ホイールにコーティングは必要なのでしょうか?もしあなたがキレイ好きで美しい車を好みながらも、洗車の時間を取れずにいるのであれば、答えは『YES』です。

いったいどんな理由があるのでしょうか?ホイールコーティングをしておくべき5つのメリットに迫ります!

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1. 新車時のホイールの輝きをキープできる

ホイールコーティングをする理由の一つに、美しさを保つことがあげられます。コーティングを施すことで、傷や汚れからホイールを保護する効果があります。コーティング剤の成分によって、光沢やツヤが出るので、一層の輝きを得ることができます。

マット塗装のホイールにコーティングをする場合には、光沢性の物を避けてください。せっかくの艶消し塗装が台無しになります。

2. 新品ホイールはコーティング費用が安くなる

ホイールコーティングにかかる一般的な費用は、4本セットでおよそ12,000円から4万円ほどです。特に、高級車や輸入車に多い特殊な加工がしてあるタイプや、大径ホイールの場合には費用が高くなる傾向にあります。

もし実走済みのホイールで、汚れや傷がある場合にはクリーニング費や修繕費など別途必要になります。

コーティング 効果を発揮させるためにもこうしたコーティング前の処理は必須です。このプロセスは業界では『下地処理』と呼ばれています。

当然ながらこの下地処理は専門的技術のため手間と時間がかります。ボディーコーティングにも同じことが言えますが、下地処理の技術でコーティング効果はもちろん、輝き方も変わるほどです。その点、新品ホイールであれば、下地としては最高の状態な上に、クリーニング費も修繕費もかからないため無駄なコストをかけずに施工をすることができます。

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3. ブレーキダスト汚れを楽に素早く落とせる!

特に輸入車の場合には、すぐにブレーキダストの汚れでホイールが真っ黒になってしまうと頭を抱えています。国産車から乗り換えた場合にはとくに汚れが気になるはずです。

BMW、ベンツ、アウディなどドイツの車は、アウトバーンと呼ばれる制限速度がないような高速道路での走行が想定されているため、ブレーキによる制動力を高めるよう設計されています。これにより、ブレーキパッドとローターの摩擦により鉄粉が多く発生しホイールを黒く汚す結果になっています。

問題は、汚れがしつこく洗車に手間がかかることです。ブレーキダスト は鉄粉です。鉄粉が突き刺さった場合、そのまま放置しておくとサビが発生します。

こうしたことから、ホイールにはこまめな洗車が求められる一方で手間がかかるというジレンマが生じています。このジレンマを解消すためのホイールコーティングは有効的な手段です。

欧州車のブレーキダスト事情については『ブレーキダストを防止したい!BMWやベンツのホイールお悩み対策術』で詳しく解説しています。

4. ボディーコーティングのついでにホイールも!一緒に施工するメリット

もしボディーに施工をするのであればホイールも一緒にしておくべきです。理由はすでにあげたもに加え、セット価格による格安施工でホイールコーティングが可能になる点です。

施工業者としても、一度に車全体を施工できるほうがスムーズに作業をすることができます。そのため価格的にも優遇している業者も多く存在しています。

ボディーコーティングとホイールコーティングを同じ業者にした場合、施工後のメンテナンスもボディーとホイールを一括してみてもらえる利便性もあります。

その分、業者選びは非常に重要になります。何しろ、0.01mmの世界で仕事をしているため職人としての知識や経験など腕が問われます。

繊細な仕事ができない職人にあたってしまうと、満足できる仕上がりには期待できないでしょう。

]詳しくは「車コーティングは専門業者がおすすめ!信頼できる優良店の見つけ方」を参考にして下さい。

5.リセールバリューを高めるコーティング

車の乗り換える際に、現行の車を下取りに出したいとします。少しでの高く買い取ってもらって、次の車の費用に充当したいと考えるのが車乗りです。

業界における中古車査定の鉄則をこっそりお教えすると、劣化やキズを多く発見することで査定を下げることができます。買い手としてはできるだけ安く買い、高く売るのがビジネスです。単にそれだけはなく、そうした厳しい査定が次のオーナーに気持ちよく乗ってもらえることにも繋がるからです。

足回りは路面にもっとも近い場所にあるため、汚れや傷のきっかけが多く存在します。冬場の道路には凍結防止剤が散布されていることも多く、ホイールに付着したまま放置しておくと当然サビの原因にもなります。

”適切な”コーティングをしておけば、そうしたリスクも回避することができます。結果として、美しさを保てることがリセールバリューを高めることにも繋がってきます。

6. ホイールコーティングの効果はどのくらいもつ?

