トラブルの際に役に立つドライブレコーダーですが、全方位撮影型やバックミラー型など、様々なものがあります。また、メーカーも多く、実際に買うとなると、どれを買えばよいのか迷ってしまうと思います。
そこで、今回はドライブレコーダーの選び方をご紹介致します。選び方以外に取り付け方、おすすめの製品も合わせてご紹介致しますので、ドライブレコーダーを検討する際の参考にして下さい。
事故やあおり運転に備えて安心!おすすめのドライブレコーダーはコレ!
事故、あおり運転の対策に有効なドライブレコーダーですが、使用目的によって必要となる性能が変わります。使用目的に合ったものを利用しないと、万が一の際に効果を発揮できない可能性もありますので、性能などをしっかりと見極めて選ばなくてはなりません。
そこで、使用用途別におすすめのタイプをまとめましたのでご覧下さい。
事故に備えたい方はGPS付き前方撮影タイプ
事故に備えたいという方はGPS付き前方撮影タイプを選びましょう。通常の事故の場合に重要となるのは、自分が道路交通法を守って走行していた証拠となります。
GPS付き前方撮影タイプを使用していれば、信号や一時停止、制限速度を守っていた事の証拠を残せる為、トラブルとなってしまった場合は有効な証拠となります。
その他に、「LED信号に対応している」かの確認も忘れないようにしましょう。現在、LED信号の普及率は50%を超えています。しかし、LED信号に対応していない場合、証拠として利用できない可能性もありますので注意が必要です。
具体的なおすすめ機種は「コムテックのHDR203G」です。LED信号に対応している他、下でご説明するスーパーキャパシタ、HDRと言う機能も付いている為、非常におすすめとなっています。
あおり運転対策には前後撮影タイプ
あおり運転の対策をしたい方は前後撮影タイプがおすすめです。このタイプのものは、前後にカメラがある為、あおり運転を未然に防ぐことができる可能性があります。また、あおり運転の対策とし、各都道府県警は2018年1月よりあらゆる法令を適用し、捜査を徹底するようになりました。その為、万が一あおり運転の被害を受けた場合も、しっかりと証拠として利用出来ます。
しかし、前後撮影タイプのものは、後方カメラの画質が悪いものも多く、あおり運転をしてきた車をしっかりと撮影できず泣き寝入りとなってしまうこともあります。その為、後方カメラも高画質なものを選びましょう。その他、前後撮影が出来るものでも、前後一体型は後方撮影能力が低い為、必ず前後分離型のものを選びましょう。
具体的には「コムテックのZDR-015」は前後共に200万画素と高画質な上、HDR、WDRが搭載されていますので逆光などにも強く、おすすめとなっています。
駐車中のいたずら、当て逃げなどへの対策には駐車監視機能付き360°撮影タイプ
駐車中のいたずら、当て逃げ等にも備えておきたい方には「駐車監視機能付き360°撮影タイプ」がおすすめとなっています。
駐車監視機能付きのドライブレコーダーは3種類あり、「物の動きに反応して撮影するタイプ」、「衝撃に反応して撮影するタイプ」、「常時撮影タイプ」があります。
撮り漏らしが無く、一番安心なのは「常時撮影タイプ」の駐車監視機能ですが、電気の消費量が多く、内臓バッテリーを利用している場合ですと20~30分程度しか撮影出来ないものが多いです。外出先でのいたずらなどに備えたいという場合は、内臓バッテリーでも充分に使用できますが、長時間撮影したい場合は外部バッテリーや車のバッテリーを使用できるものを選びましょう。
また、いたずら、当て逃げ対策の場合は通常のドライブレコーダーでは死角が出来てしまい、撮影出来ない可能性もあります。その為、万全に備えたいと言う方は360°撮影タイプの機種を利用しましょう。
この様に、駐車中のいたずら、当て逃げ対策には駐車監視機能付きの360°撮影タイプのものを利用しておくと安心です。例えば、「コムテックのHDR360G」は360°撮影ができる上に、オプション品の駐車監視・直接配線コードを使用することにより、最大10時間の駐車監視ができますのでおすすめです。
バックミラーとしても利用したい、フロントガラスに取り付けると視界の邪魔となると言う方にはバックミラー型
後付けのバックミラーとしても利用したい方、フロントガラスにドライブレコーダーを取り付けると視界の邪魔となってしまう方にはバックミラー型がおすすめとなっています。
通常のドライブレコーダーはフロントガラスに設置するものとなっていますが、場合によっては視界を妨げたり、ワイパーの稼動範囲外となってしまい、撮影が出来ない可能性もあります。しかし、バックミラー型の場合はバックミラーに設置する為、視界の邪魔にならず、ワイパーの稼動範囲内に収まる可能性もあります。その他、純正のバックミラーが小さく、後方視界が悪い車にもおすすめです。
