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ドライブレコーダーを選ぶ際によく注目されるのが、「画素数」や「GPS機能」、「LED信号対応」と言った機能となりますが、「録画時間」もそれらと同じくらい大切です。いくら画素数が良く、機能がたくさん付いていても、録画時間が短いと必要な映像が消えてしまったと言う事にもなりかねないからです。

そこで今回は、ドライブレコーダーを使用する上で必要となる録画時間についてご紹介しますので、ドライブレコーダー選びの参考として下さい。

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ドライブレコーダーの平均的な録画時間はどのくらい?

ドライブレコーダーには様々な製品がありますが、性能や種類で録画時間も変わります。例えば、「50万画素と400万画素」、「前方のみ撮影と前後撮影」などでは、録画可能時間はそれぞれ2倍以上変わります。つまり、購入するドライブレコーダーに左右されてしまうということです。

そこでまずは、下に示すようなドライブレコーダーの平均的な録画時間を目安として知っておくと役に立ちます。

ドライブレコーダーの録画時間の目安
  • 前方のみ撮影の場合:120分程度
  • 前後撮影の場合:60分程度

※平均的な機能を持ったドライブレコーダーで16GBのSDカードを使用した場合

ドライブレコーダーの最長録画時間はどのくらい?

ドライブレコーダーの最長録画時間も、先ほどお伝えしたのと同じ理由で機種によって大きく変わってきます。純粋に最長録画時間という面だけで見ればKENWOODの「DRV-830」という機種は、128GBのSDカードを2つ使用することでフルHD(約200万画素)モードでも20 時間以上の撮影をすることも出来ます。更にフレームレート(1秒間のコマ数)を落とす事により69時間の録画も可能となります。

この様に、ドライブレコーダーの最長録画時間は「カメラの性能」「搭載機能」「データ容量」で大きく変わりますので、機種選びの際には使用目的に応じた性能(録画時間)を選ぶことが大切になってきます。

では、具体的にどのようなドライブレコーダを選べばいいのか詳しくご紹介してきます。

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ドライブレコーダーの録画の仕組み

まず、ドライブレコーダーの性能(録画時間)を選ぶためには、録画方法について理解しておく必要があります。ドライブレコーダーの録画の方法には以下のような2つのタイプがあります。

常時撮影タイプ

まず、1つ目は常時撮影タイプです。これはエンジンが掛かっている間、常に自動的に録画を行うものです。

イベント録画タイプ

2つ目はイベント録画タイプです。イベント録画と言うのは何かイベントがあった時に撮影を行い、撮影した映像を上書き禁止フォルダに保存する録画方法です。例えば、

  • 走行中、または駐車監視機能使用時に大きな衝撃が加わった時(事故にあった時など)
  • 駐車監視機能使用時に動体を感知した時
  • 運転者がイベント録画ボタンを押しイベント録画を開始した時

このよう場合にイベント録画されます。

ドライブレコーダーを購入するときの録画時間の目安は?

どれでは、ドライブレコーダーの録画の仕組み(常時録画orイベント録画)を踏まえ、あなたに最適なドライブレコーダーをご紹介していきます。ポイントは、ドライブレコーダーの使用目的に応じて必要となる録画時間が変わってくるということです。

事故対策の場合

ドライブレコーダーを事故に備えて使用する場合は、録画時間はあまり重要ではありません。なぜなら、事故等のトラブルが起きた際はイベント録画が行われるためです。イベント録画をした映像は、自動的に上書き禁止フォルダに保存されるので、長時間録画できる必要はないからです。

この様な理由から、事故に備えドライブレコーダーを使用する場合は、通常の録画時間ではなく「イベント録画の時間」に注目してください。最低でもイベント録画開始から前後の15秒以上のものを選ぶようにしましょう。これよりも録画時間が短いものとなってしまうと、事故前後の状況を撮影出来ない可能性もありますので注意が必要です。

あおり運転対策の場合

あおり運転対策の場合は、常時撮影の録画時間もある程度重要となります。なぜなら、あおり運転は長時間に行われる場合もあり、イベント録画時間のみでは撮影しきれない場合も多いためです。具体的には、60分以上撮影できるものを選んでおくとほぼ確実にあおり運転の状況全てを撮影することができますので安心です。

駐車管理機能も必要な場合

駐車監視機能を利用する場合、どれくらいの時間、駐車監視機能を利用するかで必要録画時間が変わります。

例えば、近所への買い物に行った時だけ使用したいという方は、1~2時間程度撮影できれば問題ありませんし、自宅の駐車場が共用のため長時間撮影しておきたいという方は、12時間以上の録画時間が必要になります。

この様に、駐車監視機能付きのドライブレコーダーを購入する際は、車を安心できない場所へ置いておく時間+1時間以上撮影出来るものを選ぶようにしましょう。

ドライブ・ツーリングの記録をする場合

ドライブレコーダーは事故やあおり運転対策だけでなく、ドライブやツーリング中の撮影にも便利です。しかし、事故やあおり運転の対策で使用する場合と比べ、多くの録画時間が必要になります。

例えば、前方撮影モデルの録画時間は、

  • 16GBのSDカードを使用した場合120分前後
  • 32GBの場合は220分前後

こちらが平均となっています。

撮影時間が1〜2時間の場合は、この平均程度の録画時間があれば充分ですが、3~4時間以上の長時間を撮影する場合は、より長時間の録画が出来るドライブレコーダーを選ぶ必要があります。

しかし、基本的に録画時間が長くなると、画質やフレームレートが落ちてしまいます。では、画質や撮影範囲を落とさずに録画時間を増やすにはどのようにすれば良いかと言いますと、大容量のSDカードを利用する方法があります。

多くのドライブレコーダーが対応しているSDカード容量は32GBまでとなっていますが、長時間録画に特化したドライブレコーダーでは128GBまで対応しているものもあります。128GBまで対応している機種を利用すれば、録画時間は10時間以上となりますので、長時間の撮影を行いたい方は128GBのSDカードに対応したドライブレコーダーを検討してみましょう。

万が一それでも足らないような場合は256GB分のSDカードに対応しているドライブレコーダーを購入するか、128GBのSDカードを2枚以上使用することを検討してみましょう。

長時間録画したい場合は大容量のSDカードが必要

これまでにもご紹介したとおり、録画時間は画質やフレームレートを変えない限り、SDカードの容量で決まってしまいます。どうしても大容量のSDカードの使用が難しい場合は、画質やフレームレートを落とすと言う手段もありますが、映像が荒く動きがカクカクした映像となってしまう為、事故などの証拠に使うことを考えるとおすすめは出来ません。

その為、長時間の録画をしたい場合は基本的には大容量のSDカード(大容量のSDカードが使用できるドライブレコーダー)を利用しましょう。

まとめ

これまでにご紹介したように、使用目的によりドライブレコーダーに必要な録画時間は変わります。カメラの性能や機能だけでドライブレコーダーを選択すると、いざと言う時にあまり役に立たなかったり、データがいっぱいとなってしまい、必要なデータが消えてしまう事もあります。

そのような事にならないよう、録画時間もしっかりと確認し、自分にあった機種を選択しましょう。

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