車のコーティングを考えているけど、一体どれを選べばいいのか迷っているのではないでしょうか。自分で施工しようとしている方なら、どのコーティング剤がおすすめなのかわからないと思います。

業者に依頼する場合も、どこに依頼すれば安心して任せられるのか、そして満足なコーティングをしてもらえるのか知りたいことでしょう。

大切な愛車ですので、コーティングに失敗したくはありませんし、効果がなかったなんて後悔もしたくありません。もちろん、価格も気になるところです。

そこで今回は、数多くあるコーティング剤の種類やコーティング業者を徹底比較していきます。これで、コーティング選びに迷うことはなくなるでしょう。

じっくりと読み進めていただき、あなたに最適なコーティングを見つけていきましょう。

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ラスコがおすすめする最適なコーティングの見つけ方

ラストコーティングでは、お客様のご希望やご予算に合わせて最適なコーティングをご提案しておりますが、基本的には以下の3つの選択肢をご提案しております。

①しっかりとプロに施工してもらいたいなら「ダイヤモンドラストコーティング」

②予算を抑えてコーティングをしたいなら「ラスコの洗車コーティングキット」

③クオリティは目を瞑って最安値でコーティングをしたいなら「ピカピカレイン」

以上の3つのご提案をいたしておりますが、それぞれの選択肢について詳細を解説していきます。

①しっかりとプロに施工してもらいたいなら「ダイヤモンドラストコーティング」

まずはじめに、最高級のコーティングで愛車をいつまでも綺麗に保ちたい、というあなたには、ダイヤモンドラストコーティングをおすすめします。

コーティングの質は液剤によって決まると思われている方もいるかもしれませんが、実はコーティングの質は「下地処理」でほとんどが決まると言っても過言ではありません。

コーティング剤を施工する前に、いかに丁寧に処理をしてボディを作り上げるかがポイントになり、そこがプロと一般で一番違いが出るところです。

完璧な下地処理があるからこそ、コーティング剤の効果も発揮するのです。

②予算を抑えてコーティングをしたいなら「ラスコの洗車コーティングキット」

ダイヤモンドラストコーティングは予算的に厳しいけれど、車を綺麗にコーティングをしたいというあなたには、ラスコの洗車コーティングキットをおすすめします。

ラスコキットには、専門店で施工したら10万円程度の価値があるガラス系コーティング剤を使用しているので、最高級ほどは求めていないけれど、コーティングで車を綺麗にしたいという方にはベストな商品です。

「施工店にお願いしたいけど、できれば5万円以下で施工できる店を探したい」という方もいると思いますが、そのような施工店が扱っているコーティング剤はガラス系コーティングを使用しており、成分に混同している有機物が原因で紫外線劣化や剥がれが起きてしまいます。ガラス系コーティングでノンメンテナンスを売りにしている業者さんもありますが、有機物を含んでいる限り劣化は避けられません。

仮に5万円のコーティングを施工しても半年後には剥がれ落ちてしまって、再施工をしなければならない場合、年間で10万円の費用がかかってしまいます。

1回辺りの金額は抑えることができるかもしれませんが、総合的にコスパを検討したときに、必ずしも安くなるとは限りません。

実際に、数万円のコーティングをしてもその後剥がれてしまい、何度もコーティングをすることになってしまう。というご相談をいただくことも多いです。

そういった方々にもダイヤモンドラストコーティングを施工していただきたいですが、予算的に厳しいという方にはラスコキットをおすすめしております。

ラスコキットでは約7〜10回分のコーティングができるので、コスパ的にも非常にお得です。

③クオリティは目を瞑って最安値でコーティングをしたいなら「ピカピカレイン」

とにかくコスパ重視でDIYをしたいというあなたには「ピカピカレイン」をおすすめします。

市販で販売されているコーティング剤はたくさんあるので、何を選べば良いかわからないという方も多いと思いますが、ラスコが一番おすすめするのはピカピカレインです。

1. 車コーティングの種類を比較

車のコーティング選びは、どの種類のコーティングにするのかを決めることから始まります。なぜなら、コーティングの種類によって効果も違えば、価格や施工方法も異なるからです。

