ドライブレコーダーを取り付けたことで、車内の電子機器に電波障害が出てしまうことがあります。例えば、地デジの視聴が快適でなくなるだけでなく、安全性能に問題が生じる可能性もあるために無視できない問題です。

ドライブレコーダーにも電波障害が起こると、いざという時に証拠を残せないということにもなりかねません。もしもノイズなどの症状が現れた場合には早急に対応することが重要です。

ドライブレコーダーを購入する際に注意するポイントを挙げながら、電波干渉がどういうものなのか、またその原因は何なのかを知ることから始めましょう。電波障害が起きている場合には、対処方法が分かれば自分で対策を立てるヒントになるかもしれません。

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ドライブレコーダーによる電波干渉とは

ドライブレコーダーを設置したら、カーナビやワンセグ、ラジオ、スマートキー、運転支援システムなどにノイズの影響が出たり、誤動作を引き起こしたりすることがあります。

例えばスマートフォンが医療機器に電波干渉することがあるために、病院内では決められたエリアでしか使用できないようになっています。これは、電波の周波数が干渉する影響で生命の危機にさらされることを防ぐ目的があるからです。

同じように、ドライブレコーダーの出す電波の影響が大きい場合には、先ほどのようなトラブルが起きてしまいます。

ドライブレコーダーに影響が出てしまうと、事故の正確な時間が記録できなかったり、証拠となる大切な場面にノイズが入って分からなくなってしまったりする可能性もあります。

ドライブレコーダーが電波干渉する原因

では、なぜこのような電波干渉によるトラブルが起きるのでしょうか?

ドライブレコーダーの取扱説明書をよく読むと、こんな内容が書かれています。

・近くにGPS機能を持つ製品やVICS受信機を設置すると誤動作を起こす可能性があります。

・テレビアンテナの近くで使用するとテレビ受信感度の低下やちらつきを引き起こすことがあります。

詳しく説明すると、ドライブレコーダーに取り付けられている電子回路には、クロック発振子があります。(クロック発振子とは一定の周波数で振動を起こす電子部品のことです。)このクロック発振子からは奇数倍の周波数帯が放射されています。

例えばFMアンテナは76MHz~90MHz、地デジは300MHz~3GHzで設定されているのですが、電波の通り道が広範囲に及ぶことになります。そのため、近距離に周波数が重なると干渉して電波障害を引き起こすことになるのです。

ドライブレコーダーを分解して内部を見たことがあるでしょうか?中にはカメラと電子回路をまとめたカメラモジュール、リチウムバッテリ充電回路、内蔵メモリ、画像LSIなどが基板上に実装され、高周波回路がふんだんに使用されています。

隣接回路の誤動作防止は周波数が関係するものと分かっているため、ドライブレコーダーの対策は施されています。しかし他の電子機器への影響をどの程度まで及ぼすかという国際電波規格を全ての製品が遵守しているととまではいえないようです。

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ドライブレコーダーの電波干渉(ノイズ)対策

ドライブレコーダーを使用することで電波障害が起こってしまうと、いざという時に録画できていない可能性があるため、対策を講じることが重要になります。

ドライブレコーダーを取り付けた後と取り付ける前では、注意することも変わってきます。そこで、それぞれの場合にできる対処方法や注意点を見てみましょう。

ドライブレコーダーの購入・取り付け後の場合

ドライブレコーダーの設置場所を変更する

フロントガラスのフィルムアンテナとドライブレコーダーの距離が数センチでは電波干渉を引き起こすことがあるので、少なくとも1m以上の距離を離すことが解決策になるでしょう。

地デジアンテナを改良する

また地デジのアンテナをフィルムアンテナではなく、車体の外に取り付けるタイプに取り換えて、ケーブルでテレビまで配線するという方法も効果的です。

ドライブレコーダーに銅やアルミテープを貼る

ドライブレコーダー本体に銅テープやアルミテープを貼る方法もあります。これはドライブレコーダーを分解し、外ケースの内側と基板のチップに銅やアルミテープを貼り付けるというものです。

このときに気を付けるのは、基板と銅テープやアルミテープが触れてしまうとショートする可能性があるため、基板を絶縁しなければなりません。それにはビニールテープや樹脂、ゴムなどを間に挟むことが重要になります。

さらに基板上にチップインダクタやチョークコイルなどを実装する、または金属テープを貼った外ケースを車体ボディにアースするという対策もありました。

配線を整理する

配線をまとめるときにも、ほかの電子機器のハーネスを一緒にしないということも大切です。

電波吸収用フェライトコアを使う

ハーネスに電波吸収用フェライトコアをはめるという対策もあります。このときに注意するのは、ノイズ周波数によってフェライトコアの周波数帯域を選択することを忘れないようにしてください。

ドライブレコーダー購入前の場合

数々の商品の中からどんなドライブレコーダーを選べば良いのか、迷ってしまうことがあるのではないでしょうか?従来からの商品に加え、最近は前後一体型のものや360度録画できるものなど、さまざまなタイプの商品が増えてきています。

今後ドライブレコーダーを購入する予定の場合には、どのような種類を設置したいかを考えると同時に、外部からの電波干渉に対応したドライブレコーダーであるかを確認してください。

どのような点を考慮すべきかというと、無線に関する規格にはFederal Communication Commissionといわれる通称FCC規格があります。

これは米国連邦通信委員会が定めるもので、情報処理機器のノイズ(ほかの通信機器に影響を及ぼす電波)に関する規格のことです。FCC規格の認証を得ているものであれば電波干渉に対応していると考えて良いでしょう。

また日本には情報処理装置等電波障害自主規格協議会があり、情報処理機器のノイズに関する規格、VCCI規格が定められています。VCCI規格の認証を受けているものも安心して使用することができるといえます。

「電波障害対策済み」や「地デジに影響を与えにくい」などと対策されているものであるほかに、FCC規格やVCCI規格などの認定を受けていることもひとつの目安になるのではないでしょうか。

ドライブレコーダーの電波干渉には要注意!

ドライブレコーダーの設置は、車内にある様々な機器から離れた位置であることが望ましいといえるでしょう。しかし実際には、ドライブレコーダーを取り付けられるフロントガラスの場所は上部20%以内という制限があり、難しい場合もあります。

もし干渉を起こした場合には上記の方法で対処することも可能ですが、購入に際しては電波咸陽への対策を確認することが重要です。

また、安価な商品はノイズ対策がされていないものも多くトラブルを引き起こす可能性があります。FCC規格やVCCI規格などの認証を受けているというのも、ユーザーから見ると分かりやすい対策のひとつになるでしょう。

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