では、どのようなものが良いかと言いますと、「セルスターのCSD-630FH」がおすすめです。この製品はカメラが別体式の為、バックミラー型のデメリットであるバックミラー調整の度にカメラの角度を調整する必要がありません。その為、家族の車など、自分以外の人が運転する車にも安心して取り付けが出来ます。
ドライブレコーダーの選び方|7つのチェックポイント
ドライブレコーダーには様々な機種があり、画素数や撮影範囲、録画時間などがそれぞれ違いますので、どれが平均で、何を基準として選べば良いかが分からなくなってしまうと思います。
そこで、ドライブレコーダーの7つのチェックポイントをご紹介致しますので、ドライブレコーダー選ぶ際の参考にして下さい。
ドライブレコーダーの種類
ドライブレコーダーの種類は大きく4種類あります。それぞれ使用用途や、特徴が違いますのでご説明します。
前方撮影のみ
前方撮影のみのものは、事故に備えておきたい方向けとなっています。価格も安いものでしたら10,000円程度からありますので、念の為に付けておきたい方にもおすすめです。
中には5,000円以下という破格で買えるものもありますが、そのような機種は、
- 逆光や夜間にしっかりと撮影する事が出来ない
- 画質が低く相手の撮影が出来ない
- LED信号の表示が写らない
- 購入後すぐに壊れてしまう
などのデメリットもありますので、極端に安いものはメーカーや耐久性、カメラ性能や機能についてよく調べてから購入するようにしましょう。
前後撮影タイプ
前後撮影タイプのものは、あおり運転対策をしたい方向けとなっています。前後撮影が出来るドライブレコーダーは取り付けていると後ろからカメラが見えるため、あおり運転をされる事も少なくなりますし、万が一あおり運転をされても相手のナンバーや顔を撮影する事が出来るため、警察に被害届を出す際などにも有効な証拠となります。
また、前後撮影タイプは前後一体型と前後分離型があります。あおり運転対策には、しっかりと後方を撮影できる前後分離型のドライブレコーダーが良いでしょう。
360°撮影
360°撮影が出来るタイプのものは側面からの事故や駐車場での当て逃げなど、万全に備えたい方向けとなっています。
しかし、まだまだ通常のドライブレコーダーと比べると画質が低く、はっきりと撮影できないものがある他、360°撮影をするのでデータ容量が大きくなってしまい、長時間撮影する場合は大容量のmicroSDカードが必要になるなどのデメリットもあります。
この様に360°撮影モデルは様々な状況に有効に使用できますが、まだまだデメリットも多く値段も高いので、購入前に性能や機能、レビュー等をチェックしましょう。
バックミラー型
バックミラー型のタイプのものは、通常のドライブレコーダーよりも視界を多く取りたい」と言う方におすすめです。
通常のドライブレコーダーは、フロントガラスにカメラを設置する必要があります。設置位置は、「フロントガラス上部から20%以内」となっているため、視界の邪魔になるということは滅多にありませんが、車種や身長によっては邪魔と感じる事もあります。そのような場合に、バックミラー型のドライブレコーダーを利用すれば視界の確保が出来る他、通常のバックミラーとしても利用する事が出来ます。
しかし、デメリットもありバックミラーにカメラが付く形となる為、バックミラーを調整するとカメラの角度も変わってしまいます。一人しか運転しない車でしたら、一度調整すれば問題ありませんが、家族や友人と共用している車などで頻繁にバックミラー調整をする場合は、乗る度にカメラ調整もしなければならないので、あまりおすすめ出来ません。
カメラの性能
ドライブレコーダーはカメラそのものの性能も大切です。いくらドライブレコーダーの機能が沢山あってもカメラの性能が良くなければ、車種や車のナンバー、信号の表示などが写らず、証拠として使用できないということにもなりかねません。
そこで、ドライブレコーダーを購入する際に必要となるカメラの性能をご紹介致します。
画質、画素数
カメラの性能で一番重要なのが画質、画素数になります。画質や画素数と言う言葉はテレビやデジタルカメラなどでよく使用されるので、聞いた事がある方も多いと思います。
画質と言うのは、言葉の通り画像の質のことを言います。画素数と言うのは、ドット(小さな色を表現する点)の画面全体での数のことで、解像度を掛け合わせたものを画素数と呼びます。例えば、解像度が2688×1520pの場合は4,085,760画素(約400万画素)ということになります。
