エンジンオイル交換は自分でやると、工賃が掛からないなどの理由から、店舗に頼むよりも安く済ませられます。この様に、費用面ではメリットがありますが、作業環境や工具が必要等、様々なデメリットもあります。
そこで今回は、自分でのオイル交換について、費用面を中心にご説明します。合わせて、必要になる工具やオイル費用の相場等についてもご説明もしますので、自分でのオイル交換を検討している方はぜひご覧下さい。
目次
自分でエンジンオイル交換をするメリット・デメリット
では、まずエンジンオイル交換を自分で行うメリットとデメリットについて、ご説明します。
費用面
自分でオイル交換をすると、工賃が掛からない為、費用を抑える事が出来ます。また、オイルをペール缶で買ったり、安いオイルを見つけ出す事で、更にオイル交換費用を抑えることが出来ます。
ただし、自分でオイル交換を行う為には、工具類を用意しなければなりません。工具は20,000円~30,000円ほど必要になります。
この様に、オイル交換を自分で行うと安く済ませる事が出来ますが、工具類の初期投資が掛かるデメリットもあります。
時間・手間
自分でオイル交換をすると、時間と手間が掛かります。もちろん、上でご説明した通り費用を抑える事は出来ますが、慣れるまでは作業時間も掛かってしまいますし、作業中に怪我をしたり、廃油等で手や服が汚れてしまう可能性もあります。
車好きな方や時間に余裕がある方、今後のオイル交換も自分でやる方でしたら、自分でのオイル交換もおすすめ出来ますが、ただ交換費用を抑えたい方にはあまりおすすめ出来ません。
自分でエンジンオイル交換する場合の費用内訳
エンジンオイル代 |
1Lあたり500~2,000円 |
オイルエレメント(フィルター)代 |
1,000~1,500円 |
道具代 |
18,000~33,000円 |
その他 |
1,000円 |
合計 |
22,000~43,500円 |
以上が、自分でエンジンオイル交換をする際の費用になりますが、道具代はオイル交換を始めるために必要な物となっています。その為、2回目以降はオイルやエレメント、廃油処理のみの金額でオイル交換をする事が出来ます。
エンジンオイル費用の相場
エンジンオイルの相場は、安い物やペール缶で購入した場合、1Lあたり500円程度に抑える事が出来ます。反対にスポーツ走行等にも対応している高いオイルは1Lあたり2,000円以上になる事もあります。
この様に、オイルは価格差がありますが、基本的に現在のオイルは性能が良い為、通常の使用方法であれば安いオイルでも問題なく使用出来ます。その為、交換費用を抑えたい方は1Lあたり500円以下を目安にオイルを探してみましょう。
オイルエレメント(フィルター)費用の相場
オイルフィルターの相場は、1,000~1],500円となっています。基本的にオイルフィルターは種類が少ない事から、費用を抑えるのは難しいです。その為、オイルフィルター費用を抑えたい方は、一度に多く購入し、送料などを抑えるのがおすすめです。
道具の種類と費用内訳
先ほどご説明した様に、オイル交換を自分で行う為には様々な工具が必要となります。
そこで、必要となる工具と費用の目安を表にまとめましたので、自分でのオイル交換を検討している方は参考にして下さい。
工具 |
費用目安 |
①油圧ジャッキ |
10,000~20,000円 |
②ジャッキスタンド |
5,000円 |
③メガネレンチ |
1,000~5,000円 |
④フィルターレンチ |
1,000~2,000円 |
⑤オイルジョッキ |
1000円 |
合計 |
18,000円~33,000円 |
エンジンオイルの廃油処理にかかる費用
エンジンオイルを自分で交換すると、使い終わったエンジンオイル(廃油)も自分で処理する事になります。
廃油処理の方法は、廃油処理剤で固めてゴミとして捨てる、ガソリンスタンドに引き取ってもらうなど様々な方法があります。廃油処理剤を使用して捨てる場合は、廃油処理剤の費用が掛かりますが、一回のオイル交換で200~500円程度です。
ガソリンスタンド等で引き取ってもらう場合は、基本的には無料となりますが、店舗によっては料金を取られることもあります。
この様に、廃油処理に掛かる費用は処理方法に異なりますので、安く済ませたい方は無料で廃油を引き取ってもらえるガソリンスタンド等を探してみましょう。
まとめ
以上が、自分でオイル交換を行った際の費用のまとめとなります。これまでにご説明した様に、オイル交換は自分で行う事で安く済ませる事が出来ます。しかし、工具を揃える必要もありますし、手間も時間も掛かります。また、それだけで無く、作業環境も必要ですので、簡単に行える作業ではありません。
また、年間走行距離が極端に多い方でしたら、交換費用が安く済むメリットも大きくなりますが、そうでない方ですと工具の代金の元を取るのにもかなりの時間が掛かってしまいます。
この様に、オイル交換を自分で行う事は良い事ばかりではありませんので、ただ安くオイルを変えたい方でしたら、安くオイル交換をしてくれる店舗に頼むのが良いでしょう。