ワイパー交換を自分でしようかなと考えている方は、簡単にできそうだし費用も抑えられると思われているのではないでしょうか。確かに初心者の方や女性にもできる作業ですし、ディーラーで交換すれば工賃だけで3,000円のかかる場合があります。

しかし、交換方法を間違えるとワイパーの故障やフロントガラスが割れてしまうことがあります。また、カー用品店で購入したワイパーを自分で交換しても、その差額は200〜300円程度にしかならないため、一概に自分で交換した方がお得とも言い切れないのです。

では、自分で交換するのか、それともカー用品店で交換するのか、いったいどちらを選べばいいのでしょうか。

今回は、ワイパー交換を自分でするメリットとデメリット、そしてワイパー交換の費用を抑える方法についてお伝えしていきます。最後までご覧いただくことで、安くて安全にワイパーを交換する方法がわかるようになるでしょう。

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1. こんな人にはワイパー交換を自分でするのがおすすめ!

次の3つに該当する方には、自分でワイパー交換することをおすすめします。

  • 少しでも費用を抑えたい方(インターネットでワイパーを購入できる方)
  • ワイパーの種類、機能、デザインにまでこだわりたい方
  • 車のDIYやメンテナンスが好きな方

一方で、次のような方はカー用品店で交換してもらったほうがいいでしょう。

  • インターネット通販が利用できない方
  • ワイパーの種類にこだわりがない方
  • ディーラーの交換費用よりは安く抑えたい方

次章からは自分でワイパーを交換した場合のメリット、デメリットを詳しくお伝えしていきますので、こちらも確認しながら、あなたに最適な交換方法を見つけていきましょう。

2. ワイパー交換を自分でするメリット

2-1. 初めての方や女性にも簡単に交換できる

ワイパーの交換方法は非常に簡単ですので、初めての方や車に詳しくない女性でもすぐにできる作業になります。

基本的にはストッパーを外して、新しいワイパーに取り替えるだけなので、正しい交換方法をチェックしておけば誰にでも可能です。

2-2. 交換費用が抑えられる

自分でワイパー交換を行えば、新しいワイパーの購入費用だけで済みます。一方で、ディーラーやカー用品店では工賃が必要になるため、余分な費用がかかります。また、インターネット通販を利用すれば、ワイパー本体の価格も抑えられる可能性があります。

ディーラー、カー用品店、自分で交換した場合の具体的な費用を比べてみましょう。

・ディーラーでワイパー交換する場合の価格

ディーラーで交換する場合、ワイパーも純正部品で割引がありませんし、工賃として3,000円前後も必要となるため、もっとも費用がかかってしまうのでおすすめしません。

・ワイパー交換をオートバックスでする場合の価格

例えば、カー用品店のオートバックスでワイパー交換をすると、次のような価格になります。

ワイパー代(2,246円)+交換工賃(約300円)=2,546円

※今回は、PIAA(ピア)というメーカーのグラファイトワイパー650mm(型番WG65)という商品1本分の価格を参考に計算しています。

・ワイパー交換を自分でする場合の価格

自分でワイパー交換をする場合には工賃がかかりませんので、ワイパーの購入代だけで済みます。

また、価格の安いワイパーを購入すれば、さらに価格は抑えられます。例えば、オートバックスの例と同じ種類のワイパーであれば、アマゾンを利用すると1,858円で手に入りますので、オートバックスで交換するよりも、およそ700円の差額になります。

2-3. 自分の好きなワイパーが選べる

カー用品店で交換する場合は、カー用品店に並んでいるワイパーを購入する事になります。目的のワイパーがあれば問題ありませんが、在庫がない場合もあります。また、ディーラーなら純正部品との交換になりますので、選択肢が限られてしまいます。

一方で、自分で交換する場合にはワイパー選びに制限はありませんので、自分の好きなワイパーを選ぶことができます。価格だけではなく、デザインを変えてみたり、撥水効果のあるワイパーを選ぶこともできるのです。

