イーデザイン損保は東京海上グループであり、セゾン自動車火災保険は「おとなの自動車保険」を展開しています。
両社共にダイレクト型自動車保険では広く知られている会社であり、保険を選ぶ際に候補として挙げる方も多いでしょう。
しかし、テレビcmなどでよく目にして名前は知っているものの、実際にはどんな特徴を持っている保険なのか分からない方も多いのではないでしょうか。
特徴を正確に知ることで、自分のおかれている環境やカーライフに合っている自動車保険が見つかる可能性があります。
両方の保険の特徴をチェックして、自分に合った保険を選択してくださいね。
1. 自動車保険はイーデザイン損保かセゾン自動車火災保険どっちがおすすめ?
どちらもメジャーで人気のある保険ですが、加入する方の環境によってどちらの方がよりメリットがあるのかが変わってきます。ここでは、両方の保険が特にどういった人におすすめであるのかを紹介していきます。
1-1. イーデザイン損保はこんな人におすすめ!
イーデザイン損保は、大手の東京海上グループであるため、そのバックボーンを活かして安心感のある保険を提供しています。では、特にどういった方におすすめなのかを紹介していきます。
1-1-1. 安心できる事故対応力を求める方
イーデザイン損保は、「セコム事故現場急行サービス」というものがあり、事故が発生した際にいち早く事故現場へと駆けつけてくれます。そして、警察や救急車に連絡を取ったり、タクシーやレッカー車の手配を取ってくれたりもします。
また、相手方からのヒアリングも即座に行ってくれます。事故が起きたあとすぐに行うことを、契約者の代わりにスムーズに行ってくれます。事故後は、気が動転して何をすれば良いのかわからなくなるので、このサービスがあるのは非常に心強いと言えます。
そして、事故対応力の高さを裏付けるように「専門家が選んだ自動車保険ランキング」で5年連続1位を獲得しており、事故対応力は非常に高いと言えるでしょう。
1-1-2. 事故後の体が心配な方
事故後は体が心配になりますよね。事故直後は何ともなくても、時間が経ってから体調が悪くなることも。そういった方には、イーデザイン損保はおすすめです。
「メディカルコールサービス」というものがあり、事故後の体調で心配なことがあれば、どんな些細なことでも24時間365日相談を受け付けています。
また、事故時だけでなく、日常生活で体調が悪い場合も利用することが可能です。どんな些細なことでも相談に乗ってもらえますよ。そして、出先などで深夜に急な発熱があった際などは、最寄りの救急病院を教えてもらうこともできます。
事故時だけでなく日常生活でも使えるので、非常に心強いサービスと言えます。
1-1-3. 無事故期間が長い方
無事故である期間が長い方は、イーデザイン損保に加入することで保険料を安くすることができます。
「無事故割引」というものがあり、契約期間中に無事故であれば、翌年の保険料が2%割り引きされるというものです。ダイレクト型保険業界ではイーデザイン損保のみが行っており、事故をほとんど起こしたことがない方はイーデザイン損保に加入するのも良いでしょう。
1-2. セゾン自動車火災保険はこんな人におすすめ!
セゾン自動車火災保険も、魅力的な特徴を持った保険を展開しています。どういった特徴があるのか紹介をしていきます。
1-2-1. 40代以上の方で保険料を安くしたい方
40代以上の方で保険料を安く抑えたい方には非常におすすめです。「おとなの自動車保険」という保険を展開しており、事故率の低い40代や50代の方の保険料を安く提供しているのが特徴です。
更に、自分が必要だと感じた補償だけを選択できるので、40代以上の方であれば非常に保険料を安くできる可能性があります。40代以上の方であれば、一度他社と見積もり比較をしてみるのも良いでしょう。
1-2-2. 事故時の不安をなくしたい方
事故の際の不安をなくしたい方にもおすすめです。事故が発生した際にはALSOKがいち早く駆けつけて、救急車の手配や安全確保、相手方からのヒアリングをスムーズに行ってくれます。
事故を起こした際は気が動転してしまい、すぐには動けずに対処ができないこともあります。また、一人でいるのは非常に不安なため、頼れる人が来ると大変心強く感じるでしょう。
また、詳しくは後述しますが、有料オプションのロードサービスも他社と比較して非常に手厚いものとなっているので、事故やトラブル時の不安をなくすことができます。
1-2-3. 40代以上の方で子どもも同じ車に乗る方
子どもも同じ車に乗る場合、他社よりも安い保険料ですむ可能性があります。通常であると、子どもの年齢をベースとした保険料となるため、高額になってしまいます。
しかし、セゾン自動車火災保険の場合は、契約者の年齢の保険料をベースとして、子どもの保険料を追加するという方式であるため、他社よりも安くなる可能性があります。
2. イーデザイン損保かセゾン自動車火災保険か?【評判・口コミ】の違いは?
