高級感のあるミニバンとして非常に人気の高いトヨタのアルファード。
今回は、アルファードでソニー損保の自動車保険に加入する場合の保険料を中心に解説していきます。
保険料の比較や相場だけではなく、保険料が変動する仕組み、ソニー損保以外のおすすめ保険会社などについても解説しますので、自動車保険への加入を検討しているアルファードオーナーは必見です。
1. ソニー損保だとアルファードの保険料はいくら?
1-1. 保険料の目安①20代で初めての保険加入の場合
まずは、初めてのマイカーで保険加入した場合をモデルケースにしてみます。
年齢は20代前半、免許証のカラーはブルー、年間走行距離は20代の平均値とされる7000km未満という条件で、年間の保険料を割り出してみました。
自動車保険に初めて加入する場合、割引・割増率を決める等級は“6”からスタートする形となりますので、6等級での算出とします。
その結果、車両保険無しですと“年間75,700円”、車両保険ありですと“年間247,350円”となりました。
車両保険を含む事でかなり高額になってしまいますし、車両保険無しでもやや高額に感じられるかもしれません。
保険料の考え方として「事故のリスクが高い=保険料が割高になる」というものがあり、事故を起こさずに保険を継続していくことで保険料は年々安くなっていきます。
最もフラットな状態の保険料が上記の金額だと思っていただけたら良いかと思いますね。
1-2. 保険料の目安②30代でゴールド免許を所有している場合
続いては、30代でゴールド免許を所有し、車の使用頻度が比較的高いケースをモデルに解説していきます。
基本的な条件としては、年齢は30代、免許証のカラーはゴールド、走行距離は年間11,000km未満です。
自動車保険の等級についてですが、事故などを起こさなければ1年間に1つずつ上がっていきますので、30代の段階での目安として12等級で算出しました。
その結果、車両保険無しですと”年間23,380円”、車両保険ありですと”年間79,140円”となりました。
20代の例と比べて格段に安くなっているのは、ゴールド免許である事と、等級が高いことに起因します。
まず、ゴールド免許を所有している事で10%の割引、そして無事故の12等級ですと48%の割引率が適用されるわけですね。
特に等級の割引率に関しては、保険料を安く抑える上で非常に重要となります。
1-3. 保険料の目安③40代以上でゴールド免許を所有している場合
最後に40代以上の保険料の例を挙げてみましょう。
年齢は40代、免許証のカラーはゴールド、走行距離は7000km、等級は上限の20等級で算出します。
ゴールド免許も然ることながら、保険加入から14年間無事故という計算になりますので、いわゆる”優良ドライバー”のモデルケースですね。
このケースでの見積もり結果は、車両保険無しで”年間13,860円”、車両保険ありで“年間48,570円”となりました。
車両保険を付帯しても、20代の例で挙げた”車両保険なし”の金額よりも格段に安いという結果になりましたね。
30代の例よりも如実に”ゴールド免許”と”等級の高さ”の大切さが分かっていただけたかと思います。
2. アルファードの保険料の相場はいくら?
ここまで挙げてきた例は、あくまで“保険料を決める条件の一旦”を目安に算出したものですので、住んでいる地域、車の使用目的、家族の有無、特約の付帯など、様々な条件によって保険料は上下します。
そのため、一概に「相場は○○円です!」とは言い難い部分もあるのですが、年代別の保険料を調査し、車両保険の有無に分けて算出してみました。
《車両保険無しの年代別保険料》
- 20代:60,000円~70,000円
- 30代:35,000円~50,000円
- 40代:35,000円~40,000円
- 50代:35,000円~40,000円
《車両保険ありの年代別保険料》
- 20代:150,000円~240,000円
- 30代:100,000円~130,000円
- 40代:100,000円~130,000円
- 50代:130,000円~150,000円
等級やゴールド免許の有無については加味せず、シンプルに金額のみで平均化した結果が上記となります。
読者様自身が「自分の年代だと保険料はこのくらいなのか」と認識する目安にしていただけたらと思います。
見方としては、事故などを起こしていない人は安い方の金額、事故を起こしている場合は高い方の金額になると思って良いでしょう。
3. ソニー損保と比べてほしいアルファードにおすすめの自動車保険
3-1. イーデザイン損保
保険会社の大手である”東京海上グループ”に属しており、リーズナブルな自動車保険を提供する事に特化しています。
等級による割引に加えて、継続する事で割引率が上がる”継続割”、事故を起こさない事で割引率が上がる”無事故割”が上乗せされるシステムとなっており、特に無事故割に関してはイーデザイン損保独自の割引システムです。
アルファードの購入層を考えると、30代以上が多く、運転で無茶をしない人に選ばれている傾向がありますので、無事故割によって保険料が安くなるのはメリットかと思います。
事故対応、ロードサービス等の内容や充実度に関しては、ソニー損保の方が格段に優れていますが、「とりあえず保険に入っておきたい」という場合は、イーデザイン損保のリーズナブルさは魅力的と言えるのではないでしょうか。
3-2. SBI損保
SBI証券などで有名なSBIホールディングスに属する保険会社で、“リーズナブルな自動車保険”という名目ならトップクラスと言えるのがSBI損保です。
また、週刊ダイヤモンド誌において、顧客満足度ランキングの自動車保険部門で3年連続1位を獲得するなどの輝かしい実績も残しています。
イーデザイン損保と同様に”安さ”が最大のメリットと言える会社で、ソニー損保と比較した時に年間約20,000~25,000円前後の保険料の差が出てきます。
安さの反面として、事故対応やロードサービスに対する評判はソニー損保に軍配が上がりますが、“保険料が格段に安い”というのは1つのアドバンテージになるのではないでしょうか。
3-3. アクサダイレクト
世界最大級の保険・資産運用グループであるAXAグループの自動車保険部門がアクサダイレクトです。
ソニー損保とほぼ同等の保険料で、サービスの内容に関しても近しいレベルの自動車保険と言えるでしょう。
ソニー損保と比較して優れている点は”ロードサービスの拠点の多さ”で、これによって迅速な対応を可能としています。
事故対応や補償内容に関しては、両者それぞれ一長一短ではありますが、自動車保険に対する考え方次第ではアクサダイレクトの方が合っているという事もあるかと思います。
若干ではありますが、アクサダイレクトの方が保険料は安いのもポイントでしょうか。
4. まとめ
アルファードの自動車保険料に関して、「ソニー損保だとどのくらいになるの?」という点を中心に解説してきましたが、記事内の数字はあくまで目安です。
等級などによって保険料は大きく変動しますので、一度見積もりを出してみることをおすすめします。
ソニー損保に関しては、ホームページ上で簡単に見積もりを出す事が出来ますので、自分の年齢や免許証のカラー、等級などを選択して算出してみると良いでしょう。
自動車保険を決める際は、複数の会社に見積もりを依頼し、それを比較して決める事が大切ですので、ソニー損保だけではなく、他の保険会社(出来れば3社以上)に見積もりを依頼する事が得策です。
ソニー損保を始め、自動車保険のパンフレットやホームページを見る前に、一度自分の中で「保険に何を求めるのか」を頭に思い浮かべてから見ていくと、消去法で自分に合った保険選びが出来るかと思います。
検討する際はぜひお試し下さい。