現在は、主に次の2つの種類から選ぶことになります。

  • ポリマーコーティング
  • ガラスコーティング

こちらの違いをまだ知らない方でも、今からわかりやすくお伝えしますので安心してください。また、すでにある程度の知識をお持ちの方でも、コーティング選びに失敗しないために、改めて情報を整理しながら読み進めてみてください。

1-1. ポリマーコーティング

コーティングの歴史を振り返ると、ワックスの次に登場したのがポリマーコーティングです。

ワックスとは、簡単に言えばボディーの表面に油の膜を作り、ツヤや光沢を出すためのものです。価格も安く600円ほどから購入できます。

しかし、、定着が悪く雨や洗車によって簡単に流れ落ちてしまい、1ヶ月も効果が持続すればいい方でしょう。そのため、頻繁にワックスがけをしなくてはなりません。ワックスの拭き取りも重く大変です。

もちろん、ワックスがけだけではなく洗車をしてからで施工する必要があるため、手間と時間がかかります。

一方で、ポリマーコーティングとは、フッ素やシリコンなどからできているため、ワックスと比べても効果の持続期間が長くなり、その期間は3ヶ月が目安になります。

近年は、拭き取りが軽くて楽なものが多く、ワックスよりもツヤや光沢の効果が持続し、さらには撥水作用による汚れ防止効果によって、綺麗な愛車を保つことができるのがポリマーコーティングと言えます。

1-2. ガラスコーティング

ポリマーコーティングに代わり、現在の主流となっているのがガラスコーティングです。ガラスコーティングとは、ガラス皮膜によってボディーの表面を覆うコーティング剤になります。

ガラスという言葉の通り、ポリマーコーティングと比べても強固なコーティング剤であるため、ボディーを傷から守る効果もあります。また、コーティング剤の性質上、非常に強固にボディーと密着するため、効果の持続期間も長くなり、正しく施工することで、少なくとも1年間は持続します。

また、それ以外にも汚れが付着しにくくなったり、水洗いだけでも簡単に汚れが落ちるようになる効果まであるので、洗車が非常に簡単になり、いつまでも綺麗な愛車に乗ることができるようになります。

だからと言って洗車をあまりしなくて大丈夫ということではありません。洗車をマメにしないと、水垢やウォータースポット(雨ジミ)は、どうしてもついてしまいます。ただコーティングをしていないボディよりも水垢やウォータースポット(雨ジミ)が、はるかに付きにくいことは確かです。

▼ガラスコーティング施工後のツヤと輝き(動画)

ラスコのガラスコーティングはこちら

1-3. おすすめはガラスコーティング

多くの方は、「いつまでも愛車を綺麗に保ちたい」という目的でコーティングを検討していると思います。その目的をかなえるためには、ガラスコーティングがおすすめです。ここまでご紹介してきたように、愛車を綺麗に保つ、いつまでも新車のように維持するという性能が最も優れているのがガラスコーティングだからです。

また、コーティングの歴史を見ても、最も新しい種類であり、現在の主流にもなっているため、市販品もコーティング業者も力を入れているのがガラスコーティングです。

今まで別のコーティングがされている車でも、これから車の購入に合わせてコーティングを検討している方でも、ガラスコーティングの施工がおすすめです。

1-4. ガラスコーティングのデメリットと注意点

ガラスコーティングをおすすめしましたが、デメリットや注意点もあります。

まず、ガラスコーティングのデメリットとしては、他のコーティングと比べても価格が高いということです。この後詳しくご紹介していきますが、自分で施工するなら量販店で約2,000円から売っている液剤を購入して施工ができます。業者に依頼する場合は、しっかりとしたガラスコーティングをやるのであれば安くても10万円以上の費用がかかります。

また、自分で量販店で液剤を購入して施工することは可能ですが、専門業者と同等のガラスコーティングを施工することは残念ながら不可能です。理由は、カー用品店などで売っているガラスコーティング剤とプロが使うガラスコーティング剤が全く別モノだからです。2,980円とかのお手頃な価格のものはガラスコーティングと言ってもガラス成分がほんの少し入っているというレベルです。またプロが使うような高性能なものは入っていません。

ガラスコーティングは高いのか?