両社共にいろいろな恩恵を受けることができる保険ですが、実際に利用している方の評判や口コミも気になりますよね。思っていたのと違った、ということにならないように、実際に利用している方の評判も確認しましょう。
2-1. イーデザイン損保の口コミ
やはり、「安心感」や「対応力」を評価する口コミが多いのが特徴です。「事故後はかなり動揺していたが、いろいろな質問にも丁寧に回答してもらい、イーデザイン損保に任せれば安心だと感じた」というものがありました。
また「自損事故であったが、丁寧な対応と説明をしてくれて、ロードサービスの対応も非常に良く、さすが東京海上グループだと思う」といったものもあり、イーデザイン損保の高い対応力と安心感がうかがえます。
2-2. セゾン自動車火災保険の口コミ
40代以上の保険料の安さと、事故時の安心感を評価する口コミが多いのが特徴です。「他社よりも分かりやすく、それでいて保険料が安かった」というものや、「ALSOKの駆けつけサービスがあるので非常に心強い」といった声が目立ちます。
安心感と保険料の安さを実際に享受することができそうですね。
3. イーデザイン損保かセゾン自動車火災保険か?【保険料】の違いは?
両方の保険共に、価格が安くなることも売りにしています。では、どういった特徴があるのか紹介をしていきます。
3-1. イーデザイン損保の保険料
無事故割引を採用しているということが非常に大きな特徴です。無事故であれば、翌年の保険料から2%の割り引きとなりますが、5年10年と継続した場合には大きな額が割り引きされたことになります。
事故を全く起こさない方が長く継続していけば、非常にメリットのあるサービスと言えるでしょう。
また、多くの会社が新規契約は1万円割り引きで、更新時には半額の割り引きとなってしまうことが多いですが、イーデザイン損保の場合は更新時も継続して1万円の割り引きとなります。
無事故割引と合わされば、非常に大きな割り引き額となることでしょう。
3-2. セゾン自動車火災保険の保険料
40代以上の方であれば、他社よりも安くなる傾向にあります。必要な補償内容を選択できるので、必要のないものを除外して更に安くすることも可能です。口コミにあるように、40代以上であれば他社よりも実際に安くなっている方が多くいます。
4. イーデザイン損保かセゾン自動車火災保険か?【補償内容】の違いは?
両社で特徴的な補償が展開されています。特に特徴的な補償を紹介していきます。
4-1. イーデザイン損保の補償内容
まず「入院時諸費用特約」というものがあります。これを付けることによって、人身傷害補償保険の支払い対象の事故であった場合、補償対象者が死亡、または3日以上入院した場合、その諸費用を補償してくれるというものです。
また「育英費用特約」を付けると、扶養者が亡くなった場合などに、お子様一名につき500万円の保険金が支払われます。
これらを付けることによって、更に安心感が高まりますね。
4-2. セゾン自動車火災保険の補償内容
対人・対物が無制限である基本補償をベースとして、車両保険や搭乗者保険などの選べる補償を付けたり外したりできます。そのため、契約者が自由に保険を組み立てることが可能となります。
更に、40代以上の方はJAFに入っている方も多いため、ロードサービスが不要な方は外すことができ、それにより保険料を抑えることができます。
5. イーデザイン損保かセゾン自動車火災保険か?【事故対応・ロードサービス】の違いは?
両社共に事故対応には力を入れています。では、どういった特徴があるのか紹介をしていきます。
5-1. イーデザイン損保の事故対応・ロードサービス
先述したように、事故発生時にセコムがいち早く駆けつけて対応してくれるというサービスがあり、ユーザーの間でも事故対応力の高さは評価されています。
また、全国9300か所ほどの拠点から出動するロードサービスが無料で付いており、60kmまでは無料でレッカー車で運んでくれます。また、保険期間中に1回だけではありますが、ガス欠になった際に10リットルのガソリンや軽油を無料で届けてくれるサービスもあります。
5-2. セゾン自動車火災保険の事故対応・ロードサービス
イーデザイン損保と同じように、事故が発生したらいち早くALSOKが駆けつけて対応をしてくれます。また、「つながるボタン」というボタンを車に取り付けることで、事故の際にボタンを押すとスマホからセゾン自動車火災保険に電話がつながり、瞬時に事故現場と契約者情報が伝達されます。
押すだけで電話が繋がるので、気が動転している時には大変心強いものになるでしょう。
また、ロードサービスは有料オプションですが、レッカーが300kmまでという長い距離が無料です。そして、事故で帰れない場合の宿泊費用が1名につき1万円、目的地まで行く場合は1名につき2万円まで補償されます。
6. 自動車保険の選び方まとめ
イーデザイン損保、セゾン自動車火災保険共に、ユーザーにとっては非常に有意義なメリットがあります。
しかし、そのメリットは誰でも合うわけではありません。そのため、自分のカーライフやおかれている環境などを見直し、どの保険に加入すれば一番メリットを享受できるのかを考える必要があります。
ぜひ、自分に合う自動車保険を見つけて、安心なカーライフを手に入れてくださいね。