車にはスペアタイヤと呼ばれるタイヤがパンクしてしまった際に代わりに使用するタイヤが車載されています。しかし、スペアタイヤというのは重く、スペースも必要になることから、新しい車にはあまり採用されなくなり、代わりにタイヤパンク応急修理キットが車載されるようになりました。

パンク応急修理キットはスペアタイヤよりもコンパクトで、スペアタイヤへの交換作業も無い事から非常に便利なものとなっていますが、スペアタイヤとは対処方法が異なるため、使用方法分からない方も多いかと思います。

そこで、今回はタイヤがパンクしてしまった際、どのようにパンク応急修理キットを使用すればよいかをご紹介致します。また、パンク応急修理キットを使用する上での注意点や、使用できない場合なども合わせてご紹介致しますので参考にして下さい。

スポンサーリンク

タイヤパンク応急修理キットの使い方

SLIME(スライム) パンク修理キット スマートリペア(手動タイプ) 品番50036

タイヤパンク応急修理キットは「タイヤ内にパンク修理剤を注入し、空気を入れる」作業を行います。しかし、パンク修理剤はタイヤ1本分しかない為、使用方法を間違えてしまうとパンク修理が出来なくなってしまう可能性もあります。

そのような事にならないように、タイヤパンク応急修理キットを使う際の手順を詳しくご紹介致します。

①コンプレッサーとパンク修理剤を使用する準備をする

パンクの応急修理をするには、まずパンク箇所をタイヤの上側にしましょう。パンク箇所が分からない場合は仕方がありませんが、パンク修理が失敗しやすくなってしまうので、極力パンク箇所を上側にするようにしてください。

パンク箇所をタイヤの上側にしたら、コンプレッサーパンク修理剤を使用する為の準備をします。コンプレッサーとパンク修理剤のセットの仕方はメーカーにより異なり、大きく3種類あります。

  1. 1つ目は、「パンク修理剤をコンプレッサー本体にセットするもの」です。この場合は、まず始めにパンク修理剤をコンプレッサーにセットし、コンプレッサーから出ている空気注入口をタイヤのバルブに接続し、準備完了となります。
  2. 2つ目は、「パンク修理剤をタイヤのバルブに装着し使用するもの」です。このような物の場合は、パンク修理剤がタイヤのバルブに装着できるようになっていますので、パンク修理剤をタイヤのバルブに装着します。その後、パンク修理剤とコンプレッサーを接続し準部完了となります。
  3. 3つ目は、「パンク修理剤をあらかじめタイヤに入れてしまうもの」です。このようなタイプの場合はまず始めに、タイヤのバルブにある「バルブコア」をパンク応急修理キットに入っている「バルブコア回し」を使用し取り外します。バルブコアを取り外しましたらパンク修理剤をタイヤのバルブから注入します。その後、バルブコアを戻し、コンプレッサーをバルブに接続して、準備完了となります。

②コンプレッサーでタイヤに空気とパンク修理剤を入れる

コンプレッサーとパンク修理剤の準備が完了したら、車のエンジンを掛けシガーソケットにコンプレッサーの電源コードを差し込みます。コンプレッサーは電気を多く消費するので、エンジンを掛けないまま使用するとバッテリーが上がってしまう可能性もあります。その為、コンプレッサーは必ずエンジンを掛けてから使用する様にして下さい。

シガーソケットに電源コードを差し込み、コンプレッサーが使用できる状態となりましたら、パンク修理剤やコンプレッサーのバルブがしっかりと装着されている事を確認してコンプレッサーの電源を入れます。コンプレッサーの電源を入れたら、指定空気圧まで空気が入るのを待ちましょう。

この段階で空気圧が上がらないようでしたらタイヤパンク応急修理キットではパンク修理が出来ないと言う事ですので、JAFやロードサービスを利用し整備工場などに車を運んでもらう必要があります。

③車を走らせ、空気圧のチェックを行う

無事に指定空気圧まで空気が入りましたら、パンク応急修理キットに付いている「パンク修理剤を使用している事を知らせるステッカー」を運転席から見える部分とパンクしてしまったタイヤに貼り付けましょう。

最後にパンク修理剤がタイヤ全体に行き渡るように車を時速80km以下で5kmほど走らせます。その後、空気圧を測り空気が減っていなければパンクの応急修理は完了となります。

また、パンク応急修理キットをしたタイヤは基本的に早めに交換する必要があります。タイヤ自体も耐久性が低い状態となっていますので、時速80km以上での走行や長距離での使用は控えるようにしてください。

タイヤパンク応急修理キットの注意点

スペアタイヤへの交換が要らず、非常に便利なタイヤパンク応急修理キットですが、注意しなければならないこともあります。注意点を知っておかないとパンク修理剤を無駄にしてしまう事もありますので、パンク修理剤を使用する上での注意点を確認してみましょう。

応急修理キットの適用範囲

パンク応急修理キットは非常に便利ではありますが、タイヤのパンクの仕方によっては使用できない場合もあります。

具体的には、

  • タイヤがバーストしてしまった場合
  • サイドウォールなどのトレッド面以外の損傷でパンクしてしまった場合
  • ホイールからタイヤが外れてしまっている場合
  • パンク穴が4mm以上の場合
  • ホイールが破損してしまった場合
  • タイヤが2本以上パンクしてしまった場合(パンク修理剤が1本分のみの為)
  • パンク修理剤の使用期限が過ぎてしまっている場合
  • マイナス30度以下の場合

これらはパンク応急修理キットを使用することが出来ません。応急修理キットを使用する際はこの8つに該当しない事を確認してから使用する様にして下さい。

応急修理キットが使えない場合

上の8つに該当してしまい、パンク応急修理キットが使用できない場合はJAFやロードサービスを利用し修理工場などに車を運んでもらいましょう。無理に走らせてしまうとタイヤだけではなくホイールや車自体も壊れてしまう可能性がありますので、決して自走はしないようにしてください。

応急修理キット使用後のタイヤは交換が必要

パンク応急修理キットを使用するとタイヤのパンク修理が出来なくなってしまうため、タイヤ交換が必要となってしまいます。また、パンク応急修理キットを使用したタイヤは耐久性も低くなっていますので、時速80km以上での使用や長距離での使用はせずに早めにタイヤ交換をして下さい。

例外として、パンク修理剤によっては洗浄をすることで通常のパンク修理が出来るものもあります。中には応急修理キットに「タイヤ交換をする必要があります」と書かれていても、「ディーラーに持ち込んだらタイヤを洗浄した上でパンク修理をしてもらえた」という事もありますので、パンク応急修理キットを使用した際にはディーラーにパンク修理が出来るかどうかを確認してみましょう。

タイヤを安く交換するならインターネット通販がおすすめ!

スポンサーリンク

車のタイヤパンク応急修理キットの使い方まとめ

以上がタイヤパンク応急修理キットの使用手順や注意点になります。タイヤパンク応急修理キットはスペアタイヤを使用する場合と比べ非常に楽ですが、使用できない事やタイヤ交換もする必要があるなどのデメリットもあります。

特に費用面ではタイヤ交換をしなければならない上に、新しいパンク修理剤も買う必要があるので大きなデメリットとなっています。ですので、タイヤパンク応急修理キットを使用する際は「周辺に整備工場があるか」、「タイヤパンク応急修理キットを使用してもタイヤのパンク修理は出来るのか」をしっかりと確認しておくことをおすすめします。

また、パンク修理剤はタイヤ1本分しかないので、失敗してしまうとやり直す事が出来ませんので手順、注意点をしっかり確認した上で作業を行いましょう。

おすすめの記事