では、実際にドライブレコーダーを購入する際に、どの程度の画素数のものを選べばよいかと言いますと、とりあえず付けておこうという方なら100万画素以上のもの、当て逃げや駐車監視など、万全に備えておきたいという場合は200万画素以上のものを利用すると良いでしょう。
カメラレンズの画角
カメラレンズの画角と言うのは簡単に言えば、撮影できる範囲のことです。画角が大きくなれば大きくなるほど広い範囲を撮影することが出来るので、死角が少なくなります。
実際の商品では「水平:120°、垂直70°」というように表記されていて、垂直画角は縦方向の撮影可能範囲、水平画角は横方向の撮影可能範囲を表しています。垂直画角は極端に低いものでなければ基本的には問題ありませんが、水平画角は重要で、これが低いものですと斜め前からの事故の際に撮影出来ない可能性もある為、購入時にはしっかり確認するようにしましょう。
具体的には、水平角は130°以上、垂直角は70°以上あると良いでしょう。
夜間撮影の性能
車は昼間だけではなく夜も使用するものですし、夜は視界も悪くなることから事故の可能性も高くなりますので、夜間撮影の性能も重要となります。
では、夜間性能はカメラの何で変わるかと言いますと、カメラのF値で変わります。F値と言うのはカメラの光を取り込む量の数値で、この数値が小さいほど多くの光を取り込むため、暗い場所でもしっかりと撮影することが出来ます。
基本的に、通常のドライブレコーダーのF値は2となっていて、夜間に特化したモデルのF値は1.8となっています。F値2のものでも夜間撮影の性能が良いものもありますが、夜間走行が多い方はF値1.8のものを中心に探してみましょう。
録画機能
ここまで、ドライブレコーダーのタイプやカメラの性能をご紹介いたしましたが、撮影した映像を録画する方法や時間、容量も大切です。録画機能がしっかりとしていないと、事故にあった際の映像などが録画できないことにもなりかねませんので、録画機能についても確認してみましょう。
録画時間・容量
録画時間は前方撮影のみのもので、16GBのメモリーを使用したもので120分程度が平均となっています。前後撮影のものですと、かなり短くなり55分程度となります。
ドライブの撮影などをしない限りは、平均前後の録画時間があれば充分です。
それよりも重要なのはイベント録画の録画時間となっています。基本的にドライブレコーダーは事故やあおり運転などのトラブルの際に使用します。その為、通常の録画時間よりもイベント録画の時間の方が重要となります。
具体的には、イベント録画開始から前後15秒以上を録画出来るものが良いでしょう。
録画方法
基本的にはエンジンを掛けた瞬間から常時撮影が始まります。また、事故などの際には、車に衝撃が伝わった際に前後の映像を上書きできないファイルに保存する方法になっています。これをイベント録画と言います。
その他にも、イベント録画開始ボタンを押す事で上書きされないファイルに映像を保存出来る機能もありますので、あおり運転をされた際などにもしっかりと録画する事ができます。また、駐車監視機能が付いている機種では衝撃を受けた場合以外にも、動体を感知した時に録画を開始するものもあります。
その他のオプション機能
これまで、ドライブレコーダーに必要な基本的な部分をご紹介いたしましたが、今のドライブレコーダーはただ撮影するだけではなく、様々なオプション機能があります。そこで、あると便利なオプション機能をご紹介致しますのでぜひ参考にして下さい。
駐車監視機能
駐車監視機能は、走行中だけではなく駐車中でも撮影することができる機能です。この機能があることで、駐車中に当て逃げやいたずらなどをされた場合も証拠が残せるため、非常に便利な機能となっています。
しかし、長時間駐車監視機能を利用する場合は、外部バッテリーを追加で買うか車のバッテリーから電源を取る必要があるなど、手間が掛かってしまいます。車のバッテリーから電源を取って利用する場合は、バッテリー上がりの可能性もあるため注意が必要です。
GPS機能
GPS機能は走行速度が記録できたり、場所を正確に記録できるため、トラブルの際には非常に役に立ちます。特に走行速度を記録できるのはとても便利で、事故の際に制限速度を守っていたかを証明することができます。
しかし、トンネルの中などGPS信号の届かない場所での使用はできません。そのような電波の届かない場所でも使用したい場合は、車の車速センサーに繋げることで、ある程度補う事ができますので、万全に備えたい方は車速センサーを接続できるものを選ぶようにしましょう。
LED信号対応
LED信号は通常の信号と違い、高速で点滅して光っているように見せています。そのため、通常のドライブレコーダーを使用した場合、LED信号の点滅と撮影時のフレームレート(1秒間のコマ数)が重なってしまい信号の光が撮影できず、色が分からなかったり、点滅しているように映ってしまう事があります。
