アーマオール(Armorall) 車用 艶出し保護剤 プロテクタントオリジナル 473ml AA5 ツヤ有タイプ 色あせ 劣化 ヒビ割れ対策

タイヤワックスは、ひと塗りするだけでピッカピカになるカーメンテナンスの定番アイテムです。しかし、そこに含まれている石油系溶剤のせいで、使えば使うほどタイヤの劣化にもつながってしまいます。

そんな時におすすめしたいのが、タイヤワックスと同じ効果があり、しかもタイヤの保護にも役立つ代用品です。しかし、この代用品にも種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

さらにタイヤワックスを使わなくても、タイヤ本来の美しさを引き出す方法もあります。

そこで今回はタイヤワックスの代用品を種類ごとにそれぞれのメリット・デメリットなどを紹介しながら、「どう洗えばあなたの愛車のタイヤがキレイになるのか」正しいタイヤの洗浄方法まで紹介していきます。

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タイヤワックスの代用品おすすめ6選

タイヤワックスの代用品にも様々なものがあります。身近なものを使って代用する方法もありますが、タイヤのメンテナンス専用の代用品もあります。それぞれにメリット・デメリットや特徴がありますので、代表的な6つの代用品を紹介していきます。

アーマオール:プロテクタント

アーマオールは、タイヤワックスの代用品として最もよく知られている代用品です。アーマオールは昔からある商品で、カー用品店だけでなくホームセンターなどでも販売されています。ですから「使ったことはないけれど見たことはある!」という人の方が多いはずです。

メリット

アーマオールのメリットは、タイヤに影響がないタイヤのメンテナンス商品ということでしょう。もともとタイヤワックスが「タイヤの劣化の原因」といわれる理由は、シリコンを溶かすときに石油系溶剤が使われていることにあります。

この石油系溶剤を使っているタイヤワックスは「油性タイプ」といわれています。一方でタイヤに悪影響がないアーマオールは中性タイプのつや出し剤です。

そのため使い続けていてもタイヤの劣化に影響はなく、さらにタイヤワックスのようなピッカピカなつやが手に入ります。

デメリット

アーマオールは、タイヤにストレスを与えずにピッカピカにする効果があります。しかし、すでにタイヤの劣化が進んでいる場合は、使ってもあまり効果がありません。

また中性タイプのつや出し剤なのでダッシュボードやバンパーなど、プラスチック製品にも使うことも出来るのですが、思っている以上にツヤツヤになってしまうので「使わなかったほうが良かった!」と思うこともあります。

特にダッシュボードの場合は、車内に入り込む日差しの照り返しを防ぐためにあえてつや消し加工がされています。ですからダッシュボードに使ってしまうと照り返しを防ぐどころか、逆に光を反射させてしまいます。

つまり「タイヤ以外でも使えるオールマイティーなつや出し剤」ですが、「つや消し加工されている部分には使うとカーライフに影響が出る」ということがデメリットとして挙げられます。

使い方の注意点

アーマオールには乳化剤が含まれています。そのためスプレータイプのつや出し剤なのですが、直接タイヤに吹き付けて使うと液だれの原因となります。少量でビックリするほど伸びますので、直接タイヤに吹き付けるのではなく布やスポンジにつけてからタイヤに塗ることが使用する際の注意点になります。

詳細については、「タイヤワックスよりアーマオールが人気の理由は? 特徴や効果、種類や選び方のポイント」こちらもご確認ください。


信越化学工業:シリコーンオイル

もともとタイヤワックスにはシリコンが含まれています。このシリコンを水に溶かしたものを水性タイプといい、シリコンを石油系溶剤に溶かしたものを油性タイプといいます。

シリコンにはタイヤワックスを使ったときのピッカピカなツヤと関係しているので、つや出し効果があるタイヤメンテナンス商品にはほとんど含まれています。

ただしシリコンを何で溶かすかによって異なるのがタイヤワックスです。特に油性タイプは、タイヤの劣化の原因になります。

そこでタイヤワックスの代用としておすすめしたいのが、シリコンオイルです。シリコンオイルはタイヤワックスのようなツヤ出し効果はありますが、タイヤへ悪影響を与えることはありません。