ガラスコーティングは高いと迷っている方もいらっしゃるでしょう。

価格だけ見れば、ポリマーコーティングを選択する方が多いかもしれません。しかし、長期的に見ると、性能が高く持続期間の長いガラスコーティングの方が費用対効果が高くなることもあるので注意が必要です。

例えば、トヨタのクラウンサイズの車にポリマーコーティングをする場合、ガソリンスタンドでよく見かけるキーパーコーティングなら1回8,600円になります。効果の持続期間は3ヶ月とされていますので、1年間効果を持続させるためには4回施工する必要があり、1年間で34,400円の費用がかかります。

一方で、ガラスコーティングの場合は、110万円以上ですが、3年~5年の保証がついている場合も多いです。確かに、1回の施工費用はポリマーコーティングの方が抑えられますが、長期的に愛車を綺麗に保つことを考えると、同じような費用で効果の高いガラスコーティングをすることも可能なのです。

ガラスコーティングは高いと思われがちですが、費用対効果を考えるとデメリットとは言えないので安心していただけるのではないでしょうか。

粗悪品のガラスコーティングには注意

ただし、中には粗悪なガラスコーティングが存在していますので注意してください。ガラスコーティングと表記されているにもかからず、ポリマーコーティングと変わらないものもあるということです。

また、ガラス「系」コーティングと言われるものは、ガラス繊維が含まれているコーティング剤になります。つまり、配合されているガラス成分が多ければ、ガラスコーティングに近い効果が得られますが、ガラス成分が少ない場合は、ポリマーコーティングに近いコーティング剤となります。

特に、自分で施工される場合には、こうした特徴を理解した上で商品を選ぶことが大切になります。今回は、人気のあるコーティング剤についても詳しくご紹介していきますので、次章以降もじっくり読み進めていただけると、後悔することもなくなるでしょう。

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2. 車コーティングの施工方法を比較

次は施工方法についての比較です。ガラスコーティングを施工するためには、次の2つの方法があります。

  • DIYでコーティングする
  • 業者に依頼する

それぞれの施工方法によるメリットとデメリットをご紹介していきますので、どちらの方法でコーティングをすればいいのか一緒に考えていきましょう。

2-1. DIYでガラスコーティングする場合

最近は数多くの市販品が出ていますので、自分でもガラスコーティングができるようになりました。ただし、気軽に手を出してしまうと後悔することになりますので、メリットとデメリットを確認した上で作業に取り掛かりましょう。

2-1-1. メリット

自分で施工する場合のメリットは、主に次の3つがあります。

  • 業者と比べて30分の1の費用(ただしコーティング剤の品質も落ちてしまいます)
  • 施工が簡単
  • 愛車に愛着が湧く

まず一番のメリットは、その価格です。市販のコーティング剤は、人気のあるタイプでも1,000円前後から購入することができます。業者に依頼すると10万円は必要になることを考えると、その価格は非常に安く施工ができます。

二つ目のメリットは、最近の市販品は、非常に簡単に施工できるようになっていることです。例えば、スプレーを吹きかけてクロスで吹き上げるだけで施工が完了する簡易タイプもあります。具体的な商品については、この後詳しくご紹介していきますので安心してください。

三つ目は、自分で施工することによって愛車に愛着がわくということです。より一層大切に乗るようになるでしょうし、作業自体が楽しく趣味になるという方も数多くいらっしゃいます。

2-1-2. デメリット

自分でガラスコーティングを施工する場合のデメリットは、主に次の4つがあります。

  • 安かろう悪かろうの商品が多い (専門業者のような仕上がりや効果は期待できない)
  • 施工技術にばらつきがある
  • 施工者によって効果が変わる
  • 労力と時間がかかる

まず、当たり前かもしれませんが、自分で施工するとなれば、その技術力は一人一人異なってきます。最近の市販品は非常に簡単に施工できるようになっているのですが、誰でも満足な効果が得られるというわけではありません。簡単に施工できる分、コーティングの効果が低くなってしまうのは否めません。

それが二つ目のデメリットです。つまり、ガラスコーティングに限らず、コーティング効果を左右するものは、施工レベルによって大きく変わってしまうということです。もちろん、持続期間にも影響します。