そこで、このフレームレートの数値を改善し、LED信号でもしっかりと撮影できるようにしたドライブレコーダーが販売されるようになりました。LED信号に対応していないドライブレコーダーを使用している場合、事故の際に証拠として利用出来なかったということにもなりかねませんので、必ずこの機能が付いているものを購入しましょう。
運転支援機能
近年、車にも搭載されるようになった運転支援システムですが、ドライブレコーダーにも様々な運転支援システムがあります。
具体的には
- 前方の車が発進したことを知らせる機能
- 前方の車に近付き過ぎていることを知らせる機能
- 車線からはみ出てしまっている、または、はみ出そうになった際に知らせてくれる機能
- 速度が出すぎている事を知らせる機能
- 逆走防止警報機能
- わき見、居眠り警報機能
このようなものがあります。
ただし、まだまだ誤作動などが多く、安全運転をしていても頻繁に警告が出てしまう機種も多いため、安全運転支援機能搭載の機種を購入する場合は事前にしっかりとレビューなどを確認しておきましょう。
wi-fi機能
近年のドライブレコーダーにはwi-fi機能が付いたものがあります。Wi-fi機能が付いたドライブレコーダーのメリットは、
- スマートフォンで操作が出来る
- スマートフォンへの映像の保存、削除が可能
- 本体サイズを小さくする事が出来る
この3つとなります。
wi-fi機能が付いたドライブレコーダーは、スマートフォンで全ての操作が出来るのが大きなメリットとなっています。事故等の際にしか利用しない方にはあまりメリットとなりませんが、ドライブやツーリングを撮影し、後から見たいという場合は、microSDカードからデータを読み取る手間が無くなるため、非常に便利な機能となっています。
ドライブレコーダーの配線・設置方法
ここまで、ドライブレコーダーの選び方についてご紹介しましたが、ドライブレコーダーを使用する為の配線、設置方法についても気になると思いますのでご紹介します。DIYでの取り付け方法もご説明しますので、自分自身で取り付けをする方も参考にして下さい。
ショップやディーラーに依頼する
ドライブレコーダーはカー用品店、ディーラーなどで取り付けてもらうことが可能です。ドライブレコーダーは取り付け方法を間違ってしまうと壊してしまったり、正常に作動しない可能性もあるため、自分での作業に不安がある場合はお店に依頼しましょう。
ただし、取り付けを依頼すると工賃が掛かります。カー用品店の工賃相場は次のようになります。
- 前方撮影のみでシガーソケットから電源を取る場合:3,000円前後
- 前方撮影のみで裏(オーディオ配線やヒューズボックス)から電源を取る場合:5,000円前後
- 前後分離型でシガーソケットから電源を取る場合:12,000円前後
- 前後撮影型で裏から電源を取る場合:15,000円前後
また、常時撮影機能などの機能が付いている場合は、上記の工賃よりも高くなることもあります。取り付け依頼する際には、事前に工賃を確認しておくようにしましょう。
DIYで取り付ける
ドライブレコーダーは工具を用意すれば自分でも取り付けることができます。必要な工具は内装外しです。
また、アクセサリー電源から電源を取る場合は
- 電工ペンチ
- ギボシ端子セット
- 検電テスター
ヒューズボックスを利用する場合は、
- ヒューズコネクター
こちらが必要となります。
では、実際にどのようにして取り付けるかと言いますと、まず始めに配線を通す部分の内装を外します。外す内装はドライブレコーダーの種類によって変わり、前方撮影のみのドライブレコーダーでしたら、Aピラーから天井の一部で済みますが、後方撮影カメラがある場合はドライブレコーダーから後方カメラまでの内装も外す必要があります。また、電源の取り方でも変わり、オーディオ裏のアクセサリー配線を利用する場合はオーディオのパネルも外す必要があります。
内装が外れましたら、次にドライブレコーダーの設置をします。基本的にはドライブレコーダーはフロントガラスに取り付けますが、取り付け位置も決まりがあり、フロントガラス上部から20%以内」となっています。これが守られていないと車検にも通らなくなってしまう為、注意が必要です。
その他、取り付けは基本的に両面テープで行いますが、ガラスをしっかりと脱脂してから取り付けないと、走行中の振動などではがれてしまう可能性もあるので注意しましょう。
ここまでの作業が完了しましたら、後は電源を取り、内装を戻すだけとなります。
