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車のエンジンオイルの交換時期は車の使い方などで変わります。その為、ご自分の状況に合わせて、オイル交換を行う必要があります。

そこで今回は、適切なオイル交換時期についてご紹介致します。交換のタイミングが分からず不安な方には参考になる内容なので、ぜひ参考にして下さい。

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目安を確認!エンジンオイルの交換時期はこのタイミング!

車種 走行距離

頻度 オイルフィルターの交換時期
普通車(ガソリン車) 5,000~15,000キロ 半年に1回 2回のオイル交換に1回
普通車(ターボ車) 3,000~10,000キロ 半年に1回 2回のオイル交換に1回
普通車(ディーゼル車) 5,000~15,000キロ 半年に1回 2回のオイル交換に1回
軽自動車(ガソリン車) 5,000~10,000キロ 半年に1回 2回のオイル交換に1回
軽自動車(ターボ車) 3,000~5,000キロ 半年に1回 2回のオイル交換に1回
輸入車 15,000~25,000キロ 1年ごと オイル交換毎

こんな症状があればすぐにエンジンオイルの交換を!

先ほどの表でもご紹介した様に、オイルは適切な時期に交換しなければなりません。しかし、それ以外にも以下の3つの症状が出た場合には早急なオイル交換が必要となります。

  • エンジンから異音が出た場合
  • オイル交換のランプやオイル警告灯が点灯した場合
  • 燃費や加速性能が極端に低下した場合

特に、1つ目と2つ目の異音や警告灯が出た場合は、車が故障している可能性のある状態ですので、それ以上走行させずオイル交換や車の点検をしてもらいましょう。

国産車のエンジンオイル交換時期

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国産車の多くは、10,000キロ以上はオイルを変えなくても問題ないとしています。実際に現在は、オイルの性能が非常に良くなっていますので、基本的にはこの様な頻度でも問題ありません。

しかし、

  • 市街地走行、短距離走行(8キロ以内)が極端に多い
  • 低速走行が多い
  • アイドリングさせたままにしておく時間が長い
  • 高回転を使用する頻度が多い
  • 悪路、未舗装路、登坂路の走行が多い
  • 年間走行距離が多い(2万キロ以上)

この様な場合には、シビアコンディションとなり、オイルへの負担が大きいです。その為、この様な使い方の場合は、5,000~7,500キロ程度で変えておくのが安心です。

また、走行距離が20万キロを超えている車は、エンジンの摩耗等により、オイルの劣化を起こしやすい事もあります。その為、過走行車は3,000~5,000キロでの交換をおすすめします。

走行距離と頻度(期間)を確認する

先ほどの表にまとめました様に、オイル交換は走行距離、期間ごとに行います。その為、最後に交換を行った走行距離と交換日を確認する必要があります。カー用品店などの店舗で交換した場合、運転席のドアの付け根やドア枠付近に記録ステッカーが貼られていますので、前回の交換日、走行距離を確認し次回の交換時期を判断しましょう。

軽自動車の場合

軽自動車は排気量が小さく、パワーが無い事から高回転を多用します。その為、普通車よりもオイル劣化が進みやすいです。

もちろん、軽自動車でも減速加速が少なく高回転を使用せず、短距離走行が無い様でしたら劣化も少ない為、10,000キロ毎の交換でも問題ありません。しかし、それ以外の場合には5,000~7,500キロで交換しましょう。

ハイブリッド車の場合

ハイブリッド車は電気でも駆動する為、オイル劣化が普通車より遅いです。しかし、高速走行や夏、冬等、エンジンが動く回数が多いと、オイル劣化も普通車と同じ様に早くなります。この様に、ハイブリッド車の場合はエンジンが動く頻度が多ければオイル交換のペースも早くなり、7,500~10,000キロ程度で交換時期となります。

反対に、エンジンがあまり動かない乗り方でしたら10,000~15,000キロ程度での交換でも問題ありません。ただし、交換距離は長くなっても期間は半年に1度となりますので、期間も忘れない様にしましょう。

ターボ車の場合

ターボ車は熱を持ちやすいのでオイル劣化が早いです。その為、普通車よりも交換時期が早まります。また、軽自動車のターボ車は高回転を多様する事から、更に熱を持ちやすくなりますので、特に時期が早まります。

この様な理由から、ターボ車の軽自動車でしたら3,000~5,000キロ、普通車でしたら3,000~10,000キロで交換しましょう。

ディーゼル車の場合

ディーゼル車の場合も、交換頻度は普通車とそれ程変わりありません。しかし、エンジンが暖まりにくい為、短距離走行を繰り返す事が多いと、オイルの劣化が普通車よりも激しくなります。その為、短距離走行が極端に多い場合には5,000キロ程度でオイル交換をしましょう。

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輸入車のエンジンオイル交換時期

輸入車のエンジンは、環境対策でオイル交換をしなくとも済む様、オイルが燃える(減る)のを前提として設計されている事が多いです。その為、オイルの交換だけで無く、日常的に補充も行います。

補充を行うと劣化したオイルは一時的に性能が回復しますので、国産車よりも交換距離が長くなり15,000~25,000キロ程度が交換時期となります。また、交換頻度も1年に1度と国産車よりも長くなっています。

エンジンオイルの交換時期に関するQ&A

エンジンオイル交換を忘れた!これって大丈夫?