例えば、コーティング剤を塗布する前には、下地処理という前処理が必要なことを知っているでしょうか。下地処理をしないコーティングは無駄だと言っても過言ではありません。もし下地処理を知らないという場合には、まず下地処理から調べる必要があります。その際は、「下地処理剤の全てがわかる!【下地処理剤チェックシート付き】」の記事を参考にしてください。

もしかしたら、下地処理ができない、わからないと不安になられた方もいらっしゃるかもしれませんが、不安であれば自分ではやらない方が良いかもしれません。

下地処理こそが、素人さんとプロとの差が圧倒的に出るところなのです。高額なガラスコーティングの大半は、この下地処理(下地磨きの技術と手間代)と言っても過言ではありません。

また、面倒だと感じたのであれば、この後お伝えしていくような業者へコーティングを依頼するといいでしょう。

また、下地処理について知っているという方であっても、その技術レベルによってコーティング効果が異なるということは覚えておくようにしましょう。

三つ目のデメリットとしては、下地処理も含めて、満足なコーティングを施工するためには技術だけではなく、労力と時間が必要だということです。忙しくて手洗い洗車もできないという方の場合には、自分で施工するのは難しいでしょう。

また、コーティング剤によっては、ガラスコーティングの皮膜を完成させるためには、施工後1ヶ月ほど洗車や雨に濡らしてはいけないというものもあります。硬化前に濡れてしまうと、硬化が不十分となり、効果を発揮できなくなってしまうからです。

ただ、そうは言っても、頻繁に車を使用していれば、1ヶ月間も雨に濡れないことは不可能かもしれません。そうした場合には、すぐにクロスで拭き取る必要があります。また、最近では施工後すぐに水に濡らしても問題ないコーティング剤も出ているので、そのようなコーティング剤を使用している業者を選ぶと良いでしょう。

このようなデメリットを聞くと、自分で施工するのを諦めてしまう方もいらっしゃると思いますが、今すぐ諦める必要はありません。

デメリットをまとめると、「コーティングの知識と技術が必要」ということに集約されますが、このデメリットを補うように、施工しやすくするための工夫がされている市販品もあります。そちらを確認していただいてから、自分で施工するのか、それとも業者に依頼してみるのかを決めてもいいのではないでしょうか。

2-2. 業者にガラスコーティングを依頼する場合

車のコーティング業者とは、ガソリンスタンドに併設されている業者や、コーティングの設備が整った専門業者があります。また、カーディーラーも業者に含めていいでしょう。

このような業者にコーティングを依頼するメリットとデメリットを確認していきましょう。それぞれの業者の特徴や費用については、詳しく後述していますので、ぜひ最後までチェックしてください。

2-2-1. メリット

ガラスコーティングを業者に依頼する場合のメリットは、主に次の3つになります。

  • 新車のようなキレイな仕上がりとコーティング効果を十分に発揮できる
  • 手間ひまがかからない
  • メンテナンスも任せられる

業者に任せる一番のメリットは、コーティングに関する知識が豊富で、施工技術も高いため、コーティング効果を十分に発揮できるところです。先ほどもお伝えしたように、コーティング効果は下地処理を含めた施工技術に左右されるからです。コーティングの質を求めるのであれば、業者に依頼する方が賢明でしょう。

もちろん、すべての作業を業者に任せるため、時間も労力も必要ありません。毎日忙しくて時間がないという方でも、業者に任せれば、愛車を綺麗に維持することができます。

また、コーティングを施工した後にも、定期的なメンテナンスが大切です。コーティングの補修が必要になったり、傷を作ってしまうこともあるでしょう。そうした場合でも、施工業者に相談すれば最適な解決策を提案してもらえます。

わからないことや困ったことが起きた時に、相談相手がいるというのは非常に心強いものです。

2-2-2. デメリット

業者に依頼する場合には、次のような3つのデメリットがあることを確認しておきましょう。

  • 業者によって技術力に違いがある
  • 業者によって価格が異なる
  • どの業者を選んだらいいのかわからない

業者はコーティングのプロだから安心だと決めつけてはいけません。確かに、全くの素人と比べればその差は歴然かもしれませんが、業者間では大きな違いがあります。

同じ料金を支払ったとしても、施工者の技量によって、コーティング効果は異なってしまうということです。つまり、業者に依頼する場合には、業者選びが肝心だということです。

