BRIDGESTONE POTENZA S001 ☆ RFT 225/40R18 225/40-18 92Y ブリヂストン ポテンザ ランフラット BMW承認 [並行輸入品]

ランフラットタイヤは、タイヤがパンクして空気が抜けてしまった状態でも一定距離を走行できる非常に便利なタイヤですが、一昔前は構造上どうしても乗り心地が悪くなっていました。しかし、現在は開発が進んだことから乗り心地が大きく改善されており、通常のタイヤにかなり近くなっています

そこで今回は、ランフラットタイヤの乗り心地が悪いと言われていた理由、また、どの様にしてそれを改善したかを解説しながら、ランフラットタイヤの中でも乗り心地が良いおすすめの商品をご紹介します。

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ランフラットタイヤの乗り心地の変化

ランフラットタイヤは乗り心地が悪いといわれてきた理由

ランフラットタイヤは乗り心地が悪いと言われていました。なぜなら、空気が抜けても走行できるように、タイヤのサイドウォール部分にサイド補強ゴムと呼ばれる、タイヤが潰れない様にする補強材を使用していたからです。このサイド補強ゴムは、空気の抜けた状態でも1,000kg以上もある車を支える必要がある事から、非常に硬質のゴムが使われていたので、乗り心地も悪くなっていました。

乗り心地を改善したランフラットタイヤが登場

しかし、最近のランフラットタイヤはこの課題をクリアして乗り心地がよくなっています。

タイヤは空気が抜けると変形します。変形を起こしてしまうとタイヤは非常に高温になり、最後には「熱」でタイヤが破損してしまいます。そのため、ランフラットタイヤではサイド補強ゴムを使用して変形を防いでいました。

しかし、この「熱」そのものを抑える事ができれば多少の変形が起きても破損せずに済むので、サイド補強ゴムを柔らかくして乗り心地を改善する事ができます。実際にブリジストンのPOTENZA S001 RFTでは、ゴム内部のカーボン粒子を適切に配置して摩擦熱を減らしたり、サイドウォール部分にクーリングフィンと呼ばれる突起を作ることで発熱を抑え、サイド補強ゴムを柔らかくして乗り心地を良くする事に成功しました。

標準装備のランフラットタイヤをやめるデメリット

ランフラットタイヤの乗り心地が合わず、通常のラジアルタイヤに変更しようと考えている方もいらっしゃいますが、できれば性能がよくなっている新しいランフラットタイヤに交換することをおすすめしますなぜなら、ランフラットタイヤをやめた場合、次のような2つのデメリットがあるからです。

パンク修理キットやスペアタイヤが必要になる

1つ目は、パンク修理キットやスペアタイヤを用意する必要がある事です。ランフラットタイヤが標準装備の車は、パンク時には修理を行わず、そのまま自走で修理店に持ち込む事を想定しているため、パンク修理キットやスペアタイヤが車載されていません。そのため、通常のタイヤに交換してしまうと、パンクした際に車を動かすことができず、レッカーを呼ぶ事になります。また、携帯の電波が届かない様な場所でパンクしてしまった場合にはレッカーを呼ぶ事もできず、危険な状況となってしまうこともあります。

操作性が変化する可能性がある

2つ目は、タイヤが大きく変化するため、操作性が変わってしまう可能性がある事です。ランフラットタイヤには、サイド補強ゴム等があることから重量も重くなっていますし、タイヤのサイドウォール部分は固くなっています。そのため、ランフラットタイヤが標準装備の車は、ランフラットタイヤの特性に合わせてセッティングされている場合もあり、その様な車で通常のタイヤを使用すると操作性が大きく変わってしまう事があります。

この様に、ランフラットタイヤが標準の車で、通常のタイヤを使用するとデメリットがあります。もちろん、ランフラットタイヤを使用するよりも安く済む等のメリットもあるので悪いことばかりではありません。しかし、乗り心地改善のために通常のタイヤに交換するのはあまりおすすめできません。

現在ではタイヤの開発が進み、通常のタイヤと変わらないほど乗り心地が良いランフラットタイヤもありますので、乗り心地を改善したい場合には、その様なランフラットタイヤへの交換を検討してみましょう。

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乗り心地を比較!おすすめのランフラットタイヤ3選

ここでは実際に乗り味の良いおすすめのランフラットタイヤをご紹介しますのでチェックしていきましょう。

ブリジストン「POTENZA S001 RFT」

このタイヤはブリジストンのスポーツ系のタイヤで、通常モデルはPOTENZA S001ですが、ランフラットモデルになると最後にRFTと記載されます。

このタイヤはタイヤ内のカーボン粒子を適切に配置すること、タイヤのサイドウォール部分に冷却フィンを作る事で、パンク時のタイヤの温度上昇を抑え、乗り心地を良くしています。これらの技術は乗り心地改善には非常に有効な技術となっているため、他社のランフラットタイヤと比較しても乗り心地は良くなっています。

価格は平均的な設定となっていますので、決してコストパフォーマンスが良いとは言えませんが、タイヤ性能の中で乗り心地を一番に求める方は、このタイヤがおすすめです。

ブリヂストン(BRIDGESTONE)
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ミシュラン「PRIMACY4 ZP」

このタイヤは通常モデルはPRIMACY4ですが、ランフラットモデルになると最後にZPと記載されます。

元々がコンフォートタイヤと言うこともあり乗り心地は良いのですが、車によっては直進安定性が落ち、高速走行時にふらふら感が出てしまうこともあります。そのため、購入する際には車との相性を事前に確認しておきましょう。

また、価格はランフラットタイヤの中では安く、コストパフォーマンスも優れているので、安く乗り心地の良いランフラットタイヤを探している方にはおすすめのタイヤとなります。

ミシュラン(Michelin)
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コンチネンタル「ContiSportContact 5 SSR」

このタイヤは、コンチネンタルのハイスポーツタイヤで、通常モデルはContiSportContact 5となっていますが、ランフラットモデルには最後にSSRと記載されます。

ハイスポーツタイヤと言うこともあり、高速走行時の安定感も高く、曲がる際のふらふら感が無いため、安心して乗ることができます。もちろん、乗り心地や静音性も良くなっています。

価格はランフラットタイヤの中では平均的な設定となっているので、POTENZA S001 RFT同様、コストパフォーマンスが良いとは言えませんが、タイヤに運動性能と乗り心地、快適性を求める方にはおすすめのタイヤとなります。

ランフラットタイヤも乗り心地が良くなっている!

現在のランフラットタイヤは以前よりも大幅に改善されており、乗り心地は通常のタイヤとほぼ変わらなくなっています。しかし、ランフラットタイヤの技術はまだまだ発展途上ですので、全てがその様な乗り心地となっている訳では無く、通常のタイヤと比べると乗り心地が悪いランフラットタイヤも存在します。ランフラットタイヤは、決して安いものではありませんので、交換する場合には事前に下調べをしっかりと行い、乗り心地の良いランフラットタイヤを使用しましょう。

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