シガーソケットを利用して電源を取る場合は、付属のシガーソケットプラグを差し込むだけで使用することが出来ますが、アクセサリー電源を利用する場合は少し手間が掛かってしまいます。
アクセサリー電源の取り方は主に2通りあり、1つ目はヒューズボックス内のヒューズから電源を取る方法です。この方法の場合は、ヒューズコネクターと言うものを利用し、ヒューズから電源を取ります。
2つ目はオーディオ裏のアクセサリー電源の配線を利用する方法です。この電源の取り方は、ヒューズボックスから取る場合と比べ、外す内装も多くなる為、手間は掛かってしまいますが、ヒューズコネクターを買う必要が無い他、最も違和感無く取り付けることができる方法となっています。
手順としましては、オーディオのパネル、配線を外し、アクセサリー電源の配線を検電テスターで見つけ出します。配線を見つけましたら、ギボシ端子を利用し、配線を分岐させ、ドライブレコーダーの配線と接続すると言いう手順となります。
どちらの方法でも繋げる場所を間違ってしまうと正常に作動しない事がある他、壊れてしまう可能性もある為、注意が必要です。また、アクセサリー電源から電源を取る場合、配線を増やす事となる為、ドライブレコーダーの配線には必ずヒューズを取り付けるようにしましょう。その他、機種によっては12v専用ではなく、5vのものもありますので、そういった機種を利用する場合は電圧を変換するコンバーターを利用して下さい。
ここまでの作業が終わりましたら、後は内装を元に戻して取り付け完了となります。作業内容が多い為、難しく思われるかも知れませんが丁寧に手順を守って取り付ければ、それほど難しい事はありませんので、工賃が高いと感じる方はDIYでの取り付けに挑戦してみましょう。
メーカー
- ユピテル
- コムテック
- ケンウッド
- セルスター
- パナソニック
- カロッツェリア
- トランセンド
- エフ・アール・シー
- パバコ
ドライブレコーダーの主要メーカーはこの9つになります。では、どのようにメーカーを選ぶのが良いかと言いますと、
- ドライブレコーダー、またはカメラの販売を昔からしているメーカー
- 日本国内で生産しているメーカー
こちらを選ぶのが良いです。
昔からドライブレコーダー、カメラを販売しているメーカーは、他メーカーよりもノウハウがあり技術も高いです。もちろん、後から販売を始めたメーカーの商品と比較した場合に大きな差はありませんが、同じスペックの商品の場合は確実に昔からドライブレコーダーを取り扱っているメーカーを選んだほうが故障率が低く、細かな機能がしっかりしています。
日本国内での生産しているメーカーを選ぶのが良い理由は、初期不良、故障率が低い為です。海外メーカー、海外生産のドライブレコーダーも決して性能が低いわけではなく、日本メーカーと変わらないものを出しています。しかし、初期不良や故障率は日本生産のものが一番低く、安心して使用することが出来ますので、故障率などが低く安定したものが良いという方は国産のドライブレコーダーが良いでしょう。
価格
ドライブレコーダーの価格の相場は、以下のようになっています。
- 前方撮影タイプ:10,000~25,000円
- 前後撮影タイプ:20,000~40,000円
- 360°撮影タイプ:35,000~70,000円
- バックミラー型:10,000~35,000円
もちろん、この値段よりも安いものも多くありますが、そういったものはコストダウンが激しい為、画質が悪かったり、すぐに壊れてしまう事が多く、おすすめできません。
ドライブレコーダーの選び方の注意点
ドライブレコーダーは、自分の使用用途に合ったものを選ぶことが重要です。もちろん、カメラの性能や機能も大切ではありますが、使用用途に合ったものを選ばないとせっかく良いものを買っても無駄になってしまいます。
そのような事にならない為にも、上でご紹介したような使用目的に合わせたドライブレコーダーを選びましょう。
また、ドライブレコーダーは精密機械のため、生産時の組み付け方や環境で耐久性が大きく変わります。主要メーカーの商品でも購入後半年程度で壊れてしまった、というレビューも多いので、ドライブレコーダー購入時にはスペックや機能だけではなく、耐久性も確認してから購入するようにしましょう。
最適なドライブレコーダーを選んで早めの設置をおすすめします!
以上がドライブレコーダーの選び方となります。ドライブレコーダーは元々、事業用のバスやトラックなどに使用されていたもので、事故等の際にも証拠として認められないことがありました。しかし、今では状況が変わり、自動車保険でもドライブレコーダーを取り扱うようにもなってきました。
この様に、ドライブレコーダーは事故やあおり運転など、様々な場面で有力な証拠となっていますので、早めの設置を行いましょう。