車と比べて、車体が小さいバイクは被視認性が悪く、事故に巻き込まれてしまうことがあります。また、年式の古いビンテージバイクや外車などはメンテナンスしていても故障してしまう事もありますよね。
自走出来ない事故や故障にあってしまったとき、保険会社のロードサービスは重要になります。今回は、あいおいニッセイのバイク保険ロードサービスについて詳しく解説します。
サービス内容や評判、事故発生時の連絡手段など、詳しく解説しますのでバイク保険選びの参考にしてください。
1. あいおいニッセイのバイク保険ロードサービスの評判は?万が一の事故でも対応力は安心できる?
実際にロードサービスを利用した利用者の声をまとめました。いい評判と悪い評判を、口コミサイトで多かった物から紹介してきます。自分が利用する場合を想定して、バイク保険選びの参考にしてください。
1-1. いい評判
- 事故の初期対応がいい
事故を起こしてしまい、最初の連絡を入れたときの初期対応がいい、という評判が多く見られます。山の中なのに1時間でレッカーが来た、代理店と保険窓口の連携がスムーズだったなど、初期対応の速さにも定評があるようです。
事故を起こした直後は、少なからず動揺しているもの。まず何を行えばいいのか、その場で的確な指示を出してくれるのはありがたいですよね。
- 経験豊富な担当者がいる
人材が豊富で、保険知識をしっかり持ったベテラン担当者の対応がいいとの声が多く見られます。事故をした相手との交渉が早く、どのように進行しているのかしっかり報告してくれて安心だというレビューが多いです。
事故を起こしたとき日が休日にも関わらず、担当者がスーツに着替えて現場まで駆けつけてくれたという事例もありました。事故を起こした方の心境がよく分かる、ベテラン担当者ならではの細かなケアですね。
保険知識をしっかり持っているので、交渉が難航しがちな、過失割合の話し合いもスムーズにこなしてくれるので安心。優秀な人材が豊富にそろっているのは、大手保険会社ならではの強みですね。
- レッドバロンを代理店にするとサービスがいい
バイク大手販売店のレッドバロンとあいおいニッセイでは、提携して特別プランを用意します。
レッドバロンでバイクを購入し、あいおいニッセイのバイク保険に加入すると、ロードサービスが通常よりも手厚いサービスが付いてきます。
通常のサービスに加え、出張引き上げが24時間距離無制限になるのが目玉サービスです。いつどこで故障しても出張してもらえるのは、バイク乗りにとってありがたいサービスですね。
営業時間内であれば、レッドバロンが引き取りに来てくれ、全国最寄りのレッドバロンで修理を受けることができます。
店舗によっては、営業時間外でも24時間のバイク保管ボックスも設置されていて、安心して預ける事ができます。遠方へのツーリングが多いライダーには、メリットが大きいですね。
1-2. 悪い評判
口コミサイトなどで悪い評価を付けている方の中で、多く見られた内容をまとめました。経験が浅い担当者にあたってしまうと、対応や過失割合について不満が残る傾向があるようです。
- 保険知識がない担当者
対応が悪いというレビューを詳しく見てみると、担当者の方が保険知識を持っていないという内容が多いようです。
質問をしても正確な返答をしてくれなかったり、相手の保険会社の言いなりになってしまったりという事例も。
大手で担当者の数が多い分、当たりはずれが多いという部分があるようです。こちらでもある程度の知識は仕入れて、疑問な点があった場合しっかり質問できるようにしておくとよいでしょう。
- 連絡が遅い
事故発生時の対応が終わり、その後の連絡が何日もなかった、というレビューが多いです。質問に対して、後日回答が何日もかかって不安だったというケースも。
相手方との交渉がどうなっているかわからないと、仕事も手につかず気になってしまいますよね?
質問の回答が後日になる場合は期日を決める、連絡の最後に次回の連絡日を約束するなどの対応をしましょう。
- コールセンターと担当の態度が違う
コールセンターに連絡したときは対応がよかったが、事故処理にあたる担当者が流れ作業的な対応だった。という意見が見られます。
事故の処理はもちろんですが、事故を起こしてしまったショックのケアなどもしてもらいたいものです。
一番上のケースで紹介したように、担当者の当たりはずれがあるのかもしれません。あまりにひどい場合は、担当を変えてもらうなどお願いしてみましょう。
2. あいおいニッセイのバイク保険ロードサービスの特徴やメリットは?他社やJAFとの違いはどこにある?
