トヨタの誇るスポーツカー「86」は、過去何度もマイナーチェンジが行われました。
そのたびに改良点が注目されてきましたが、2021年の発売を目標にいよいよフルモデルチェンジの開発がスタートしたという情報が入ってきました。
そうなると気になるのが、過去のマイナーチェンジとの違いです。2013年から2017年にかけ行われてきたマイナーチェンジでは、それぞれ改良点が見られます。
そのたびに新しい魅力を発信してきた86がついにフルモデルチェンジとなれば、それこそ期待は膨らみます。でもそれと同時に「中古車の相場」についても気になるところですよね?
そこで今回はトヨタ86のマイナーチェンジを徹底解説! より自分に合う86に出会うためのヒントにしてください!
中古車選びは素人には難しいものです。
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1. トヨタ86の過去のマイナーチェンジ
マイナーチェンジは、フルモデルチェンジとは違って部分的に改良を進めていくことです。
トヨタ86もスポーツカーとしての性能をさらにより高いレベルに引き上げるため、過去数回にわたってマイナーチェンジを繰り返してきました。
そのため購入した年式によって同じ86でも特徴が違います。その違いを知るには、それぞれの年に行われたマイナーチェンジの改良点について知るのが一番です。
1-1. 2016年のマイナーチェンジ
2016年のマイナーチェンジは、過去に行われたマイナーチェンジと比べるとかなり大規模なマイナーチェンジが行われたのが大きな特徴にあります。
何しろ2012年以降スポーツカー人気は年々上昇し、ユーザーが求めるスペックもこれまで以上に高いものになっていました。そのことを受けて行われたのが、2016年のマイナーチェンジです。
エンジンのパワーアップ
86のエンジンといえば、水平対向エンジン2ℓが搭載されています。これについては2016年のマイナーチェンジでも変更はありません。
でもインテークマニホールドを改良したり摩擦抵抗を低減させる工夫などを行った結果、以前のエンジンよりも約5%の出力をアップさせることに成功しています。
シフト構造が劇的に変化
2016年マイナーチェンジで特に注目したいのが、シフト構造の大幅な見直しにあります。シフトチェンジの楽しみをより多く感じてほしいという想いから「トリプルコーンシンクロ」というシフト構造を採用。
シンクロリングを3層にしクラッチの強度を上げたことで、より素早いシフトチェンジが可能になりました。
AT仕様の魅力がアップ
2016年のマイナーチェンジでもう一つ注目しておきたいのが、AT仕様のレバーです。通常のDレンジではノーマル走行・パドルシフト走行に「SNOW走行」と「SPORTS走行」が追加。
あらゆるシーン別に走行モードを切り替えることができるようになったのが、1つの特徴といえます。
さらにMレンジでは2速から6速までのロックアップ制御とブリッピング制御をしてくれる「6-Speed SPDS」を搭載。これによってシフトチェンジのスピードが、世界最速レベルにまで向上しました。
外観も大幅にチェンジ
2016年のマイナーチェンジでは、外観にも大幅な変更が加えられました。
これは前後左右に起こる気流のコントロールを極限にまで追求したことによる部分なのですが、中でも特徴なのがルーフ中央部分にパゴダルーフを取り付けている点でしょう。
これによって性能だけでなく見た目も大きな変化が出ているのが、2016年モデルの特徴といえます。
ウィンカーの高さも大幅なローダウンに成功
これまでに行われてきたマイナーチェンジでもなかなか改良が見られなかったのが、86の欠点ともいわれてきたウィンカーの位置でした。
構造上どうしても一般的なスポーツカーと比べてウィンカーの位置が高く設定されていた86ですが、ヘッドライトを内蔵することによってなんと15㎜以上のローダウンに成功!
つまり長年指摘され続けてきた欠点をクリアしたのが、2016年のマイナーチェンジだったのです。
1-2. 過去の改良点
大幅なマイナーチェンジが行われた2016年の特徴が分かってくると、今度は過去に行われてきたマイナーチェンジでの改良点が気になってきます。
そこで2016年を除く2013~2017年までのマイナーチェンジの改良点を、簡単にまとめてみました。
・2013年
2013年のマイナーチェンジでは、標準グレードの「G」に「GT」「GT“Limited”」「RC」が追加されたのが一つの特徴といえます。
さらにドレスアップ用のパーツやチューニングパーツのラインナップが充実したことによって、オーナー好みの86に仕上げる楽しみの幅が広がったのも特徴といえます。
・2014年
2014年のマイナーチェンジで注目したいのは、サスペンションに改良がくわえられた点です。チューニングを見直した結果、これまで以上に操縦の安定感が増しさらに乗り心地の良さもアップしました。
外装の変化としてチェックしておきたいのが、2014年のマイナーチェンジによって新たに追加された外板色にあります。
新色として「クリスタルホワイトーパール」と「アイスシルバーメタリック」が追加され、全部で7色のカラーバリエーションとなりました。
・2015年
2015年のマイナーチェンジでは、電動パワーステアリングやボディーの強化など一部改良がおこなわれています。これらの改良によってスポーティーな走行と快適な乗り心地がさらに向上しています。
2015年も外板色に新色が登場しています。この時に登場したのが「ピュアレッド」と「アズライトブルー」です。
・2017年
2017年で注目したいのは、新たなグレードとして「GT“Limited・Black Package”」が追加されている点です。
GT“Limited・Black Package”は「サイドミラー」「リヤスポイラー」「アルミホイール」をブラック塗装で統一しているため、外装を見ただけでもそれまでの86との違いが判ります。
またブレンボ社製のブレーキを標準装備しているのも、GT“Limited・Black Package”の特徴です。