オイルは必ず交換しなければなりませんが、実際には交換を忘れてしまう事もあります。その様な場合でも、1,000キロ程度であればそれ程エンジンに影響はありません。しかし、エンジンに極端な負担が掛かる使い方をしたり、毎回交換時期を過ぎているとエンジンの寿命が短くなったり、性能が低下する事もあります。その為、基本的には交換時期を過ぎる前に交換を行いましょう。

エンジンオイル交換をしないとどうなる?

オイルは交換しなければ、

  • 燃費性能、加速性能が低下する
  • エンジンの寿命が短くなる
  • エンジンの音が大きくなる
  • エンジンが壊れる
  • 車両火災を起こす可能性がある

このような症状が起きます。

燃費や加速性能が低下するだけなら、オイル交換をすれば改善されます。しかし、エンジンが壊れてしまったり、車両火災が起きると金銭的な負担がかかるだけでは無く命にも関わりますので、オイル交換は必ず行いましょう。

交換時期がエンジンオイルの色でわかるって本当?

交換時期は、オイルの色でもある程度は判断する事が出来ます。新品のオイルにも色はついていますが、基本的に透明です。その為、オイルが黒くなっていれば交換時期とみる事も出来ます。

しかし、オイルはある程度走ると汚れる物で、汚れ方も車種によって異なります。その為、常日頃オイルを確認している方でしたら、色での判断も可能ですが、そうでない方には交換時期の判断は難しくなっています。

エンジンオイル交換は車検ごとでも大丈夫?

オイル交換を車検毎に行う方がいますが、これは間違いなくエンジンに負担が掛かりますので、やめましょう。

これまでにもご紹介した様に、オイルはエンジン内でも劣化をしてしまう為、国産車では半年に1回、補充を行う輸入車でも1年に1度の交換時期となっています。日本では車検を2年毎に取る為、車検ごとの交換ですと交換時期を大幅に超えてしまいます。劣化したオイルを使用し続けると、故障の原因となりますので、距離は乗らなくとも交換時期にはオイルを交換しましょう。

メーカー毎にエンジンオイルの交換時期が違うと聞きましたが本当ですか?

厳密に言えば、オイルの交換時期はメーカーにより異なりますが、基本的には先ほどの表とほとんど変わりません。ただし、輸入車はエンジンの作りが異なる事から、交換時期も大きく変わる事もあります。

また、国産車でもスポーツカーや高級車は交換時期が早い事もあります。

シビアコンディションだとエンジンオイルの交換時期が早まる?

国産車でのオイル交換時期でもご紹介した様に、シビアコンディションですとオイルへの負担が大きいことから、交換時期が早まります。

交換時期は、車種により異なりますので一概には言えませんが、極端にシビアコンディションでの走行が多い場合は、通常の交換時期の半分、ほどほどに多い場合には通常の2/3程度のペースで交換を行う等、自分の車の走らせ方に合わせ、オイル交換時期を設定しましょう。

また、交換時期の判断が不安な方は、メーカーの指定するシビアコンディションでの交換時期に従いましょう。

エンジンオイルはどこで交換すればいい?

オイルはカー用品店やガソリンスタンド、ディーラー等で行う事が出来ます。それぞれに特徴やメリット、デメリットがあり、交換費用も異なります。その為、自分に合った店舗で交換しましょう。また、安くオイルを交換したい方は以下の記事で方法を確認しておきましょう。

そもそもエンジンオイルの役割ってなに?

これまで、オイルの交換時期についてご紹介しましたが、実際にどの様な役割があるかも気になります。

オイルの役割は以下の5つに分けられます。

  • 潤滑
  • 密封
  • 防錆
  • 冷却
  • 洗浄

オイルの劣化はこれらの役割を果たせなくなる事になります。劣化した状態のまま使用し続けるとエンジンの性能が低下し故障する事もあります。

また、冷却や潤滑の役割が消える事から、エンジンが異常発熱を起こし、火災の原因となります。性能が低下するだけならば、オイルを交換するだけで元に戻りますが、故障や車両火災が起きてしまうと金銭的な負担が大きい上、非常に危険です。

この様に、オイルは定期的な交換が必要ですので、交換時期を守り交換を行いましょう。

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