メリット

シリコンオイルは、タイヤワックスのようなピッカピカのつやが出るのが特徴です。しかもタイヤの表面のみをコーティングしてくれるので、タイヤ内部にシリコンオイルが染み込んでいくことはありません。

つまりしっかりとツヤ出しをしながらもタイヤに影響のない成分で作られているため、タイヤ本来が持つ保護成分の効果をきちんと発揮させることが出来ます。これがシリコンオイルのメリットです。

デメリット

シリコンオイルには液体タイプスプレータイプがあります。特に液体タイプはシリコンオイル本来の効果が発揮できる点がおすすめなのですが、プロも使うとあって値段がかなり高いです。業務用で値段も高いため、一般ユーザーとしてはその点がデメリットとなります。

スプレータイプの場合は、シリコンオイルの中に石油系溶剤が含まれています。石油系溶剤はタイヤの劣化の原因となりますので、スプレータイプのシリコンオイルを使い続けているとひび割れなどが起こります。

使い方の注意点

シリコンオイルの場合は、「どのタイプのシリコンオイルを使うのか」がポイントです。液体タイプは「つや出し&タイヤの保護」としては最適なのですが、値段が高いのがネックになります。

スプレータイプの場合は、主成分をきちんと確認することが大切です。「スプレータイプ=石油系溶剤が含まれている」と思っておいた方が賢いでしょう。

使い方は一般的なタイヤワックスと同じなのですが、どのシリコンオイルを使うのかが一番の注意点となります。

KURE:シリコンスプレー

シリコンスプレーも、タイヤワックスの代用品としてよく使われます。特にタイヤワックスのようなツヤ出しが欲しい人にはおすすめです。

メリット

スプレータイプでありながら、タイヤの劣化の原因となる石油系溶剤が含まれていないのがシリコンスプレーの特徴です。タイヤのゴム以外にもプラスチック製品や金属製品のつや出しとしても使うことが出来ます。

デメリット

タイヤには優しいシリコンスプレーですが、耐久性に若干問題があるのがデメリットです。使い方は一般的なスプレータイプのワックスと同じなのですが、持ちが悪いためこまめに手入れが必要になります。

使い方の注意点

スプレータイプなので、誤ってタイヤ以外の場所に液体を付けてしまうことがあります。そのため塗る時には、布やスポンジにつけてからタイヤに塗るのがポイントです。

さらにシリコンスプレーは滑りやすいので、ブレーキやハンドルなどに使うと非常に危険です。基本的に車のつや出しにはこれ一本で十分なのですが、使ってはいけない部分を事前に理解しておかないと危険です。十分に注意して使いましょう。

食器用洗剤

ジョイコンパクト 食器用洗剤 バレンシアオレンジの香り 詰め替え 特大 770mL

わざわざカー用品店に行って代用品を買わなくても、台所にある食器用洗剤を使って代用することもできます。

メリット

とにかく自宅にあるもので出来るというのが、食器用洗剤を代用品として使う最大のメリットです。

「タイヤのメンテナンスのためだけに高い代用品を買うのがもったいない!」という人には、自宅にある食器用洗剤の方が絶対お得だと思うはずです。

デメリット

食器用洗剤を代用品として使う最大のデメリットは、「とにかく持ちが悪い」ということでしょう。食器用洗剤を使った直後はピカピカになるのですが、その効果が持続するのはせいぜい2~3日程度です。つまり「こまめに手入れをしなければいけないため手間がかかる」ということがデメリットとして挙げられます。

使い方の注意点

食器用洗剤を代用品として使う場合は、「洗車」と「洗剤を使ったコーティング」は別々にしなければいけません。洗車時に食器用洗剤を使うのでは、ただの汚れ落としにしかなりません。

そのためタイヤワックスの代用品として使いたい場合は、「洗車とは別の日に行うこと」が一番の注意点となります。

マジックリン

花王 マジックリン ハンディスプレー 400ml

大掃除の時に大活躍するマジックリンでも、タイヤワックスの代用品として使うことが出来ます。

メリット

タイヤの表面についた汚れなどは、わざわざタイヤワックスを使わなくてもマジックリンで十分代用できます。しかも油汚れ専用のマジックリンであれば、ホイールに着いた汚れまできれいに落とすことが出来ます。

汚れが落ちるということは「くすんでいたタイヤの色が復活する」ということですので、見た目も大きく変わります。これがワンコイン以下で買えて、しかもタイヤのメンテナンス以外にも使えるのですからコスパ的には最高ですよね。