ちなみにブレンボ社製のブレーキは「G」「GT」「GT“Limited」でもオプション装備ができるようになっています。
2. トヨタ86のフルモデルチェンジ!2018年から開発開始
数々のマイナーチェンジを重ねてきたトヨタ86が、ついにフルモデルチェンジの開発を開始しました。ちなみに開発には兄弟車BRZを持つスバルと共同で行っており、発売は2021年を予定しています。
ただ現段階で発表されている情報は限られており、一説では「ハイブリット化される」という噂もあります。
とはいえ、新たに発表予定のフルモデルチェンジした86は、2002年まで販売されていたスープラのデザインに近いのではないかと言われています。
トヨタが誇る本格派スポーツモデル・スープラにデザイン近くなるといわれているだけに、これまでの86とはまた違った魅力になることは間違いありません。それだけに2021年の発表が待たれます。
3. トヨタ86のグレードと価格、中古相場一覧
中古相場の一覧
平均車両価格 | 最安価格 | 最高価格 | 買取相場 |
192.6万円 | 109.0万円 | 598.0万円 | 168.5万円 |
2012年モデルのグレードと価格の一覧
グレード名 | 価格 |
G | ¥2,410,000~¥2,480,000 |
GT | ¥2,790,000~¥2,870,000 |
GTリミテッド | ¥2,970,000~¥3,050,000 |
RC | ¥1,990,000 |
2013年モデルのグレードと価格の一覧
グレード名 | 価格 |
G | ¥2,410,000~¥2,480,000 |
GT | ¥2,790,000~¥2,870,000 |
GTリミテッド | ¥2,970,000~¥3,050,000 |
RC | ¥1,990,000 |
2014年モデルのグレードと価格の一覧
グレード名 | 価格 |
G | ¥2,478,857~¥2,550,857 |
GT | ¥2,869,714~¥2,952,000 |
GTリミテッド | ¥3,054,857~¥3,137,143 |
RC | ¥2,046,857 |
14R-60(特別限定) | ¥6,300,000 |
2015年モデルのグレードと価格の一覧
グレード名 | 価格 |
G | ¥2,488,909~¥2,560,582 |
GT | ¥2,905,200~¥2,987,673 |
GTリミテッド | ¥3,090,763~¥3,173,237 |
スタイルCb | ¥4,180,582~¥4,263,055 |
14R | ¥3,767,237~¥3,849,710 |
GTイエローリミテッド(特別限定) | ¥3,167,200~¥3,249,674 |
GTイエローリミテッドエアロパッケージ(特別限定) | ¥3,397,200~¥3,479,674 |
GTイエローリミテッドエアロパッケージFT(特別限定) | ¥3,857,200~¥3,934,673 |
2016年モデルのグレードと価格の一覧
グレード名 | 価格 |
G | ¥2,623,320~¥2,647,080 |
GT | ¥2,981,880~¥3,048,840 |
GTリミテッド | ¥3,183,840~¥3,250,800 |
GTエアロパッケージ | ¥3,135,200~¥3,217,673 |
GTエアロパッケージFT | ¥3,590,200~¥3,672,673 |
GRMN | ¥6,480,000 |
レーシング(特別限定) | ¥3,052,080 |
2017年モデルのグレードと価格の一覧
グレード名 | 価格 |
G | ¥2,623,320~¥2,647,080 |
GT | ¥2,981,880~¥3,048,840 |
GTリミテッド | ¥3,183,840~¥3,250,800 |
GTリミテッドブラックパッケージ | ¥3,356,640~¥3,423,600 |
レーシング(特別価格) | ¥3,052,080 |
GTソーラーオレンジリミテッド(特別限定) | ¥3,251,880~¥3,318,840 |
GTリミテッドハイパフォーマンスパッケージ | ¥3,394,440~¥3,461,400 |
2018年モデルのグレードと価格の一覧
グレード名 | 価格 |
G | ¥2,623,320~¥2,647,080 |
GT | ¥2,981,880~¥3,048,840 |
GTリミテッド | ¥3,183,840~¥3,250,800 |
GTリミテッドブラックパッケージ | ¥3,356,640~¥3,423,600 |
レーシング(特別価格) | ¥3,147,120 |
GR | ¥4,968,000 |
4. トヨタ86のマイナーチェンジ情報まとめ
トヨタ86は2016年の大幅なマイナーチェンジのほかにも、毎年少しずつマイナーチェンジを行ってきました。
さまざまな改良が加えられたことによってよりスポーティーで快適なドライビングが楽しめるように向上してきましたが、新たにフルモデルチェンジして2021年に新登場することが決定!
次世代のスポーツカーとなるといわれている2021年の86フルモデルチェンジへの期待が膨らむところですが、それぞれの年式ごとにもまだまだ魅力が隠れています。
そんな違いを見つけながら自分好みの車を探すことができるのも、トヨタ86の魅力といえるでしょう。
中古車選びは素人には難しいものです。
- 購入後の故障・修理
- 修理費用が新車より高くなる
- そもそも中古車販売店の対応が悪い
このように、少しでも安くいい車を購入したいけど、購入後のトラブルに不安を抱えている方が多くいます。その理由は、素人では中古車の良し悪しを判断することができないからです。
逆に、車に詳しい人は優良中古車や販売店を見抜く知識があるので、お得に車を乗り換えることができています。
では、どうすれば素人でも安心して中古車を購入するにはどうしたらいいでしょうか?そんな時におすすめなのが「グーネット」のID車両一覧です。プロの厳しい目でチェックされた安心の車両を見つけ出すことができます。お近くの店舗で優良中古車を探してみましょう!