その業者選びの際には、価格は重要な判断材料になると思います。しかし、この価格設定が業者によって様々です。例えば、3万円以内で施工できるところもあれば、10万円以上するようなところまであります。3万円以下はポリマーコーティングで、簡易的磨き)

また、ガソリンスタンドに併設されているような業者の場合には、給油のついでに気軽に相談することもできるかもしれませんが、専門業者となると敷居が高く感じる方もいらっしゃるでしょう。業者に依頼することを決めたとしても、どの業者を選んだらいいのかわからず悩んでしまうことがよくあるのです。

この悩みを解決するためには、それぞれの業者の特徴を比較して選ぶことが重要になります。次の章では、各業者の具体的な特徴を比較していますので、業者選びにも迷うことがなくなるでしょう。

3. DIYでガラスコーティングをする場合の商品比較

自分でガラスコーティングを施工する場合には、商品選びが重要になります。施工技術は一人一人異なってしまいますが、商品の性能や作業性などに注意して選ぶことで、効果的なコーティングができるようになるからです。

また、ガラスコーティングと謳いながらも、ポリマーコーティングと変わらない商品もありますので、商品の特徴をよく理解した上で購入することが後悔しないためのポイントです。

そこで、コーティング剤選びに失敗しないように、市販品について詳しくご紹介していきます。特に今回は、人気のある4つのガラスコーティング剤についてお伝えします。

  • ワコーズ「VSCバリアスコート」
  • シュアラスター「ゼロウォーター」
  • ブリスジャパンカンパニー「ブリス」
  • トップラン「ピカピカレイン」

それぞれの特徴を比較して、あなたにぴったりのコーティング剤を見つけていきましょう。

3-1. ワコーズ「VSCバリアスコート」

本体価格:3,240円(税込み)
販売価格:2,700円〜3,000円前後

バリアスコートは、モータースポーツも支援している株式会社和光ケミカルのブランドであるワコーズ(WAKO'S)の人気商品です。

この商品の特徴は、ポリマーコーティングに近い性質があるため、施工後のツヤや光沢に優れています。いわゆるガラス系コーティングです。

また、洗車後にスプレーをして拭き上げるだけの簡単な施工方法と、コーティングと同時に汚れを落とす効果もあるところが他との違いです。ただし、価格は高めになっています。

効果の持続期間に関しては、メーカーは6ヶ月としていますが、実際には1〜2ヶ月ほどと考えておくといいでしょう。車の使用環境や、施工技術によっても差があります。

こうした特徴から、バリアスコートは、今までワックスがけをしていた方や1ヶ月に1回くらいの手洗い洗車をしている方、少しでも施工の手間を省いて簡単に済ませたいという方におすすめです。

ただし、ガラスコーティングの特徴である防傷効果や持続効果の長さを求めている方には、その効果に不満が残るかもしれません。自分でも施工できる簡易コーティングと考えてください。

その他にも、人気の理由には次のようなものがあります。

  • 施工が簡単(洗車後にスプレーして拭き上げるだけ)
  • 汚れ落としも同時にできる
  • 効果の持続期間は6ヶ月(メーカー情報)
  • メンテナンスは水洗いだけでOK
  • ボディー以外の施工もできる
    (樹脂、メッキ、ナンバープレート、アルミホイール、内装、ガラスなど)※フロントガラスへの施工は非対応
  • 撥水タイプ

3-2. シュアラスター「ゼロウォーター」

販売価格:約1,800円から(ゼロウォーター280mlの場合)

ゼロウォーターは、アメリカのカー用品メーカーで、カーワックッスの老舗であるシュアラスターの商品です。ワコーズのバリアスコートと同じで、ガラス系コーティングと言われるものです。また、作業も簡単に行える簡易コーティングです。

この商品の特徴は、繰り返し重ねてコーティングすることによって、効果が高まることにあります。具体的な効果については、ワコーズのバリアスコートと似ていますが、ゼロウォーターの方がリーズナブルな価格となっていることが注目です。(バリアスコートは約3,000円)

