エンジンオイルは交換をしないと車が不調となります。また、故障や事故を起こす可能性もあるので、定期的な交換が必要です。
そこで今回は、オイル交換をしないとどの様な危険があるかについて詳しくご説明しますのでご覧下さい。
エンジンオイルを交換しないと危険な4つの理由
車のエンジンオイルを交換しなかった場合、次の4つのような不具合が生じます。
- 燃費が悪化する
- 加速性能が落ちる
- エンジンの音が大きくなる
- エンジンの寿命が短くなる
これは、オイルが劣化する事が原因です。
交換時期はエンジンオイルが劣化を起こさない範囲内で設定されています。その為、時期を過ぎてもそのままにしてしまうと、オイル性能が低下し、この様な症状が起きてしまいます。
これから詳しくお伝えしますが、交換時期やこれらの不具合を無視して更に使用し続けると、エンジン内の金属部分が潤滑不足で摩耗し、冷却性能が低下して熱で溶ける事もあります。この様になると、エンジンが壊れるだけで無く、異常に熱を持ち火災となる事もあります。
この様に交換時期を無視して車を使用し続けるのはデメリットが大きいので、エンジンオイルは適切なタイミングで交換しましょう。
オイルフィルター(エレメント)の交換も忘れずに!
エンジンオイルと同じ様に、定期的に変えなければならないのがオイルフィルターです。フィルターは、エンジン内で出る汚れや鉄粉などを除去する物です。その為、長期間使用すると汚れが溜まり、フィルターそのものが詰まってしまい、オイルの循環機能が低下します。
エンジンオイルはエンジン内を循環しています。循環機能が低下するとオイルが無いのと同じ状態となってしまい、冷却や潤滑が出来ず壊れてしまいます。また、この様な状態で無理に使用し続けると車両火災を起こす事もあります。
この様に、オイルフィルターはエンジンオイルと同じ様に重要な物ですので、フィルター交換も忘れない様にしましょう。
エンジンオイル交換を急ぐべき前兆(症状)
万が一、次のような症状が見られる場合には、すぐにオイル交換するか、ディーラーやカーショップなどに相談するようにしましょう。
- オイルランプが点灯したとき
- エンジンからガチャガチャ等の大きな音がしたとき
- エンジンから白煙が出てきたと
もし、そのまま放置してしまった場合、エンジンが壊れてしまう可能性があります。また、それだけで無く、車両火災を起こす事もありますので早急な対応が必要です。
エンジンオイルの交換を忘れてた!いつまでに交換すればいい?
車を普段から使用していると、エンジンオイルの交換を忘れてしまい走りすぎてしまう事もあります。オイルは交換時期を過ぎてしまうと劣化していき、エンジンの性能低下が起きて寿命が短くなります。その為、時期を過ぎた際は早めに交換を行いましょう。
また、オイルの交換時期は、車種や年式にもよりますが、半年ごとか5,000kmごとに交換するのが良いです。交換サイクルが長い車ですと、15,000キロごとの交換が指定の車もありますが、シビアコンディションですと5,000キロごとになる事もあります。また、日本では信号が多い等の理由から、シビアコンディションになりやすくなっています。この様な理由から、日本では基本的には半年ごと、もしくは5,000キロごとに交換するのが間違いないでしょう。
その他、前回の交換日を忘れてしまった場合には、オイルの色や粘りをみておおよその劣化具合を判断する事も出来ます。オイルの状態はエンジンルーム内にあるレベルゲージで確認する事が出来ますので、不安な方はチェックしてみましょう。
エンジンオイルの交換方法
エンジンオイルの交換は、
- ディーラー
- カー用品店
- ガソリンスタンド
- 車屋
このようなところで行う事が出来ます。オイル交換に掛かる費用は店舗により変わりますが、普通車でしたら3,000~8,000円程度で交換出来ます。また、費用を抑えたい方はこちらの記事で詳しい方法をご紹介していますので確認していただくと良いでしょう。
劣化したエンジンオイルは早めに交換しよう!
以上がオイルを交換しないと危険な理由のまとめとなります。今のオイルは一昔前と比べ、性能が良くなっているので、交換サイクルも長くなっています。しかし、基本的なオイルの役割は変わらない為、定期的な交換が必要になってきます。
エンジンオイルは交換しないと燃費や加速性能が落ち、車が壊れてしまったり、最悪の場合には車両火災を起こしてしまう可能性もあります。この様になると、修理費用も大きくなりますし、身の危険もあります。
エンジンオイルは劣化してしまうと多くのデメリットがありますので、早めに交換し車の性能を保ちましょう。