車を買った際に装着されているタイヤが夏タイヤです。降雪地にお住まいか、車で降雪地に行かれる方以外はずっと夏タイヤのみをお使いの方がほとんどかと思います。タイヤは走っていると溝が減ってきますし、素材のゴムが柔らかさを保つ耐用年数もあるため定期的な交換が必要になります。
このようにタイヤは寿命のある消耗品ですので安く買えれば嬉しいですね。
今回の記事では交換時期を迎えた夏タイヤを購入する際に安く買える時期があるのかどうかという点と、オススメの購入方法を解説します。次回の夏タイヤの購入の参考にしてみて下さい。
夏タイヤが安い時期はいつ?
夏タイヤという通称から、オフシーズンである冬には安く買えそうな印象があります。しかし、最近の夏タイヤの価格を季節ごとに調べてみましたが、安く買える特定の時期はありませんでした。これは雪の降る地域よりも降らない地域が圧倒的に多いことや、そうした地域では冬の時期でも夏タイヤが売れるからです。
ただし、ある店舗によっては安く販売している時期もあります。例えば大型のカーショップやチェーン店です。こうした店舗では展示スペースや倉庫も広く、多くのタイヤを在庫しています。また、チェーン店であれば降雪地のショップから雪の降らない地域のショップに在庫を移動することも出来るため、夏タイヤを安く販売している時期があります。
また、降雪地でも小型から中型の地域密着型店舗では、スタッドレスタイヤの在庫を仕入れる前に展示スペースや倉庫のスペースを確保する目的で、夏タイヤの在庫を安く販売するケースもあります。
このようなショップでは9月から10月が狙い目です。ただし、在庫品限りですので買いたいサイズが無い場合も多いので注意しましょう。また、決算時期である3月なども販売目標を達成するために通常より安く販売している店舗もあります。
このように、店舗によっては在庫処分やスタッドレスタイヤとの入れ替え前などが安く購入できる場合がありますので、お近くの店舗で確認してみましょう。
在庫処分の夏タイヤを購入する時は製造年月日のチェックを忘れずに!
在庫処分で安く販売しているタイヤの場合は、買う前に注意しておくポイントがあります。それは、そのタイヤの製造年月日です。新品のタイヤでも作ってから時間が経過していくと共にゴムが劣化していきます。そのため、タイヤメーカーは耐用年数を設定しており4年から5年での交換が推奨されています。
在庫処分のタイヤの場合は、長く展示されていたケースや仕入れてから時間が経っている可能性も考えられますので、製造年月日を最初にチェックしてください。製造年月日はタイヤの側面に記載されていますが、わからない場合はショップのスタッフに聞いてみましょう。
製造年月日から時間が経過したタイヤは、耐用年数までの残り期間が短くなりますので安いからと言って一概にお得とも限りません。次項の、「耐用年数による交換時期」を早めに迎えるからです。
夏タイヤの交換時期の見極め方
夏タイヤの交換時期は、次の3つを目安に判断します。
- 走行距離
- 耐用年数
- タイヤの磨耗
走行距離は、一般的な使用環境ではおよそ3万キロが交換の目安になります。耐用年数は製造年月日から4年から5年です。また、摩耗によってタイヤの溝が浅くなったり、縁石でこするなどしてタイヤの側面に傷が生じた場合も交換が必要です。
詳しくは、「タイヤの交換時期・寿命の調べ方」こちらで確認することができます。
インターネット通販ならどの時期でもタイヤが安い!
カーショップでは、在庫処分などのタイミングがあわなければ夏タイヤが安くなる時期はありません。しかし、最近人気が高まっているインターネット通販なら一年を通じてタイヤを安く販売しています。その理由は無店舗販売であるため店舗維持費が必要なく、在庫を持たずに注文を受けてからタイヤメーカーに発注してユーザーに直送するからです。
また、最近はインターネット通販で購入したタイヤを持ち込んで交換してくれるタイヤショップも増えてきました。そうしたショップを利用すれば交換の不安もありません。タイヤの購入価格と交換費用を合計してもインターネット通販が安い場合が多くなっています。
気になる方は、「タイヤ交換はネット通販で購入すれば安くなる!」こちらで夏タイヤを安く買うコツを確認しておきましょう。
まとめ
夏タイヤを安く購入できる特定の時期はありません。ただし、店舗によってはスタッドレスタイヤの販売時期になる前の9月や10月、決算時期である3月などに在庫品限りで安く販売しているケースがありますので、お近くの店舗でチェックしてみるといいでしょう。
また、夏タイヤを安く購入するなら、時期に関係なく安く購入できるインターネット通販もオススメです。あなたの愛車に最適なタイヤサイズも簡単にわかるようになっているので、誰でも安心して利用することができます。タイヤの交換時期が近づいているのであれば、一度チェックしてみるといいのではないでしょうか。