨタのディーラー車検に出した方が安心、信頼出来る」と思っている人が多いでしょう。

しかし、昔ながらの町の民間車検工場で丁寧な仕事をしている整備士さんは、何台もの車を見てきているので、多くのお客さんとの信頼関係を築いていることもあります。

また、トヨタなどのディーラーは転勤があるので、1人の担当者とじっくり付き合うことは出来ないことがほとんどですが、民間の車検工場はお客様とは車が変わってもお付き合いが続くことが多いです。

トータルで比較してみると、信頼性を築けるのは、ディーラーよりも民間車検工場であることが多いと言えるでしょう。

5. トヨタ車の車検を民間車検で受けるメリット・デメリット

それでは、トヨタ車の車検を民間車検で受けるメリットとデメリットはどのようなことがあるのか、ご説明します。

5-1. メリット

トヨタ車の車検を民間車検工場で受けることになった場合、最大のメリットとしては車検費用の安さです。何と言ってもディーラー車検と比べると、2〜10万円ほど車検費用を抑えることが出来ます。

ディーラーで「おまかせ車検」のシステムがありますが、このおまかせ車検を選ぶと、民間車検工場の2倍以上の車検費用になってしまうこともあります。

民間車検でも、安全性がないというわけではありませんし、車検に通るように整備をしてくれますので、トヨタ車の車検費用を抑えたい人は民間車検を受ける方が良いでしょう。

5-2. デメリット

トヨタ車を民間車検で受けるデメリットとしては、先々の安全性への追求がないということがあります。

車検の時点での安全性や、精密な整備をするかということにおいては、民間車検工場でも対応してくれるのですが、これから起こりうるかもしれない先の不安材料についての予防的整備などの配慮はないことが多いです。

トヨタなどのディーラーは、車の開発時からのデータが多数ありますが、民間車検工場にはそのデータがないため、危険や予防に関してのデータも少なくなってしまいます。

より高い安全性を望む人は、トヨタでディーラー車検を受けるという選択をする人が多いのも、このためです。

また、民間車検に出すときのデメリットとしては、時期によっては代車の準備が出来ないことがあります。

どうしても代車が必要なときは、前もって予約をしておくことで、代車を確実に用意してもらうことが出来ます。

6. トヨタディーラーの車検費用が高い!困った時の民間車検の選び方

車検を受ける際に「トヨタのディーラー車検費用は高すぎる!」「そんなに高いお金を出したくない!」と思う人向けに、民間車検にはどんな種類があるのかと、参考価格をご紹介します。

6-1. 民間車検の種類

1995年に見直された制度によって、様々な店舗で車検を受けられるようになりました。

車検は受ける場所によって、値段やサービスが違ってきます。

・オートバックスなどのカー用品店

カー用品が豊富に売られている、オートバックスやイエローハットなどのカー用品店でも車検が受けられます。比較的お得な価格で車検が受けられるようになっています。

・ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでも、車検が受けられるようになっています。いつも行くガソリンスタンドでも、車検の募集の案内をしているかもしれないので、興味がある人は聞いてみましょう。

・民間整備工場

民間車検というと、町中にある民間整備工場での車検を指すことが多いです。整備工場での車検は、工場によって設備や仕上がりに差があります。中には、ディーラー以上の手厚い整備をしてくれるところもあります。昔はハイブリッド車の車検は断る民間整備工場がありましたが、近年は民間整備工場でもハイブリッド車の車検に対応しているところが多いので、どんな車でも車検を受けることが出来るようになってきました。

・フランチャイズ店

「ホリデー車検」などの車検専門のフランチャイズ店は、近年とても増加しています。フランチャイズの車検店では、価格も全国で統一されていて、明朗会計だと言えるでしょう。

6-1. 民間車検を選ぶ時のポイント

民間車検を選ぶときは、予算に応じて選ぶのか、通勤経路にある便利さで店舗を選ぶのか、車検が仕上がってくる日数によって選ぶのか、お店の対応の質で選ぶのか、選ぶポイントは様々です。自分のニーズにあった民間車検を選ぶと良いでしょう。

参考までに、車検を受ける場所別の相場価格をまとめてみましたのでご紹介します。

車検を受ける場所 車検費用合計
トヨタディーラー車検 法定費用 + 40,000円~100,000円
車検専門のフランチャイズ店舗 法定費用 + 25,000円~80,000円
民間の整備工場での車検 法定費用 + 25,000円~80,000円
カー用品専門店での車検 法定費用 + 20,000円~60,000円
ガソリンスタンド 法定費用 + 20,000円~60,000円

表記の価格はおおよその目安です。別途必要となる修理・整備代金やパーツ代などは含まれていません。

7. トヨタの車検費用を抑えるなら民間車検業者の選び方がポイント!

トヨタ車の車検費用を抑えたい!と思う人は、民間車検業者の選び方が重要になります。

トヨタのディーラーと民間車検業者、どちらに車検を出すかは、最終的にはユーザーの判断になりますが、車検費用を節約したい人には民間車検業者がオススメだと言えるでしょう。