エンジンからオイル漏れが発生してしまった場合、その修理費用は原因によって変動しますが、高額な修理費用がかかってしまう場合があります。
そういった場合に、修理費用を安価に抑えて簡単に直せる製品があれば、カーユーザーとしては是非とも知っておきたいものですよね。
この記事では、そんなオイル漏れのピンチに助けとなる、外側から止める便利なスプレーをご紹介したいと思います!
エンジンオイル漏れを外側から止める便利なケミカルはコレ!
エンジンオイル漏れを止めるケミカルは、主にエンジンオイル添加剤やエンジンオイル漏れ止め剤などのエンジンオイルに混入させるタイプが主流になっています。
オイル漏れの修繕関連ケミカルの市場では、外部から止めるタイプのものは種類が少ないのですが、その中から売れ筋商品をご紹介します。
ワコーズ「クイックフィックス」
ヘッドカバー、オイルパン、タイミングチェーンカバー、デファレンシャルケースなど、エンジン廻りの継ぎ目であればほとんどの場所に対応しています。
また、エンジンオイルよりも粘度の低い冷却水の漏れにも対応している事から、オイル漏れへの効果にも期待ができます。
Permatex(パーマテックス)「 リークリペア」
アメリカ最大の自動車ケミカルブランドPermatexのリークリペアは、エンジン廻りのオイル漏れの他にも、エアー漏れにも対応しています。
ロングノズルが付属されているので、狭い部分へも容易に散布する事ができます。
エンジンオイル漏れを外側から止めるメリット
エンジンオイル漏れを改善するケミカル類の多くは、エンジンオイルと混入させる製品が一般的に多く流通しています。しかし、個人の意見によって違いはありますが、エンジンオイル以外のものをエンジン内に注入する事に抵抗があるという人もいます。
また、メーカー側としてもエンジンオイル以外の添加剤などの使用を禁止しているケースもあるので、そういった事を鑑みた場合、注入の必要が無く外側からオイル漏れを止める事ができるという点はメリットと言えます。
また、汚れを洗浄してスプレーを散布するだけなので、手軽で簡単に作業できるという点も嬉しいメリットです。
エンジンオイル漏れを外側から止めるデメリット
オイル漏れを外側から止める製品単体で見た場合は、とくにデメリットと言えるものはありません。ただし、エンジン内に注入するタイプの製品と比較した場合は、デメリットと言える点はあります。
注入タイプの製品は一般的にシールの劣化を防ぎ、シールを回復させる事でオイル漏れを止めます。一方で外部からオイル漏れを止める製品は、外部から液体をスプレーによって吹き付けて硬化させるため、注入タイプのオイル漏れよりも効果や持続といった性能面で劣る傾向があります。
エンジン内部注入タイプとスプレータイプどちらがいいの?
エンジン内部のエンジンオイルに混入させるタイプのオイル漏れ止め剤と、エンジン外部から吹き付けるタイプのオイル漏れ止め剤の比較は、オイル漏れしている部位や原因によっても違いがあるので、一概に優劣を付ける事はできません。
メリットの項目で記載した内容を重視するのであれば、外部からのオイル漏れ止め剤であり、デメリットの項目で記載した効果や持続といった性能面で言えば、エンジン内部に注入するタイプの方が良いでしょう。
乗っている愛車の車種やオイル漏れの状況に応じて使い分けると安心です。
内部・外部漏れ止め剤の併用は問題無い?
エンジンオイルの漏れを止めるケミカル類は数千円程度で購入できるので、内部と外部から両方のケミカル類を購入しても1万円前後で済みます。そういう事から両方のケミカルを使用したいと思う方も少なくないかと思います。
では、エンジン内部と外部両方のエンジンオイル漏れ止め剤を使用した場合、何か弊害があるのでしょうか。
エンジン内部のエンジンオイルに混入させて、エンジンオイル漏れを止める製品の中には、エンジンオイルが外部へと漏れ出して外気に触れる事で硬化してオイル漏れを止める製品もあります。
そういった製品と外部からの漏れ止め剤を併用した場合、外部から吹き付けるタイプの漏れ止め剤で密封してしまう事で、エンジンオイルに混入させた漏れ止め剤が硬化できなくなる可能性があります。
そのため、併用する場合は、購入前に作用機構を確認する必要性がありますので注意しましょう。
まとめ
シールの劣化が原因によるオイル漏れは、修理するためにオイル漏れの箇所を分解する必要があるため、修理費用は安くても数万円程度は必要になります。一方で、オイル漏れ止め剤関連のケミカルは数千円程度で購入できる有難い存在ですよね。
本記事では、外部からのエンジンオイル漏れ止め剤を中心に解説・紹介しましたが、エンジンオイルに混入させたり、注入するタイプの漏れ止め剤も同等の値段で販売されています。
併せて購入しても1万円前後で済むので、保険として購入してみるというのも効果的なので一度検討してみてはいかがでしょうか。