普段車を走らせているときに、走るための力を路面に伝えているのはタイヤです。タイヤがなければ前に進みませんし、快適なドライブができません。

そのような重要な車の一部ではありますが、意外にタイヤのことを知らない人が多くおります。そこで今回この記事では、タイヤの重さに着目して解説をして行きます。

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1. 【タイヤの重さ】タイヤの重さってどれくらいなの?

まずはじめに、タイヤの重さとホイールの重さについて紹介をします。タイヤだけでは車に装着することができないので、必ずタイヤにはホイールがセットでついております。これら二つの重さについて見て行きましょう。

1-1. タイヤ自体の重さ

まずタイヤの重さを話す前に、一言でタイヤといっても様々な大きさのものがあります。当然大きさが大きくなればなるほど、通常であれば重さは増加します。そのため、ここでは大きさの違いによるタイヤの重さについて触れて行きます。

まず最初に紹介するタイヤの重さは14インチのタイヤになります。このサイズのタイヤは、軽自動車に採用されているサイズで、タイヤの重さはだいたい5キログラムになります。

続いては16インチのタイヤになります。こちらの大きさになると、軽自動車では無く普通乗用車用のタイヤになります。みなさんがよく街で見かける自動車のほとんどは、このタイヤをつけていると言っても良いでしょう。

タイヤの重さはおおよそ8キログラムほどになります。

続いては17インチのタイヤになります。これくらいの大きさになると、乗用車であれば少し大きめな荷物を積めるような車と、スポーツタイプの車に多く見られる大きさになります。

タイヤの重さはおおよそ10キログラムほどになります。

最後になりますが18インチのタイヤについて説明いたします。このサイズのタイヤは乗用車ではほとど見られなく、スポーツ走行をする車や車のドレスアップに使われるタイヤになります。当然タイヤも重くなっており、12キログラムほどになります。

1-2. ホイールの重さ

ホイールはタイヤが収まる形になっているため、タイヤの大きさによって形状や大きさが違ってきます。そのため、上記のタイヤの大きさにあったものを選ばなければなりません。ホイールの重さについては、上記と同様に大きさ別に紹介をします。

14インチのタイヤにあうホイールの重さは、おおよそ6キログラムになります。16インチのタイヤにあうホイールの重さは、おおよそ10キログラムほどになります。

17インチのタイヤにあうホイールの重さは、おおよそ12キログラムほどになります。16インチのタイヤにあうホイールの重さは、おおよそ14キログラムほどになります。

1-3. 両方合わせてみたら…

それではホイールとタイヤの重さを合計して見るとどれくらいになるのでしょうか?それぞれのインチ別に、その重さを見て行きましょう。

14インチのタイヤとホイールの組み合わせは14キログラムほどになります。続いて16インチのタイヤとホイールの組み合わせは18キログラムほどになります。

17インチのタイヤとホイールの組み合わせは22キログラムほどになります。最後になりますが18インチのタイヤとホイールの組み合わせは26キログラムほどになります。

2. 【タイヤの重さ】軽ければ良いということもない?

重いタイヤと軽いタイヤはどちらがいいのでしょうか?これは一概には言えないのですが、それぞれのタイヤにはメリットとデメリットがあるのです。

重いから優れているわけでもないし、軽いからと言って性能が良いわけではありません、それぞれのタイヤの性質を理解することによって、タイヤの性能を十分発揮させることができます。

次の項目からは、軽いタイヤのメリットデメリットと、重いタイヤのメリットとデメリットについて解説をします。

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3. 【タイヤの重さ】軽いタイヤ・ホイールのメリットとデメリット

最初は軽いタイヤから紹介しましょう。一番はスピードが伸びやすいことです。軽いタイヤを使って、登り坂を運転していると、重いタイヤよりもスピードが乗りやすくなるのです。

そしてタイヤが軽いため、サスペンション等に余計な負担をかけない分、サスペンション本来の性能を十分発揮させることができ、運転時も安定してドライブを楽しむことができます。

しかしデメリットももちろんあり、タイヤが軽いと路面とタイヤの接地感が薄く感じやすく、路面が悪い道等や砂利道では安定性にかけることがよくあります。ハンドルが取られやすくなるので注意が必要です。

またホイールの軽さも重要になります。ホイールを軽くするメリットとしては、車全体の重量が軽くなる点にあります。重量が軽くなることでで、車を進めようとする力が重いホイールよりも必要なく、燃費のいい走りができるようになります。

その他にも、重量が軽いため止まる力も弱くてすみます。つまりブレーキにかける負担を減らすことができるのです。

ホイールを軽くすることにより、運転時のノイズが増えることがあります。つまり乗り心地が悪くなるということですね。これがデメリットと言えるでしょう。

4. 【タイヤの重さ】重いタイヤ・ホイールのメリットとデメリット

続いては重いタイヤとホイールについて解説をします。まず重いタイヤのメリットなのですが、先ほど紹介した軽いホイールのデメリットである、接地感が非常にあることです。

路面との接地感があるということは、それだけ走行時の安定性が保たれて、車本来が持つ力を路面にしっかりと伝えることができるため、軽いタイヤよりも加速やスピードが乗りやすくなるメリットがあります。

また、峠道等をスピード出して走りたい場合は、タイヤが重いとその分早くタイヤが転がろうとするため、下り道ではあまりアクセルを踏まなくても、スピードに乗りやすいというメリットもあります。

もちろんデメリットもあります。重いタイヤのデメリットは軽いタイヤよりもブレーキに負担がかかってしまうことです。タイヤを止めようとするのがブレーキの役目なので、そのタイヤが重たければ重たいほど、止めるのに必要な力は大きくなければなりません。

そのため、ブレーキのパッドが消耗しやすくなるのです。

ホイールが重い場合は走行時安定するというメリットがあります。その代わり、重たいホイールを使っていると、車全体の重量が増えるため、制動距離が伸びます。そして重たいものを止めるには力がいるため、その分ブレーキの負担も大きくなります。

5. まとめ

いかがでしたでしょうか?以上が「タイヤの重さによって性能が変わる!意外に知らないタイヤの重さについて」になります。意外に知られていないタイヤの重さ、そしてそのタイヤの重さによって走行時の感覚が変わったり、車に色々と影響をもたらします。

タイヤが軽ければいい、重ければいいというわけではなく、使い方によってタイヤの良し悪しは別れてきます。そしてタイヤとセットになるホイールについても、重さによって車の走り方が変わってくるので覚えておきましょう。

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