以上をまとめると、特にインターネット通販を利用できる方は費用が抑えられますので、自分で交換するメリットが大きいと言えます。

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3. ワイパー交換を自分でするデメリット

3-1. 車種に適合するワイパーを選ぶ必要がある

ワイパーの形状や長さは車種によって異なりますので、適合する種類を選ぶ必要があります。間違えて購入すれば無駄な出費になりますので注意しましょう。

・ワイパーブレードの種類

ワイパーのゴムが取り付けられている台座部分のことをワイパーブレードといいますが、取り付け部分の形状には以下の4種類があります。

  • U字フック型
  • ネジ固定型
  • センターロック式
  • サイドロック式

これらを間違えてしまうと、あなたの車に取り付けることができませんので、事前に確認が必要になります。

・ワイパーの適合表

愛車に適合するワイパーを選ぶには、各ワイパーメーカーの適合表を調べる事になります。そのためには、車種と年式、もしくは型番が必要になりますので、わからない場合には車検証で確認しましょう。

3-2. 交換方法を間違えると傷や故障の原因になる

ワイパーを交換する大まかな手順としては、

  1. ワイパーを立てる
  2. ワイパーブレードを取り外す
  3. ワイパーを交換

このようになるのですが、この手順や取り付け向きを間違えると、ワイパーが故障する原因になることがあります。

また、ワイパーブレードを取り外した状態(ワイパーのゴムがない状態)で、誤ってワイパーを倒してしまうと、フロントガラスにヒビが入ったり割れてしまうことがあります。

ワイパー交換は簡単だと言っても、その手順や方法を間違えると修理費用の方が高くなってしまうため、事前に詳しく確認しておく必要があります。

3-3. カー用品店でワイパーを購入する場合は安くならない

カー用品店でワイパーを購入して自分で交換しようと考えていた方も多いと思いますが、その場合には費用面でのメリットはほとんどないと言えます。

先ほどもお伝えしていますが、カー用品店で取り付けてもらう場合の工賃は300円程度ですので、自分で交換しても数百円の工賃が浮くだけだからです。交換方法を間違えて故障したりフロントガラスが割れるリスクを考えれば、工賃を払ってカー用品店に頼んだ方が安心でしょう。

4. 自分でワイパー交換をして費用を抑える方法

ここまでの内容を踏まえ、自分でワイパー交換をして費用を抑えるためには、次の3つのことが必要になります。

  • インターネットなどで価格の安いワイパーが購入できる
  • 愛車に適合するワイパーを選ぶことができる
  • 正しい方法でワイパー交換ができる

この3つに該当しない場合には、カー用品店で交換してもらった方がいいでしょう。

5. ワイパー交換が必要な時期

最後に、ワイパー交換が必要な時期も確認しておきましょう。交換時期を迎えている場合には、素早く交換するようにしてください。

一般的にワイパー交換は、ゴムだけの交換とワイパーブレード(台座)ごと交換する2つの方法があります。ゴムの交換だけなら半年に1回、ワイパーブレードは1年に1回の交換が目安になります。

つまり、ワイパー交換を1年以上していない場合には、早めに取り替えることをおすすめします。

また、ワイパーを動かしてもフロントガラスが綺麗にならない場合(白いスジが残る、拭きムラがある、雨がにじむ)や、ビリビリ、ガタガタと言った異音がする場合も交換時期になります。

6. まとめ

いかがだったでしょうか。一般的に、ワイパー交換を自分でするメリットは費用を抑えることだと言われています。しかし、それはインターネットなどでワイパーを安く購入できる場合に限ります。

カー用品店で購入する場合には、自分で交換しても300円程度の工賃が浮くだけですので、費用面でのメリットは少ないと言えるでしょう。

まとめると、

  • 少しでも費用を抑えたい方(インターネットでワイパーを購入できる方)
  • ワイパーの種類、機能、デザインにまでこだわりたい方
  • 車のDIYやメンテナンスが好きな方

こうした方にとっては、自分で交換するのがおすすめだと言えます。

ワイパー交換を自分でしてみようと考えている方は、今回お伝えしたメリット、デメリットを確認したうえで、最適な交換方法を見つけてください。

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