ボディーコーティングと同じく、効果の持続性は気になるポイントです。ただし、それは使用されるコーティング剤の品質、そして施工をする職人の知識・経験である腕によります。

6-1. おすすめのコーティング剤は?

まず、コーティングには大きく4種類あります。

  • 油脂系コーティング(カーワックス)
  • ポリマーコーティング(樹脂系コーティング)
  • ガラス系コーティング
  • ガラスコーティング

そして、それぞれにメリットとデメリットがあります。施工する車の用途や目的にそって種類を選びます。

詳しくは「車のコーティングの種類と効果の違いをわかりやすく解説」を参考にして下さい。

せっかく決して安くはないコストをかけてやるのであれば、次のたった2つのポイントだけはしっかり抑えておくべきです。

『剥がれない』『鉄粉が刺さらない』

上記4種類のコーティングのうち、剥がれるものには不純物が含まれているものです。つまり、ワックス、ポリマー、ガラス系には混ぜ物で商品が形成され、含有される不純物は紫外線により劣化が進むことでコーティングも剥がれていきます。

剥がれないのは『ガラスコーティング』です。ただし注意が必要です。無機ガラスで謳われている商品にも実はガラス系コーティングに分類されるものが少なくありません。

理論的にはガラスは劣化することがありませんが、ガラスコーティング剤として形成する際には非常に高度な技術が必要で業界では不可能とさえ言われてきた背景があります。

ましてやツヤや光沢、保護性を高めるための厚み出すために不純物なしにはできませんでした。実際には不純物を含む商品も、ガラスコーティングと謳われていることは非常に残念なことです。

その点、ラストコーティングはガラスコーティングとしての条件をすべて満たせるコーティング剤です。

ラストコーティングのホイールコーティングの性能や施工価格については『ダイヤモンドラストコーティングでホイールを守る』で詳しく解説しています。

6-2. コーティング効果の持続性能はどこで判断できるか?

大きく二つの方法があります。一つは、メーカーや施工店による保証年数から推測することができます。そしてももう一つは目視です。

コーティング剤や施工店によって定められている保証期間からおおよその持続性能を確認することができます。とは言え、表示されている年数が「長くて◯年しか持たないのか」それとも「最低でも◯年以上持つのか」という2種類の解釈ができます。

ここは業界のグレーゾーンとも言えます。使用されたコーティング剤がどちらなのか?それは目視で確認できるコーティング効果の変化でわかります。

施工後直後の輝きがなくなってきたな、撥水効果・親水効果がみられなくなってきた、と感じることがあるとすればそれは剥がれている可能性が大です。

保証期間内であれば、施工店に確認してもらいましょう。施工前の下地処理が不十分であったり、コーティング剤に問題が認められた場合には当然、再施工してもらわなければなりません。

7. ディーラーでホイールコーティングも勧められました。必要でしょうか?

まず大事なのは、なぜ必要なのか?そして必要だとしてそれは本当に有益なことなのか?ここから考えてみると答えが出てくるはずです。

例えば、欧州車などブレーキダスト汚れに悩まされることが想定される場合にはおすすめです。頻繁に必要であろうホイールの洗浄を楽に、しかも短時間で終了させる目的が浮かび上がります。もしも、ボディーコーティングを予定していれば、ホイールも一緒にすることで格安で施工を引き受けてもらえることもあります。

ただ気にしておかねばならないのは、使用されるコーティング剤が何で、施工する業者は誰なのか、これだけは必ずチェックしておきたいポイントです。

残念ながら全てのディーラー担当者がコーティングに関する詳しい専門知識を持ち合わせている、とは限りません。

コーティング剤によっては、すぐに剥がれてしまうコーティング剤もありますし、施工する業者によっては技量の乏しい場合も事実としてあります。

大事なお車をしっかり保護し大切に乗りたいお気持ちがあればなおさら、コーティング剤と施工業者だけは事前に確認しておきましょう。

ホイールコーティングのメリットについて『あなたの車にホイールコーティングは必要か?』で詳しく解説しています。

まとめ・ホイールコーティングはするべき?

もしも新車を購入することがあればホイールコーティング施工のタイミングとしてはうってつけです。欧州車のようにブレーキダストが気になる場合には特にホイールコーティングはやっておきたいポイントでもあります。

美観上、洗車の手間ひま、手放す際のリセールバリューを考慮しても、メリットは非常に多くあります。

ボディーコーティングをするのであれば、なおさらホイールコーティングも一緒に検討材料にあげておくとよいでしょう。

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