また、今までワックスがけやコーティングを自分でしたことがある方なら、作業にかかる手間や時間を煩わしく感じていた方もいらっしゃるでしょう。しかし、バリアスコートやゼロウォーターなら、洗車後の濡れたままの状態で施工できるため、拭き上げとコーティングを同時に行うことができます。作業時間を短縮できるため、作業効率がよくなるでしょう。

ただし、メーカーによると、効果の持続期間は2ヶ月となっています。(バリアスコートは6ヶ月)繰り返し施工することで効果が持続するようになるため、初めて施工する場合には、1ヶ月に2、3回の施工が必要だとメーカーも明記しています。

つまり、バリアスコートと比べると、頻繁に洗車ができる方におすすめの商品と言えます。1ヶ月に2、3回の洗車ができる方や、もともと洗車好きな方ならリーズナブルなゼロウォーターを試してもいいでしょう。

その他の特徴としては、次のようなものがあります。

  • 施工が簡単(洗車後にスプレーして拭き上げるだけ)
  • 重ね塗りで効果が増す
  • 防汚効果は2ヶ月(メーカー情報)
  • 光沢の持続期間は1ヶ月(メーカー情報)
  • ボディーがつるつるになる
  • 1本で中型車約6台分施工できる(280mlの場合)
  • 車内のパーツにも使える
  • 親水タイプ

3-3. ブリスジャパンカンパニー「ブリス」

本体価格(税込):
6,264円(ブリス)
7,344円(ブリスエックス)
7,344円(ブリスNEO)
8,424円(ブリスtypeRS)

販売価格:6,264円〜8,424円

上記2つと同じように、ガラス系コーティングとして有名なのがブリスです。

他の2つと比べると、ツヤが綺麗だとか、施工がしやすくムラにならないと言われます。しかし、価格が2〜3倍高価であるため、次にご紹介するガラスコーティング剤を購入することができるほどの費用がかかります。

そのため、まずはバリアスコートやゼロウォーターから試してみるのがおすすめです。もしくは、次のようなガラスコーティング剤を購入するのがいいでしょう。

3-4. トップラン「ピカピカレイン」

本体価格(税込):
8,780円(ハイパーピカピカレイン)
8,780円(スーパーピカピカレイン)
9,850円(ピカピカレインプレミアム)

販売価格:8,780円〜9,850円

ガラス「系」ではなく、ガラスコーティングとして人気のあるコーティング剤がピカピカレインです。

ガラスコーティングですので、ボディーのツヤや光沢だけではなく、車が汚れにくくなるという効果も期待できます。つまり、一度コーティングを施工すれば、その後は水洗いの洗車だけで愛車を綺麗に保つことができるということです。

上記の簡易コーティングと比べると、施工技術が必要になりますが、耐久性が高いので、メンテナンスが楽になります。

ピカピカレインのメーカーは、一度の施工で3年間もガラス皮膜が持続するとしています。ガラスコーティングを業者に依頼すれば3万円以上の費用がかかりますが、自分で施工すれば、コストダウンをしながら綺麗な愛車を手にいれることができるというのが、こちらの商品の謳い文句です。

つまり、プロのコーティングを自分でやってしまおうというコンセプトです。そのため、コーティング方法も非常に簡単になっており、コーティング剤を数滴たらした付属のスポンジで塗り込み、乾く前にクロスで拭き取るだけです。

ただし、満足な効果を得るためには、下地処理、傷消し、鉄粉除去、脱脂などのコーティング前の技術力が必要になります。確かに、コーティング剤を塗るのは簡単ですので、コーティング初心者の方にも施工可能です。しかし、下地処理を正しくできない場合には、効果のないコーティングとなってしまいます。

そのため、ピカピカレインをおすすめできるのは、コーティングに関する正しい知識と技術を持っている方です。そうした方の場合には、業者に依頼するよりも費用を抑えることができます。

