車のタイヤがパンクしてしまった場合、その修理費用は2,000円前後です。タイヤを1本購入すると1万円前後は必要になることを考えると、意外と安い金額で直すことができます。

ただし、パンク修理をしてもらう場所によって料金が違ったり、技術力(信頼性)にも差がみられます。パンク修理できる場所は、ディーラー、カー用品店、ガソリンスタンドなどありますが、おすすめはディーラーです。

今回は、各店舗の修理費用をご紹介しながらディーラーをおすすめする理由についてお伝えしていきます。

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タイヤパンク修理料金の比較一覧表

施工店

料金目安

所要時間

ディーラー

2,000円~

30分~

カー用品店

オートバックス

1,620円

15分~

イエローハット

2,160円~

10分~

ジェームス

2,268円~

30分~

タイヤ館

2,160円~

30分~

ガソリンスタンド

2,160円~

30分~

タイヤのパンク修理はディーラーがおすすめ!

冒頭でもお伝えしたように、タイヤのパンク修理はディーラーがおすすめです。ディーラーではカー用品店などと違い、自動車整備士の資格を持っている人が作業を行うので作業ミスの可能性が少ないためです。

また、最近の車にはスペアタイヤではなくパンク応急修理キットを積んでいることがありますが、パンク応急修理キットを使用した場合、基本的にはタイヤ交換が必要になります。(車載されているパンク応急修理キットは、あくまでも応急処置ですので、そのままタイヤを使い続けることはできません。)しかし、ディーラーであればパンク応急修理キット使用後のタイヤでもパンク修理をして使い続けられる可能性があります。

注意点としては、ディーラーによって修理費用が異なることです。目安としては2,000円+税ですが、事前に問い合わせておけば安心です。もし、より安い費用で直したいという場合には、カー用品店なども検討してみましょう。次項より各店舗の修理費用やサービス内容をご紹介しますので、こちらでご確認ください。

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タイヤパンク修理の料金とサービス内容

ディーラーの場合

ディーラーでパンク修理をする場合の料金は2,160円が相場となっています。

ディーラーでパンク修理をするメリットは、基本的に整備士免許を持っている人が作業を行うため、整備(修理)ミスの可能性が少ないことです。その他にも、「外面補修」だけではなくより確実にパンク修理ができる「内面補修」にも対応している事もメリットです。

  • 外面補修とは、タイヤをホイール外すことなく外側から修理する方法で、耐久性に劣る面があります。
  • 内面補修とは、タイヤをホイールから外してタイヤの内側から修理する歩法で、耐久性にも優れ、比較的大きな傷の修理もできます。

そして最大のメリットは、車載のパンク応急修理キットを使用した場合も、パンク修理ができる可能性があることです。基本的にパンク応急修理キットを使用した場合は、パンク修理ができずタイヤ交換をする事になってしまいます。しかし、車種やパンク修理剤によってはディーラーに持ち込む事でパンク修理ができる可能性もあります。

注意したい点は、同じ自動車メーカーでも店舗によって料金が違う場合があることです。これはメーカー直営店舗と、FC(フランチャイズ)として営業している店舗があるためです。しかし、逆に言えば「ディーラーでも相場よりも安く修理してもらえる場所もある」と言うことですので、複数の店舗に料金を確認してみみてもいいでしょう。

カー用品店の場合

カー用品店でパンク修理を行うメリットはディーラーよりも安く、短時間で修理ができることです。

反対にデメリットは、整備士免許を持っていないアルバイトが作業することも多く、作業を行う人全員がしっかりとした知識を持っているとは言い難いところです。作業場には整備士免許を持った人が必ず居ますが、それでも全ての作業をしっかりと確認できてはいませんので注意が必要です。

オートバックス

オートバックスでパンク修理を行うメリットは料金が1,620円と、ディーラーや他のカー用品店よりも安い事です。パンク修理をとにかく安く済ませたい方はオートバックスがおすすめです。

デメリットは、内面補修ができないことです。外面補修をした場合、タイヤに負担の掛かる走り方をした場合や長期間使用しタイヤが劣化してしまった際に空気が漏れてしまう可能性があり、完璧な修理とは言えません。もちろん、通常の使い方やタイヤが劣化したらすぐにタイヤ交換をする方であれば問題はありませんが、それでも内面補修の方がより確実な修理となっています。この様な理由から、内面補修をしてより完璧にパンク修理をしたい方にはオートバックスはおすすめできません。

イエローハット

イエローハットでのパンク修理のメリットは所要時間が短い事ですが、店舗の忙しさによっては時間が掛かってしまう可能性もあるので注意が必要です。また、料金は2,160円と平均的な値段となっています。

