エンジンオイルは、車のエンジンを正常に動かすために重要です。定期的な交換をしなければ燃費が落ちたり本来の性能を発揮できなくなり、最終的にはエンジン自体が壊れてしまいます。
今回はエンジンオイルの交換費用についてご紹介しますので定期的な交換を忘れずに行いましょう。
エンジンオイル交換費用の相場一覧
まず、乗用車の平均オイル量である4Lの場合でのエンジンオイル交換費用を表にまとめましたので、ご覧下さい。
交換場所 |
費用相場 |
ディーラー |
5,000円~ |
カー用品店 |
3,000~5,000円 |
ガソリンスタンド |
4,000~8,000円 |
DIY |
1,500円~ |
エンジンオイル交換を安く済ませたいと考えている方は、「エンジンオイルの交換費用を安くする方法」こちらをチェックしておきましょう。
軽自動車の場合
オイル交換費用の大部分はオイルの価格となっています。そのため、普通車よりもオイル量が少ない軽自動車は費用を抑える事ができます。具体的には、普通乗用車の平均オイル量が4L程度なのに対し、軽自動車は多くとも3L程度のため、先ほどの表の3/4程度でオイル交換が行えます。
しかし、店舗によっては使用オイル量ではなく、排気量別で料金を設定している事もあり、その場合は割高となってしまう事もありますので、事前に良く確認しておきましょう。
詳しい情報は、「【エンジンオイル 軽自動車編】交換時期や値段、選び方や交換方法は?」こちらでチェックしておきましょう。
エンジンオイル交換費用が安いのはカー用品店
オイル交換費用を安く抑えたい場合、カー用品店を利用するのがおすすめです。先ほどもご説明した通り、オイル交換費用の大部分はオイルそのものの料金となります。ガソリンスタンドやディーラーでは、基本的に高いオイルのみしか取り扱っていないため、オイル交換の費用も高くなってしまいます。一方で、カー用品店は比較的安いオイルも取り扱っているので交換費用を安く済ませる事ができます。
また、会員になる事で工賃が無料になるサービスなどもあり、更に安くオイル交換をする事ができます。
エンジンオイルの交換費用とメリット・デメリットを比較
先ほどの表を見ても分かる通り、オイル交換をする場所によって費用が異なってきます。価格だけで考えればカー用品店がお勧めですが、場合によってはその他の店舗で依頼した方がいいこともあります。
特にエンジンオイルにこだわっている方などは、各店舗でのメリット・デメリットを確認しておくと、満足なエンジンオイルが選べるはずですので、チェックしておきましょう。
ディーラーで交換した場合
ディーラーでのオイル交換は、確実に整備士免許を持っている者が作業を行うため、作業ミスの可能性が低くなります。また、作業中に不具合を見つけてくれる事もある事もあります。
一方で、オイル価格が高く設定されていたり、純正オイルのみの取り扱いとなっているため、カー用品店などと比較すると費用が高くなってしまうのがデメリットです。
ディーラーでオイル交換しようとしている方は、「ディーラーのエンジンオイル交換費用はいくら?」こちらも確認しておくことをおすすめします。
カー用品店で交換した場合
カー用品店では、安いオイルから高いオイルまで、様々な商品を取り扱っている事から、予算に合わせて選ぶことができます。また、会員になる事で工賃が無料になるサービスなどもあります。
しかし、カー用品店では、整備士免許を持たないアルバイトが作業を行う可能性もある事から、技術レベルが店舗により大きく異なります。もちろん、アルバイトに対しても教育をしっかりと行い、高い技術レベルも持っている店舗もありますが、中には素人の様な人が作業を行う店舗もありますので、事前の下調べが重要となります。
オートバックスなどのカー用品店でエンジンオイル交換をする場合は「オートバックスやカー用品店のエンジンオイル交換費用まとめ」こちらも確認しておきましょう。
ガソリンスタンドで交換した場合
ガソリンスタンドではオイルの種類が限られているため、安いオイルを選択する事ができず、オイル交換費用が高くなる傾向があります。また、オイル交換以外の営業をされる事もあったり、カー用品店と同じ理由で、作業者の技術が低い場合もあります。
この様なデメリットもありますが、ガソリンを入れるついでにオイル交換もできるため、時間の無い方や時間を掛けたくない方にはおすすめです。
ガソリンスタンドでオイル交換をしようと考えている方は、「ガソリンスタンドのエンジンオイル交換費用はいくら?」こちらもチェックしておきましょう。
DIYで交換した場合
DIYでのオイル交換は、安いオイルを見つける事ができれば費用を抑える事ができます。しかし、工具などを揃える必要もありますし、作業手順をしっかりと確認しておかなければ作業ミスを起こし、車を壊してしまう可能性もあります。
そのため、DIYでのオイル交換は自信の無い方にはあまりおすすめできません。また、DIYで行う方は、手順や注意点をしっかりと確認してから作業を行いましょう。
詳しくは、「自分でもできる!エンジンオイル交換のやり方」こちらでチェックしておきましょう。
詳しく確認!エンジンオイル交換費用の内訳とは?
これまでにエンジンオイル交換費用の相場とそれぞれの店舗でのメリット、デメリットについてご説明しましたが、実際に交換費用の内訳はどの様な物かも気になります。そこで、オイル交換費用の内訳についてご紹介致しますので参考にして下さい。
エンジンオイル代金
オイル交換費用の大部分を占めるのが、このエンジンオイル代金です。
エンジンオイルの相場は、4Lで1,500~10,000円となっています。この様な価格差になっているのはオイルの性能だけでなく、仕入れ方、生産方法の違いによるものです。そのため、安いオイルだから必ずしも性能が低い訳ではありませんのでオイルの見定めが重要となります。
また、現在販売されているオイルは性能が良い物が多く、他のオイルよりも性能が低くいと言っても、エンジンが壊れてしまう事はありません。そのため、安く済ませたいのであれば、安いオイルを使用するのが良いでしょう。
オイルエレメント(フィルター)代金
オイルフィルターを交換する際には、オイルフィルター代も掛かります。車種やメーカーにより多少の価格差はありますが、およそ1,000~2,000円程度が相場となっています。オイルフィルターに関しては、種類もそれ程ない事から費用を抑えるのは難しくなっています。
工賃
オイル交換を頼むと工賃も掛かります。一般的な相場としては、オイルとフィルターを両方交換しても1,500円程度です。
また、店舗によっては、会員になる事で工賃が無料になるなどのサービスもありますので、その様なサービスも確認してみましょう。
持ち込み交換の場合
オイルに拘りがある方やペール缶で購入する方は、オイルやオイルフィルターを店舗に持ち込んで交換してもらう方法もあります。しかし、持ち込みの場合は、作業を断られてしまう可能性もありますので、Amazonのエンジンオイル交換予約サービスなどを利用して事前に確認しておくと良いでしょう。
まとめ
これまでにご紹介した用に、オイル交換は店舗により様々なメリット、デメリットがありますが、オイル交換を安く済ませたい場合は、カー用品店が良いでしょう。また、会員になる事で工賃が無料になるなど、様々なサービスも行っていますので、更にオイル交換費用を抑える事ができます。
技術面などで不安があるカー用品店ですが、信頼できる店舗を見つけられれば安く安心してオイル交換ができますので、信頼できる店舗を選ぶようにしましょう。