逆に、今まで洗車もしたことがないような方には難しい作業になります。先にご紹介したバリアスコートやゼロウォーターなどの簡易コーティング剤を選ぶといいでしょう。

施工方法に関する公式動画がありますので、こちらも確認しておきましょう。

また、ピカピカレインのガラスコーティング剤には、3つの種類があります。どれもツヤや汚れにくくなるという効果はありますが、それぞれに特徴があります。

まず、ピカピカレインスーパーは親水タイプで、汚れを防ぐ効果に優れています。ピカピカレインハイパーは撥水タイプで、ツヤや光沢に優れます。この両者のメリットを兼ね備えた滑水タイプがピカピカレインプレミアムです。その価格差は約1,000円ですので、迷った場合はプレミアムを選ぶといいでしょう。

4. 業者でコーティングをする場合の特徴を比較

ガラスコーティングを業者に依頼する場合には、次の3つの業者が考えられます。

  • カーディーラー
  • ガソリンスタンド併設店
  • コーティング専門店

業者に依頼する場合には、自分で施工するよりも費用がかかります。後悔しないためにも、各業者の違いを理解した上で、正しく業者を選び、満足なコーティングを手に入れてください。

4-1. ディーラーはおすすめできない3つの理由

特に新車を購入するときには、ディーラーからコーティングをすすめられることが多いと思います。しかし、ディーラーに依頼することはおすすめできません。その理由は次の通りです。

  • コーティング専門スタッフがいない
  • 多くのディーラーは外注している
  • 中間マージンが発生するので割高

ディーラーも業者の一つとして考えることはできますが、コーティングを得意としている業者ではないということです。

コーティングを業者に依頼する最大のメリットは、その知識や技術力の高さにあります。これらがコーティングの効果を左右するからです。しかし、ディーラーはコーティング専門店ではありませんので、そのようなスタッフがいないのです。

そのため、多くのディーラーは別業者に外注しています。もしかしたら、専門業者に外注しているなら安心だろうと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、どの業者に依頼しているかもわかりませんし、中間マージンが発生するなら、自ら専門業者に持ち込んだ方が、無駄な費用もかからないのです。

つまり、ディーラーに依頼することは、コーティングの効果や費用面を考えてもメリットが少ないのです。

4-2. 「安い・早い」ならガソリンスタンドでも行えるキーパーコーティング

最近は、ガソリンスタンドに併設されているコーティング業者があります。その中でも「KeePer」は47都道府県に展開されている業者です。

4-2-1.キーパーコーティングのメリット

こちらのコーティング業者の特徴は、安くて早いことです。

ガラスコーティングには次の3種類が用意されていますので、それぞれの費用と施工時間を詳しく確認していきましょう。

  • クリスタルキーパー

税込価格:16,300円〜26,500円(トヨタ クラウンの場合:22,400円)
施工時間:2時間から

  • ダイヤモンドキーパー

税込価格:46,600円〜66,300円(トヨタ クラウンの場合:60,200円)
施工時間:6時間から10時間

  • Wダイヤモンドキーパー

税込価格:67,500円〜96,200円(トヨタ クラウンの場合:87,200円)
施工時間:10時間から

4-2-2. キーパーコーティングのデメリット

クリスタルキーパーなら、2時間ほどで施工できるため、給油のついでにコーティングを依頼することもできます。また、ディーラーでコーティングをすると、簡単に10万円を超えるような費用が発生しますが、それと比べても半額以下の費用でコーティングが可能です。

手軽に、そして安くコーティングをするならKeePerコーティングもいいでしょう。ただし、コーティングの質という点では不安が残ります。

これまでにもお伝えしてきたように、コーティング効果を左右するのは、コーティングに関する知識と技術力です。しかし、ガソリンスタンドに併設されているような環境では、満足な施工はできません。例えば、ホコリや砂が舞っているため、コーティングに適した環境とは言えないのです。

また、施工者の技術力にも不安があります。KeePerの中にはプロショップと言われる店舗があり、ここには会社が認定したコーティング技術の資格を持ったスタッフがいます。プロと聞くとスゴ腕のスタッフがいるように感じますが、わずか1日の研修で得ることができる独自の資格です。1日の研修でプロにはなれないことは容易に想像できるでしょう。

もちろん、全くの素人よりは上手にコーティングできるでしょうし、中には熟練のスタッフもいると思います。しかし、安くて早くて便利だというだけで選ぶのは、危険もあるということを理解しておいた方がいいでしょう。