デメリットはオートバックス同様、内面補修ができない事となっています。そのため、完璧なパンク修理をしたい方にはおすすめできません。

ジェームス

ジェームスでのパンク修理は外面補修での料金が2,268円と他店舗と比べると少し高くなっているのがデメリットですが、反対にメリットは外面補修だけではなく内面補修もできる事です。

内面補修をする際の料金は3,391円と高くなってしまいますが、内面補修は外面補修よりも確実にパンク修理ができます。そのため、確実にパンク修理がしたい方はジェームスでのパンク修理がおすすめです。

ただ、上の2店舗と比べると店舗数が少なく、場所によっては1県に1店舗しかないような場所もあるため、予め近くの店舗を確認しておきましょう。

タイヤ館

タイヤ館でのパンク修理料金は外面補修で2,160円と平均的な値段になっています。また、タイヤ館でも内面補修をしていますので、確実にパンク修理をしたい方にはおすすめとなっています。

しかし、内面補修でのパンク修理をする場合の料金が4,320円と少々高くなってしまうのがデメリットとなっています。

ガソリンスタンドの場合

ガソリンスタンドは、ディーラーと同じ理由で店舗によりサービスがかなり異なっています。料金は2,160円が相場ではありますが、店舗によっては相場よりも安くパンク修理をしてくれる店舗もありますし、逆に相場よりもかなり高い店舗もあります。また、外面補修や内面補修といった修理方法も店舗により異なります。

ガソリンスタンドでパンク修理してもらう場合には、事前に料金やサービス内容をしっかりと確認するようにしましょう。

タイヤのパンク修理ができない場合もある!

ここまでパンク修理の料金を中心にご紹介してきましたが、実は、パンクの状況によっては修理できない場合もあります。以下にご紹介する内容に該当する場合は、タイヤの買い替えが必要になりますので確認しておきましょう。

パンク応急修理キット使用後

車載されているパンク応急修理キットを使用した場合、タイヤの耐久性が低下しているため時速80km以上で走行したり長距離の移動ができません。パンク応急修理キットを使ったタイヤをそのまま使い続けることはできないということです。さらに、パンク応急修理キット使用後のタイヤを修理をしてもらうことも基本的にはできません。

つまり、パンク応急修理キットを使った場合、基本的にはタイヤ交換が必要になるということです。

ただし、ディーラーでのタイヤ交換をお勧めしたように、ディーラーであれば修理可能になるケースがありますので、一度確認してみるといいでしょう。

タイヤのパンク穴がトレッド面以外にあり、6mm以上の場合

パンク修理ができるのはトレッド面(タイヤと地面が接地する面)に6mm未満の穴が空いてしまった場合です。そのため、タイヤのパンク穴がトレッド面以外(例えば、タイヤの側面)にある場合や、パンク穴がトレッド面にあっても6mm以上の場合はパンク修理ができません。

サイドウォール(タイヤの側面)に損傷がある場合

縁石などにタイヤを当ててしまった場合にサイドウォール(タイヤの側面)が損傷してパンクしてしまうことがあります。この様なパンクの場合は修理ができません。

また、空気が抜けてしまっている状態で長く走行を続けた場合もサイドウォールが損傷してしまい、パンク修理ができなくなってしまう可能性があり、かえって費用負担が増えてしまうこともあるので注意してください。

タイヤがバーストしてしまった場合

タイヤがバーストしてしまった場合はパンク修理ができないため、タイヤ交換が必要になります。

お得MEMO
こうしたケースでは突然の出費になってしまいますので、なるべく費用を抑えた場合はタイヤ交換の料金相場と安い店をご紹介!」こちらでお得な方法が紹介されていますのでチェックしてみましょう。

車のタイヤパンク修理にかかる料金比較まとめ

タイヤのパンク修理費用はどこに依頼しても2,000円前後です。ただし、パンク修理の技術力や安心感に違いがあるため、ディーラーに頼むのがおすすめです。ただし、ディーラーごとに費用が異なっているため事前に確認するなど注意してください。

また、パンクは突然起きるものなのですぐにディーラーに行けないこともあると思います。そんな時はカー用品店やガソリンスタンドを利用することがありますが、作業内容をよく確認してから頼むようにしましょう。正しくパンク修理ができないと、後々バーストの危険などがありますので注意しましょう。

【注意】タイヤのパンク修理費用は自動車保険(車両保険)の適用外!?

自動車保険に加入する時に、車両保険もつける方が多いと思います。例えば、交通事故や災害で修理が必要になった場合、その金額が補償されます。しかし、タイヤのパンクについては車両保険の適用外となってしまい、その費用は補償されません。つまり、実費で支払う必要があるということです。(交通事故や災害に伴うパンクであれば補償されることがあります。)

もちろん、タイヤ交換が必要になるケースも同様に適用外となってしまうので注意しましょう。

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