2-1. ガス欠対応が10リットルまで無料
ツーリング中に気が付けば長い山道に入ってしまい、スタンドがなくてガス欠というケースがよくありますよね。また、高速道路でサービスエリア間が遠くてガス欠というのもよく聞く話です。
あいおいニッセイでは、このようなガス欠対応が10リットルまで無料となっています。JAFでは作業料は無料ですが、ガソリン代は実費となっています。
金額にして1,000円以上になりますので、意外とうれしいポイントですね。10リットルあれば、次のサービスエリアまで行くのも、ガソリンスタンドを探すのも問題ないでしょう。
2-2. レッカー距離が約200km無料
JAF会員のレッカー無料距離は15kmとなっています。近くに修理工場があればいいですが、山奥でのツーリング中だとなかなか修理工場が見つからないことも多いです。
あいおいニッセイのレッカー無料距離は約200kmとかなり長い設定ですので、ほとんどの場合無料範囲で済みそうですね。安心してロングツーリングに出かけることができます。
3. あいおいニッセイのバイク保険の4つのロードサービス内容
3-1. レッカー現場急行サポート
事故や故障で自走不可能になってしまった場合、バイクを搬送してくれるサービスです。約200kmまで搬送してくれるので、よほどのことがなければ修理工場までたどり着けるでしょう。
安心のサービスですね。距離が長いため、山奥などで故障しても自己負担なしで運搬してもらえますね。
3-2. クイック修理サービス
バッテリー上がりやガス欠などの、30分以内で作業可能な応急手当を行うサービスです。ちょっとした故障の多いビンテージバイクなどには、ぴったりのサービスですね。
3-3. 宿泊・帰宅費用負担
移動ができない状況になってしまい、宿泊を余儀なくされた場合、一泊分の費用を負担してくれるサービスです。
上限15,000円まで負担してくれるので、ビジネスホテルなどが見つからない場合も宿泊先が見つかりやすく安心。また、自宅や修理工場への移動にかかる費用も負担してくれます。
3-4. 修理後の搬送引き取り費用負担
バイクの修理が終わった後、バイクを自宅まで搬送する、または引き取りに行く交通費を負担してくれます。ロングツーリング先で故障して、時間がかかる修理で一時預ける場合に有効なサービスですね。
上限は15万円となっていますので、遠方まで引き取りに行く場合でも保障範囲が広く安心。ロングツーリングが多い方にはピッタリのサービスですね。
4. あいおいニッセイのバイク保険ロードサービスは使いやすい?事故時の連絡手段を確認!
万が一事故が発生してしまった場合、まずは負傷者の救護措置を行いましょう。その後、警察に届け出をします。
相手がいる事故の場合は、その場で示談交渉せずに、あいおいニッセイの受付センターに連絡しましょう。365日24時間いつでも受け付けていますので安心です。その後は受付センターの担当者の指示に従って行動します。
スマートフォンアプリ「サポNAVI」を使えば、アプリを起動しボタンを押すだけでオペレーターにつながります。
事故の直後は動揺していることが多く、慌てると連絡先がなかなか見つかりません。保険証書などを引っ張り出して、慌てて電話番号を探す必要がないため便利ですね。
契約したら、すぐにインストールしておきましょう。
5. あいおいニッセイのバイク保険ロードサービスの注意点・デメリット
5-1. ロードサービスが利用できる回数
レッカー現場急行サポートの利用回数制限はありません。契約期間中は何度でもサービスを利用できますので、ツーリングが多い方も安心ですね。
ただし、クイック修理サービスは2回目以降有料になります。1度利用した方は、それを機に日常点検を怠らないように気を付けましょう。
乗車前、乗車後に簡単な点検を行うだけで、ちょっとしたトラブルは防止できることが多いです。慣れるまではちょっと大変ですが、習慣になってしまえば何てことありませんよ。
5-2. ロードサービスの費用(無料・有料)
あいおいニッセイのロードサービスは、契約期間中は無料で利用できます。ただし、ロードサービス内容で解説した負担上限額を超えた分は自己負担となります。
利用する際には、担当者にしっかりと確認をとるようにしましょう。
5-3. 帰宅費用負担金利用時の注意
上でご紹介した、自宅までの移動費用を補償してくれるサービスですが、タクシーなどを利用する際に注意が必要です。
鉄道、バス以外の交通機関を利用しなければならない場合は、受付センターに連絡して事前承認を受ける必要があります。
バス停や駅がなく、タクシーに乗らざるを得ない状況などでも、勝手に乗ってしまうと実費になってしまいます。必ず、あいおいニッセイに連絡して判断を仰ぎましょう。
6. あいおいニッセイのバイク保険ロードサービスの評判・選び方まとめ
バイクツーリングでは必須と言えるロードサービスについてご紹介してきました。あいおいニッセイのロードサービスは、大手ならではの手厚いサービスが特徴ですね。
故障などのトラブルが多い、外車やビンテージバイクに乗っている方には特におすすめのロードサービスと言えそうです。
特に利用頻度の高いレッカーサービスの距離が長くて、回数無制限というのが大きなメリットですね。
事故直後の対応も素早く、連絡手段も整っているため不意の事故でも安心。レビューを見ると、担当者のあたりハズレにだけは注意したほうが良さそうですね。
それ以外の部分は安心してサービスを受けることができそうです。当記事を参考にして、楽しいバイクライフを安心して送ってくださいね。