大切な愛車ですし、費用もかかることですので、業者選びは慎重に行いましょう。

4-3. 「コーティングの質」で選ぶなら専門業者

業者にコーティングを依頼するのであれば、コーティング専門業者がおすすめです。その理由は、次の2つです。

  • 質の高いコーティングができる
  • 予算に応じたコーティングが選べる

それぞれわかりやすくお伝えしていきますので、業者選びに迷っている方も、これで解決することができるでしょう。

4-3-1. コーティング専門業者のメリット

  • 質の高いコーティングができる

コーティングの目的は、愛車をいつまでも綺麗な状態で維持したいということだと思います。そのためには、質の高いコーティングが必要です。

その質を左右するのが、コーティングに関する知識と技術力です。

例えば、コーティング前の車の状態は1台1台異なります。新車と1年乗った車では汚れや傷、塗装のダメージも異なります。また、過去にコーティングをしている車と、初めての場合でも状況は異なります。

コーティングとは、こうした車の状態に合わせて必要な下地処理や最適な種類を選ぶ必要があるのです。

もちろん、価格も重要な要素ですが、どれくらいの頻度で車に乗るのか、自分で洗車をすることはできるのか、その場合にはどれくらいの頻度で行うのか、洗車機を使うのか手洗いかなど、1台1台、そして一人一人に合わせて最適なコーティングは異なるということです。

つまり、コーティングに関する知識と技術力を持っている専門業者なら、最適なコーティングを提案し、実際に施工することができるため、おすすめだと言えるのです。

  • 予算に応じたコーティングが選べる

ただし、気になるのはコーティング費用だと思います。いくら素晴らしいコーティングだったとしても、予算を大きく超えるようなものは依頼することができません。

でも、安心していただきたいのは、専門業者といっても、ガソリンスタンドに併設されている業者に依頼する場合と同じような費用で施工できるところもあるということです。

つまり、予算に応じたコーティングを選ぶことができるということです。専門業者だからと敬遠せずに、まずはお近くの業者を探してみましょう。最近はどこもホームページがありますので、インターネットを使えば、価格の比較も簡単です。

4-3-2. 専門業者のデメリット

専門業者を選ぶ時に注意していただきたいことがあります。それは、業者によって施工技術が異なるということです。コーティングは人の手作業で行うため、施工者によって技術力に違いがあるからです。しかし、その技術力を見極めて業者を選ぶことは難しいでしょう。

そんな時には、施工例の写真や実績を詳しく紹介している業者を選ぶといいでしょう。満足しているお客様が多いということは、技術力も高いと考えることができるからです。

もしくは、コーティング業者で施工したことがある知り合いから話を聞いてみるのもいいでしょう。実際の経験談は非常に参考になります。

そうした知人がいないという場合には、実際にお店に足を運ぶのが一番です。足を運ぶのが難しければ、電話やメールで問い合わせてみるのもいいでしょう。そして、お店の対応をチェックしてください。その対応を見れば、安心して任せることができるでしょう。

今はインターネット通販が当たり前となっていますが、昔は多くの方が抵抗を感じていました。なぜなら、騙されるんじゃないのか、本当に商品は届くのか、偽物なんじゃないかなどと信頼できなかったからです。つまり、販売業者の実態が目に見えないため、不安だったのです。でもその販売業者がアマゾンだとわかればどうでしょうか。安心して買い物ができるでしょう。

お店に足を運んだり、問い合わせたりするのは手間がかりますが、そのひと手間で信頼できる業者を見つけて、満足なコーティングをすることができるでしょう。

5. まとめ

車のコーティングをしたいけど、どの種類がいいのか、またどうやって施工すればいいのか迷っている方が多くいらっしゃいます。

そうした悩みは、数多くあるコーティング剤や施工方法を比較することで解決することができます。

自分で施工するなら、コーティング剤の効果や価格を比較することで、あなたにぴったりのものが見つかります。

業者に依頼する場合なら、各業者の特徴や費用を比較すれば、予算に応じた満足度の高いコーティング業者を見つけることができます。

ぜひ今回の記事を参考にしていただき、あなたの愛車に最適なコーティングを見つけてください。

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