デメリット

食器用洗剤と同様、持ちが悪いのがデメリットになります。そもそもマジックリンは汚れを落とすことが目的なので、タイヤワックスのようにコーティングするものではありません。

また劣化したタイヤに使った場合は、いくらマジックリンを使っても思っているような効果は出ないです。これもマジックリンのデメリットといえます。

使い方の注意点

マジックリンは1本でスプレー式と泡式に切り替えることが出来ます。でもどちらの場合も直接タイヤに吹き付けるのではなく、布やスポンジにつけてから表面を塗っていくようにします。これをしないと、いくら注意していてもタイヤ以外の部分に吹き飛んでしまいます。

また間違って吹き付けてしまった部分をそのままにしておくと、しつこいシミになります。

エンジンオイル

カストロール エンジンオイル EDGE 5W-40 4L 4輪ガソリン/ディーゼル車両用全合成油 Castrol

快適なカーライフを手に入れるためには必ず必要になるエンジンオイル。実はこれも「タイヤのつや出し効果がある代用品」なのです。

メリット

エンジンオイルは定期的に交換しなければいけないものです。でも「ちょっとだけ残っちゃった!」という場合、他に使い道がないと思ったりしますよね。そんな時にタイヤワックスの代わりとして使うことが出来るのが、エンジンオイルを使うメリットといえます。

デメリット

つや出し効果は期待で来ても、タイヤの保護を目的として使う場合にはおすすめできません。もともとエンジンのために開発されたオイルなので、タイヤの保護成分は含んでいません。

使い方の注意点

タイヤワックスのようなツヤが出るのがエンジンオイルですが、路面との接地面に使うと滑りやすくなってしまい危険です。あくまでもタイヤの側面のつや出しとして使うようにすることが、エンジンオイルで代用する時の注意点です。

タイヤワックスの代用以外でタイヤを黒くする方法

「タイヤワックスに限らず代用品すらも使いたくない!」という人もいるはずです。そんな人こそ正しくタイヤを洗っていません。正しいタイヤ洗浄の仕方さえわかれば、特別なことは何もしなくてもタイヤ本来の黒さを取り戻すことは出来るのです。

詳細はこちらの記事でもご紹介していますので参考にしてください。

正しいタイヤ洗車で茶色汚れを落とす

ジョイコンパクト 食器用洗剤 バレンシアオレンジの香り 詰め替え 特大 770mL

タイヤについた茶色い汚れは、土がついて汚れてしまっていることが考えられます。この場合は中性洗剤を薄めたものをブラシにつけ、力を入れずに優しく洗っていくだけできれいに落とすことが出来ます。

タイヤが黒くなるタイヤ洗車の方法

ケルヒャー 高圧洗浄機 K 2 クラシック プラス カーキット

汚れをしっかりと落とすことによって、タイヤ本来の黒い色が蘇ります。ただしタイヤにこびりついてしまった汚れは、かなりしつこいです。そこでおすすめなのが高圧洗浄機です。

高圧洗浄器であれば、タイヤやホイールを傷つけることなくしつこい汚れだけを落としてくれます。ただし水圧が高いので、50cmほど離れてからタイヤに吹き付けると傷をつけることなく汚れを落とすことが出来ます。

高圧洗浄機で大まかな汚れが落とせたら、中性洗剤を専用のブラシにつけて軽くこすり洗いします。この時にも力を入れ過ぎると、傷がつく原因になります。

最後に中性洗剤が残らないようにしっかりと洗い流します。洗い終えた後に表面を乾拭きすれば、これだけでタイヤ本来の黒さが蘇ります。

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タイヤワックスの代用品を使う場合の注意点まとめ

タイヤワックスの代用品を使う場合は、「あなたの目的がどこにあるのか」が使い分けるポイントになります。タイヤワックスの代用品にも、メリットやデメリットがあります。

また何も使わず正しくタイヤを洗うだけでも、あなたの目的が達成できる場合もあります。

どのような方法にするのか迷った場合は、今回紹介したそれぞれの方法のメリット・デメリットなどを参考にしてみてはいかがでしょうか。きっと自分に合ったタイヤのメンテナンスが見つかるはずですよ。

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