エンジンオイルが漏れてしまった場合、修理するためには高額な修理が必要となってしまいます。しかし、市販されているエンジンオイル漏れ止め剤を使用する事で、修理をするよりも安価で手軽に症状が改善する場合もあります。

実際にエンジンオイル漏れ止め剤を使用した事が無い方にとっては、エンジンオイル漏れ止め剤とは何なのか、本当に効果があるのか、デメリットは無いのかなど、疑問や不安が多いのではないでしょうか。

この記事では、そんなエンジンオイル漏れ止め剤についての疑問や不安を解決できるように、あらゆる角度からエンジンオイル漏れ止め剤について解説したいと思います。

また、市販されているエンジンオイル漏れ止め剤から、おすすめの製品紹介もしていますので、是非ご覧下さい!

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エンジンオイル漏れ止め剤の効果とは?

エンジンオイル漏れ止め剤は、エンジンオイルに混入することで漏れの箇所に作用してオイル漏れを修繕してくれるエンジン用ケミカル剤の一種です。

エンジンオイル漏れをストップさせる作用については、製品によっても違いがありますが大別すると二つの種類があります。

一つは、シールを膨張させたり劣化したシールを回復させて隙間を埋めるもので、一般的に多いのがこの製品です。そして、もう一つは漏れたオイルを硬化させてシールの役割を果たしてオイル漏れをストップさせる製品です。

どちらにおいても言える事は、漏れるオイルの量が少量の場合は効果に期待ができますが、多すぎる場合では効果が発揮できない場合があるので注意が必要です。

メリット

エンジンオイル漏れ止め剤には、二つの大きなメリットが挙げられます。

一つは、安価なものでは数千円程度で購入できるという点で、修理した場合の費用と比較しても大きな差が生まれます。

そしてもう一つは、エンジンオイルに混入させるだけの簡単な作業なので、車を整備工場に預ける必要がなく気軽にできるという点です。オイル交換ができる程度の設備と知識があれば、自分で作業する事も難しくありません。

ただし、エンジンオイルの漏れる量が多すぎる場合は、修理しなければ改善されない場合があります。

デメリット

エンジンオイル漏れ止め剤は手軽に修繕できる可能性があるという反面、オイル漏れの状態が酷い場合では効果が発揮できず、修繕できない場合もあります。そして、それは実際に試してみないと分からないという事もデメリットと言えます。

他にも、シールを膨張や回復させたり、漏れたエンジンオイルを硬化させるという事からも分かるように、エンジンオイル漏れ止め剤は化学反応によって作用させています。

エンジンオイル漏れ止め剤だけでなく添加剤にも言える事ですが、この化学反応によって予期せぬ症状が起こって、エンジンに悪影響を及ぼす可能性も少なからず含んでいるという事もにも注意しましょう。

エンジンオイル漏れ止め剤の正しい使い方

エンジンオイル漏れ止め剤に使い方は製品によって違いがあります。ただ、エンジンオイルに混入させるか、エンジンに直接入れるかなどといった、タイミングの違い程度なので、ほとんどの製品は誰でも簡単に使用する事ができます。

つまり、エンジンオイル漏れ止め剤の正しい使い方とは、間違った使い方をしないという事です。

間違った使い方とは、エンジンオイル漏れ止め剤を使用する対象の車(エンジン)との適合性を確認せず使用してしまうことです。エンジンオイル漏れ止め剤と車種や使用しているエンジンオイルの相性の確認が必要です。

相性に問題なければ、製品の説明欄にある使用方法や注意事項に沿った使用を心掛けておけば、得に専門知識は必要ありません。

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おすすめのエンジンオイル漏れ剤

エンジンオイル漏れ止め剤の使い方からメリット・デメリットについて解説しましたが、実際に購入へと踏み切った場合、数ある製品の中から選ぶ事になります。

そこで、続いてはおすすめのエンジン漏れ止め剤をご紹介しますので、購入の参考にしてください。

WAKO’S(ワコーズ)「エンジンパワーシールド」

ワコーズ EPS エンジンパワーシールド オイル上がり・下がり・漏れ防止剤 E171 280ml E171 [HTRC3]

こちらはメカニック、サーキット、車好きユーザーなど、幅広い層から支持されているワコーズのエンジンオイル漏れ止め剤です。

エンジンパワーシールドには、オイル上がり・下がり、油膜による保護性能強化、粘度向上などといった、エンジンオイル添加剤のような効果も得られます。

このような油膜の強化によるオイル漏れへの抑止効果の他、弾力性が無くなって劣化したシールに作用して回復させる事でオイル漏れをストップさせます。

PITWORK(ピットワーク)「NC81」

日産 NC81オイルシーリング剤 KA150-30090 [HTRC3]

日産純正部品以外のパーツ、ケミカル類の販売も手掛けるPITWORKより販売されているエンジンオイル漏れ止め剤がNC81(ニューテックのOEM製品)です。

価格は市場の中でも高値な部類に入りますが、その分裏切らない性能の高さを発揮する事から、エンジンオイル漏れ止め剤の中でもトップクラスに入るおすすめの製品です。

一般的な製品と比較した場合、大きな違いはエンジンオイルが漏れ出して外気に触れる事で、エンジンオイルに混入したNC81が固まってオイル漏れを修繕するという事です。

wynn’s(ウインズ)「エンジンストップリーク」

wynn's ウインズ エンジンストップリーク エンジンオイル漏れ止め剤 325ml

創業80年の老舗エンジンオイルメーカーによる、エンジンオイル漏れ止め剤です。

一般的なシールの機能回復によってオイル漏れを抑止するタイプで、エンジンオイル漏れ止め剤の市場の中でも価格設定が低く、オイル漏れ初期症状や滲み程度で今後の悪化に備えて使用する場合であっても気軽に試す事ができます。

KURE(クレ)「オイルシステム ストップオイルリーク」

KURE(呉工業) オイルシステム ストップオイルリーク (150ml) [ Automotive Additives ] エンジンオイル添加剤 [ KURE ] [ 品番 ] 2074

浸透潤滑剤スプレーの5-56でもお馴染みの呉工業からもエンジンオイル漏れ止め剤が発売されています。

ゴム製オイルシールの劣化を防ぎ、性能を回復する事でバルブステムシール不良によるオイル下がりも改善する事ができます。

ガソリン、ディーゼル、クリーンディーゼルにも対応する汎用性の高さと、良心的な価格設定により人気商品となっています。

エンジンオイル漏れを外側から止めるケミカルも!

エンジンオイル漏れ止め剤の多くは、エンジンオイルと混入させるタイプのものが販売されていますが、外部から缶スプレーを吹き付けてオイル漏れをストップさせる製品もあります。

エンジンオイルに混入するタイプは、車種によってはメーカーから使用を控えるようにされていたり、トラブルを起こしてしまうリスクも少なからずあるので、抵抗がある方には外部からの施工でオイル漏れを阻止するタイプをおすすめします。

まとめ

エンジンオイルが漏れた時の対処法として、整備工場で修理をすれば確実にオイル漏れは直りますが、修理費用はその原因によっても大きく変動します。

本稿でご紹介したようなエンジンオイル漏れ止め剤は、安価にオイル漏れをストップできる可能性があるので、ユーザーとしては嬉しい存在ですよね。

ただし、これらの製品はエンジン内部の潤滑油に混入させるので、使用方法や注意事項をよく見て正しく使わなければトラブルへと発展してしまう可能性があります。

そのため、製品選びをする時は、該当車種や油種の確認はもちろん、エンジンオイル漏れ止め剤の製品選びにおいても、信頼できる良い製品を選ぶ事をおすすめします!

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